ja>Yusuke1109 bot |
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| − | {{otheruses|令制国の遠江国|地域名としての遠州|遠江}}<!--遠州からのリダイレクトになっているため設置-->
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| | {{基礎情報 令制国 | | {{基礎情報 令制国 |
| | |国名 = 遠江国 | | |国名 = 遠江国 |
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| | |一宮 = [[小国神社]]（静岡県[[周智郡]][[森町 (静岡県)|森町]]）<br/>[[事任八幡宮]]（静岡県[[掛川市]]） | | |一宮 = [[小国神社]]（静岡県[[周智郡]][[森町 (静岡県)|森町]]）<br/>[[事任八幡宮]]（静岡県[[掛川市]]） |
| | }} | | }} |
| − | '''遠江国'''（とおとうみのくに/とほたふみのくに）は、[[日本]]の地方行政区分である[[令制国]]の一つ。[[東海道]]に属する。 | + | '''遠江国'''（とおとうみのくに/とほたふみのくに） |
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| − | == 「遠江」の名称と由来 ==
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| − | [[File:Hiroshige Tōtōmi Kanzanji.jpg|thumb|200px|[[六十余州名所図会]]「[[浜名湖|濱名之湖]] 堀江[[舘山寺]] [[引佐町|引佐]]之細江」]]
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| − | 古くは'''遠淡海'''（とほつあはうみ）と表記した。この遠淡海は、一般的に[[浜名湖]]を指すと言う（{{要出典範囲|ただし、国府のあった磐田郡の磐田湖（大之浦）を指すとする説もある|date=2015年5月}}）。これは、都（[[大和国]]）からみて遠くにある淡水湖という意味で、近くにあるのが[[琵琶湖]]であり、こちらは近淡海（ちかつあはうみ）で[[近江国]]となった。
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| − | == 沿革 ==
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| − | === 律令時代 ===
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| − | [[7世紀]]に、地方[[豪族]]であった[[遠淡海国造]]・[[久努国造]]・[[素賀国造]]の領域を合併して遠江国が設置された。
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| − | [[国府]]所在地は、中世に「[[見付]]」と呼ばれたところで、現在の[[磐田市]]にあった。国府は磐田郡にあり。
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| − | 東隣の[[駿河国]]との境は[[大井川]]であった。[[奈良時代]]には、[[大井川]]の流路が現在より北を流れていたため、今の[[栃山川]]以南が遠江国に含まれていた。具体的には[[島田市]]の南部・[[藤枝市]]の南部、および[[焼津市]]の南部で合併前の[[大井川町]]である<ref>『静岡県史』通史編
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| − | 1（原始・古代篇）481-484頁。</ref>。大井川町の全域は、明治初期まで遠江国[[榛原郡]]であった。
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| − | === 中世後期から近世 ===
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| − | [[室町時代]]には[[斯波氏]]・[[今川氏]]が守護に補任される。斯波氏の遠江支配は弱く、戦国時代に元来強固な地盤をもつ東の[[駿河国]]の[[今川氏]]に併呑され領国化した。今川氏は[[甲斐国]]の[[武田氏]]による[[駿河侵攻]]で滅亡し、遠江の今川領国は武田氏と[[三河国]]の[[徳川家康]]により分割された。武田氏はさらに遠江・三河方面への侵攻を志向する[[西上作戦]]を行い、家康は[[浜松城]]を築いて居城を移し武田氏と対峙した。武田軍と徳川軍が交戦した遠江国の地としては、[[二俣城]]・[[高天神城]]・[[三方ヶ原]]が有名である。武田軍が[[南信地方|伊那地方]]から遠江国に入る際には、[[兵越峠]]経由の連絡線が整備された。
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| − | [[安土桃山時代]]になると、武田氏滅亡跡に武田領国を確保した家康は[[関八州|関東八カ国]]に移転し、代わって遠江国には豊臣系大名が配置され、浜松城に[[堀尾吉晴]]が、[[掛川城]]に[[山内一豊]]が転入する。
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| − | [[江戸時代]]になると、吉晴は[[松江城]]に、一豊は[[高知城]]に移転する。代わって、遠江国には[[浜松藩]]と[[掛川藩]]が設置され、[[譜代大名]]が入れ替わりで入った。また、江戸時代には、[[伊那盆地]]や[[水窪町|水窪]]の[[木材]]が、[[天竜川]]の舟運を利用して遠江国平野部に運搬された。
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| − | === 明治維新以後 ===
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| − | [[明治維新]]を迎えると、[[廃藩置県]]で遠江国は[[浜松県]]となった。しかし、[[1876年]]（[[明治]]9年）[[8月21日]]の県合併で、浜松県は静岡県（[[駿河国]]）や[[足柄県]]の一部（[[伊豆国]]）と合併した。この決定に怒った遠江地方民は、何度か遠江国の分離を明治政府に懇願したが、いずれも却下されて終わった。
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| − | また、廃藩置県によって[[武士]]たちが失業すると、[[牧之原台地]]の開拓が実施され、[[緑茶]]畑が造成された。これ以後、[[小笠山]]周辺には、緑茶畑が多く見られる。
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| − | [[1889年]]（明治22年）に[[東海道本線]]が開通すると、江戸時代の天竜川の舟運とも重なって、[[浜松市|浜松]]には[[綿織物]]工場や楽器工場が多く立地するようになった。
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| − | 第二次大戦後になると、[[東海道新幹線]]や[[東名高速道路]]が建設され、遠江地方は、東海地方における農業と工業の要衝となっている。
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| − | === 近代以降の沿革 ===
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| − | * 「旧高旧領取調帳」に記載されている[[明治]]初年時点での国内の支配は以下の通り（372,388石余）。'''太字'''は当該郡内に藩庁が所在。国名のあるものは[[飛地]]領。
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| − | ** [[榛原郡]]（50,198石余） - [[天領|幕府領]]、[[地方知行|旗本領]]、[[掛川藩]]、'''[[相良藩]]'''、[[三河国|三河]][[挙母藩]]、三河[[西尾藩]]、[[伊勢国|伊勢]][[長島藩]]、[[丹波国|丹波]][[篠山藩]]
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| − | ** [[佐野郡]]（29,406石余） - 幕府領、旗本領、[[浜松藩]]、'''掛川藩'''、[[横須賀藩]]
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| − | ** [[城東郡]]（68,905石余） - 幕府領、旗本領、浜松藩、掛川藩、'''横須賀藩'''、相良藩、[[三河吉田藩]]、三河西尾藩、丹波篠山藩
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| − | ** [[周智郡]]（25,086石余） - 幕府領、旗本領、掛川藩、横須賀藩、三河挙母藩
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| − | ** [[豊田郡 (静岡県)|豊田郡]]（55,992石余） - 幕府領、旗本領、浜松藩、掛川藩、[[堀江藩]]、[[陸奥国|陸奥]][[白河藩]]
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| − | ** [[山名郡]]（39,958石余） - 幕府領、旗本領、掛川藩、横須賀藩、堀江藩、陸奥白河藩
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| − | ** [[磐田郡]]（1,041石余） - 幕府領
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| − | ** [[長上郡]]（30,569石余） - 幕府領、旗本領、浜松藩
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| − | ** [[敷知郡]]（49,827石余） - 幕府領、旗本領、'''浜松藩'''、'''堀江藩'''、三河吉田藩
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| − | ** [[浜名郡]]（1,240石余） - 幕府領
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| − | ** [[引佐郡]]（17,927石余） - 幕府領、旗本領、陸奥白河藩
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| − | ** [[麁玉郡]]（2,233石余） - 幕府領、旗本領、陸奥白河藩
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| − | * [[1866年]]（[[慶応]]2年）[[6月19日 (旧暦)|6月19日]] - 白河藩が[[陸奥国|陸奥]]'''[[棚倉藩]]'''に[[転封]]。
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| − | * [[1868年]]（慶応4年）
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| − | ** [[2月1日 (旧暦)|2月1日]] - 棚倉藩が陸奥'''白河藩'''に転封。ただし実行されず、藩庁は引き続き棚倉に置かれた。
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| − | ** [[5月24日 (旧暦)|5月24日]] - [[徳川将軍家|徳川宗家]]が[[駿府藩|駿河府中藩]]に転封。それにともない遠江・駿河・伊豆国内で領地替えが行われ、吉田藩領が[[上総国]][[望陀郡]]、挙母藩領が[[美作国]][[勝北郡]]、西尾藩領が[[安房国]][[平郡]]、長島藩領が上総国[[周淮郡]]、篠山藩領が丹波国[[天田郡]]・[[何鹿郡]]・[[桑田郡]]・[[船井郡]]および[[但馬国]][[朝来郡]]に転封、幕府領・旗本領が消滅。
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| − | ** [[9月5日 (旧暦)|9月5日]] - 浜松藩が上総[[鶴舞藩]]、相良藩が上総[[小久保藩]]、横須賀藩が安房[[花房藩]]に転封。
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| − | * 1968年（[[明治]]元年）
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| − | ** [[11月7日 (旧暦)|11月7日]] - 掛川藩が上総[[柴山藩]]に転封。
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| − | ** [[12月15日 (旧暦)|12月15日]] - 白河藩が[[戊辰戦争]]後の処分により[[減封]]。郡内の領地が消滅。
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| − | ** 以上の変更により、堀江藩領を除く全域が府中藩の管轄となる。
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| − | * [[1869年]]（明治2年）[[8月7日 (旧暦)|8月7日]] - 府中藩が'''[[静岡藩]]'''に改称。
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| − | * [[1871年]]（明治4年）
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| − | ** [[7月14日 (旧暦)|7月14日]] - [[廃藩置県]]により'''[[静岡県]]'''、'''[[堀江県]]'''の管轄となる。
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| − | ** [[11月14日 (旧暦)|11月14日]] - 第1次府県統合により全域が'''静岡県'''の管轄となる。
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| − | ** [[11月15日 (旧暦)|11月15日]] - 第1次府県統合により'''[[浜松県]]'''の管轄となる。
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| − | * [[1876年]]（明治9年）[[8月21日]] - 第2次府県統合により'''静岡県'''の管轄となる。
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| − | == 国内の施設 ==
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| − | === 国府 ===
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| − | [[国府]]は、『[[和名抄]]』では豊田郡、『[[拾芥抄]]』では磐田郡である。
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| − | 初期の国府は、木簡や墨書土器が出土したことから、御殿・二之宮遺跡と推定されるが、決定的証拠は出ていない。平安時代には見付に移転したと見られ、仁治3年（[[1242年]]）以後に成立した『[[東関紀行]]』には、[http://www2s.biglobe.ne.jp/~Taiju/tokan.htm 「遠江の國府（こふ）今の浦に著きぬ」]とある<ref>[http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=34%2F42%2F55.889&lon=137%2F51%2F43.627&layer=1&sc=3&mode=map&size=s&pointer=on&p=&CE.x=303&CE.y=224 今の浦は、見付の南隣である。]</ref>。
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| − | また、鎌倉時代後期以降に成立した『[[源平盛衰記]]』、および建治3年（[[1277年]]）または弘安2年（[[1279年]]）の日記とされる『[[十六夜日記]]』には、「[[見附宿|見附]]の国府」（みつけのこう）とある。
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| − | === 国分寺・国分尼寺 ===
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| − | [[File:Totomi Kokubunji 2018-04 kondo.jpg|thumb|遠江国分寺金堂跡]]
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| − | 国分寺は磐田市中泉にあった。[[819年]]に焼失したが、磐田市見付の参慶山延命院薬師国分寺（本尊：薬師如来）がその法燈を伝承する。
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| − | 国分尼寺は磐田市国府台本町にあった。
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| − | === 神社 ===
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| − | [[ファイル:Keiman-jinja haiden.JPG|thumb|敬満神社]]
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| − | ; [[延喜式内社]]
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| − | : 『[[延喜式神名帳]]』には、大社2社2座・小社58社60座の計60社62座が記載されている（[[遠江国の式内社一覧]]参照）。大社2社は以下に示すもので、いずれも[[名神大社]]である。
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| − | * [[榛原郡|蓁原郡]] 敬満神社 - [[敬満神社]]（[[島田市]]）に比定
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| − | * [[浜名郡]] [[角避比古神社]] - [[明応]]7年（[[1498年]]）の大津波で流され、その後に各地で再建・遷座されたため、論社が3社あり結論が出ていない。明治4年（[[1871年]]）に「角避比古神社」として国幣中社に指定されたが、その後、「鎮座地不明」として社格が除かれた
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| − | [[File:Omi-kunitama-jinja 1.jpg|thumb|淡海國玉神社]] | + | 現在の静岡県の西部。[[東海道]]の一国。上国。国名は，京に近い[[琵琶湖]]が近淡海（ちかつあはうみ）であるのに対して[[浜名湖]]が遠淡海（とほつあはうみ）であることによるという。『[[旧事本紀]]』には遠淡海国造，久努国造（くぬのくにのみやつこ），素賀国造（そがのくにのみやつこ）がみえる。遠淡海国造は浜名郡，久努国造は山名郡，素賀国造は佐野郡をそれぞれ中心とする地方にあったとみられる。国府，国分寺は磐田市[[見付]]に置かれた（[[遠江国分寺跡]]）。『[[延喜式]]』には浜名，敷智（ふち），引佐（いなさ），麁玉（あらたま），長上，長下，磐田，山香，周智（すち），山名，佐野（さや），城飼（きかふ），蓁原（はいはら）の 13郡があり，『和名抄』には郷 94，田 1万3661町が記されている。鎌倉時代，治承4（1180）年以来守護であった[[安田義定]]が建久5（1194）年幕府に誅せられて以後，北条氏（大仏氏）が守護となった。南北朝時代には[[足利直義]]が領有したが，後醍醐天皇の皇子[[宗良親王]]が湖北の井伊谷城によってこれに対抗したこともあった。その後今川氏，仁木氏，千葉氏が守護となったが，正平7＝文和1（1352）年以降今川氏が守護として戦国時代に及び，今川氏親，[[今川義元]]父子は駿河，遠江，三河を領して勢力をふるった。義元が永禄3（1560）年[[桶狭間の戦い]]で[[織田信長]]に敗れたのちは[[徳川家康]]に支配された。さらに家康が江戸に入府すると代わって山内氏，堀尾氏が入国した。江戸時代には横須賀に西尾氏，浜松に井上氏，掛川に太田氏，のちに相良に田沼氏が封じられた。明治1（1868）年[[徳川家達]]が駿河，遠江 70万石を与えられたために諸藩は移封されたが，同 4年堀江県から浜松県となり，1876年静岡県に編入。 |
| − | ; [[総社]]・[[一宮]]以下
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| − | * 総社：[[淡海國玉神社]] （磐田市見付） - [[1789年]]の『遠江国風土記伝』によると、[[磐田郡]][[向坂郷]](匂坂の誤記か)の磐田明神が、国府のある見付に移されて惣社とされたという
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| − | * 一宮：以下の2説がある。[[1127年]]の史料に「遠江国一宮」とあるが、これは笠原荘一宮の[[高松神社]]を指す。
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| − | ** [[小国神社]] （[[周智郡]][[森町 (静岡県)|森町]]一宮） - [[1235年]]の史料に「当国鎮守小国一宮」とあるのが初見
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| − | ** [[事任八幡宮]] （[[掛川市]]八坂） - 『[[大日本国一宮記]]』ではこちらになっている。[[吉田家]]の系統の書物ではこちらになっていて、神社が権威を付ける為に、神社界の権威の吉田家に一宮の認定を依頼したという説がある
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| − | * 二宮：以下の2説がある。中世史料に二宮についての記述はない。
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| − | ** [[鹿苑神社]] （[[磐田市]]二之宮） - 「高根明神」
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| − | ** [[二宮神社 (新居町)|二宮神社]] （[[湖西市]]中之郷）
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| − | 三宮以下はない。
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| − | ; [[国府八幡宮]]
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| − | * 国府八幡宮：[[府八幡宮]]（磐田市中泉）
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| − | === 守護所 ===
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| − | 見付の国府の近隣に有り、中世後期には要塞化して見付城や府中城と呼ばれた。
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| − | === 安国寺利生塔 ===
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| − | * [[安国寺利生塔|安国寺]] -[[貞永寺 (掛川市)|金剛山貞永寺]]（掛川市大坂、本尊：釈迦如来）が法燈を継承
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| − | | |
| − | 利生塔は未詳である。
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| − | | |
| − | == 地域 ==
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| − | <gallery>
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| − | File:Hamamatsu near city hall.JPG|200px|[[浜松市]]（[[政令指定都市]]）
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| − | File:Tempyo-dori St., Iwata City - panoramio.jpg|200px|[[磐田市]]
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| − | File:Mikazuki-bori, Kakegawa Casle.jpg|200px|[[掛川市]]
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| − | File:JR Fukuroi Sta. North.JPG|200px|[[袋井市]]
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| − | </gallery>
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| − | === 郡 ===
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| − | <div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;">
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| − | *[[榛原郡]]
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| − | *[[佐野郡]]
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| − | *[[城東郡]]
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| − | </div><div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;">
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| − | *[[周智郡]]
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| − | *[[豊田郡 (静岡県)|豊田郡]]
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| − | *[[山名郡]]
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| − | </div><div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;">
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| − | *[[磐田郡]]
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| − | *[[長上郡]]
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| − | *[[敷知郡]]
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| − | </div><div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;">
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| − | *[[浜名郡]]
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| − | *[[引佐郡]]
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| − | *[[麁玉郡]]
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| − | </div>{{clear|left}}
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| − | === 江戸時代の藩 ===
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| − | {| class="wikitable"
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| − | |+ 遠江国の藩の一覧
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| − | ! 藩名 !! 居城 !! 藩主
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| − | |-
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| − | ! [[浜松藩]]
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| − | | [[浜松城]]
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| − | ||
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| − | *[[松平忠頼]]：5万石。1601年 - 1609年（刺殺・改易）
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| − | *[[水野重央]]：2万5千石→3万5千石（[[徳川頼宣]]附家老）。1609年 - 1619年（[[紀伊新宮藩]]3万5千石に移封）
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| − | *[[高力忠房]]：3万5千石。1619年 - 1638年（肥前[[島原藩]]4万石に移封）
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| − | *[[松平乗寿]]：3万6千石。1638年 - 1644年（上野[[館林藩]]6万石に移封）
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| − | *[[太田氏|太田家]]： 3万5千石→3万2000石。1644年 - 1678年（大坂城代として摂津・和泉周辺に移封）
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| − | *[[青山氏|青山家]]：5万石。1678年 - 1702年（[[丹波亀山藩]]5万石に移封）
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| − | *[[本庄松平家]]：7万石。1702年 - 1729年（[[三河吉田藩]]7万石に移封）
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| − | *[[大河内松平家]]：7万石。1729年 - 1749年（三河吉田藩7万石に移封）
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| − | *[[本庄松平家]]：7万石。1749年 - 1758年（丹後宮津藩7万石に移封）
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| − | *[[井上氏|井上家]]：6万石。1758年 - 1817年（陸奥[[棚倉藩]]6万石に移封）
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| − | *[[水野氏|水野家]]：6万石→7万453石→5万石。1817年 - 1845年（出羽[[山形藩]]5万石に移封）
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| − | *[[井上氏|井上家]]：6万石。1845年 - 1868年（上総[[鶴舞藩]]6万石に移封）
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| − | *[[徳川家達]]領：1868年 - 1871年
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| − | |-
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| − | ! [[掛川藩]]
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| − | | [[掛川城]]
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| − | ||
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| − | *[[久松松平家]]：3万石。1601年 - 1617年（伊勢[[桑名藩]]11万石に移封）
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| − | *[[安藤直次]]：2万8千石（[[徳川頼宣]]附家老）。1617年 - 1619年（[[紀伊田辺藩]]3万8千石に移封）
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| − | *[[松平定綱]]：3万石。1619年 - 1623年（山城[[淀藩]]3万5千石に移封）
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| − | *[[朝倉宣正]]：2万6千石（[[徳川忠長]]附家老）。1623年 - 1632年（忠長に連座・甲斐駅）
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| − | *[[青山幸成]]：2万6000石→3万3000石。1633年 - 1635年（摂津[[尼崎藩]]5万石に移封）
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| − | *[[桜井松平家]]：4万石。1635年 - 1639年（信濃[[飯山藩]]4万石に移封）
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| − | *[[本多忠義]]：7万石。1639年 - 1644年（越後国村上藩10万石に移封）
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| − | *[[松平忠晴]]：2万5000石。1644年 - 1648年（[[丹波亀山藩]]3万8千石に移封）
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| − | *[[北条氏重]]：3万石。1648年 - 1658年（無嗣改易）
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| − | *[[井伊氏|井伊家]]：3万5000石。1658年 - 1705年（越後[[与板藩]]2万石に移封）
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| − | *[[松平忠喬]]：4万石。1705年 - 1711年（摂津[[尼崎藩]]4万8千石に移封）
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| − | *[[小笠原氏|小笠原家]]：6万石。1711年 - 1746年（陸奥[[棚倉藩]]6万5千石へ移封）
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| − | *[[太田氏|太田家]]：5万石。1746年 - 1868年（上総[[松尾藩]]に移封）
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| − | *[[徳川家達]]領：1868年 - 1871年
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| − | |-
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| − | ! [[横須賀藩]]
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| − | | [[横須賀城]]
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| − | ||
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| − | *大須賀家：6万石。1601年 - 1615年（[[館林藩]]の家督を継ぐため廃藩）
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| − | *[[天領]]：1615年 - 1619年
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| − | *[[能見松平家]]：2万6千石。1619年 - 1621年（出羽[[上山藩]]4万石に移封）
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| − | *[[井上氏|井上家]]：5万2千石。1621年 - 1645年（常陸[[笠間藩]]5万4500石に移封）
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| − | *[[本多利長]]：5万石。1645年 - 1682年（改易）
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| − | *西尾家：2万5千石→3万5千石。1682年 - 1869年（安房[[花房藩]]3万5千石に移封）
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| − | |-
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| − | ! [[相良藩]]
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| − | | [[相良城|相良陣屋]]
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| − | ||
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| − | *[[本多氏|本多家]]：1万5千石。1710年 - 1746年（陸奥[[泉藩]]1万5千石に移封）
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| − | *[[板倉勝清]]：1万5千石→2万石。1746年 - 1749年（上野[[安中藩]]2万石に移封）
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| − | *[[本多忠央]]：1万石。1749年 - 1758年（[[金森氏]]に連座・改易）
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| − | *[[田沼氏|田沼家]]：1万石→1万5千石→2万石→2万5千石→3万石→4万7千石→5万7千石→3万7千石。1758年 - 1787年（下村1万石に移封）
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| − | *[[天領]]：1787年 - 1823年
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| − | *田沼家：1万石。1823年 - 1868年（上総[[小久保藩]]1万1270石に移封）
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| − | |-
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| − | ! [[井伊谷藩]]
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| − | | 井伊谷陣屋
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| − | ||
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| − | *[[近藤秀用]]：万5千石→1万7千石。1619年 - 1630年頃（領地を分配したため旗本に）
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| − | |-
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| − | ! [[掛塚藩]]
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| − | | 掛塚陣屋
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| − | ||
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| − | *加賀爪家：1万1500石→1万石→1万3000石。1641年 - 1681年（改易）
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| − | |-
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| − | ! [[遠江久野藩]]
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| − | | 久野陣屋
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| − | ||
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| − | *[[松下重綱]]：1万6千石。1600年 - 1603年（常陸小張に移封）
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| − | *[[北条氏重]]：1万石。1619年 - 1640年（下総[[関宿藩]]2万石に移封）
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| − | |}
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| − | | |
| − | == 人物 ==
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| − | === 国司 ===
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| − | {{節スタブ}}
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| − | ==== 遠江守 ====
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| − | 定員：1名。官位相当：従五位下 ※日付＝旧暦
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| − | *[[下毛野多具比]]（従五位上）：[[天平宝字]]8年（[[764年]]）任官
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| − | *[[橘入居]]（従五位下）：[[延暦]]5年（[[788年]]）任官
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| − | *[[大枝管麻呂]]（従五位下）：延暦25年（[[806年]]）任官
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| − | *[[和建男]]（従五位上）：[[弘仁]]4年（[[813年]]）任官
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| − | *[[清原長谷]]（従五位下）：弘仁10年（[[819年]]）任官
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| − | *[[藤原衡]]（従五位下）：弘仁14年（[[823年]]）任官
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| − | *[[文室助雄]]（従五位下）：[[承和 (日本)|承和]]7年（[[840年]]）任官
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| − | *[[正躬王]]（従四位下）：承和11年（[[844年]]）任官
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| − | *[[安倍氏主]]（従五位下）：承和12年（[[845年]]）任官
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| − | *[[石川越智人]]（従五位下）：承和13年（[[846年]]）任官
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| − | **[[藤原氏範]]（従五位上）：承和15年（[[848年]]）任官（権守）
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| − | *[[文室助雄]]（従五位上）：[[嘉祥]]3年（[[850年]]）任官
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| − | *[[橘数雄]]（従五位下）：嘉祥4年（[[851年]]）任官
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| − | **[[藤原冬緖]]（従五位下）：[[仁寿]]元年（[[851年]]）任官（権守）
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| − | *[[紀弘岑]]（従五位下）：[[斉衡]]2年（[[855年]]）任官
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| − | *[[藤原真冬]]（従五位下）：[[天安 (日本)|天安]]3年（[[859年]]）任官
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| − | *[[高階菅根]]（従五位下）：[[貞観 (日本)|貞観]]2年（[[860年]]）任官
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| − | *[[笠弘興]]（従五位下）：貞観6年（[[864年]]）任官
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| − | *[[長岡秀雄]]（従五位下）：貞観6年（[[864年]]）任官
| |
| − | *[[田口統範]]（従五位下）：貞観7年（[[865年]]）任官
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| − | *[[清原惟岳]]（従五位下）：貞観12年（[[870年]]）任官
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| − | *[[藤原清保]]（従五位下）：[[元慶]]2年（[[878年]]）任官
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| − | *[[橘良殖]]（従五位下）：[[延暦]]7年（[[895年]]）任官
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| − | *[[島田房年]]（従五位下）：[[昌泰]]2年（[[899年]]）任官
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| − | *[[藤原忠行]]（従五位下）：昌泰3年（[[890年]]）任官
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| − | *[[平中興]]（従五位下）：[[延喜]]4年（[[904年]]）任官
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| − | *[[藤原治方]]（従五位下）：延喜20年（[[920年]]）任官
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| − | *[[平随時]]（従五位下）：[[延長 (元号)|延長]]2年（[[924年]]）任官
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| − | *[[平統理]]（従五位下）：[[天慶]]9年（[[946年]]）任官
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| − | **[[源扶義]]（従五位上）：[[天元 (日本)|天元]]3年（[[980年]]）任官（権守）
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| − | *[[藤原惟貞]]：[[長保]]5年（[[1003年]]）任官
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| − | *[[源忠重]]（従四位下）：[[寛仁]]2年（[[1018年]]）任官
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| − | *[[藤原兼成]]：寛仁3年（[[1019年]]）任官
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| − | *[[藤原永信]]：[[長元]]2年（[[1029年]]）任官
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| − | *[[菅原明任]]：[[長暦]]4年（[[1040年]]）任官
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| − | *[[橘資成]]：[[康平]]3年（[[1060年]]）任官
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| − | *[[藤原家範]]：[[治暦]]3年（[[1067年]]）任官
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| − | **[[源頼仲]]：治暦4年（[[1068年]]）任官（権守）
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| − | *[[源為憲]]
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| − | *[[藤原為房]]
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| − | *[[藤原俊成]]（[[保延]]3年〈1137年〉12月16日～[[久安]]元年〈1145年〉12月30日）従五位下→従五位上
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| − | *[[平重盛]]（[[保元]]3年〈1158年〉8月10日～[[平治]]元年〈1159年〉12月27日）正五位下
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| − | *[[平宗盛]]＜1159年(平治元年)12月27日～1160年([[永暦]]元年)1月21日＞従五位下
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| − | *[[安田義定]]（[[寿永]]2年〈1183年〉8月10日～[[文治]]6年〈1190年〉1月26日） 従五位下（[[建久]]2年〈1191年〉3月6日～建久4年〈1193年〉11月28日）従五位上
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| − | *[[北条時政]]（[[正治]]2年〈1200年〉4月1日～[[元久]]2年〈1205年〉閏7月19日）従五位下
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| − | *[[北条時房]]（元久2年〈1205年〉8月9日～元久2年〈1205年〉9月21日）従五位下
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| − | *[[大江親広]]
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| − | *[[北条光時|北条（江馬）光時]]
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| − | *[[北条朝時]]（[[嘉禎]]2年〈1236年〉7月20日～[[仁治]]3年〈1242年〉5月10日）従五位上→従四位下
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| − | *[[北条朝直]]（[[寛元]]元年〈1243年〉7月8日～寛元4年〈1246年〉4月15日）正五位下
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| − | *[[北条時直]]
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| − | *[[北条教時]]（[[文永]]7年〈1270年〉閏9月23日～文永9年〈1272年〉2月11日）従五位上
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| − | *[[北条時基]]（[[弘安]]3年〈1280年〉11月～弘安7年〈1284年〉4月）
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| − | *[[北条時定 (時氏流)|北条時定]]＜ ～[[正応]]3年〈1290年〉＞
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| − | *[[北条時範]]（[[嘉元]]2年〈1304年〉6月6日～[[徳治]]2年〈1307年〉8月14日）従五位上→正五位下
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| − | *[[北条随時]]（ ～[[元亨]]元年〈1321年〉6月23日）従五位下
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| − | | |
| − | === 守護 ===
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| − | ==== 鎌倉幕府 ====
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| − | *1180年～1193年 - [[安田義定]]
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| − | *1238年～？ - [[北条時房]]
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| − | *1252年～？ - [[北条朝直]]
| |
| − | *1277年～1286年 - [[北条宣時]]
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| − | *？～1331年 - [[北条貞直]]
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| − | | |
| − | ==== 室町幕府 ====
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| − | *1336年～1338年 - [[今川範国]]
| |
| − | *1339年～1343年 - [[仁木義長]]
| |
| − | *1346年 - [[千葉貞胤]]
| |
| − | *1351年～？ - 仁木義長
| |
| − | *1352年 - [[今川範氏]]
| |
| − | *1352年～1365年 - 今川範国
| |
| − | *1379年～1384年 - 今川範国
| |
| − | *1384年～1388年 - [[今川貞世]]
| |
| − | *1388年～1399年 - [[今川仲秋]]
| |
| − | *1395年～1399年 - 今川貞世
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| − | *1400年～1401年 - [[今川泰範]]
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| − | *1405年～1407年 - [[斯波義重]]
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| − | *1407年～1413年 - 今川泰範
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| − | *1419年～1433年 - [[斯波義淳]]
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| − | *1433年～1436年 - [[斯波義郷]]
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| − | *1436年～1452年 - [[斯波義健]]
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| − | *1452年～1460年 - [[斯波義敏]]
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| − | *1460年～1461年 - 斯波氏
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| − | *1461年～1466年 - [[斯波義廉]]
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| − | *1466年 - 斯波義敏
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| − | *1466年～1470年 - 斯波義廉
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| − | *1491年～1501年 - [[斯波義寛|斯波義良]]
| |
| − | *1508年～1526年 - [[今川氏親]]
| |
| − | *1526年～1536年 - [[今川氏輝]]
| |
| − | *1536年～1560年 - [[今川義元]]
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| − | *1560年～1569年 - [[今川氏真]]
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| − | | |
| − | === 戦国時代 ===
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| − | ==== 戦国大名 ====
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| − | *[[今川氏]]：駿河・遠江守護、戦国大名。1568年、[[今川氏真]]が[[後北条氏|小田原北条氏]]に亡命
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| − | *[[徳川家康]]（[[浜松城]]）：1568年遠江を自領とする。[[小田原征伐]]後の1590年、北条氏旧領である関東8カ国250万石に移封
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| − | | |
| − | ==== 豊臣政権の大名 ====
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| − | *[[堀尾吉晴]]・[[堀尾忠氏|忠氏]]：[[浜松城]]12万石。1590年 - 1600年（[[関ヶ原の戦い]]後、出雲[[松江藩]]24万石に移封）
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| − | *[[山内一豊]]：[[掛川城]]5万1千石→5万9千石。1590年 - 1600年（関ヶ原の戦い後、土佐藩9万8千石（後に22万2千石）に移封）
| |
| − | *[[有馬豊氏]]：[[横須賀城]]3万石。1590年 - 1600年（関ヶ原の戦い後、丹波[[福知山藩]]6万石に移封）
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| − | *[[松下之綱]]・[[松下重綱|重綱]]：久野1万6千石。1590年 - 1600年（関ヶ原の戦い後も本領安堵され[[遠江久野藩|久野藩]]となる）
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| − | | |
| − | === 武家官位としての遠江守 ===
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| − | ==== 江戸時代以前 ====
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| − | *会津[[蘆名氏]]
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| − | **[[蘆名盛員]]：第6代当主。鎌倉時代末期の武将
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| − | **[[蘆名直盛]]：第7代当主。南北朝時代・室町時代前期の武将
| |
| − | **[[蘆名詮盛]]：第8代当主。室町時代前・中期の武将
| |
| − | **[[蘆名盛詮]]：第12代当主。室町時代中期の武将
| |
| − | **[[蘆名盛滋]]：第14代当主。戦国時代の武将・戦国大名
| |
| − | **[[蘆名盛舜]]：第15代当主。戦国時代の武将・戦国大名
| |
| − | *その他
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| − | **[[伊達朝宗]]：平安時代末期・鎌倉時代初期の武将。伊達宗家初代当主
| |
| − | **[[安田義定]]：平安時代末期・鎌倉時代初期の武将
| |
| − | **[[足利義純]]：鎌倉時代初期の武将。源姓[[畠山氏]]・[[岩松氏]]の祖
| |
| − | **[[荒川詮頼]]：鎌倉時代末期・南北朝時代の武将・[[丹後国|丹後]]守護職
| |
| − | **[[佐竹貞義]]：鎌倉時代末期・南北朝時代の武将・[[常陸国|常陸]]守護。[[佐竹氏]]第8代当主
| |
| − | **[[南部政行 (12代当主)|南部政行]]：鎌倉時代末期・南北朝時代の武将。南部氏第12代当主
| |
| − | **[[南部政長]]：南北朝時代の武将。南部政行の四男
| |
| − | **[[朝倉高景]]：南北朝時代・室町時代の武将。[[越前国|越前]][[朝倉氏]]第2代当主
| |
| − | **[[朝倉景冬]]：室町時代末期・戦国時代前期にかけての武将。6代当主[[朝倉家景|家景]]の子
| |
| − | **[[小笠原光康]]：室町時代の守護大名。[[信濃国|信濃]]守護、小笠原氏当主。
| |
| − | **[[宇都宮宗泰]]：南北朝時代・室町時代の武将。[[伊予国|伊予]][[伊予宇都宮氏|宇都宮氏]]2代当主
| |
| − | **[[宇都宮豊綱]]：戦国時代・安土桃山時代の武将。伊予の戦国大名伊予宇都宮氏8代（最後の）当主
| |
| − | **[[織田広近]]：戦国時代の武将
| |
| − | **[[津田武永]]（織田寛近）：戦国時代の武将。織田広近の子
| |
| − | **[[二階堂晴行]]：戦国時代の武将。須賀川[[二階堂氏]]の当主
| |
| − | **[[浦上宗景]]：戦国時代・安土桃山時代の武将。[[備前国|備前]]の戦国大名
| |
| − | **[[堀秀村]]：戦国時代・安土桃山時代の武将。織田政権の大名
| |
| − | | |
| − | ==== 江戸時代 ====
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| − | *常陸[[下妻藩]]井上家
| |
| − | **[[井上正長]]：初代藩主
| |
| − | **[[井上正敦]]：第2代藩主
| |
| − | **[[井上正辰]]：第3代藩主
| |
| − | **[[井上正意]]：第4代藩主
| |
| − | **[[井上正棠]]：第5代藩主
| |
| − | **[[井上正広]]：第6代藩主
| |
| − | **[[井上正民]]：第9代藩主
| |
| − | **[[井上正健]]：第10代藩主
| |
| − | **[[井上正誠]]：第11代藩主
| |
| − | **[[井上正信]]：第12代藩主
| |
| − | *伊予[[大洲藩]]加藤家
| |
| − | **[[加藤光泰]]：戦国時代・安土桃山時代の武将、豊臣政権の大名。初代藩主[[加藤貞泰]]の父
| |
| − | **[[加藤泰恒]]：第3代藩主
| |
| − | **[[加藤泰温]]：第5代藩主
| |
| − | **[[加藤泰武]]：第7代藩主
| |
| − | **[[加藤泰済]]：第10代藩主
| |
| − | **[[加藤泰幹]]：第11代藩主
| |
| − | **[[加藤泰秋]]：第13代藩主
| |
| − | *[[上総国|上総]][[一宮藩]]加納家
| |
| − | **[[加納久通]]：加納家初代。[[伊勢国|伊勢]][[八田藩]]初代藩主。[[徳川吉宗]]の側近
| |
| − | **[[加納久周]]：加納家3代。八田藩第3代藩主
| |
| − | **[[加納久儔]]：加納家5代。八田藩第5代藩主、上総一宮藩初代藩主
| |
| − | **[[加納久宜]]：加納家9代。一宮藩第4代藩主
| |
| − | *[[肥後国|肥後]][[人吉藩]][[相良氏|相良家]]
| |
| − | **[[相良定頼]]：南北朝時代の武将。肥後[[相良氏]]第6代当主
| |
| − | **[[相良義陽]]：戦国時代・安土桃山時代の武将。相良氏第18代当主。初代藩主[[相良頼房]]の祖父
| |
| − | **[[相良頼喬]]：第3代藩主（相良氏第22代当主）
| |
| − | **[[相良長在]]：第6代藩主（相良氏第25代当主）
| |
| − | **[[相良頼央]]：第8代藩主（相良氏第27代当主）
| |
| − | **[[相良長福]]：第14代藩主（相良氏第33代当主）
| |
| − | **[[相良頼基]]：第15代藩主（相良氏第34代当主）
| |
| − | *伊予宇和島藩[[伊達氏|伊達家]]
| |
| − | **[[伊達秀宗]]：初代藩主。[[伊達政宗]]の長男。
| |
| − | **[[伊達宗利]]：第2代藩主
| |
| − | **[[伊達宗贇]]：第3代藩主
| |
| − | **[[伊達村年]]：第4代藩主
| |
| − | **[[伊達村候]]：第5代藩主
| |
| − | **[[伊達村寿]]：第6代藩主
| |
| − | **[[伊達宗紀]]：第7代藩主
| |
| − | **[[伊達宗城]]：第8代藩主
| |
| − | **[[伊達宗徳]]：第9代藩主
| |
| − | *[[陸奥国|陸奥]][[八戸藩]][[南部氏|南部家]]
| |
| − | **[[南部直政]]：第2代藩主
| |
| − | **[[南部通信]]：第3代藩主。
| |
| − | **[[南部信興]]：第5代藩主
| |
| − | **[[南部信順]]：第9代藩主
| |
| − | *[[越後国|越後]]長岡藩分家牧野家2代。
| |
| − | **[[牧野康道]]：牧野家分家2代。越後[[与板藩]]第2代藩主
| |
| − | **[[牧野康満]]：牧野家分家5代。信濃[[小諸藩]]第3代藩主
| |
| − | **[[牧野康命]]：牧野家分家10代。小諸藩第8代藩主
| |
| − | **[[牧野康哉]]：牧野家分家11代。小諸藩第9代藩主
| |
| − | **[[牧野康済]]：牧野家分家12代。小諸藩第10代藩主
| |
| − | *[[摂津国|摂津]][[尼崎藩]][[桜井松平家]]
| |
| − | **[[松平忠倶]]：桜井松平家3代。遠江[[掛川藩]]第2代藩主、信濃[[飯山藩]]初代藩主
| |
| − | **[[松平忠喬]]：桜井松平家4代。飯山藩第2代藩主、遠江[[掛川藩]]主、摂津[[尼崎藩]]初代藩主
| |
| − | **[[松平忠名]]：桜井松平家5代。尼崎藩の第2代藩主
| |
| − | **[[松平忠告]]：桜井松平家6代。尼崎藩第3代藩主
| |
| − | **[[松平忠宝]]：桜井松平家7代。尼崎藩第4代藩主
| |
| − | **[[松平忠誨]]：桜井松平家8代。尼崎藩第5代藩主
| |
| − | **[[松平忠栄 (尼崎藩主)|松平忠栄]]：桜井松平家9代。尼崎藩第6代藩主
| |
| − | **[[松平忠興]]：桜井松平家10代。尼崎藩第7代藩主
| |
| − | *その他
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| − | **[[有馬道純]]：越前[[丸岡藩]]第8代主・老中
| |
| − | **[[小笠原忠雄]]：[[豊前国|豊前]][[小倉藩]]第2代藩主
| |
| − | **[[小笠原忠基]]：小倉藩第3代藩主
| |
| − | **[[小堀政一]]（小堀遠州）：[[備中国|備中]][[備中松山藩|松山藩]]第2代藩主。茶人、[[遠州流]]初代宗家
| |
| − | **[[小堀政房]]：[[近江小室藩]]第4代藩主。小堀遠州のひ孫。遠州流4代宗家
| |
| − | **[[榊原康勝]]：[[上野国|上野]][[館林藩]]第2代藩主。[[榊原康政]]の3男
| |
| − | **[[土井利隆]]：[[下総国|下総]][[古河藩]]第2代藩主
| |
| − | **[[永井直輝]]：摂津[[高槻藩]]第11代藩主
| |
| − | **[[那須資弥]]：[[下野国|下野]][[烏山藩]]初代藩主
| |
| − | **[[堀直恒]]：下野[[椎谷藩]]第3代藩主
| |
| − | **[[本多正武]]：上野[[沼田藩]]第2代藩主。正重系本多家2代
| |
| − | **[[本多正意]]：[[駿河国|駿河]][[田中藩]]第5代藩主。正重系本多家7代
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| − | <!--
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| − | * [[色部昌長]]
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| − | * [[色部憲長]]
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| − | * [[浦上宗景]]
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| − | * [[望月昌頼]]
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| − | * [[成松信勝]]
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| − | **[[牛尾幸清]]：戦国時代の武将。[[尼子氏]]の家老
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| − | -->
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| − | | |
| − | == 脚注 ==
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| − | {{reflist}}
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| − | | |
| − | == 参考文献 ==
| |
| − | * [[角川日本地名大辞典]] 22 静岡県
| |
| − | * 静岡県『静岡県史』通史編1（原始・古代篇）、静岡県、1994年。
| |
| − | * [http://www.rekihaku.ac.jp/up-cgi/login.pl?p=param/kyud/db_param 旧高旧領取調帳データベース]
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| − | | |
| − | == 関連項目 ==
| |
| − | {{Commonscat|Totomi Province}}
| |
| − | * [[浜松県]]
| |
| − | * [[遠州弁]]
| |
| − | * [[遠州七不思議]]
| |
| − | * [[遠州三山]]
| |
| | | | |
| | {{令制国一覧}} | | {{令制国一覧}} |
| | {{遠江国の郡}} | | {{遠江国の郡}} |
| | + | |
| | + | {{テンプレート:20180815sk}} |
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| | {{デフォルトソート:とおとうみのくに}} | | {{デフォルトソート:とおとうみのくに}} |