PubMed

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PubMed
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URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/
タイプ 学術文献の検索サイト
分野 医学生物学分野
使用言語 英語
項目数 2000万件分[1]の文献情報
300万[2]が全文無料
閲覧 無料
運営元 国立生物工学情報センター
営利性 なし
現状 稼動中

PubMed(パブメド)は生命科学や生物医学に関する参考文献や要約を掲載するMEDLINEなどへの無料検索エンジンである。 アメリカ国立衛生研究所アメリカ国立医学図書館(NLM)が情報検索Entrezシステムの一部としてデータベースを運用している。

1971年から1997年にかけてMEDLINEの利用は主に大学図書館などの機関施設に限定されていたが、 1996年1月に初公開されたPubMedは個人や法人の一般利用への先駆けであった[3]。一般公開は1997年6月に式典にてアル・ゴア副大統領により実演された[4]

多くのPubMedの文書には全文記事へのリンクが含まれており、PMC (アーカイブ)など掲載元の一部は自由に利用できる。

2017年1月5日時点で、最古の1966年からの2680万件以上の記事があり、毎年約500000件が追加されている。 同時点で1310万件が抄録とともに掲載されており、1420万件が全文へのリンクがある(そのうち380万件の記事が全文無料利用可能である)[5]

2016年に、NLMは出版社が索引付けされた記事の誤植を直接修正できるように、索引付けシステムを変更した[6]

PMID

PMID(パブメドアイディー、PubMed Unique Identifier) は文献検索サイト PubMed が各文献へ割りふっている ID番号。この番号を指定することで、サイト上で単一の文献を指定することができる。例えば1990年に米国科学アカデミー紀要に掲載された小川誠二の論文(fMRIの基礎となるBOLD法の原理を提出した論文)は 2124706 というPMIDを持つ。この数字をPubMedの検索窓に直接打ち込むか、または http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/ へアクセスすると、対象論文の文献情報が表示される。この論文のようにオープンアクセスで無料公開されているものは、画面右上に論文本文へのリンクがアイコンで表示される。

類似サイト

NLMは、MEDLINE情報を、Ovid、Dialog、エブスコ・インフォメーション・サービス、 Knowledge Finderなどの商用、非営利、学術用など多数の民間企業に提供している。2008年10月時点で500以上のライセンスが発行されており、そのうち200以上は米国外に提供されている。 MEDLINEデータの使用ライセンスが無料で公開されているため、NLMは多くの代替インタフェースとPubMedへの外部利用の無料のテスト環境を提供している。

画像・動画

脚注

  1. All[Filter] で検索をかけると収録文献数が分かる。2010年4月12日現在 1973万9863件
  2. All[Filter] AND free full text[sb] で検索をかけると無料で読める文献数が分かる。2010年4月12日現在 298万9314件
  3. PubMed Celebrates its 10th Anniversary”. Technical Bulletin. United States National Library of Medicine (2006年10月5日). . 2011閲覧.
  4. Lindberg DA (2000). “Internet access to the National Library of Medicine”. Eff Clin Pract 3 (5): 256–60. PMID 11185333. http://www.acponline.org/clinical_information/journals_publications/ecp/sepoct00/nlm.pdf. 
  5. (Note: To see the current size of the database simply type "1800:2100[dp]" into the search bar at https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/ and click "search".)
  6. MEDLINE/PubMed Production Improvements Underway”. . 2018-2-6閲覧.

関連項目

外部リンク