関東自動車 (栃木県)

提供: miniwiki
移動先:案内検索


ファイル:Tohoku line utunomiya sta-01.jpg
関東自動車最大のターミナル・宇都宮駅(2006年9月撮影)
ファイル:Kantou Jidousha Bus Stop Pole-Sign.jpg
バス停留所/しらゆり型の標識

関東自動車株式会社(かんとうじどうしゃ、英語: Kanto Transportation, Inc.)は、栃木県宇都宮市を中心に路線バス貸切バス事業等を運営するバス専業事業者(バス専業の会社)である。地元では「関東バス」と呼ばれ商標登録もされており[1]、車両や営業上の表記にも頻繁に用いられている[2]。ただし、東京都に所在する「関東バス株式会社」および埼玉県に所在する「関東自動車」は全くの別会社であり、一切関係が無い。

概要

栃木県内の一般路線バスにおいて約70%の市場占有率(輸送人員ベース)を有するとともに、貸切バス保有台数も栃木県内最多のバス事業者である。一般乗合バス事業(一般路線バス・高速長距離バス)・貸切バスのほか、総合サービス部(旧・株式会社関東バス総合サービス)が市町村営バスや私立高校スクールバス運行などを請け負い、また関連会社に観光事業者(旅行代理店)や自動車整備事業者などがある。

事業所は、営業所として宇都宮・簗瀬・駒生(こまにゅう)・鹿沼・石橋・佐野・県南・今市・栃木・足利・東京・粟野が所在する。各営業所の所属部署は、下記「本社・事業所・系列会社」の項を参照。この他、路線バス部傘下の出張所が栃木(貸切バス栃木営業所に併設)に、車庫と呼称する格納施設を駒生営業所傘下に細谷・柳田・今里、簗瀬営業所傘下に今市(貸切バス今市営業所に併設)・船生(ふにゅう)・下小林・山王団地、鹿沼営業所傘下に古峰原(こぶがはら)、石橋営業所傘下に東汗(ひがしふざかし)・真岡・神鳥谷(ひととのや・貸切バス県南営業所に併設)、粟野営業所傘下に口粟野の各地に点在する。[2]

関東自動車は、1923年大正12年)に石橋町の小平重吉戸田正次(呉服商)、戸田保美(銀行業)および栃木町の小松沢繁助(乗合馬車営業)の4氏により合資会社関東自動車商会として設立[3]され、翌年8月に栃木-太平山間および栃木-壬生間の2路線で運行を開始、その後も栃木、鹿沼および粟野で新路線を開業していった。

当時、県内各地には多数の同業者が乱立し熾烈な路線競合が起きていたため、関東自動車商会が沿線の有力者を取り込んでより強力な基盤を築くべく、1927年昭和2年)に組織変更したのが現在の関東自動車株式会社である[3]。この当時は路線基盤が栃木町にあり、本社も栃木町に置かれていた。

県都・宇都宮での路線営業は、組織変更とともに買収した丸宇自動車が保有する路線の栃木-壬生線を路線延長した栃木-宇都宮線が第一号で、その後1931年に宇都宮の城山自動車を買収して宇都宮営業所を新設、1932年には昭和自動車商会を買収し宇都宮と日光や大谷、文挟を結ぶ路線を開設。同年秋には西那須野 - 塩原温泉の会社を買収し進出した。1934年に鹿沼の鹿沼古峯原自動車を買収し、鹿沼-宇都宮線など鹿沼を路線を開設。路線基盤を固めると同時に省線東北本線宇都宮駅前に車庫を併設したバスステーションを開業させ、本社を栃木町から省線宇都宮駅前に移転した。この時点で栃木県内の多数の同業者を買収することによって構築された営業基盤は路線数30弱、車両数100両弱に達しており、栃木県下第一のバス事業者となっていた。

第二次世界大戦下では国策による事業統合が開始され、当社は東武自動車等との間で路線譲受を行ない、宇都宮市内路線は関東自動車一社による運行体制へと整理された。

終戦後の1949年、関東自動車は本社を桜通りに建築、その後1955年に宇都宮駅前に宇都宮営業所が入居可能な本社社屋を新築移転し、跡地に桜通営業所を新設した(1958年)。また宇都宮市域の拡大に伴い、1959年には宇都宮営業所の市内線機能を分離し戸祭出張所と一ノ沢出張所を新設、1964年には営業所機能を持たせ戸祭営業所とした。一ノ沢出張所は1965年に駒生に移転し駒生出張所に改称されたあと、1974年駒生営業所へと昇格し、同時に新設された江曽島営業所とともに市内線3営業所体制となった。

1965年度時点での保有車両は500台余、利用者数は7000万人/年を数えた。この数字は、単純平均でも一日一台あたり利用者数が400人弱もあったことを意味している。その後は宇都宮市の都市化の進行とともに生まれた新需要に対応すべく、路線新設や均一地帯制導入などの運賃改定を行った。その他小山地区においても扶桑団地線や自治医大付属病院線などの路線新設を行うなどの一方、郡部においては不採算路線の廃止などが進み、次第に都市部への集中が目立つようになった。[2]近年は帝京大学宇都宮キャンパス新設や宇都宮市郊外の住宅団地整備にともなう新路線開設および増便などが行なわれたほか、高速バスへの路線進出や宇都宮市郊外にある高等学校へのスクールバス運行、宇都宮市街地の100円ワンコインバス制の導入(その後廃止)などを展開し、1993年には北関東では初となるプリペイドカード式乗車券を導入している[2]

2012年(平成24年)4月20日経営共創基盤の完全子会社であるみちのりホールディングスが関東自動車の全株式をJ-COACHから取得したと発表。これにより、当社はみちのりホールディングスの100%グループ会社となった[4][5]

2018年(平成30年)10月1日付で、同じみちのりホールディングス傘下の東野交通を吸収合併する形で同社と経営統合する予定[6][7]

沿革

1920年代 - 1930年代

  • 1923年大正12年)
  • 1927年昭和2年)
    • 5月8日 組織変更し関東自動車株式会社を設立(本社/栃木町)、姿川村に事務所を持つ丸宇自動車を併合[3]
  • 1928年(昭和3年)
    • 車掌に女性を初採用
    • 利用客へのサービスの一環として、栃木・粟野・永野粕尾・鹿沼・小山などを中心としたバス時刻表を配布
    • 全線通用回数券を発売
  • 1931年(昭和6年)
    • 宇都宮営業所(宇都宮市川向町/現・駅前通り三丁目「宇都宮駅前車庫」)発足
    • 省線宇都宮駅前に、バスステーションスタート
    • 大型貸切自動車(現在の観光バス)免許取得を受け、栃木町と宇都宮市に営業所を設置
    • 鹿沼営業所新鹿沼出張所(現在の鹿沼営業所)発足
  • 1931年頃 - 日塩道路開削にともない、沿線住民が省営バス[注 1]に那須・塩原地区進出の自動車運行を要望したが[8]、関東・東野ほか各団体からの反対運動が起こる。省営バスは当初の計画を変更し、西那須野発着から矢板 - 塩原間の運行に変更される。後に関東自動車は、省営バスへ積極的にバス路線の譲渡する方針へ転換した[8]
  • 1932年(昭和7年)
    • 6月 昭和自動車商会を買収し、今市 - 鬼怒川温泉線および鬼怒川車庫開設[3]
    • 7月 西那須野地区進出のためバス会社の調査を始める[8]
    • 9月 宇都宮運輸事務所長の援助を受け、西那須野駅構内のバス事業独占を図る[8]
    • 10月1日 塩原電車自動車部と川島屋の営業権を買収[8]
    • 10月7日 西那須野駅前に西那須野営業所開設し、塩原方面への「塩原線」運行開始[8]
  • 1933年(昭和8年)
    • 7月 塩原自動車の営業権を買収[8]
    • 8月14日 栃木県警察部特高課長の仲介により西那須野地区で最後まで対立していた大和屋と契約し、西那須野駅 - 塩原温泉間のバス営業を独占[8]
    • 5月27日 東毛自動車を買収し西那須野駅 - 大田原 - 黒羽線、大田原 - 佐久山線の2路線を運転開始[8]
    • 12月27日 旧東毛から譲渡された路線の営業権を、東野鉄道に譲渡[8]
  • 1934年(昭和9年)
    • 4月 本社を栃木町から宇都宮市に移転
    • 鹿沼町で営業していた鹿沼古峯原自動車を吸収合併[9]
    • 7月 那須温泉自動車などの営業権を買収し、黒磯営業所ならびに黒磯 - 那須温泉間を開設[3]
  • 1936年(昭和11年)
  • 1937年(昭和12年)
    • 9月30日 西那須野駅 - 塩原温泉間の運転休止[8]
    • 10月1日 省営バスが西那須野自動車区を開設し、関東自動車に代わり塩原線の運行を開始する[10]
  • [1938年](昭和13年)
    • 陸上交通事業調整法の趣旨に基づき関東自動車・東武自動車・日光自動車電車の三社間で路線調整の覚書を作成[3]
      • 東武自動車は、鍋山 - 出流線、尻内 - 葛生線を関東自動車へ譲渡し、競合する栃木 - 永野線を廃止
      • 関東自動車は、栃木 - 宇都宮線を東武自動車へ譲渡し、東武自動車と競合路線の栃木 - 部屋線を廃止
      • 関東自動車は、宇都宮市街自動車を合併し、日光自動車電車と競合する今市 - 藤原線、日光 - 中宮祠線を廃止

1940年代 - 1950年代

  • 1940年(昭和15年)
    • 鉄道省と塩原線の運転休止による補償金交渉を行い、21万406円62銭で妥結し、路線廃止の届けを出した[8]
    • 11月 兼業で営業していたタクシーの西那須野営業所と長谷川自動車商会が中心となり、小規模タクシー業者の営業権や車両を買収し塩原自動車を設立[8]
  • 1941年(昭和16年)
    • 12月8日 石橋自動車を合併[3]、宇都宮営業所より石橋営業所分離・発足
  • 1942年(昭和18年)
    • 1月25日 宝木自動車商会・菊池自動車商会・河北自動車商会を合併[3]
    • 9月6日 佐野を拠点とする下野自動車の乗合自動車部門を譲受け[3]
  • 1944年(昭和19年) 通牒により、那須地区はじめ栃木県北の路線バス(旧省営路線を除く)は、東野交通の運行となる
  • 1945年(昭和20年)
    • 7月 宇都宮空襲により、バスや施設に多大な被害が出る[2]
    • 8月 終戦時には8路線を十数台の稼働車で運行する状態[2]
  • 1947年(昭和22年)
    • 当時の小平重吉社長が栃木県知事に当選し、保坂正七が新社長に就任し新体制で戦後の復興に臨んだ[2]
    • 石橋営業所より上三川出張所分離、営業所へ昇格
  • 1949年(昭和24年) 宇都宮市桜通りに本社新築[2]
  • 1951年(昭和26年)
    • 1月20日 一の沢工場全焼[11]
    • 宇都宮営業所の市内バス出張所(後の戸祭営業所)を開設
  • 1954年(昭和29年) 宇都宮 - 足尾線運行開始、宇都宮駅 - 陽南地区線運行開始[12]
  • 1955年(昭和30年)
    • 国鉄宇都宮駅前に本社社屋を新築し移転、社屋1階に宇都宮営業所を併設、西側に第1車庫、翌年に南側に第2車庫(現存)を設置[2]
    • 石橋 - 久下田間開業、鬼怒川に架かる観音橋開通により宇都宮 - 塩野室 - 船生間開業[2]
  • 1957年(昭和32年)
    • 栃木市制20周年を記念し、花バスを3日間運行
    • 全焼した一の沢工場を再整備が完了し、全国のバス整備工場としても屈指の自家整備工場として発足[2]
  • 1958年(昭和33年) 旧本社跡地に桜通営業所を開設[2]
  • 1959年(昭和34年)
    • 小山南車庫(現在の県南営業所)開設[2]
    • 宇都宮営業所の市内バス出張所の戸祭(後の戸祭営業所)を移転。一ノ沢出張所を開設[2]

1960年代 - 1970年代

  • 1962年(昭和37年)
    • 那須ホテル開業(1976年子会社化)
    • 真岡車庫開設[2]
    • 宇都宮営業所簗瀬車庫を開設(後に営業所機能を本社屋から移転、宇都宮営業所となる。現在の簗瀬営業所)
    • 日光出張所車庫新設を発表
  • 1963年(昭和38年)
    • 石橋営業所車庫・石那田車庫・福良車庫・栃木車庫用地を購入
  • 1964年(昭和39年)
    • 宇都宮営業所より今市営業所分離、開設
    • 鹿沼営業所新鹿沼車庫用地購入・下武子車庫開設。江曽島車庫用地購入、今市瀬川車庫拡張、石橋下古山車庫開設
    • 今市出張所に日光・川治・鬼怒川の各出張所を統合し今市営業所発足[2]
    • 戸祭出張所を戸祭営業所に昇格[2]
    • 12月1日 女子車掌不足の対策として宇都宮市内3路線にワンマンバスの運行を開始[13]、ワンマン運転用に長尺前中扉車を導入[2]
  • 1965年(昭和40年)
    • 一ノ沢出張所を移転し、駒生出張所に改称[2]
    • 富士見ヶ丘団地線、宇都宮バイパス線、石井線、上平出線開業[2]
    • 5月、江曽島出張所(緑2丁目)を開設[2]し陽南地区の路線を出張所まで延伸
    • 宇都宮営業所砥上車庫新設[2]
    • 路線バス39系統でワンマン化を実施[2]
    • 年度末でガソリン車を全廃[2]
  • 1966年(昭和41年)
    • 桜通り - 白沢 - 天王原線などを開業[2]
    • 宇都宮市内路線の70%をワンマン化したが、ワンマン運転対応の新車のみでは車両不足のため、従来の中扉ツーマン車に前扉を増設する改造を施して対応した[2]
  • 1967年(昭和42年)
    • 運賃改定の際、宇都宮市内中心部で「均一地帯制」を採用[2]
    • 砥上団地-宇都宮駅線開業[9]
    • 合理化のためワンマン化を郊外路線に拡大。ワンマン方式は市内線・郊外路線とも整理券後払い方式で前乗り前降りに[2]
  • 1968年(昭和43年)
    • 山王団地線開業[2]
  • 1969年(昭和44年)
    • 松下電器前線、新鹿沼 - 木工団地線開業[2]
  • 1970年(昭和45年)
    • 石橋営業所より分離、小山営業所を開設[2]
  • 1971年(昭和46年)
    • 宇都宮 - 足尾線運行休止し、足尾出張所閉鎖[2]
    • 路線バスの増収対策にホイルベース間の車体広告開始[2]
  • 1972年(昭和47年)
    • 宝木団地線開業[2]
    • 路線バス車両の新車を前後(折)扉仕様で導入開始[2]
  • 1973年(昭和48年)
    • 宇都宮市にボウリング場「関東キングボウル」開設(跡地の建物は 現在「ビッグサンユー駒生店」および「ハーマン」として現存)
    • 路線バス車両の一部を低床式で導入[2]
    • 貸切バスに特別カラーのサロンバスを導入[2]
  • 1974年(昭和49年)
    • 駒生出張所を営業所に昇格[2]
    • 江曽島営業所(八千代町)を開設→戸祭営業所とともに市内バス3営業所制とする[2]
  • 1978年(昭和53年)
    • 冷房つきの路線バス車両導入[2]

1980年代 - 1990年代

  • 1980年(昭和55年)
    • 佐野 - 野上線に自由乗降制度を導入(この路線は1986年に廃止)[2]
  • 1982年(昭和57年)
    • 国の生活路線維持補助制度の適用を受け、栃木県の単独路線補助も一部路線で受け、路線維持を図る[2]
  • 1983年(昭和58年)
    • 8月 整備部門を分社化、関東自動車整備発足[2]
    • 国鉄宇都宮駅前バスターミナル整備完了
    • 郡部路線用に中型路線バスを導入[2]
  • 1984年(昭和59年)
    • '84とちぎ博開催期間中、国鉄宇都宮駅東口 - 会場間のシャトルバスとしてイギリスの2階建てバスなどを運行[2]
    • 10月 粟野町内の4路線を廃止したが、粟野町営代替バスとして運行を受託[2]
  • 1985年(昭和60年)
    • 10月1日 運賃改定で宇都宮市内中心部が「均一制」から「地帯制」に変更される
    • 12月1日 江曽島出張所敷地内にドムドムハンバーガー緑町店オープン(本社新社屋建設のため宇都宮駅前から同地に移転)
    • マイクロワンマンバスを導入[2]
    • 今市 - 小来川線を廃止し、同線の廃止代替バスを受託運行[2]
    • 最後までツーマンだった今市地区がワンマン化され、全線ワンマン化完了[2]
  • 1986年(昭和61年)
    • 佐野営業所を栃木営業所に統合、佐野は出張所化[2]
    • 貸切バスにスーパーハイデッカーを初導入し、スーパーハイデッカー用に現行デザインに一新した[2]
  • 1987年(昭和62年)
    • 新本社ビル落成、関東チサンホテル(現・チサンホテル宇都宮)開業[2]
    • 小山営業所を石橋営業所に統合、小山石橋営業所に改称、小山は出張所化[2]
    • 柳田車庫を開設し滝団地線などを同車庫まで延伸[2]
  • 1988年(昭和63年)
    • 関東バス総合サービスが特定バス事業を開始[2]
    • 鹿沼管内の5路線で自由乗降制度を導入[2]
  • 1989年平成元年)
    • 桜通営業所を駒生営業所に統合、現在地に移転[2]
    • 今市営業所を宇都宮営業所(現・簗瀬)に統合し 出張所に格下げ
      • 宇都宮営業所と今市営業所の貸切部門は旧駒生営業所跡地に宇都宮観光営業所を新設し分離[2]
      • 宇都宮営業所を簗瀬営業所に改称
    • 12月 空港リムジンバスマロニエ号」(JR宇都宮駅 - 成田空港間、ノンストップ)開業。千葉交通共同運行[2]
  • 1990年(平成2年)
    • JR宇都宮駅から市内私立高校4校(作新学院、宇女商など)への直通スクールバスを運行開始[2]
    • 関東バス総合サービスが宇都宮市の老人福祉センター送迎バスの運行開始[2]
    • 貸切部門で運行していた粟野町営バスを関東バス総合サービスに移管[2]
  • 1991年(平成3年)
    • 江曽島営業所を砥上町へ移転、砥上営業所に改称(貸切部門/宇都宮観光営業所の車庫機能も併設)[2]
    • 富士見ヶ丘団地線、釜井台団地線、瑞穂野団地線で、団地内自由乗降制を導入[2]
    • 貸切バスにいすゞ・スーパークルーザーUFCを導入し、貸切車両のカラーリングを現行デザインに統一[2]
  • 1992年(平成4年)
  • 1993年(平成5年)
    • 4月 東武鉄道から栃木・小山地区の4系統を引き継ぐ[14]
    • 6月 関東自動車一般路線全線で使用可能な磁気式プリペイド回数券バスカード」システムの実用稼動開始
    • 10月 深夜バス(運賃倍額)をJR宇都宮駅 - 江曽島間、JR宇都宮駅 - 清住 - 戸祭間(それぞれJR宇都宮駅発の片道のみ)で運行開始[2]
    • トイレつき貸切バス導入[2]
  • 1994年(平成6年)
    • 奈坪台線、本郷台線を新設[14]
    • 沿線の子どもたちの絵を展示したギャラリーバスを運行[2]
  • 1995年(平成7年)
  • 1996年(平成8年)
    • 大規模な営業所再編を実施[2]
      • 駒生(傘下に戸祭出張所)、簗瀬(傘下に鹿沼出張所)、砥上、宇都宮観光、小山観光、佐野(傘下に栃木出張所)の6営業所制に
      • この結果、小山石橋営業所は車庫化(石橋車庫)、鹿沼・戸祭・栃木の各営業所は出張所に格下げ、佐野出張所は営業所に昇格。なお、鹿沼と石橋は後に再び営業所へ昇格している
    • 5月 済生会宇都宮病院の移転新築に伴い、同病院への乗り入れを開始
    • 9月14日 宇都宮市農林公園「ろまんちっく村」開園に伴い、新里発着路線をろまんちっく村へ延長
  • 1997年(平成9年)
    • 3月23日 宇都宮美術館線新設
    • とちぎ健康の森開設に伴い、駒生営業所発着の一部便の乗り入れを開始
    • 長坂鹿沼線で快速便を運行[2]
    • 7月 空港リムジンバス「メープル号」開業(太田足利佐野 - 成田空港間)千葉交通と共同運行[2]
    • 福島県などからの要請を受け、JR宇都宮駅 - 福島空港間に空港リムジンバスの試験運行を行う。途中ノンストップ。1日3往復、関東単独での運行。
  • 1998年(平成10年)
    • 砥上営業所を簗瀬営業所に統合、「砥上車庫」に格下げ(数年後、簗瀬より再び切り離されて営業所に昇格)
    • 宇都宮観光営業所を砥上営業所跡に移転、貸切部門の「宇都宮営業所」に改称
    • ノンステップバス1台とワンステップバス4台を初導入。このうち、ノンステップ車は三菱ふそうノーステップバスで、ダイヤ指定で駒生営業所 - JR宇都宮駅 - 富士見ヶ丘団地線で運行開始。以後、ノンステップ・ワンステップ車共に車体色が従来のデザインからスカイブルーとホワイトを基調としたデザインになっていく。
  • 1999年(平成11年)

2000年代 - 2010年代

  • 2000年(平成12年)
  • 2001年(平成13年)
    • 都市間高速バスマロニエ新宿号」開業。JRバス関東と共同運行[2]
    • 「みやバス」西の宮団地 - 上欠団地 - 松原団地 - 白桑田線、西川田駅東口 - 雀宮駅線を新設[2]
    • 宇都宮市中心部の100円循環バス「スマイルバス」を試験運行(宇都宮商工会議所と協力)[2]
    • 鹿沼市民バス「リーバス」運行を受託[2]
    • 「バスカード」システムを、宇都宮地区を運行する東野交通、ジェイアールバス関東にも拡大。「3社共通バスカード」になる
  • 2002年(平成14年)
    • 小山市駅東地区で、ワンコイン(100円)循環バスの試験運行を開始(小山市からの受託)
    • スマイルバスを基に、宇都宮市中心部循環バス「きぶな号」を運行開始
    • 「きぶな号」運行開始に伴い、宇都宮市内中心部の一般路線バスの運賃値下げ。JR宇都宮駅 - 東武西口間と「きぶな号」の運賃は100円、他の宇都宮市内地帯制運賃地区は1地帯150円、2地帯以上は200円(いずれも大人運賃)となる。
    • 夜行高速バス「とちの木号」路線改正。宇都宮 - 鹿沼 - 京都駅 - 大阪・USJ間と、新設の真岡 - 下館駅 - 小山駅 - 栃木駅 - 京都駅 - 大阪・USJ間の2路線とする。近鉄バスと共同運行[2]
    • 空港リムジンバス「マロニエ号(羽田線)」に東野交通が参入
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
    • 4月1日 小山市のワンコインバス試験運行終了、小山駅東口循環線運行開始。運賃は他路線と同様、初乗り160円の区間制(上限200円・いずれも大人運賃)
    • 「サルビア号」の全便と「マロニエ新宿号」の一部便が、佐野プレミアム・アウトレットに乗り入れ開始
    • 経営難に陥り、産業再生機構に支援要請[2]
  • 2005年(平成17年)
    • 1月10日 那須ホテル廃業
    • 4月1日 100%子会社の関東バス総合サービス株式会社を吸収合併[2]
  • 2006年(平成18年)
    • 2月 「マロニエ新宿号」より撤退[2]、JRバス関東単独運行になる。
    • 3月 「とちの木号」真岡発着便を休止、再び宇都宮 - 栃木 - 京都 - 大阪あべの橋間の運行となる
    • JR宇都宮駅西口の高速バス予約センターを移転
    • 5月30日 産業再生機構の支援完了、保有株式を投資会社ジェイ・ウィル・パートナーズの特別目的会社「有限会社ジェイ・ピー・ジェイ」に譲渡[2]
    • 9月16日 「マロニエ号(羽田線)」が佐野プレミアム・アウトレットに乗り入れ開始
  • 2008年(平成20年)
    • 4月1日 小山地区、小山駅東口循環線を除く全路線を廃止
    • 7月11日 サルビア号増発・ダイヤ改正が行われる
    • 10月1日 宇都宮市中心部の100円運賃を廃止、同区間は150円に値上げ
  • 2009年(平成21年)
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)
    • 1月9日 「宇都宮市バス路線新設社会実験」の一環として、平松本町線の試験運行を開始
    • 4月1日 ダイヤ改正
      • 「北関東ライナー」宇都宮 - 高崎・前橋線を減便、日本中央バスのみの運行となる
      • 豊郷台、帝京大学方面のバスを増便
    • 7月4日 福島交通名鉄バスと共同で夜行高速バス郡山宇都宮 - 名古屋線運行開始。関東自動車は当面、乗車券発行等の運行支援業務のみを行う
  • 2014年(平成26年)
    • 3月1日 「北関東ライナー」宇都宮 - 高崎・前橋線運行休止
    • 4月1日 消費税増税に伴い運賃改定を実施。ただし、宇都宮市内地帯制区間の1地帯150円、対キロ制区間の初乗り160円、小山駅東口循環線の運賃は据え置き
  • 2015年(平成27年)
    • 2月27日 「宇都宮市バス路線新設社会実験」の一環として、今宮線の試験運行を開始[15]
    • 4月1日 平松本町線を本格運行に移行、同線の一部運賃改定を実施
    • 9月11日 「マロニエ号(成田線)」に圏央道常磐道北関東道経由便を新設
  • 2016年(平成28年)
  • 2017年(平成29年)
    • 2月17日 大型路線バスの新車1台に昭和24年当時のデザインを復刻して導入し、19日より運行開始[25]
    • 3月28日 バスロケーションシステム開始するとともに、試験運用してきたバス運行情報検索サービス「ITUKUL(イツクル)」は3月末で終了[26]
    • 4月1日
      • 石橋営業所管内でダイヤ・バス停新設などの改正が行われる[27]
      • マロニエ号(成田線)日光延長再開。成田空港発を1便増やして計3便に、日光駅始発を1便新設し通年運行に[28]
    • 4月3日 この日までに路線バスの運賃表示器停留所名表示に英語表記を追記[29]
    • 4月22日 マロニエ号(成田線佐野経由便)・メープル号・サルビア号を圏央道経由に変更しサルビア号の一部区間の運賃改定と発表[30]
    • 9月1日 リンク栃木ブレックスのチーム遠征用に専用デザインをラッピングした大型貸切バスを用意[31]
    • 10月1日
      • 簗瀬営業所・駒生営業所管内でダイヤ改正実施。
        • 「日光東照宮線・今市車庫線」の一部便を篠井ニュータウン経由とするほか、土日祝日の日中の日光東照宮行きをJR日光駅止まりに変更[32]
      • 足利市生活路線バス名草線の運行を受託[33]。足利営業所に専用の小型路線バスを配置した。
    • 11月1日 成田空港を結ぶ関東自動車運行の各リムジンバスが、茨城県境町ふれあいの里公園に整備される『境古河バスターミナル』に停留所新設[34][35]
  • 2018年(平成30年)
    • 1月9日 平松本町線を東野交通へ移管、同線にて関東自動車・東野交通2社定期券使用制度を開始[36][37]
    • 2月14日 バス運転士募集のテレビCMを制作しとちぎテレビで放映および動画共有サービスYouTubeにて公開[38]
    • 3月28日
      • JR宇都宮駅西口のりばで、バス接近表示機の運用を開始[39]
    • 4月1日
      • 今宮線を再編。循環運行を廃止しJR雀宮駅まで路線を延長、従来の旭陵通り経由の他に一条経由を新設し2系統運行に[40]
      • ダイヤ改正と停留所名称変更を実施[41][42]
        • 深夜バス(運賃倍額)をJR宇都宮駅 - 帝京大学間(JR宇都宮駅発の片道のみ)で運行開始
        • 帝京大学線で22時台に1往復増発
        • 立岩線で土日祝日JR宇都宮駅西口発11~12時台に3本増発
        • JR宇都宮駅東口発着系統では、ベルモール線で東野交通との本数調整、宇大循環線・新道柳田車庫線の一部便で時刻変更を実施
      • JR宇都宮駅東口 - ベルモール間で関東自動車・東野交通2社共通定期券を導入[43]
    • 10月1日
      • 東野交通と経営統合。関東自動車を存続会社として東野交通を吸収合併する予定[6][7]

本社・事業所・系列会社

事業所名 所在地 車両配置箇所区分
本社 栃木県宇都宮市簗瀬四丁目25番5号 -
宇都宮駅前定期券センター 栃木県宇都宮市駅前通り三丁目5番6号 -
池上定期券センター 栃木県宇都宮市池上町4番9号 -
鹿沼駅前定期券センター 栃木県鹿沼市上野町113番地1 -
栃木駅前定期券センター 栃木県栃木市境町21番4号 -
高速バス予約センター 栃木県宇都宮市駅前通り三丁目5番6号 -
簗瀬営業所 栃木県宇都宮市簗瀬四丁目25番1号 路線・高速・契約
宇都宮営業所 栃木県宇都宮市砥上町977番地 路線・貸切・契約
駒生営業所 栃木県宇都宮市宝木町二丁目820番地1 路線
鹿沼営業所 栃木県鹿沼市村井町201番地 路線・契約
石橋営業所 栃木県下野市文教一丁目1番地34 路線・契約
佐野営業所 栃木県佐野市富岡町1643番地 路線・高速・貸切
県南営業所[注 3] 栃木県小山市神鳥谷二丁目3番17号 貸切
今市営業所[注 4][注 5] 栃木県日光市瀬川1216番地 貸切
栃木営業所[注 6] 栃木県栃木市片柳町一丁目10番4号 貸切
足利営業所 栃木県足利市常見町一丁目12番3号 貸切
東京営業所 東京都港区港南五丁目5番7号 貸切
粟野営業所 栃木県鹿沼市口粟野662番地2 契約

路線=路線バス部、高速=高速バス部、貸切=貸切バス部、契約=契約輸送部(旧総合サービス部)[44]

系列会社名 所在地 業種
株式会社関東バス旅行社 栃木県宇都宮市簗瀬四丁目25番5号 旅行代理店業
関東自動車整備株式会社 栃木県宇都宮市中一の沢町1番5号 自動車整備業

過去に存在した営業所(改名を伴う現存営業所の変遷を含む)・系列会社

事業所名 所在地/沿革
西那須野営業所 栃木県西那須野町 国鉄西那須野駅前
塩原線の営業所として1927年開設[45]
・路線バス営業は、1937年9月に終了、兼業のタクシー営業所は1940年まで存在[8]
黒磯営業所 栃木県黒磯町
1934年開設
・閉鎖時期不明
駒生営業所
(駒生一丁目)
大谷街道沿い、栃木県教育会館東隣)
市内線の営業所として設置
・平成元年 桜通営業所を統合、現在地の宝木町二丁目に移転
※敷地跡は貸切部門専業の「宇都宮観光営業所」として活用
桜通営業所 栃木県宇都宮市桜二丁目2番地(大谷街道沿い)
郡部線の営業所として設置
・平成元年 駒生営業所に統合
※白沢街道方面の路線は戸祭営業所へ移管
戸祭営業所 栃木県宇都宮市若草一丁目3番地
宇都宮営業所市内バス出張所より分離、設置
・平成8年 駒生営業所に統合、出張所に格下げ
・その後車庫に再格下げられたのち、機能を細谷車庫へ統合
跡地は、関東交通の本社とタクシー車庫に。
江曽島営業所 栃木県宇都宮市八千代一丁目(現「栃木運輸支局」敷地の南半分)
市内線の営業所として設置
・平成3年 砥上町へ移転(砥上営業所)
※かつての江曽島線の起終点「江曽島出張所(緑二丁目・後の江曽島車庫)」とは別
砥上営業所 所在地は現在の宇都宮営業所と同じ
平成3年に乗合部門の江曽島営業所を同所に移転、貸切部門の車庫機能も併設
・平成10年 営業所廃止。乗合部門は簗瀬営業所に移管、車庫扱いに格下げ(砥上車庫)
・同時に、貸切部門の宇都宮観光営業所を同所に移転し改称(宇都宮営業所)
※この時期は、乗合部門の簗瀬営業所砥上車庫と、貸切部門の宇都宮営業所が同居
・その後、簗瀬営業所より乗合部門が再度移管され、乗合・貸切部門併設になる
宇都宮営業所
(簗瀬町)
所在地は現在の簗瀬営業所と同じ
本社と併設していた宇都宮営業所(本社所在地は現在地と同じ)の簗瀬車庫として設置
・営業所機能を簗瀬車庫に移転し改称(宇都宮営業所)
・平成元年 今市営業所の乗合部門を統合し、簗瀬営業所に改称
小山石橋営業所 現在の関東バス旅行社石橋旅行センターは同営業所跡の一部
現在の石橋営業所敷地は当時の分車庫
・昭和62年 小山営業所を統合し、小山石橋営業所に改称(旧名称は石橋営業所)
・平成8年 改組で営業所廃止。分車庫は簗瀬営業所へ移管し石橋車庫に改称、管轄路線は簗瀬・駒生両営業所へ移管
・その後、石橋地区の路線を簗瀬・駒生両営業所から県南営業所へ移管(獨協医大線のみ宇都宮営業所へ移管)
・県南営業所より分離、石橋営業所に格上げ
小山営業所 所在地は現在の県南営業所と同じ
・昭和62年 石橋営業所に統合、出張所に格下げ
・平成8年 改組で貸切部門専業の営業所へ格上げとなり、小山観光営業所に改称、乗合部門は栃木出張所へ移管
・その後、佐野から栃木出張所を、駒生・簗瀬から石橋地区の路線移管を受け乗合・貸切部門併設となり、県南営業所に改称
・小山地区の路線を栃木より移管、栃木出張所は再び佐野の管轄となる
・石橋車庫を石橋営業所に分離
上三川営業所 河内郡上三川町上三川
・出張所→車庫と格下げられたのち、現在は折返所化(道路のななめ向かい側へ移転)
栃木営業所 栃木市境町(栃木駅前)
・平成8年 改組で出張所に格下げ
・その後、栃木駅付近の再開発事業に伴い、現在地の片柳町に移転
※出張所とは別に、バス待機場と定期券発売センターが栃木駅北口付近に新たに整備された
宇都宮観光営業所 所在地は旧駒生営業所(駒生一丁目)と同じ
・平成元年 貸切部門専業営業所として設置
・平成10年 営業所機能を砥上町(旧砥上営業所)に移転、宇都宮営業所に改称
跡地は、現在の落合書店宝木店とセブンイレブン宇都宮一の沢店。


系列会社名 業種
関東バス総合サービス株式会社 特定バス事業、駐車場事業等
ケイテイバス株式会社[46] 不動産業
那須ホテル株式会社 ホテル業

一般路線の運賃制度

  • 宇都宮旧市内区間(おもに本庁管内)は「地帯制運賃制度を採用しており、1地帯内乗車は大人150円、2地帯以上の乗車は大人210円となる。地帯制外地域は対キロ区間制を採用しており、初乗り160円からの乗車した距離に合わせた金額となる(いずれも小児半額、端数は10円単位に切り上げ)。また、小山市内唯一の路線となる駅東循環線は、小山市コミュニティバスおーバス」の運賃に合わせ、大人200円、小児100円の均一制になっている。

バスカード(3社共通)

関東自動車は1993年(平成5年)、栃木県内では初めて磁気カードによる乗車カードシステム(バスカード)を一般路線バスに導入した。現在はジェイアールバス関東宇都宮地区)、東野交通(宇都宮・真岡地区)も同システムを導入している。

参照: 3社共通バスカード (栃木県)

一般路線ではない、鹿沼市民バス「リーバス」鹿沼 - 古峰原線、日光市営バス今市 - 下小林線でも使用可能である。

運行路線

高速バス

マロニエ号
メープル号
  • 太田駅・境古河BT - 成田空港 ※共同運行/千葉交通
サルビア号
とちの木号
北関東ライナー

このほか、福島交通名鉄バスが運行する福島・宇都宮 - 名古屋線を運行支援している[47]

一般路線バス

詳細は、それぞれの項目を参照されたい。

受託運行のコミュニティバス

方向幕への番号表示

当初は市内線(宇都宮市内線営業所の運行路線)にのみ系統番号が使用されていたが、その後1989年に郡部線(宇都宮を発着する郊外路線)全路線にも番号制を大幅拡大した。付番拡大に伴い戸祭営業所運行路線以外のJR宇都宮駅行を[01]、駒生営業所行を[10]に統一し、現在の番号形態となった。この番号制は往路と復路で番号が異なることを意味する(例:行きは「31:江曽島」、帰りは「01:JR宇都宮駅」)。また、[01]と[10]は系統や経路が異なっていても同じ番号が使用されている。

なお、旧戸祭営業所が運行していた3系統([50]宇都宮駅=清住=細谷車庫、[53]宇都宮駅=和尚塚=細谷車庫、[54]宇都宮駅=西塙田=戸祭=宝木団地)および「みやバス」の[38]雀宮駅=さつき団地=西川田駅線は、往復とも同じ番号が用いられている。

現在の番号(主に行先番号)

※印は、2018年4月現在使用されていない番号。▲印は使用されていない経由地・行き先。

  • [01](各方面からの)JR宇都宮駅
  • [02]新道経由JR宇都宮駅東口、中平出経由JR宇都宮駅東口、宇大循環(みやバス)
  • [10]作新学院経由駒生、作新学院・健康の森経由駒生、済生会・作新学院経由駒生、作新学院、直通 作新学院(スクールバス)
  • [11]新道経由柳田車庫、新道・ベルモール経由柳田車庫、中平出経由柳田車庫、陽東桜が丘東経由ベルモール
  • [12]越戸経由柳田車庫、越戸経由松下電器
  • ※[13]▲東コミュニティ・東町経由循環、▲東コミュニティ循環(みやバス)、▲峰経由松下電器
  • ※[14]▲東町
  • ※[15]▲竹林経由松下電器
  • [16]宇商高経由富士見ヶ丘団地、竹林経由富士見ヶ丘団地、竹林・済生会経由富士見ヶ丘団地、▲宇商高・済生会病院経由富士見ヶ丘団地、▲宇商高・県河内庁舎経由富士見ヶ丘団地
  • ※[17]▲竹林経由県河内庁舎、▲宇商高経由県河内庁舎
  • [18]竹林経由済生会病院、宇商高経由済生会病院
  • [21]直通 文星女子高(スクールバス)、▲宇都宮女子商業高校
  • [22]直通 宇短大附属高校(スクールバス)
  • ※[23]宇都宮競輪場[注 8]
  • [25]石橋駅雀宮陸上自衛隊、一条・今宮経由雀宮駅、旭陵通り・今宮経由雀宮駅、▲自治医大
  • ※[26]▲自治医大経由小山車庫
  • ※[27]▲国道4号経由総合運動公園
  • [31]一条経由江曽島(西川田東)、▲江曽島(緑町)[注 9]
  • ※[32]▲今宮線(循環)、▲自動車検査場
  • [33]市役所循環(みやバス)、▲旭町経由江曽島、▲市役所
  • [34]陽西通り経由鶴田駅、宇都宮市内循環線(きぶな)、▲陽西通り経由南宇都宮、▲陽西通り経由宇高校
  • ※[35]▲新町経由鶴田駅、▲新町経由南宇都宮、▲新町経由宇高校
  • [36]六道経由鶴田駅、六道経由江曽島(西川田東)、▲六道経由宇高校、▲六道経由西川田駅、▲六道経由子ども科学館、▲六道経由総合運動公園、▲六道経由おもちゃの町駅
  • [37]桜通り経由鶴田駅、桜通り経由西川田駅、▲桜通り経由宇高校
  • [38]雀宮駅=さつき団地=西川田駅東口、▲中央通り経由鶴田駅
  • ※[39]▲雀宮駅=若松原=西川田駅東口
  • [40]西の宮団地(みやバス)、▲陽西通り経由江曽島(緑町)
  • [41]楡木車庫、運転免許センター経由楡木車庫、運転免許センター、直通 運転免許センター
  • [43]新鹿沼宇短大経由新鹿沼[注 10]砥上車庫、▲砥上団地、▲砥上営業所
  • [45]大谷経由立岩、▲大谷資料館、▲大谷経由新里(畑中)、▲大谷経由新里、▲大谷経由ろまんちく村
  • [46]作新学院・陽西中経由ろまんちっく村、▲森林公園、▲古賀志(西田中入口)
  • [47]荒針経由新鹿沼
  • [50]JR宇都宮駅=清住=戸祭=細谷車庫、▲JR宇都宮駅=清住=戸祭
  • [51]戸祭・仁良塚経由ろまんちっく村、▲栗谷沢ダム、▲仁良塚、▲仁良塚経由新里
  • [52]山王団地、石那田、篠井ニュータウン、▲農業試験場経由山王団地、▲宇都宮ゴルフ場
  • [53]JR宇都宮駅=和尚塚=細谷車庫、▲JR宇都宮駅=和尚塚=戸祭
  • [54]JR宇都宮駅=西塙田=戸祭=細谷車庫、JR宇都宮駅=西塙田=戸祭、西塙田・戸祭台循環(みやバス)
  • [55]作新学院経由細谷車庫、作新学院経由宝木団地、▲作新学院経由戸祭
  • [56]日光東照宮JR日光駅、今市(瀬川)
  • ※[57]▲鬼怒川
  • [58]塩野室経由船生、▲塩野室、▲飯山
  • [60]豊郷台経由帝京大学、直通 帝京大学、豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館
  • [61]田原経由宇都宮グリーンタウン、宝井経由宇都宮グリーンタウン
  • [62]田原経由今里、玉生、▲田原経由中里原
  • ※[63]▲宮山田
  • [64]ニュー富士見
  • [70]JR宇都宮駅経由釜井台団地
  • [71]白沢河原、奈坪台経由白沢河原
  • ※[72]▲白沢経由中里原
  • [73]JR宇都宮駅経由奈坪台、▲JR宇都宮駅・済生会経由奈坪台
  • [80]瑞穂野団地 
  • [81]東高校経由東汗(ひがしふざかし)、▲蓼沼経由上三川
  • ※[82]▲西刑部
  • [83]卸売団地
  • [84]瑞穂野団地経由本郷台・西汗、▲瑞穂野経由本郷台
  • [85]屋板経由上三川、屋板・インターパーク経由上三川

歴史

かつて、宇都宮市内を運行する関東バスの路線は、市内中心部を主に運行する「市内線」(当時の駒生、江曽島、戸祭の各営業所管轄・西は砥上団地 - 駒生営業所、北は戸祭営業所 - 農業試験場 - 富士見ヶ丘団地、東は竹林 - 松下電器 - 滝団地(後に柳田車庫まで) - 旭町、南は不動前 - 江曽島緑町 - 鶴田駅の域内路線。)と、市内郊外地区〜市外へ運行する「郡部線」(当時の宇都宮(現在の簗瀬営業所)、桜通両営業所と鹿沼など市外からの乗り入れ営業所管轄)という区分が存在し、宇都宮市内大通りなどで停車する停留所が異なっていた。このうち、1970年代に市内線に路線毎の系統番号を導入したのが最初である。(以下列記、括弧内は当時の担当営業所)。

1989年、現在の駒生営業所開設(市内線管轄の旧駒生・郡部線管轄の桜通両営業所を統合・移転)の際に、路線再編や宇都宮市内大通り停留所の統一化を行い、市内・郡部両線の明確な区分がなくなったことから、JR宇都宮駅を起終点または経由する全路線と、駒生営業所を起終点とする全路線(ともに郊外〜市外域のみ運行の区間便も含む)に適用、後に雀宮駅=西川田駅東口間など、前述以外を起終点とした系統が開設された際にも付番されたことから市内全路線に拡大し、現在に至る。

市内線のみに付番していた時は、往復とも同じ番号を使用していたため、側面・後部面の各表示機にも番号を掲示していた(側面表示機例:50 JR宇都宮駅=県庁前=清住=国立病院=戸祭、後部表示機例:50 JR宇都宮駅=清住=戸祭)が、付番拡大の際に、前述の通り往復で異番号となったことから、往復とも同番号を使用する系統を含め、側面・後部への番号掲示は廃止された[注 11]

当初の番号

  • [10]作新学院 駒生(駒生)
  • [10]宇都宮駅(駒生)
  • [11]砥上団地(駒生)
  • [11]宇都宮駅(駒生)
  • [12]越戸 経由 滝団地(駒生)
  • [12]越戸 経由 柳田車庫(駒生)
  • [12]越戸 経由 松下電器(駒生)
  • [12]作新学院 駒生(駒生)
  • [12]宇都宮駅(駒生)
  • [13]峰町 経由 松下電器(駒生)
  • [13]作新学院 駒生(駒生)
  • [14]東町(駒生)
  • [14]作新学院 駒生(駒生)
  • [15]竹林 経由 松下電器(駒生)
  • [15]作新学院 駒生(駒生)
  • [15]宇都宮駅(駒生)
  • [16]富士見ヶ丘団地(駒生)
  • [16]作新学院 駒生(駒生)
  • [16]宇都宮駅(駒生)
  • [16]県河内庁舎経由 富士見ヶ丘団地(駒生)
  • [16]県河内庁舎経由 作新学院 駒生(駒生)
  • [17]宇商高 経由 竹林(駒生)
  • [17]宇商高 経由 県河内庁舎(駒生)
  • [17]作新学院 駒生(駒生)
  • [17]宇商高 経由 宇都宮駅(駒生)
  • [17]宇商高 経由 作新学院 駒生(駒生)
  • [18]県庁正門 経由 宇都宮駅【県庁循環】(駒生)
  • [19]中河原町 経由 宇都宮駅【中河原循環】(駒生)
  • [20]作新学院(駒生)
  • [20]桜通り 経由 鶴田駅(駒生)
  • [21]宇都宮女子商業(江曽島)
  • [22]宇短大付属高校(江曽島)
  • [23]競輪場(駒生、江曽島、戸祭)
  • [31]江曽島(江曽島)
  • [31]宇都宮駅(江曽島)
  • [32]自動車検査場(江曽島)
  • [32]宇都宮駅(江曽島)
  • [33]旭町 経由 江曽島(江曽島)
  • [33]旭町 経由 宇都宮駅(江曽島)
  • [34]陽西通り 経由 鶴田駅(江曽島)
  • [34]陽西通り 経由 宇高校(江曽島)
  • [34]陽西通り 経由 南宇都宮(江曽島)
  • [34]陽西通り 経由 宇都宮駅(江曽島)
  • [35]新町 経由 鶴田駅(江曽島)
  • [35]新町 経由 宇高校(江曽島)
  • [35]新町 経由 南宇都宮(江曽島)
  • [35]新町 経由 宇都宮駅(江曽島)
  • [36]六道 経由 鶴田駅(江曽島)
  • [36]六道 経由 宇高校(江曽島)
  • [36]六道 経由 宇都宮駅(江曽島)
  • [37]桜通り 経由 鶴田駅(江曽島)
  • [37]桜通り 経由 宇高校(江曽島)
  • [37]桜通り 経由 宇都宮駅(江曽島)
  • [38]中央通り 経由 鶴田駅(江曽島)
  • [38]中央通り 経由 宇都宮駅(江曽島)
  • [39]バイパス 経由 宇都宮駅【バイパス循環】(江曽島)
  • [40]陽西通り 経由 江曽島(江曽島)
  • [40]陽西通り 経由 宇都宮駅(江曽島)
  • [50]清住町 経由 戸祭(戸祭)
  • [50]清住町 経由 宇都宮駅(戸祭)
  • [51]桜通り 経由 戸祭(戸祭)
  • [51]桜通り 経由 宇都宮駅(戸祭)
  • [52]桜通り 経由 農業試験場(戸祭)
  • [52]桜通り 経由 宇都宮ゴルフ場(戸祭)
  • [52]桜通り 経由 宇都宮駅(戸祭)
  • [53]和尚塚 経由 戸祭(戸祭)
  • [53]和尚塚 経由 宇都宮駅(戸祭)
  • [54]西塙田 経由 宝木団地(戸祭)
  • [54]西塙田 経由 宇都宮駅(戸祭)
  • [55]作新学院 経由 宝木団地(戸祭)
  • [55]作新学院 経由 戸祭(戸祭)
  • [55]作新学院 経由 宇都宮駅(戸祭)
  • [56]桜通り 経由 戸祭(戸祭)
  • [56]桜通り 経由 鶴田駅(戸祭)

車両

ファイル:Kanto Bus Tochigi Inside.jpg
2002年導入の大型ノンステップバスの車内

日野自動車いすゞ自動車日産ディーゼル/UDトラックスの地域販売会社の株式を保有している関係で、この3社が大半を占めている。三菱ふそうトラック・バスの比率は僅かだったが、1998年にエアロスターノーステップバス、1999年にとちの木号のエアロキングを導入してからは、三菱車の比率が上がっている(以前には、ふそう+富士重工製の一般路線車が当時の鶴田に新車配置された経緯がある)。いすゞ車が多いのは、宇都宮市・旧河内町地区にジェイ・バス宇都宮事業所(旧アイ・ケイ・コーチ - いすゞバス製造)が、栃木市大平町にいすゞ栃木工場があることも影響している。また営業地域に富士重工業宇都宮製作所がある関係で、富士重工製ボディも多く採用されていた。なお富士重工がバスボディ製造から撤退して以降、日産ディーゼル(UDトラックス)製の新車投入は暫く行われていなかったが、2009年に再開されたものの、同社でのバス製造・販売が中止されたため、2010年に導入されたものが最後となった。
座席の色は、路線車両は青色を基本とし、赤色を優先席用としていたが、近年のノンステップバス等は、全面的に青色になっている。貸切車両は赤系の座席で、移籍車両など一部は他の色もある。高速バス用は別のデザインである。

路線車

ファイル:Kanto-bus nakadoa-kaihou.jpg
宇都宮駅で中扉開放を行う路線バス
ファイル:Kanto-bus baby-car belt.jpg
低床バス車内のベビーカーに関する説明
ファイル:Kanto-jidosha liesse kibuna.jpg
宇都宮市循環バス「きぶな」
  • 乗降は基本前ドアのみで行い、中・後ろのドアは原則締め切り扱いだが、特に平日朝の宇都宮駅での乗降において乗降時間短縮のため、中扉や後扉を開放をするバスもある[注 12]。スロープやリフト付きのバリアフリー車は中ドアを車椅子専用出入口とされているが、希望すればベビーカーの乗降も中扉から行うことができる。一方で経年劣化などでバリアフリー車でもスロープやリフト不具合のため中扉使用不可で車椅子乗車不可の車両もある。
  • 路線車は、南関東関西方面からの移籍車が多数在籍しているが、近年は行政主体[48]でバリアフリー化を進めている関係で、大型や中型および中型幅長尺のノンステップ車が新車で大量に導入された結果、以前より自社発注車の比率が高くなっている。
1970年代から1990年代初頭までは、経年車の置換えに新車導入のほか、貸切車を路線用に格下げ転用するケースが多く見られた。1980年代後半から、神奈川中央交通からの移籍車が大量に導入されるようになると、移籍車による置換が主流になる[注 13]。なお、貸切車は高床化が進んだため、現在貸切車転用の路線車は在籍していない。
  • 主流となりつつある、バリアフリー対応のノンステップ車・スロープ付きワンステップ車に施されている新塗装は、白地に水色と藤色の波が描かれている(登場時この塗装だったスロープなしのワンステップ車は、一般色に塗り替えられた)。
  • 一般色は上半分が白、下半分はベージュ地に赤の3本帯を配し、裾はグレー。「三筋カラー」と呼ばれ、昭和20年代からこのデザインが採用されている。標準色車側面の「関」マークにくわわる指と翼は「キメラの翼」といわれている。
  • かつて、フロントガラス下中央部の関東バス社紋の「関」のエンブレムの上部には、宇都宮市内線を管轄していた当時の駒生・江曽島・戸祭営業所の車両では「市内」(紺地に白文字)、それ以外の営業所の車両では「ワンマン」(緑地に白文字)、の表示がなされていた。また、鹿沼営業所など山間部の自由乗降区間がある路線では、「ワンマン」表示の代わりに自由乗降区間(青地に白文字)が表示されていた[注 14]。「方向幕への番号表示」の「歴史」の項でも触れたが、1989年の駒生営業所開設に伴う改革で、市内線・郡部線両者を区分する必要がなくなったためこの表示は撤去され、現在は社紋のみとなっている。
  • 宇都宮市のコミュニティ系路線バス「みやバス」は、小型バス(日野・リエッセポンチョ)が主力。リエッセの塗装は、自社発注車には作新学院高等学校にデザインを委嘱した2種類がある。最近導入された移籍車は三筋カラーとなった。ポンチョの塗装は前述の新塗装。
  • 宇都宮市中心部の循環バス「きぶな」は、車椅子用リフトを備えた黄色と水色の小型バス(日野・リエッセ)を使用する。
  • 小山駅東循環線で運用される小型車は、「みやバス」から転用した自社発注車で、ロゴの変更以外は塗り変えられることなくそのまま使用されている。2016年新設の新市民病院循環線は、主に新塗装の中型低床車(ノンステップまたはワンステップ車)で運行されている。

高速車・空港リムジン

ファイル:Kanto Jidosha Marronnier-Haneda Aero Ace.jpg
高速バス・空港リムジン用カラー(マロニエ号
ファイル:Akan-bus Kushiro200ka336.jpg
廃車後に阿寒バスに転籍した元マロニエ号用車両
  • 基本デザインはクリーム色をベースに裾に水色と銀色。ホイールベースに3本の木が描かれる(2階建て車はエンジン部分)。車両は使用路線に合わせて空港リムジンには「AIRPORT LINER」[注 15]、とちの木号・マロニエ新宿号・北関東ライナーには「HIGHWAY EXPRESS」の表記で運用が区分されていたが、2010年夏以降に導入された空港リムジンはとちの木号を含め自社のすべての運用に対応できるよう「HIGHWAY EXPRESS」に表記が統一された。なお「HIGHWAY EXPRESS」のネーミングはとちの木号の共同運行者である近鉄バスの車両に付けられていたものを流用したものである。
  • マロニエ号(成田線)の日野・ブルーリボンRU以来日野・セレガシリーズが中心で、2000年前後はスーパーハイデッカーが採用されており、三菱ふそう・エアロクィーンいすゞ・ガーラ(初代のスーパーハイデッカー)も導入されたが、2006年以降に導入された2代目セレガ・ガーラはハイデッカーに戻り、2008年度以降は車体への愛称表記を廃止した。なお、自動車NOx・PM法の対象地域への車種規制や経年により、スーパーハイデッカーは後述の夜行用エアロクィーン以外は廃車され、みちのりホールディングスグループの茨城交通及び会津乗合自動車、グループ外の阿寒バスなど東北・北海道地区の会社へ移籍した。
  • マロニエ新宿号用に数台のトイレ付の貸切車が高速車へ転用改造された。運行開始時に用意された最初の1台は高速カラーへ変更されたが、その後に転用された車両は貸切カラーのままマロニエ新宿号に使用された。マロニエ新宿号撤退後は、1台がトイレ撤去の上貸切車に復元された以外は廃車・売却された。
  • 夜行高速バス「とちの木号」は、当初はスーパーハイデッカーを使用し、1999年に共同運行の近鉄バスに合わせ三菱ふそう・エアロキングを導入し主に使用。久喜駅停車に併せて2010年には2台目となるエアロキングが導入された。2002年に真岡・小山線(現在は休止)を新設時に導入したエアロクィーンは、夜行と北関東ライナーの共通予備車となっている。2016年に近鉄バスよりエアロキングを譲り受け、1999年導入車を置き換えた。

貸切車

  • かつては路線車と同じ塗装(三筋カラー)だったが、1980年台中盤頃に赤3本帯を生かした、白地ベースの現在のデザインに変わった。
    いすゞ自動車と日野自動車の大型車両が多く、1998年までは日産ディーゼルの車両も導入していたが、翌年より三菱ふそうの車両が導入されている。1980年代後半および1990年代後半から2000年代前半は、スーパーハイデッカーを中心に導入していた。2006年以降はハイデッカーのみ導入されている。一時期トイレ付き車両も導入され、高速バスの代車や続行便にも使用されたほか、上述のように高速専用車に転用された車両もいた。
  • 貸切の経年車の一部はスクール用に転用されているが、車両不足時には貸切に使用されることもある。また、スクール転用車も含めて廃車後に他社移籍となった車両もある。

その他

  • 宇都宮市が導入を検討している宇都宮市東部地域へのLRT計画に、乗合バス事業者潰しであるとして反対の立場を表明し、LRT検討委員会への参加を拒んでいた。[注 16]。経営主体が株式会社ジェイ・コーチからみちのりホールディングスに変わった2012年4月以降はLRT導入計画への対応について方針を転換し、事業基盤喪失に対する補償等の条件を付けつつも計画そのものや経営参入に肯定的な姿勢を示している。2015年に設立された運営会社となる第3セクター「宇都宮ライトレール株式会社」には10%を出資、取締役も関東自動車から派遣されている[49]
  • かつては日本急行バス東北急行バス[2]にも出資していた。

映像作品への登場

関連会社

参考文献

  • 「関東自動車株式会社四十年史」 関東自動車 1967年
  • 「栃木県史 通史編7 近現代仁」 栃木県 1982年 P809-815
  • 「西那須野町の交通通信史」 西那須野町 1993年 P205-217
  • 「関東自動車系統一覧・1994年11月16日現在」 伊東浩司 1995年 自費出版
  • 「東武鉄道百年史(資料編)」 東武鉄道 1998年
  • 「宇都宮市消防沿革史」 宇都宮市消防本部 1999年
  • バスラマ・インターナショナル」64号(2001年3月号) ぽると出版 2001年
  • 「わがまち史 明保地区30周年記念誌」 明保地区あかるいまちづくり協議会 2012年
  • 「バスラマ・インターナショナル」122号(2010年11月号) ぽると出版 2010年
  • 「バスジャパン ハンドブックシリーズ R67「関東自動車」 BJエディターズ 2009年

脚注

注釈

  1. 現在のJRバス関東
  2. とちの木号・宇都宮 - 大阪間開業時の会社名。現在の近鉄バス
  3. 路線バス部門は石橋営業所神鳥谷車庫 (バスジャパン ハンドブックシリーズ R67 「関東自動車」 BJエディターズ 2009年)
  4. 路線バス部門は簗瀬営業所今市車庫 契約輸送部今市車庫も併設 (バスジャパン ハンドブックシリーズ R67 「関東自動車」 BJエディターズ 2009年)
  5. 今市定期券センターも併設
  6. 路線バス部門は佐野営業所栃木出張所 契約輸送部栃木車庫も併設 (バスジャパン ハンドブックシリーズ R67 「関東自動車」 BJエディターズ 2009年)
  7. 東野交通便は、東野交通本社営業所起終点。宇都宮・佐野エリア - 羽田空港線(東京空港交通)
  8. 現在は番号なし
  9. かつては富士重工経由と通称された
  10. 長坂経由と通称される
  11. 付番拡大当時、江曽島営業所の車両のみは、砥上営業所への移転を控えていたため、方向幕の取替えは行われず、往復とも同番号を使用した旧表示のままで、側面・後部面の各表示機にも番号を掲示していた。営業所移転時に方向幕を交換し、他の営業所同様新しい表示になった
  12. 宇都宮駅西口バスターミナル1・2番乗り場の細谷車庫方面、6・7番乗り場の作新学院方面、13番乗り場の桜通り経由鶴田駅方面などは、平日朝のラッシュ時間帯は中扉を開放して中扉からも乗車させている。
  13. 1980年代後半から1990年代には神奈川中央交通都営バス西武バスなどから、2000年代には横浜市営バス川崎市営バスからの前・中扉車が大量に転入したほか、京浜急行バス東武バス川崎鶴見臨港バスなどの関東勢の他、大阪市営バスからの移籍車も導入されている。近年、京王電鉄バス横浜市営バスからの中扉スロープ付きのワンステップバス(日産ディーゼル・スペースランナーJP)が大量に導入されてからは、移籍車もバリアフリー対応となっている。
  14. 乗降方式は、前乗り前降り(中・後扉は締め切り〔始発停留所では中・後扉からの乗車扱いもあった〕)としていたが、昭和42年から昭和60年の運賃改定まで、現在「地帯制」となっている宇都宮市内中心部の運賃は「均一制」であったことから、均一運賃区間内で路線が完結する「市内線」においては、整理券発券が不要なためか中・後扉からの乗車扱いも多く見られた。また、同じ時代、国鉄バス・東野バス・東武バスはそれぞれ異なる乗降方式を採用しており、各社フロントガラス下部に「前乗り」や「後乗り」などの掲示を行っていた
  15. さらに2003年頃までは、各車両別に運用が定まっていて「マロニエ」・「メープル」・「サルビア」などの表記もあったが運用効率化のため、「とちの木」以外は消された。
  16. この件に関しては、2007年8月TBS系列の番組である『噂の!東京マガジン』でも地元市民・関東自動車・宇都宮市役所それぞれの意見や考えが放映された
  17. 1994年に株式会社バップから発売された『太陽にほえろ! 4800シリーズVOL.7 ボギー殉職編』でも確認ができる

出典

  1. 呼称検索 - 特許情報プラットホーム
  2. 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 2.16 2.17 2.18 2.19 2.20 2.21 2.22 2.23 2.24 2.25 2.26 2.27 2.28 2.29 2.30 2.31 2.32 2.33 2.34 2.35 2.36 2.37 2.38 2.39 2.40 2.41 2.42 2.43 2.44 2.45 2.46 2.47 2.48 2.49 2.50 2.51 2.52 2.53 2.54 2.55 2.56 2.57 2.58 2.59 2.60 2.61 2.62 2.63 2.64 2.65 2.66 2.67 2.68 2.69 2.70 2.71 2.72 2.73 2.74 2.75 2.76 2.77 2.78 2.79 2.80 2.81 2.82 2.83 2.84 2.85 2.86 バスジャパン ハンドブックシリーズ R67 「関東自動車」 (BJエディターズ 2009年)
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 「栃木県史 通史編7 近現代二」
  4. 関東自動車株式会社の株式譲受に関するお知らせ (PDF) (経営共創基盤 2012年4月20日)
  5. 株主変更と新体制発足についてのお知らせ (PDF) (関東自動車 2012年4月20日)
  6. 6.0 6.1 関東自動車と東野交通が合併下野新聞 2018年5月25日
  7. 7.0 7.1 関東自動車株式会社と東野交通株式会社の経営統合(合併)に関するお知らせ関東自動車・東野交通・みちのりホールディングス 2018年5月25日
  8. 8.00 8.01 8.02 8.03 8.04 8.05 8.06 8.07 8.08 8.09 8.10 8.11 8.12 8.13 「西那須野町の交通通信史」
  9. 9.0 9.1 9.2 「わがまち史 明保地区30周年記念誌」(明保地区あかるいまちづくり協議会 2012年発行 P35-36)
  10. 「塩原温泉ストーリー」(2016.9.17那須塩原市那須野が原博物館発行)P242
  11. 宇都宮市消防沿革史 (宇都宮市消防本部 1999年)
  12. 当初は双葉郵便局近くに車庫があった 「陽南三地区の歴史 -陽南・緑が丘・陽光-」陽南三地区歴史編さん委員会 2009年3月発行 P152。後に「富士重工」折り返し路線はすべて「江曽島線」に統合された。
  13. 宇都宮市消防沿革史 (宇都宮市消防本部 1999年)
  14. 14.0 14.1 14.2 関東自動車系統一覧・1994年11月16日現在 伊東浩司 1995年 自費出版
  15. バス路線新設社会実験「今宮線」の運行開始について (PDF) (宇都宮市 2015年2月23日)
  16. 新小山市民病院がいよいよ開院します (PDF) (広報小山 平成27年12月号 P.10)
  17. 本社移転のお知らせ (関東自動車 2016年3月12日)
  18. バス路線新設社会実験の終了について(今宮線) (PDF) (宇都宮市 2016年2月26日)
  19. 空港バス『宇都宮 - 成田空港線(マロニエ号)』日光まで路線延伸のお知らせ (関東自動車 2016年3月16日)
  20. 新着情報 郡山・宇都宮〜名古屋線を福島駅東口、二本松バスストップまで延伸いたします。 (福島交通 2016年9月26日)
  21. <名古屋行> (関東自動車 2016年9月28日)
  22. 11月1日(火)運行開始「名古屋 - 宇都宮・福島線」の開設について (名鉄バス 2016年10月1日)
  23. 関東自動車、東京に営業所 五輪に伴う観光需要見込む (下野新聞SOON 2016年12月6日)
  24. 東京営業所開設のご案内 (関東自動車 2016年12月17日)
  25. 復刻デザインバスが走ります(関東自動車 2017年2月17日)
  26. バスロケーションシステム」の運用を開始します!(関東自動車 2017年3月24日)
  27. 4月1日(土)路線バスのダイヤ改正・真岡女子高校への乗り入れ・停留所の新設・停留所の名称変更について(関東自動車 2017年3月28日)
  28. 「成田空港」と「日光」高速バスでダイレクトにアクセス(関東自動車 2017年2月28日)
  29. 車内のバス停案内を英語に 関東自動車 (下野新聞SOON 2017年4月4日)
  30. サルビア号、4月22日から圏央道経由に 関東自動車(下野新聞SOON 2017年3月9日)
  31. リンク栃木ブレックス チームバス完成!!リンク栃木ブレックス
  32. 【日光東照宮線・今市車庫線】10/1(日) 路線の改編(系統新設)について(関東自動車 2017年9月25日)
  33. 【生活路線バス】あしバスアッシーのご案内足利市
  34. 平成29年11月1日(水) 茨城県境町に空港バス『成田空港線』乗り入れを開始いたします。(関東自動車 2017年9月25日)
  35. 茨城県境町にバスターミナル完成 2017.11.1(水) 高速バス成田空港線 運行開始 (PDF) (境町広報誌「広報さかい」 平成29年10月号)
  36. 平成30年1月9日ダイヤ改正のお知らせ (PDF) (東野交通 2017年12月25日)
  37. 【平松本町線】運行会社変更のお知らせ(関東自動車 2017年12月28日)
  38. 運転士求人募集CM放送を開始しました。関東自動車 2018年2月14日)
  39. 3/28(水)~ JR宇都宮駅西口バスターミナルでバス接近表示機の運用を開始しました!(関東自動車 2018年3月28日)
  40. 【今宮循環線】4/1(日) 路線の再編に伴うJR雀宮駅への延伸について(関東自動車 2018年3月22日)
  41. 4/1(日) 路線バスのダイヤ改正について(帝京大学線、大谷・立岩線、ベルモール線、宇大循環線、新道・柳田車庫線)(関東自動車 2018年3月22日)
  42. 4/1(日) 停留所名称の変更について(関東自動車 2018年3月23日)
  43. 4/1(日) JR宇都宮駅東口~ベルモール間における関東自動車・東野交通2社共通定期券の導入について(関東自動車 2018年3月23日)
  44. 部署名は『タウンページ』記載より
  45. 「塩原温泉ストーリー」 (2016.9.17那須塩原市那須野が原博物館発行) P156にパンフレットの写真
  46. 事業再生計画の概要
  47. 名古屋行 - 関東自動車公式ページ
  48. 公共交通ネットワークの維持・充実栃木県
  49. 宇都宮ライトレール株式会社 会社概要

関連項目

外部リンク


テンプレート:みちのりホールディングス