青葉区 (横浜市)

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座標: 東経139度32分13.2秒北緯35.552806度 東経139.537度35.552806; 139.537 (区役所)

あおばく
青葉区
地方 関東地方
都道府県 神奈川県
横浜市
団体コード 14117-8
面積 35.22km2
総人口 309,333
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 8,783人/km2
隣接自治体
隣接行政区
横浜市緑区都筑区
川崎市宮前区麻生区
東京都町田市
外部リンク 青葉区
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青葉区(あおばく)は、横浜市を構成する18行政区のうちの一つである。

地理

区の東側は東名高速道路国道246号が走っており、それに沿うようにして東急田園都市線が、区の西側には東急こどもの国線が走っている。区の北西側で東京都町田市川崎市麻生区に、区の北東側で川崎市宮前区と接している。

区の中心を南北方向に鶴見川が流れており、川沿いは下流の緑区から続く市内でも珍しい広大な平地の農業用地となっている。その他の地域はほとんどが丘陵地帯であり、北西部を除いてほぼ全域が住宅地として開発されている。

地勢上、横浜都心部よりも東京都心部に通勤通学する人が多く、このことを揶揄して「青葉都民」や「横浜都民」などとも呼ばれることがある[1]。東京都内への就業率は4割以上に達し、横浜市内で市外就業率が一番高い[2]。なお人口は市内では港北区についで2番目に多い[3]

また、東急田園都市線市が尾駅周辺は青葉区役所、青葉警察署、県税事務所、緑税務署などを擁する行政上の区の中心部である。

歴史

  • 明治以前は武蔵国都筑郡であった。
  • 市町村制施行前は現在の青葉区の区域は都筑郡恩田村、奈良村(後に田奈村)、下谷本村、上谷本村、成合村、鴨志田村、寺家村、鉄村、黒須田村、大場村、市ヶ尾村(後に中里村)、荏田村、石川村(後に山内村)、大棚村、牛久保村であった。

年表

  • 1889年4月1日 市町村制施行により、都筑郡田奈村、中里村、山内村、中川村が誕生。
  • 1939年4月1日 都筑郡田奈村、中里村、山内村、中川村が横浜市港北区に編入。
  • 1966年4月1日 東急田園都市線が開通し、あざみ野駅を除く区内各駅が開業。多摩田園都市としての開発が本格化する。
  • 1969年10月1日 港北区から分立し、緑区になる(旧中川村の地域を除く)。
  • 1977年9月27日 横浜米軍機墜落事件
  • 1986年11月 緑区北部支所を市ヶ尾町に開設。分区準備期間に入る。(山内支所を閉鎖)
  • 1994年11月6日 港北区と緑区を再編し、青葉区・都筑区を新設。
    • 大部分は旧緑区から変更されたが旧港北区から青葉区になった地区もある。現在の新石川四丁目20番地付近・国道246号線東京方面沿いの地区がそれで、再編前は旧港北区中川町及び牛久保町であった。この地区はマンション群があり100世帯ほどが居住している。
    • 発足当時の青葉区役所は、緑区北部支所の場所を受け継いだものであったが、現在の青葉区役所は福祉保健センター(旧保健所・旧福祉事務所)や公会堂・スポーツセンターなどが併設された青葉区総合庁舎となっている。
  • 1998年3月20日 東名高速道路横浜青葉インターチェンジ開設。
  • 2002年10月20日 コミュニティ放送局、FM-salusが開局。
  • 2005年 青葉区の男性の平均寿命81.7歳で日本一を記録[4]

町名

青葉区内では、住居表示に関する法律に基づく住居表示は実施されておらず、土地区画整理事業施行区域を含め、すべて町名と地番を整理する方法(町名地番整理)により、住所整理が実施されている。また、宅地造成事業が実施された区域などでは、町名整理が未実施であっても字区域が廃止されているところがある(玉川学園台団地など)。町区域設定前の町名等欄で下線がある町名はその全部、それ以外はその一部であり、その町名の末尾に数字がある場合には丁目を表す。

行政

  • 区長
    • 橋本繁(2003年4月1日 - 2005年3月31日)
    • 松野完二(2005年4月1日 - 2007年3月31日)
    • 細谷延(2007年4月1日 - 2010年3月31日)
    • 岡田輝彦(2010年4月1日 - 2012年3月31日)
    • 徳江雅彦(2012年4月1日 - 2015年3月31日)
    • 小池恭一(2015年4月1日 - )

公共施設

地区センター(公民館に相当)

  • 美しが丘西地区センター
  • 山内地区センター
  • 大場みすずが丘地区センター
  • 藤が丘地区センター
  • 若草台地区センター
  • 奈良地区センター

コミュニティハウス

  • 青葉台(青葉台中学校隣接)
  • 桂台(桂小学校内)
  • 鴨志田(鴨志田第一小学校内)
  • さつきが丘(さつきが丘小学校内)
  • すすき野(すすき野中学校内)
  • みたけ台(みたけ台中学校内)
  • 山内(山内中学校内)

地域ケアプラザ

  • 美しが丘
  • 荏田
  • 大場
  • 鴨志田
  • さつきが丘
  • 奈良
  • ビオラ市ケ尾
  • もえぎ野
  • 恩田
  • たまプラーザ

文化施設

  • 山内図書館(山内地区センター併設)
  • 青葉公会堂(区役所隣接)
  • 青葉区民文化センター「フィリアホール」
  • アートフォーラムあざみ野
  • 青葉区区民活動支援センター
  • 青葉国際交流ラウンジ
  • 美しが丘公園こどもログハウス(通称:ロケットハウス)

スポーツ施設、野外活動施設

  • 青葉スポーツセンター(区役所隣接)
  • 新石川スポーツ会館
  • 千草台公園プール
  • 横浜青葉スポーツ広場
  • くろがね青少年野外活動センター
  • 谷本公園

公的機関

  • 横浜地方法務局青葉出張所(荏田西)
  • 緑税務署(市ケ尾町)
  • 緑県税務事務所(市ケ尾町)
  • 青葉警察署(市ケ尾町)
  • 青葉消防署(市ケ尾町)
  • 資源循環局青葉事務所(市ケ尾町)
  • あざみ野駅行政サービスコーナー

議会

衆議院

2005年第44回衆議院議員総選挙以降青葉区は、緑区とともに神奈川県第8区に属している。

2017年第48回衆議院議員総選挙

神奈川県議会

神奈川県議会における青葉区の定数は3(2015年実施の選挙より1減)である。

  • 青葉区選出議員
    • 赤野たかし(維新の党)
    • 小島健一(自由民主党
    • 内田美保子(自由民主党)

横浜市会

横浜市会における青葉区の定数は7(2007年実施の選挙で8人となったが、2011年実施の選挙より7に戻る)である。

  • 青葉区選出議員
    • 藤崎浩太郎(維新の党)
    • 山下正人(自由民主党)
    • 横山正人(自由民主党)
    • 行田朝仁(公明党
    • 大貫憲夫(日本共産党
    • 青木マキ(無所属・ネット)
    • 中山まゆみ(自由民主党)

産業

鶴見川沿いなどで農業が行われ、「浜なし」ブランドのが有名。

典型的なベッドタウンで、二次・三次産業の事業所は隣接する緑区、都筑区に比べても少ない一方で、大型小売店は多数ある。

本社を置く主な企業

その他事業所

地域

住宅団地

教育

大学・短期大学

高等学校

中学校

中等教育学校

小学校

  • 横浜市立恩田小学校
  • 横浜市立つつじが丘小学校
  • 横浜市立桂小学校
  • 横浜市立鴨志田第一小学校
  • 横浜市立鴨志田緑小学校
  • 横浜市立鉄小学校
  • 横浜市立黒須田小学校
  • 横浜市立嶮山小学校
  • 横浜市立さつきが丘小学校
  • 横浜市立新石川小学校
  • 横浜市立すすき野小学校

交通

鉄道

中心となる駅は、便宜上区名が入っている青葉台駅となっているが、乗降客はあざみ野駅が最も多く、たまプラーザ駅も急行停車駅であるため、青葉台・あざみ野・たまプラーザの3駅に散らばっている。また、市役所などの行政としての中心駅は市が尾駅である。

路線バス

道路

高速自動車国道
一般国道
主要地方道
一般県道

主な商業施設

スーパーマーケット・ショッピングセンター ・ディスカウントストア

ホームセンター

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

放送

  • 地上波のテレビおよびラジオの放送は関東広域圏および神奈川県域に属している。
  • 本来の放送対象地域である神奈川県域局のtvk(アナログ42ch・デジタル3ch)は青葉区内に受信困難地域がある。
  • 放送対象地域外のテレビ局の越境受信は東京都域局のTOKYO MX(アナログ14ch・デジタル9ch)や千葉県域局のチバテレビ(デジタル3ch)が比較的容易である。前者は青葉区をサービスエリアとするケーブルテレビにより再送信されているため、域外の電波が届きにくい世帯で利用されることがある。

出身有名人

脚注

外部リンク


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