第三身分

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第三階級とも呼ばれる。貴族階級にも聖職者階級にも属さないフランスの平民をいう。

この言葉が平民全体を意味するようになったのはフランス革命直前のことで,E.シエイエスは『第三身分とは何か』という小冊子のなかでフランス全国民であると規定した。

しかし,身分制議会である三部会が招集された 14世紀初期には,都市の大商人,大ギルドの代表,法学者などが第三身分と呼ばれ,都市の下層民や農民は除外され,聖職者や貴族の特権身分を除く全国民をさしていたのではなかった。