福島わらじまつり

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福島わらじまつり(ふくしまわらじまつり)は、福島県福島市夏祭り日本一の大きいわらじを担ぎ市街地を練り歩く特徴から、福島県を代表する祭りに数えられる。

概要

江戸時代から300年以上の歴史がある信夫三山暁まいりを参考に、1970年(昭和45年)に福島市及び福島商工会議所が市民の健脚を願って始めた夏祭りである。旧正月14日に片方の大わらじを奉納(信夫三山暁まいり)し、8月にもう片方の大わらじを奉納する。8月の祭りが福島わらじまつりである。わらじの大きさでは恐らく日本一の大きさを誇る。東北6大祭りこと東北六魂祭の一つに数えられている。

内容

開催は毎年8月初旬。福島県福島市で2日間行われる。3日間行われる郡山うねめまつりと日程が重なる場合が多い。過去はピーチサンバ、わらじおどり、わらじ競走で構成され、最近は ダンシングそーだナイト、平成わらじ音頭を使ったわらじおどり、わらじ競走で構成される。

わらじおどり(平成わらじ音頭/弁慶と牛若丸にのせて踊るながしおどり)、ダンシングそーだナイト(ダンシングそーだナイト/ワラジーズにのせて踊る)、わらじ競走(小学生の部、女性の部、一般の部がある)の三部から構成されその他隣接区域でイベントを行う。開催翌日にわらじと絵馬はスタッフ有志により信夫山羽黒神社へ奉納され、わらじは暁まいりのわらじと共に鉄塔に下げられて飾られる。絵馬は羽黒神社境内に奉納される。 初日には わらじおどりI部、II部、ダンシングそーだナイトI部を、最終日には わらじ競走(小学生の部、女性の部、一般の部)、ダンシングそーだナイトII部を開催する。成績優秀者には賞金が出る。近年はわらジンガーとよばれるわらじ音頭を歌う唄い手を募集・オーディションし採用している。

ダンシングそーだナイトは勝手連(飛び入り参加)は基本的にないが、好意的に受け入れるチームへの参加は可能。そのほかは当日参加不可。ダンシングそーだナイトの中に携帯電話で参加する携帯投票があり、開催中は携帯電話で参加できるシステムがとられた時代があった。この投票で選ばれたチームに わらじストリート賞(賞金1万円)が贈られていた。 3部門では賞金各20万円が用意される。以前は即時更新で受賞結果が発表されていたが2007年以降は行われていない。(会場と新聞発表で対応)

2008年からは祭の翌日に山車フェスティバルと称し10月の連山車で使われる山車の練り歩きが行われる。(ただしこれは稲荷神社の神事であり、羽黒神社の神事であるわらじまつりと続けて開催することに抵抗がある市民は少なくない)山車フェスティバルは福島市の市政100周年イベントから開始されたもの。

  • 旧正月14日 片方の大わらじ奉納。信夫三山暁詣り大わらじ奉納信夫三山暁まいり
  • 8月第1金曜日、土曜日 残りのわらじを奉納。 福島わらじまつり

わらじ音頭

初日に行われるイベント。盆踊り調の「わらじ音頭」に乗せて国道13号線を練り歩く。 振り付けは決まっていて、ゆったりとした感じで過ぎていく。 参加団体以外の一般参加は認められていないが、2007年からは最後のターンのみ列に混じって一緒に踊れる。

ダンシングそーだナイト

かつての「ピーチサンバ」を発展的に解消させたイベントで、両日開催。 「わらじ音頭」をラップ風にリメイクした曲で、振り付けは任意。 こちらの参加団体以外の一般参加は原則禁止。一時期携帯審査を行った時期があったが、2007年以降は行われていない。 最終日のⅡ部のみ距離が長くなる。

わらじ競争

小学生・女性は大きなわらじ型押し車、一般は山車を引いてタイムを競う。 予選は2チーム対抗で行われ、先に金銀のわらじを取ったほうが勝利。 一般は上位で決勝戦が行われる。

テーマソング

  • 昭和45年制作「わらじ音頭」(詞:茂木宏哉・補詞丘灯至夫、曲:古関裕而、歌:舟木一夫
  • 平成11年制作「ダンシングそーだないと」(原詞:茂木宏哉・丘灯至夫、原曲:古関裕而、編曲:明石隼汰、ラップ:明石隼汰・Brian Peck、歌:ワラジーズ)

進行

福島市に本社のある民間放送3社(福島テレビテレビユー福島ラジオ福島)のアナウンサーが進行を行う。 なお、テレビカメラで祭りの様子を撮影しているが、放送に使われるのは当日のニュース映像だけで、あとは記録用に保存される。一般公開はされないが、後日写真コンテストや写真展が行われている。

運営

運営は、福島わらじまつり実行委員会(福島商工会議所青年部・福島青年会議所・福島市商店街連合会青年部)が3団体合同で行っている。

おまつり広場

会場脇の「まちなか広場」で行われるイベントブース。 ストリートミュージシャンのライブや福島大学の学生のコーナー、ダンシングそーだないとの編曲者明石隼汰のライブなどが行われている。

外部リンク