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− | {{Otheruses|アルコール飲料|心理操作手法のハイボールテクニック|返報性の原理|フジテレビの番組「#ハイ_ポール」|#ハイ_ポール}}
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− | '''ハイボール''' (Highball) とは[[カクテル]]の名称。[[ウイスキー]]を[[炭酸水|ソーダ水]]で割ったもの([[ウイスキー・ソーダ]])が元祖であるが、広義では[[蒸留酒|スピリッツ]]、リキュールを[[ソーダ水|ソーダ]]や[[トニックウォーター]]などの[[炭酸飲料]]や、フレッシュジュースなど[[アルコール]]の含まれていない飲料で割ったもの全般を指す。[[日本]]では[[焼酎]]や[[ウオッカ]]などをベースとしたカクテルを焼酎ハイボール([[チューハイ]])と呼んでいる。
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− | == 語源 ==
| + | '''ハイボール''' (Highball) |
− | [[ファイル:Ball signal ja.png|thumb|right|191px|[[ボール信号機]]]]
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− | [[File:HiBall-1.jpg|thumb|right|191px|[[ウイスキー]]のハイボール(ウイスキー・ソーダ)の例]]
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− | 語源については諸説ある。
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− | #[[開拓時代]]の[[アメリカ合衆国|アメリカ]]において、[[蒸気機関車]]による[[長距離列車|長距離]]移動の時に、途中で[[水]]の[[補給]]のための[[停車]]の際、[[棒]]の先に[[ボール]]をつけたものを掲げて[[合図]]した。その時に、[[バーボン・ウイスキー|バーボン]]の[[ソーダ割り]]のサービスがあったことから。
| + | [[カクテル]]の名称。[[ウイスキー]]を[[炭酸水|ソーダ水]]で割ったもの([[ウイスキー・ソーダ]])が元祖であるが、広義では[[蒸留酒|スピリッツ]]、リキュールを[[ソーダ水|ソーダ]]や[[トニックウォーター]]などの[[炭酸飲料]]や、フレッシュジュースなど[[アルコール]]の含まれていない飲料で割ったもの全般を指す。[[日本]]では[[焼酎]]や[[ウオッカ]]などをベースとしたカクテルを焼酎ハイボール([[チューハイ]])と呼んでいる。 |
− | #同じく[[アメリカの鉄道]]で、[[ボール信号]]というのが一般的に使用されていた。ボールがあがっていれば'''進行''' (go)、あがっていなければ'''停止''' (don't go) である。[[駅員]]が隣の[[鉄道駅|駅]]のボール信号を[[望遠鏡]]で見ながらバーボンをチビチビやっている時にボールが上がったら(ボールがハイになったら)[[列車]]が来るというので、[[ソーダ水]]を入れて一気に飲み干して駅に行ったというのが語源という説。
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− | #[[イギリス]]の[[ゴルフ場]]の[[バーカウンター|カウンター]]で[[ウイスキー]]を飲んでいた人が、急に自分の打つ順が来たことを知らされ、慌ててそばにあった[[チェイサー]]にウイスキーをあけ飲んだところ非常においしかった。そこに、たまたまハイ・ボール(高く打ち上がった[[ゴルフボール]])が飛んできたから。
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− | #[[炭酸]]の[[泡]]([[玉]])が上に揚がっていく様から、列車のボール信号と掛けて、早く飲み干し、出来上がる、出掛ける、といった[[洒落]]。
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− | [[バーテンダー]]発祥地(アメリカ)のバーテンダー[[養成学校]]では、1または2で言及されている「ボール信号」が語源になっていると教えている。一方、[[サントリー]]は公式サイトで諸説のうち3が一番有名な説だと述べている<ref>[http://www.suntory.co.jp/customer/faq/002523.html 「ハイボール」の名前の由来を教えてください。 サントリーお客様センター]([[サントリー]]、2017年3月10日閲覧)</ref>。
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− | <!--以下の記述は明らかな事実誤認に基づいた独自研究であり、信用に足る出典は存在しません。カクテルの定義とやらも、英語版の記事を熟読すればわかるように1860年代当時のもので、そもそも原文はbitter(苦いもの)ではなくbitters(香料の一種)となっています。
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− | 現代ではアルコールを含む混合飲料はすべてカクテルと呼ぶのが正しい用法であり、またハイボールの英語版の記述に従えば、ハイボールという言葉の中にはウイスキー・ソーダのみならずジン・トニックやキューバ・リバー、日本のチューハイなども含まれるということです。-->
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− | == 確認事項 ==
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− | #ハイボール (Highball) は'''カクテル (Cocktail) の一種ではない'''。カクテルと呼ばれるためには決められた材料を満たしている必要がある。例えば'''「アロマティック (Aromatic) の要素が入っていなければならず、その材料は必ずビター (Bitter) でなければならない」'''など…(日本語と英語の[[カクテル]]のページを参照。英語版にはOriginally a mixture of distilled spirits, sugar, water, and bitters, the word has gradually come to mean almost any mixed drink containing alcohol.と書かれているものの、日本語版では注釈が見当たらない)。これは世界中はもちろん、バーテンダー発祥の地であるアメリカ国内でさえも誤解・誤用されている内容(英語版にもある通り、アルコールの混ぜものをカクテルと呼ぶこと)であり、今となっては「その誤用法が一般的になっている」と書籍にまで書かれるようになっている。しかし厳密に言えば、カクテルとは9種類のアルコールの混ぜ方 (Mixed Drink) のうちの1つであり(ニート (Neat)、ストレート (Straight) は混ぜ物でないため含まれていない)、その他の種類にはサワー (Sour) やクーラー (Cooler) などがある。例えばオールドファッション (Old Fashioned Cocktail)、マンハッタン (Manhattan)、マティーニ (Martini) などはカクテルであるが、ブラックルシアン (Black Russian)、マルガリータ (Margarita)、ソルティードッグ (Salty Dog) などはカクテルではない。おそらく、ご飯といえば厳密には米を指すが、食事としての意味を持ち合わせるようなものと同様に、カクテルという名前がMixed Alcohol Drinkを指すようになりつつあるのかもしれない。
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− | #ハイボールとはアルコールを'''炭酸飲料ではなく炭酸水で割った飲み物'''である。ちなみにバーテンダー用語では「ソーダ (Soda) と言えば炭酸水」であるが、一般的にソーダと言えば英語では炭酸飲料を指すため、「ソーダを(甘味料など入った)炭酸飲料」と間違うバーテンダーもいる。ハイボールとは炭酸水に限って使われる語であり、トニックウォーターなどの場合はその名前自身が実際に飲み物の名前(ウォッカトニックなど)として使われるか、条件を満たした場合にはリッキーなどの名前のついたものになる。-->
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− | == 脚注 ==
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| == 関連項目 == | | == 関連項目 == |
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| * [[水割り]] | | * [[水割り]] |
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| [[Category:カクテル]] | | [[Category:カクテル]] |
2018/8/19/ (日) 19:11時点における最新版