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{{更新|date=2017年3月}}
+
[[ファイル:Airbus Logo 2017.svg|サムネイル|]]
{{otheruses|[[ヨーロッパ]]の航空機メーカー|その他のエアバス|エアバス (曖昧さ回避)}}
 
 
{{基礎情報 会社
 
{{基礎情報 会社
 
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|社名= エアバス
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[[File:A350 First Flight - Low pass 02.jpg|thumb|同社の最新鋭機 A350]]
 
[[File:13-08-07 - Airbus A330 - hongkong airport.jpg|thumb|Airbus A330-200]]
 
'''エアバス'''({{lang-fr-short|''Airbus SE''}} {{IPA-fr|ɛʁbys|lang|Airbus2.ogg}} {{IPA-de|ˈɛːɐbʊs}} {{IPA-en|ˈɛərbʌs}} {{IPA-es|ˈerβus}})は、[[ヨーロッパ]]([[欧州連合]]の内の4カ国)の航空宇宙機器開発製造会社。設立当初の事業体の名称は'''エアバス・インダストリー G.I.E.'''({{lang-fr-short|''G.I.E. Airbus industrie''}})であったが、[[2001年]]に[[法人]]化されて現社名に変更された。民間航空機メーカーとしてのエアバスは、[[2000年]]以降親会社の航空防衛企業である[[エアバス・グループ]]の子会社として位置づけられていたが、[[2017年]]1月に両社が合併、存続会社名をエアバスとすることで、この関係を解消した<ref>{{cite web|url=http://www.aviationwire.jp/archives/101135|title=エアバス、17年に新体制 親会社と合併へ|publisher=Aviation Wire|date=2016-10-01|accessdate=2017-03-11}}</ref>。本社は[[フランス]]・[[トゥールーズ]]。
 
  
2017年3月1日、経済産業省はエアバスと日本企業の連携を強化する覚書をフランス政府と締結した
+
'''エアバス'''{{lang-fr-short|''Airbus SE''}} {{IPA-de|ˈɛːɐbʊs}} {{IPA-en|ˈɛərbʌs}} {{IPA-es|ˈerβus}}
<ref>{{cite news | url =http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170302/mca1703020500003-n1.htm| title =経産省、エアバスと連携強化で仏と覚書 日本企業の欧州進出支援| publisher =| date= 2017-03-02| accessdate =2017-03-04}}</ref>。
 
 
 
== 概要 ==
 
1960年代から続く、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]企業の世界的な[[旅客機]]の独占に対して[[欧州連合|ヨーロッパ諸国]]が危機感を抱く中、[[1970年]]12月に[[フランス]]の[[アエロスパシアル]]と[[ドイツ|西ドイツ]][[DASA]]が共同[[出資]]し設立された。旅客航空機の製造販売を主な事業内容としており、近年はアメリカの[[ボーイング]]と市場を二分する巨大航空機メーカーとして、激しい[[市場]]競争を繰り広げている。
 
 
 
なおエアバスとは、[[ワイドボディ機|広胴型機]]の隆盛の初期「バスのように気軽に利用できる飛行機の時代をいう」航空用語を、そのまま社名にしたものである。また[[中華人民共和国]]では「空中客車」(略して「空客」とも)と表記する。一方で同じ中国語圏の[[香港]]や[[中華民国|台湾]]などでは「バス」の音の当て字で「空中巴士」と表記されることが多い。
 
 
 
== 経緯 ==
 
[[ジェット機|ジェット]][[旅客機]]時代になり開発費の高騰などから、ヨーロッパの既存の各社が単独では、[[アメリカ合衆国]]の航空機メーカーである[[ボーイング]]や[[マクドネル・ダグラス]](現[[ボーイング]])、[[ロッキード]](現[[ロッキード・マーチン]])への対抗が難しくなったことから、[[フランス]]の[[アエロスパシアル]](現[[エアバス・グループ]])と[[ドイツ|西ドイツ]][[DASA]](現エアバス・グループ)が共同出資し、[[1970年]]12月に設立され、中型機の製作に取り掛かった。これは後に[[エアバスA300]]となる機体で、[[イギリス]]のBAeと[[スペイン]]のCASA(現エアバス・グループ)も参加して4カ国体制となった。
 
 
 
最初に完成したA300は、ノウハウ不足などから航続距離不足や信頼性不足などを指摘され、売上は苦戦。エアバスは膨大な[[赤字]]を抱えたが、[[フランス]]と[[ドイツ|西ドイツ]]政府の全面的な援助によって乗り切った。
 
 
 
しかし、それをきっかけに技術力を大幅に高めたA320で大成功を収める。以後、急速に売上を伸ばし[[マクドネル・ダグラス]]を追い抜き[[ボーイング]]に迫るまでになった。当時、新型機の開発が迷走していたボーイングはエアバスの躍進に脅威を感じると大規模な非難キャンペーンを開始。特にエアバスがフランスとドイツの政府に手厚く保護されていると指弾した。それに対してエアバスはボーイングもアメリカ合衆国政府と一体となっていることなどからあからさまな政治的売り込みを批判し、双方が[[裁判]]に持ち込むなど泥仕合となった。ボーイングはアメリカ合衆国政府と、[[エアバス・グループ|EADS]]は欧州連合と密接に結びついているため、両者の争いは極めて政治的な色合いの強いものだった。[[2001年]]にエアバスが完全に[[株式会社]]化し、組織体制の非難合戦は収束した。また、[[中華人民共和国]]の国有企業である[[中国航空工業集団公司]]との合弁<ref>{{cite web|url=http://flyteam.jp/news/article/43660 |title=エアバス、天津工場で最終組立のA320ファミリー200機目を納入|agency=FlyTeam ニュース|date=2014-12-03|accessdate=2017-10-26}}</ref>で[[天津]]にEU域外では初の生産拠点を開設したのに続き<ref>{{cite web|url=http://globe.asahi.com/feature/090907/03_2.html |title=EUの耐久力 攻勢かける「欧州スタンダード」|agency=[[朝日新聞グローブ]]|accessdate=2017-09-25}}</ref>、2015年には米国初の製造拠点も完成した<ref>{{cite web|url=http://flyteam.jp/news/article/54805 |title=エアバス、アメリカ・モービル工場を開設 「アメリカの航空機メーカー」に|agency=FlyTeam ニュース|date=2015-09-15|accessdate=2017-09-25}}</ref>。
 
その後、[[2017年]]1月に親会社のエアバス・グループと合併、存続会社名をエアバスに変更した。
 
 
 
== ボーイングとの市場競争 ==
 
アメリカの大型ジェット旅客機製造メーカーが合併、統廃合の結果、ボーイング1社のみとなったため(ロッキードは[[1984年]]に旅客機から撤退、マクドネル・ダグラスは[[1997年]][[7月31日]]にボーイングへ吸収された)、現在、旧西側諸国で大型[[旅客機]]を製造しているのはボーイング、エアバスの二大メーカーだけであり、抜きつ抜かれつの熾烈な競争を繰り広げている。旧マクドネル・ダグラス機材ユーザーの多くがエアバスに鞍替えしたことなどから[[1999年]]には販売受注数で初めてボーイングに勝利し、新型機開発に関するボーイングの迷走を尻目に着実に販売数を伸ばした。しかし[[2005年]]に体勢を立て直したボーイングの[[ボーイング787|787]]と[[ボーイング747-8|747-8]]の開発を発表、さらに超大型機である[[エアバスA380|A380]]の生産の遅れが発表されると形勢は逆転した。市場シェアは2004年度54%、2005年度45%と減速しているが、2007年の売り上げでは再び逆転して首位に立った。
 
 
 
=== 受注機数と納入機数 ===
 
{{see also|ボーイングとエアバス}}
 
{| class="wikitable" style="text-align: right; font-size:80%;" 
 
|+ 受注
 
|- style="color: white; font-weight: bold; background-color:#007000"
 
| style="border-top: 2px solid white; border-left: 2px solid white; background:white"|
 
| 2011
 
| 2010
 
| 2009
 
| 2008
 
| 2007
 
| 2006
 
| 2005
 
| 2004
 
| 2003
 
| 2002
 
| 2001
 
| 2000
 
| 1999
 
| 1998
 
| 1997
 
| 1996
 
| 1995
 
| 1994
 
| 1993
 
| 1992
 
| 1991
 
| 1990
 
| 1989
 
|-
 
| style="color: white; font-weight: bold; background-color:#007000"| {{flagicon|Europe}} エアバス
 
| '''640'''
 
| '''574'''
 
| '''271'''
 
| '''777'''
 
| 1341
 
| 824
 
| '''1111'''
 
| '''370'''
 
| '''284'''
 
| '''300'''
 
| '''375'''
 
| 520
 
| '''476'''
 
| 556
 
| 460
 
| 326
 
| 106
 
| 125
 
| 38
 
| 136
 
| 101
 
| 404
 
| 421
 
|-
 
| style="color: white; font-weight: bold; background-color:#007000"| {{flagicon|United States}} ボーイング
 
| 138
 
| 530
 
| 142
 
| 662
 
| '''1413'''
 
| '''1044'''
 
| 1002
 
| 272
 
| 239
 
| 251
 
| 314
 
| '''588'''
 
| 355
 
| '''606'''
 
| '''543'''
 
| '''708'''
 
| '''441'''
 
| 125
 
| '''236'''
 
| '''266'''
 
| '''273'''
 
| '''533'''
 
| '''716'''
 
|- style="line-height: 1em; border-bottom: 2px solid white; border-left: 2px solid white; background:white"|
 
| colspan="21" style="line-height: 1em; font-size:90%; text-align:left; background:#F2F2F2"|Sources 2008: Airbus orders until April 30: http://www.airbus.com/en/corporate/orders_and_deliveries/ <br />Boeing orders until April 29. http://active.boeing.com/commercial/orders/index.cfm
 
|}
 
 
 
{| class="wikitable" style="text-align: right; font-size:80%;" 
 
|+ 納入
 
|- style="color: white; font-weight: bold; background-color:#006699;"
 
| style="border-top: 2px solid white; border-left: 2px solid white; background:white"|
 
| 2011
 
| 2010
 
| 2009
 
| 2008
 
| 2007
 
| 2006
 
| 2005
 
| 2004
 
| 2003
 
| 2002
 
| 2001
 
| 2000
 
| 1999
 
| 1998
 
| 1997
 
| 1996
 
| 1995
 
| 1994
 
| 1993
 
| 1992
 
| 1991
 
| 1990
 
| 1989
 
|-
 
| style="color: white; font-weight: bold; background-color:#006699"| {{flagicon|Europe}} エアバス
 
|258
 
|'''510'''
 
|'''498'''
 
|'''483'''
 
|'''453'''
 
|'''434'''
 
|'''378'''
 
|'''320'''
 
|'''305'''
 
|303
 
|325
 
|311
 
|294
 
|229
 
|182
 
|126
 
|124
 
|123
 
|138
 
|157
 
|163
 
|95
 
|105
 
|-
 
| style="color: white; font-weight: bold; background-color:#006699"| {{flagicon|United States}} ボーイング
 
|222
 
|462
 
|481
 
|375
 
|441
 
|398
 
|290
 
|285
 
|281
 
|'''381'''
 
|'''527'''
 
|'''491'''
 
|'''620'''
 
|'''563'''
 
|'''375'''
 
|'''271'''
 
|'''256'''
 
|'''312'''
 
|'''409'''
 
|'''572'''
 
|'''606'''
 
|'''527'''
 
|'''402'''
 
|- style="line-height: 1em; border-bottom: 2px solid white; border-left: 2px solid white; background:white"|
 
| colspan="21" style="line-height: 1em; font-size:90%; text-align:left; background:#F2F2F2"|Sources 2008: Airbus deliveries until April 30: http://www.airbus.com/en/corporate/orders_and_deliveries/ <br />Boeing deliveries until April 30. http://active.boeing.com/commercial/orders/index.cfm?content=displaystandardreport.cfm&optReportType=CurYrDelv
 
|}
 
 
 
<!-- please only update if you have a pair of figures covering the same period -->
 
 
 
<gallery widths="224px" heights="146px" perrow="3">
 
Image:Airbus-boeing_ordercomparision.png|年間受注数
 
Image:Airbus-boeing_deliverycomparison.png|年間納入機数
 
Image:Airbus-boeing_combinedcomparison.png|受注/納入を重ねたグラフ
 
</gallery>
 
 
 
== [[ボーイング]]製航空機と比較したエアバス製航空機の特徴 ==
 
[[File:Airbus A330-203, Turkish Airlines AN2187054.jpg|thumb|エアバス機の特徴である窓側に配置されたサイドスティックと、操縦席の正面のグラスコックピット([[ターキッシュ エアラインズ]]の[[A330]]-200の操縦席)]]
 
 
 
ボーイングと比べ新興の会社であるため、機体に先進的な設計思想や技術を取り入れ斬新な機体設計が行われている。
 
 
 
[[エアバスA310]]には[[フライ・バイ・ワイヤ]]や[[電子式集中化航空機モニター]]などの先進的なシステムを導入、[[エアバスA320]]に民間旅客機初となるデジタル[[フライ・バイ・ワイヤ]]や[[グラスコックピット]]、サイドスティックによる機体操縦を導入したほか、機体に新素材を導入するなど次々と新機軸を採用した。その結果、機体の扱いやすさや燃費性能を向上させる事に成功し、これが1980年代後半からの同社の躍進に繋がった。
 
 
 
この動きを見たライバルのボーイングも自社機のハイテク化に取り組み始め、ボーイング777以降の機体でフライ・バイ・ワイヤを採用するなど、機体の設計思想にも影響を与えた。しかし両者の設計思想は対照的で、エアバスがフライ・バイ・ワイヤの採用により操縦デバイスをサイドスティック化し、コンピュータ制御によるメリットを全面的に取り入れた操縦システムを搭載したテクノロジー・ドリヴンを採用したのに対し、ボーイングがフライ・バイ・ワイヤ導入後も操縦桿にかつてのケーブル(索)やロッドによる機械的リンクを介して[[油圧]]アクチュエータを駆動させていた「重み」を擬似的に再現したマーケット・ドリヴンを採用しており、機械重視のエアバスと人間重視のボーイングといった色分けになっている。
 
 
 
エアバスがテクノロジー・ドリヴン路線を取った背景には、航空機の安全設計が向上した1980年代後半以降、飛行機事故の発生原因が機体の設計よりパイロットのミスや整備不良が原因となる事が多くなったからである。エアバスではこの実情に鑑み、パイロットのミスと思われる場合には手動操縦より自動操縦システムの設定が優先される仕様を取り入れていた。しかし、皮肉にもこの仕様が裏目に出る形で、1988年に[[エールフランス296便事故]]([[エアバスA320]])が、1994年には[[アエロフロート航空593便墜落事故]]([[エアバスA310]]<ref>正確には機長の息子に操縦桿を握らせた為の事故であるが、システムの複雑さも絡んだ事故である。</ref>)と[[中華航空140便墜落事故]]([[エアバスA300|A300-600R]])が発生した。この結果、翌1995年の受注数が急激に落ち込む事になり、現在ではボーイングでも採用されている、操縦桿を操作すると自動操縦が解除される仕様に改修されている。
 
 
 
またエアバスは部品の供給や機体の一部制作、共同開発など、各国の航空機を手がけたい企業と提携関係をもつことでその国への利益の還元で販路を確保する戦略を打ち出し成功を収めている。この戦略は後にボーイングも真似ることとなり、新型機の開発に当たっては日本企業への積極的なアプローチなども行われている。
 
 
 
エアバス機には基本的に貨物室の火災警報装置が取り付けられていないが、これはフランスの航空法で義務付けられていないためである。しかし、火災警報装置の取り付けが義務化されているアメリカなどの国で運航している機体には、全て後付けされている。
 
 
 
== 民間向け製品 ==
 
エアバスの製品群は、[[1970年代]]初期に運航が開始された世界初の2列通路の双発[[航空機]]「[[エアバスA300]]」から始まった。A300の短胴型は[[エアバスA310]]として知られる。[[ドイツ|西ドイツ]]と[[フランス]]政府の全面的な支援を受けたエアバスは、革新的な[[フライ・バイ・ワイヤ]]制御システムを備えた[[エアバスA320]]の計画を立ち上げた。[[1980年代]]後半に運航が開始されたA320は大手航空会社のみならず[[格安航空会社]]でも多数が導入され、商業的に大成功をおさめる。その後も[[ビジネスジェット]]機需要の高まりを受け、[[エアバスA318]]及び[[エアバスA319]]等、短胴派生型(エアバス・コーポレイト・ジェット)を開発。延長型は[[エアバスA321]]として知られている。これらの新型機によって[[ボーイング737]]型機の後期モデル(737-300・400・500の第2世代および737-600・700・800・900の第3世代=737NGシリーズ)は、激しい競争を強いられるようになった。
 
 
 
長距離路線向け製品であり、[[1990年代]]初期に運航が開始された双発の[[エアバスA330]]及び[[エアバスA340]]は[[ウィングレット]]によって強化された有能な翼を備えている。[[エアバスA340|A340-500]]は[[ボーイング777|ボーイング777-200LR]]型機([[航続距離]]17,446 km)に次いで商業ジェット機で2番目に長距離である、16,100 km(8,670マイル)の航続距離を持っている。
 
 
 
[[エアバスA380]]は世界最大の民間旅客機である。特徴は総二階建てある。[[ボーイング747]]に対抗するために開発された。しかし380が殆ど納入数では終わりに近い2017年には改良型の380plus型が発表され、航続距離が300nm伸び、最大積載も3トン増えてる一方で、ボーイング側では変更や改造を主眼とせず、荷物専門の仕様にしての売り込みをして旅客では380には一向に追いつかない状態となった。航空機市場は320と737、又は350と787との市場となり今後は僅な注文で凌ぎを削る状態となった。
 
350型の1000タイプはボーイング777より軽く、且つ客席数も僅に多い事から、777のXタイプを現在ボーイングでは開発中である、エアバスより一歩遅れた開発力をボーイングでは今後挽回できるかが課題。
 
=== 製造機の仕様 ===
 
{| border="0" align="center" style="margin:1em 0; border:1px solid #aaaaaa; border-collapse:2px; border-spacing:2px; background:#f9f9f9; font-size:90%;"
 
|+'''製品リスト及び詳細''' (<span style="font-size:90%;">出典:エアバスからのデータ情報</span>)
 
|- style="background:#006699; color:#FFFFFF;"
 
!&nbsp;航空機&nbsp;
 
!特徴
 
!&nbsp;座席数&nbsp;
 
!開発開始
 
!初飛行
 
!初引き渡し
 
!生産終了
 
|- style="background:#eee;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA300|A300]]
 
|エンジン2基、2列通路
 
|250-361
 
|1969年5月
 
|1972年10月
 
|1974年5月
 
|2007年7月
 
|- style="background:#fff;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA310|A310]]
 
|エンジン2基、2列通路、A300型機を6.96 m短胴化
 
|200-280
 
|1978年7月
 
|1982年4月
 
|1985年12月
 
|2007年7月
 
|- style="background:#eee;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA318|A318]]
 
|エンジン2基、1列通路、A320型機を6.17 m短胴化
 
|107
 
|1999年4月
 
|2002年1月
 
|2003年10月
 
|- style="background:#fff;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA319|A319]]
 
|エンジン2基、1列通路、A320型機を3.77 m短胴化
 
|124
 
|1993年6月
 
|1995年1月
 
|1996年4月
 
|- style="background:#eee;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA320|A320]]
 
|エンジン2基、1列通路
 
|150
 
|1984年3月
 
|1987年2月
 
|1988年3月
 
|- style="background:#fff;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA321|A321]]
 
|エンジン2基、1列通路、A320型機を6.94 m 延長
 
|185
 
|1989年11月
 
|1993年3月
 
|1994年1月
 
|- style="background:#eee;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA330|A330]]
 
|エンジン2基、2列通路
 
|253-295
 
|1987年6月
 
|1992年11月
 
|1993年12月
 
|- style="background:#fff;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA340|A340]]
 
|エンジン4基、2列通路
 
|261-380
 
|1987年6月
 
|1991年10月
 
|1993年1月
 
|2011年11月
 
|- style="background:#eee;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA350 XWB|A350]]
 
|エンジン2基、2列通路
 
|270-412
 
|2004年12月
 
|2013年6月14日
 
|2014年12月
 
|- style="background:#fff;"
 
|style="text-align:center;"|[[エアバスA380|A380]]
 
|エンジン4基、2列通路(1,2階とも)、総2階建
 
|555-853
 
|2000年12月
 
|2005年4月27日
 
|2007年10月
 
|}
 
 
 
エアバスは2006年をもってA300、A310の受注受付を中止して2007年7月に生産停止することを発表し、30年間に渡って生産されたA300とA310の従業員を他のラインへ配置転換する見込みである。もっともA310は[[1998年]]以降生産が止まっている。
 
 
 
2016年1月現在、[[ボーイング787]]と[[ボーイング777]]に対抗する大型ジェット旅客機A350も就航している。初期の設計ではA330をベースとしていたが、一部の航空会社から不満の声が出ており、機体の再設計を求める声が出てきた。そのため、A330とは別の新設計とした'''A350XWB'''が開発されたが、A330の改良型A330neoも開発が進行している。
 
 
 
=== 計画中の製品 ===
 
*[[エアバスNSR]]
 
 
 
=== 日本向け製品 ===
 
[[1979年]]に[[日本エアシステム|東亜国内航空]](TDA)からA300を受注し、[[1987年]]には[[全日本空輸|全日空グループ]](ANA)からA320ceoを受注した。[[1995年]]には同社からA321ceoも受注した。さらに[[2001年]]になると日本での販売を促すためにエアバス・ジャパンが設立された。
 
 
 
日本の[[エアライン]]において、JASを吸収した[[日本航空|日本航空グループ]](JAL)やANAなど大手が保有するジェット旅客機は次第に[[ボーイング]]製の旅客機([[ボーイング737|737]]・[[ボーイング747|747]]・[[ボーイング767|767]]・[[ボーイング777|777]]・[[ボーイング787|787]]) に置き換えられており、ANAが保有するA320ceoの退役が2008年から開始し、A321ceoの退役は2006年から開始し2008年には一旦全て退役した。JALが保有するA300が経営破綻により2011年5月末に全機退役するなどエアバス製の旅客機は少しずつ整理されつつあった。一時はエアバス製の旅客機が日本の航空会社から完全に姿を消すのではとも思われたが、
 
 
 
* [[スターフライヤー]]が使用機材に[[エアバスA320|A320]]を選定・導入<ref>[http://contents.xj-storage.jp/contents/92060/T/PDF-GENERAL/20041005979064.pdf スターフライヤー エアバスA320型機3機の導入を決定 ~快適座席で開港時12往復運航を実現へ~] スターフライヤー公式 2004年10月5日</ref>
 
* ANAがA320の増備(2007年に国際線機材として5機導入されたが、2012~2013年の間に全機返却された。)
 
* [[スカイマーク]]が[[エアバスA380|A380]]の導入を決定
 
** 2010年11月8日、スカイマークはA380の購入について基本合意したと発表した。2011年春頃に6機の購入契約を結び、早ければ2014年に国際線用として2機を導入する予定である。<ref>[http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/press101108.html エアバス社とA380型機導入に関する基本合意書を締結] スカイマーク公式 2010年11月8日</ref>
 
** 2014年7月29日、納入がキャンセルされる見込みであることが明らかとなった<ref>[http://www.airbus.com/newsevents/news-events-single/detail/airbus-terminates-purchase-order-with-skymark-airlines-for-a380s/ Airbus terminates purchase order with Skymark Airlines for A380s] - Airbus</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/140729_press.pdf エアバスA380導入に関するお知らせ]}}</ref>。
 
* [[Peach Aviation]]が使用機材に[[エアバスA320|A320]]を選定・導入
 
** 2011年2月14日、ANAが設立した[[格安航空会社]]であるPeach AviationがA320を導入すると発表した。<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110214/biz11021419500028-n1.htm 全日空系LCC 使用機材はエアバスA320-200 10機体制で運用] MSN産経ニュース 2011年2月14日</ref>
 
* [[バニラ・エア|(旧)エアアジア・ジャパン]]がA320ならびに[[エアバスA330|A330]]で事業を行うと発表
 
** 2011年7月22日、ANAが[[エアアジア]]と共同で設立した(旧)エアアジア・ジャパンがA320ならびにA330を導入することが報じられた。<ref>[http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=anTAJeuYLtTk 全日空、エアアジア:格安航空事業で合弁-来年8月就航予定(訂正)] - Bloomberg.co.jp 2011年7月22日</ref>
 
* [[ジェットスター・ジャパン]]がA320で事業を行うと発表
 
** 2011年8月16日、JAL・[[カンタス航空|カンタスグループ]]・[[三菱商事]]の3社が共同で設立したジェットスター・ジャパンがA320にて事業をスタートさせると発表した。<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/bw_uploads/20110816%20%28J%29.pdf カンタスグループ、日本航空、三菱商事、ジェットスター・ジャパンの設立に合意 新ローコストキャリア - 2012年に国内線就航] - 日本航空公式 2011年8月16日</ref>
 
* スカイマークがA330の導入を決定
 
** 2012年2月8日、スカイマークはA330を導入する方針であることを明らかにした。東京発着路線の機材大型化とそれに伴うボーイング737-800の一部の機材更新用として導入される。日本の航空会社でA330を導入した初めての例となる。<ref>[http://www.skymark.co.jp/ja/company/investor/120208_press_2.pdf スカイマーク エアバスA330-300型機6機導入の方針を決定] スカイマーク公式 2012年2月8日</ref>
 
* 日本航空がA350の導入を決定
 
** 2013年10月7日、JALはA350を導入すると発表した。ボーイング777の機材更新用として導入される。日本の航空会社でA350を発注した初めての例となり、また日本航空としても初めてエアバス機を発注することになる。<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201310/002669.html JAL、エアバス社A350型機の導入を決定] 日本航空公式 2013年10月7日</ref>
 
* [[バニラ・エア]]がA320で事業を行うと発表
 
** 2013年7月30日の事業発表でA320の採用を発表した。
 
* 2014年3月にANAがA320neo・321neoの導入を決定。日本の航空会社でA320neo・A321neoを発注した初めての例となる。
 
**A320ceo(現行型)・ボーイング737-500の機材更新用として導入される。<ref>[http://www.anahd.co.jp/pr/201403/20140327-2.html] ANAホールディングス公式 2014年3月27日</ref>
 
* 2015年1月にANAがA321ceoの再導入・A321neoの追加導入を決定
 
**再導入するA321ceo(現行型)はA321neoが導入されるまでのつなぎ機材のため、購入後にリース会社へ売却するセール・アンド・リースバック方式での導入となる。<ref>[http://www.aviationwire.jp/archives/54244] Aviation Wire 2015年1月30日</ref>
 
* ANAがA380の導入を決定
 
**2016年1月29日、ANAHDはA380の取得を発表した。リゾート路線を拡充するための機材を確保するため導入される。<ref>[http://www.anahd.co.jp/pr/201601/pdf/20150129-3-1.pdf] ANAホールディングス公式 2016年1月29日</ref>
 
<!--など、ここ最近はエアバスにとって良いニュースが続いている。-->
 
 
 
なお、日本ではかつて[[ニチメン]](現:[[双日]])がエアバスの[[代理店|総代理店]]を手がけていたことがあった。ちなみに双日のもうひとつの前身、[[日商岩井]]が[[ボーイング]]の代理店である。
 
 
 
== 空軍向け製品 ==
 
[[Image:Airbus A310 MRTT.jpg|thumb|right|200px|エアバス A310 MRTT<br />給油を行うため、ドローグを放出し曳行している状態である。]]
 
; [[エアバス A310 MRTT]]
 
:多目的[[空中給油機]]・[[輸送機]]。A310-300を改造。
 
 
 
; [[エアバス A330 MRTT]]<!--([[:en:Airbus A330 MRTT|Airbus A330 MRTT]])-->
 
:多目的空中給油機・輸送機。A330-200を改造。
 
 
 
; [[エアバス A400M]]
 
:輸送機[[C-130 (航空機)|C-130]]の代替機としてイギリス、ベルギー、フランス、ドイツ、ルクセンブルク、スペイン、トルコなどNATO加盟諸国の支援を受けて開発された[[ターボプロップ]]軍用輸送機。1999年1月にエアバスはターボプロップエンジンを動力とする軍用輸送機の開発と生産を行うため、[[エアバス・ミリタリー]] SL (Airbus Military Sociedad Limitada) を設立した。<!-- Expansion in the military aircraft market will reduce, but not negate, Airbus' exposure to the effects of cyclical downturns in civil aviation. -->
 
 
 
== 国際的な製造拠点 ==
 
[[Image:Airbus Toulouse plant entrance DSC02696.jpg|thumb|center|650px|トゥールーズ空港に隣接する主要なエアバスの工場。]]
 
* {{FRA}} [[トゥールーズ・ブラニャック空港|トゥールーズ]] (A320, A330, A350, A380)
 
* {{GER}} [[:en:Hamburg Finkenwerder Airport|ハンブルク]] (A320)
 
* {{ESP}} [[セビリア空港|セビリア]] (A400M)
 
* {{CHN}} [[天津浜海国際空港|天津]] (A320)
 
* {{USA}} [[アラバマ州]][[モービル (アラバマ州)|モービル]] (A320)
 
<!--
 
Airbus, however, has a number of other plants in different European locations, reflecting its foundation as a consortium. An original solution to the problem of moving aircraft parts between the different factories and the assembly plants is the use of "Beluga" specially enlarged jets, capable of carrying entire sections of fuselage of Airbus aircraft. This solution is also being investigated by Boeing, who are considering producing an enlarged version of their 747 aircraft to transport the components of the 787. An exception to this scheme is the A380, whose fuselage and wings are too large for sections to be carried by the Beluga. Large A380 parts are brought by ship to Bordeaux, and then transported to the Toulouse assembly plant by a specially enlarged road.
 
 
 
North America is an important region to Airbus in terms of both aircraft sales and suppliers. 2,000 of the total of approximately 5,300 Airbus jetliners sold by Airbus around the world, representing every aircraft in its product line from the 107-seat A318 to the 565-passenger A380, are ordered by North American customers. According to Airbus, US contractors supporting an estimated 120,000 jobs earned estimated $5.5 billion (2003) worth of business. For example, one version of the A380 has 51% American content in terms of work share value. -->
 
 
 
{|border="0" style="margin:1em 0; border:1px solid #aaaaaa; border-collapse:2px; border-spacing:2px; background:#f9f9f9; font-size:small;"
 
|+ '''国別の従業員''' (<span style="font-size:small;">[[2003年]]12月31日のデータ</span>)
 
|- style="background:#006699; color:#FFFFFF;"
 
!&nbsp;国&nbsp;
 
!&nbsp;従業員&nbsp;
 
!&nbsp;部品業者の従業員&nbsp;
 
|- style="background:#fff;"
 
|[[フランス]]
 
|style="text-align:right;"|19,358人
 
|style="text-align:right;"|<span style="font-size:90%;">to be added</span>
 
|- style="background:#eee;"
 
|[[ドイツ]]
 
|style="text-align:right;"|18,423人
 
|style="text-align:right;"|<span style="font-size:90%;">to be added</span>
 
|- style="background:#fff;"
 
|[[イギリス]]
 
|style="text-align:right;"|8,688人
 
|style="text-align:right;"|<span style="font-size:90%;">to be added</span>
 
|- style="background:#eee;"
 
|[[スペイン]]
 
|style="text-align:right;"|2,726人
 
|style="text-align:right;"|<span style="font-size:90%;">to be added</span>
 
|- style="background:#fff;"
 
|[[アメリカ合衆国]]
 
|style="text-align:right;"|405人+
 
|style="text-align:right;"|120,000人
 
|- style="background:#eee;"
 
|[[中華人民共和国]]
 
|style="text-align:right;"|100人+
 
|style="text-align:right;"|<span style="font-size:90%;">to be added</span>
 
|- style="background:#fff;"
 
|'''総計'''
 
|style="text-align:right;"|49,700人+
 
|}
 
 
 
===各拠点の従業員===
 
: (<span style="font-size:small;">[[2006年]]12月31日のデータ</span>)
 
{|border=0 cellspacing=1 cellpadding=2 style="margin:1em 0; border:1px solid #aaaaaa; border-collapse:2px; border-spacing:2px; background:#f9f9f9; font-size:small;"
 
|----- bgcolor=#006699
 
|'''<font color="#ffffff">&nbsp;エアバスの拠点 ¹&nbsp;'''
 
|'''<font color="#ffffff">&nbsp;国&nbsp;'''
 
|'''<font color="#ffffff">&nbsp;従業員数&nbsp;'''
 
|-----
 
|[[トゥールーズ]]<br>([[トゥールーズ]], [[コロミエ]], [[ブラニャック]])
 
|[[フランス]]
 
 
 
|align=right|16,992
 
 
 
|-----
 
|[[ハンブルク]]<br>([[:en:Finkenwerder]], [[シュターデ]], [[:en:Buxtehude]])
 
|[[ドイツ]]
 
 
 
|align=right|13,420
 
 
 
|-----
 
|[[:en:Broughton, Flintshire|Broughton]], [[フリントシャー]], [[ウェールズ]]
 
|[[イギリス]]
 
|align=right|5,031
 
|-----
 
|[[ブリストル]] ([[フィルトン]]), [[イングランド]]
 
|[[イギリス]]
 
|align=right|4,642
 
|-----
 
|[[ブレーメン]]
 
|[[ドイツ]]
 
|align=right|3,330
 
|-----
 
|[[マドリッド]] ([[ヘタフェ]], [[:en:Illescas (Toledo)|Illescas]])
 
|[[スペイン]]
 
|align=right|2,484
 
|-----
 
|[[サン=ナゼール]]
 
|[[フランス]]
 
|align=right|2,387
 
|-----
 
|[[:en:Nordenham]]
 
|[[ドイツ]]
 
|align=right|2,086
 
|-----
 
|[[ナント]]
 
|[[フランス]]
 
|align=right|1,996
 
|-----
 
|[[:en:Albert, Somme|Albert]] ([[:en:Méaulte]])
 
|[[フランス]]
 
|align=right|1,288
 
|-----
 
|[[:en:Varel]]
 
|[[ドイツ]]
 
|align=right|1,191
 
|-----
 
|[[:en:Laupheim]]
 
|[[ドイツ]]
 
|align=right|1,116
 
|-----
 
|[[カディス]] ([[プエルト・レアル]])
 
|[[スペイン]]
 
|align=right|448
 
|-----
 
|[[ワシントンD.C.]] ([[:en:Herndon, Virginia|Herndon]], [[:en:Ashburn, Virginia|Ashburn]])
 
|[[アメリカ合衆国|USA]]
 
|align=right|422
 
|-----
 
|[[北京市|北京]]
 
|[[中国]]
 
|align=right|150
 
|-----
 
|[[ウィチタ]]
 
|[[アメリカ合衆国|USA]]
 
|align=right|?
 
|-----
 
|[[モービル (アラバマ州)]]
 
|[[アメリカ合衆国|USA]]
 
|align=right|?
 
|-----
 
|[[マイアミ]] ([[マイアミ スプリングス]])
 
|[[アメリカ合衆国|USA]]
 
|align=right|?
 
|-----
 
|[[セビリア]]
 
|[[スペイン]]
 
|align=right|?
 
|-----
 
|[[モスクワ]]
 
|[[ロシア]]
 
|align=right|?
 
|-----
 
|[[天津市]]
 
|[[中国]]
 
|align=right|計画
 
|-----
 
|'''総計'''
 
|
 
|align=right|56,966+
 
|}
 
 
 
: <span style="font-size:small;">¹都市名、国名の順番で表記、括弧内に厳密な地名を表記</span>
 
 
 
== 出典 ==
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[ボーイングとエアバス]]
 
* [[航空機メーカーの一覧]]
 
* [[エアバスUKブロートンFC]]
 
* [[アンリ・ジグラー]]:創設者の一人で初代CEO
 
 
 
== 参考資料 ==
 
* エアバスの真実―ボーイングを超えたハイテク操縦 講談社 ISBN 978-4062566346
 
* ボーイングVSエアバス―2大旅客機メーカーの仁義なき戦い イカロス出版 ISBN 978-4871495899
 
* エアバスA320は、なぜ墜ちたか―パイロットのせいか、飛行機のせいか 講談社 ISBN 978-4062079228
 
* 超巨人旅客機エアバスA380―夢の旅客機、2階建て850人乗り ワールドフォトプレス ISBN 978-4846525347
 
* ボーイングvsエアバス―旅客機メーカーの栄光と挫折 アリアドネ企画 ISBN 978-4384025231
 
* スポーティーゲーム―国際ビジネス戦争の内幕 ジョン ニューハウス著 航空機産業研究グループ訳 學生社 (1988/12) ISBN 978-4311600142
 
* Flight of the Titans: The Inside Story of the Airbus A380's Incredible Battle to Beat Boeing  Virgin Pub ISBN 978-0753510148
 
* Recent Developments with Airbus Stationery Office Books ISBN 978-0215036940
 
* Flightpath Classics: Profiles Of The Aerospatiale's Bac Concorde, Boeing 777 & Airbus A300  Airtime Pub
 
* Boeing versus Airbus: The Inside Story of the Greatest International Competition in Business ISBN 978-1400078721
 
* Birds of Prey: Boeing vs. Airbus: A Battle for the Skies ISBN 978-1568581071
 
* Airbus Industries: The Politics of an International Industrial Collaboration ISBN 978-0312124410
 
* Dogfight: The Transatlantic Battle over Airbus ISBN 978-0275942786
 
* Airbus Industrie: Conflict and Cooperation in Us-Ec Trade Relations ISBN 978-0312175320
 
* Airbus: The European Triumph ISBN 978-0850458206
 
* Airbus: L'ambition europeenne : logique d'Etat, logique de marche ISBN 978-2738404152
 
* Airbus, un succes industriel europeen: Industrie francaise et cooperation europeenne, 1965-1972 ISBN 978-2841520213
 
* Airbus versus Boeing revisited: International competition in the aircraft market ASIN: B0006RT5YY
 
* Airbus and Boeing:: The Fight for Hegemony ISBN 978-1616744793
 
* How Boeing Defied the Airbus Challenge: An Insider's Account ISBN 978-1450501132
 
  
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ヨーロッパの航空機メーカー。大型ジェット旅客機の需要にこたえるとともに,長く航空産業に君臨してきたアメリカ合衆国の企業との競合を目指し,企業連合エアバス・インダストリーとして 1970年に発足した。当初はフランスの[[アエロスパシアル]]とドイツのドイツ・エアバスによる 50%ずつの出資だったが,1971年にスペインの CASAが参加,1979年にイギリスのブリティシュ・エアロスペース BAeも加わった。 2000年フランス,ドイツ,スペインの合弁企業[[EADS]]の傘下に入り,同社がエアバス株の 80%を保有,BAeの後身[[BAEシステムズ]]が 20%を保有して,2001年に株式会社となった。この間,エアバスが開発,製造してきた航空機は,1972年 10月に初飛行した A300B1双発ワイドボディ機,その胴体を短くして航続距離を伸ばした A310,4発の長距離機 A340,その双発型 A330,胴体を細くした近距離用 A320シリーズ,そして2階建てのスーパージャンボと呼ばれる A380など。こうした実績により,エアバスはボーイングと対等の競争を演ずるようになった。本社は南フランスのツールーズ国際空港にある。
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== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
{{Commons&cat|Airbus|Airbus}}
 
{{Commons&cat|Airbus|Airbus}}
 
* [http://www.airbus.com/ 公式サイト] {{en icon}}
 
* [http://www.airbus.com/ 公式サイト] {{en icon}}
 
* [http://www.airbusjapan.com/ エアバス・ジャパン株式会社] {{ja icon}}
 
* [http://www.airbusjapan.com/ エアバス・ジャパン株式会社] {{ja icon}}
* {{Twitter|Airbus|Airbus}}
 
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[[Category:エアバス|*]]
 
[[Category:エアバス|*]]

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Airbus Logo 2017.svg


エアバス: Airbus SE ドイツ語発音: [ˈɛːɐbʊs] 英語発音: [ˈɛərbʌs] スペイン語発音: [ˈerβus]

ヨーロッパの航空機メーカー。大型ジェット旅客機の需要にこたえるとともに,長く航空産業に君臨してきたアメリカ合衆国の企業との競合を目指し,企業連合エアバス・インダストリーとして 1970年に発足した。当初はフランスのアエロスパシアルとドイツのドイツ・エアバスによる 50%ずつの出資だったが,1971年にスペインの CASAが参加,1979年にイギリスのブリティシュ・エアロスペース BAeも加わった。 2000年フランス,ドイツ,スペインの合弁企業EADSの傘下に入り,同社がエアバス株の 80%を保有,BAeの後身BAEシステムズが 20%を保有して,2001年に株式会社となった。この間,エアバスが開発,製造してきた航空機は,1972年 10月に初飛行した A300B1双発ワイドボディ機,その胴体を短くして航続距離を伸ばした A310,4発の長距離機 A340,その双発型 A330,胴体を細くした近距離用 A320シリーズ,そして2階建てのスーパージャンボと呼ばれる A380など。こうした実績により,エアバスはボーイングと対等の競争を演ずるようになった。本社は南フランスのツールーズ国際空港にある。

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