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水天宮前駅(すいてんぐうまええき)は、東京都中央区日本橋蛎殻町(にほんばしかきがらちょう)二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)半蔵門線の駅である。駅番号はZ 10。副駅名は東京シティエアターミナル前(以前は「箱崎・エアターミナル前」)[1]。
歴史
- 1990年(平成2年)11月28日 - 三越前駅 - 当駅間開業に伴い開設。半蔵門線の終着駅となる。同時に東京の地下鉄駅で初めて動く歩道(水平部付エスカレーター)を設置。
- 2003年(平成15年)3月19日 - 半蔵門線当駅 - 押上駅間延伸開業に伴い中間駅となる[2]。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)の民営化に伴い、当駅は東京メトロに継承される。
- 2018年(平成30年)3月17日 - 東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線人形町駅との乗り換え業務を開始[3]。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、ホームは地下3階に立地する。開業から押上駅へ延伸するまでは終着駅であり、渋谷側にある両渡り分岐器を使用して折り返し運転が行われた。押上駅までの延伸後も非常用として設置されている。
ホームの側壁には、田原町駅と同様に紋章が施されている。
かつては定期券売り場が設置されていたが、押上駅延伸を機に錦糸町駅に移転し、閉鎖された。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 路線 |
---|---|---|---|
1 | Z 半蔵門線 | 大手町・渋谷・長津田・中央林間方面 | 渋谷駅から DT 東急田園都市線へ直通 |
2 | 押上〈スカイツリー前〉・久喜・南栗橋方面 | 押上駅から 東武線へ直通 ( 伊勢崎線 久喜駅および 日光線 南栗橋駅まで直通) |
東側(東京シティエアターミナル側)の出入口には、東京都内の駅でも数少ない動く歩道が設置されている。このため当駅は、間接的な空港アクセス機能も担っている。
押上延伸後も、押上発当駅止まりの終電(平日のみ)と、当駅始発中央林間行の初電が設定されている[4]。
1998年夏に半蔵門線の多くの駅ホームの発車標が更新されたが、当駅では案内放送のみを更新した。押上延伸時に発車標が方面別に分かれ、他の半蔵門線の駅と同じスタイルに更新された。
- Suitengudori-1.jpg
水天宮通り(2018年2月28日撮影)
- Suitengumae-Sta-3.JPG
3番出入口(2016年6月18日)
- Tokyo-metro suitengu-mae sta.JPG
7番出入口(2008年5月9日)
- Suitengumae-Sta-City-Air-Terminal-District-Gate.JPG
シティエアターミナル方面改札(2016年6月18日)
- TokyoMetro-Z10-Suitengumae-station-platform.jpg
ホーム(2007年10月31日)
- Hanzomon-Suitengumae1.JPG
渋谷駅側にある折り返し用の両渡り分岐器
利用状況
2017年度の1日平均乗降人員は78,360人であり[5]、東京メトロ全130駅中57位。
近年の1日平均乗降・乗車人員は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[7] |
1日平均 乗車人員[8] |
出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)18,589 | [* 1] | |
1993年(平成 | 5年)20,096 | [* 2] | |
1994年(平成 | 6年)21,299 | [* 3] | |
1995年(平成 | 7年)23,213 | [* 4] | |
1996年(平成 | 8年)24,510 | [* 5] | |
1997年(平成 | 9年)25,208 | [* 6] | |
1998年(平成10年) | 25,992 | [* 7] | |
1999年(平成11年) | 25,981 | [* 8] | |
2000年(平成12年) | 26,288 | [* 9] | |
2001年(平成13年) | 26,748 | [* 10] | |
2002年(平成14年) | 27,485 | [* 11] | |
2003年(平成15年) | 59,977 | 29,249 | [* 12] |
2004年(平成16年) | 60,569 | 30,222 | [* 13] |
2005年(平成17年) | 59,884 | 29,978 | [* 14] |
2006年(平成18年) | 64,081 | 32,208 | [* 15] |
2007年(平成19年) | 68,183 | 34,481 | [* 16] |
2008年(平成20年) | 68,147 | 34,334 | [* 17] |
2009年(平成21年) | 68,365 | 34,452 | [* 18] |
2010年(平成22年) | 69,042 | 34,830 | [* 19] |
2011年(平成23年) | 68,853 | 34,710 | [* 20] |
2012年(平成24年) | 69,837 | 35,115 | [* 21] |
2013年(平成25年) | 69,663 | 35,016 | [* 22] |
2014年(平成26年) | 68,752 | 34,542 | [* 23] |
2015年(平成27年) | 73,116 | 36,757 | [* 24] |
2016年(平成28年) | 77,899 | 39,115 | [* 25] |
2017年(平成29年) | 78,360 |
駅周辺
1a - 4出口(東側・シティエアターミナル方面)
- 東京シティエアターミナル(T-CAT、駅直結)
- 東京シティターミナル内郵便局
- ロイヤルパークホテル(駅直結)
- ホテルヴィラフォンテーヌ日本橋箱崎
- 日本IBM箱崎事業所
- IBM箱崎ビル内郵便局
5 - 8出口(西側・水天宮方面)
- 中央区日本橋区民センター
- 中央区役所 日本橋特別出張所
- 日本橋公会堂
- 中央人形町二郵便局
- 甘酒横丁
- 人形町駅(日比谷線・都営浅草線) - 近在にあるが、長らく連絡駅とはされておらず、2018年3月17日から連絡駅に指定された[3]。ただし、一旦地上に出る必要がある。半蔵門線と日比谷線との直接乗り換えが可能な駅は存在せず(半蔵門線の乗り入れ先である東武伊勢崎線北千住駅では乗り換えが可能)、当駅と人形町駅は両線が最接近する場所である。
- 浜町駅(都営新宿線) - 連絡駅とはされておらず、一旦地上に出る必要がある。
駅出口
1a - 4出口(シティエアターミナル方面)
- 出口 1a
- 出口 1b
- 出口 2
- 出口 3
- 日本橋川
- 永代通り
- 日本橋蛎殻町一丁目
- 日本橋小網町
- 出口 4
- ロイヤルパークホテル
- 水天宮通り
- 清洲橋通り
- 日本橋蛎殻町二丁目
- 日本橋浜町三丁目
5 - 8出口(水天宮方面)
- 出口 5
- 出口 6
- 水天宮前交差点
- 日本橋区民センター
- 蛎殻町交差点
- 日本橋川
- 新大橋通り
- 水天宮通り
- 日本橋蛎殻町一丁目
- 日本橋小網町
- 出口 7
- 水天宮前交差点
- 人形町駅
- 明治座
- 人形町通り
- 日本橋人形町二丁目
- 日本橋浜町二丁目
- 出口 8
- 水天宮前交差点
- 人形町駅
- 中央区立日本橋図書館
- 日本橋社会教育会館
- 中央区立日本橋小学校
- 日刊工業新聞社
- 小網神社
- 日本橋川
- 人形町通り
- 日本橋人形町一丁目
- 東京穀物商品取引所(2013年廃止)
バス路線
最寄り停留所は、永代通りと水天宮通りの交差点付近にある「水天宮前」「水天宮前駅」、およびロイヤルパークホテル正面玄関ロータリーにある「地下鉄水天宮前駅」である。東京都交通局(都営)と日立自動車交通(日立)、および日の丸自動車興業(日の丸)により運行される以下の路線が発着する。
- 水天宮前
- 水天宮前駅
- 中央区コミュニティバス「江戸バス」北循環:中央区役所行(日立)
- 地下鉄水天宮前駅
- メトロリンク日本橋Eライン:東京駅八重洲口方面(日の丸)
また、東京シティエアターミナルからは羽田空港や成田空港への空港連絡バスが発着する。詳細は「東京シティエアターミナル#バス路線」を参照。
駅名の由来
開業前の仮駅名は地元の地名より「蛎殻町」となっていた。しかし、駅の一部が隣の日本橋箱崎町にかかっており、同地にある東京シティエアターミナルに直結していること等から、地元住民から「箱崎」を主張する声が出て正式決定に時間を要した。結局、駅近くにある水天宮に因んだ現在の駅名が付けられることとなった[9]。この名称は都電の電停名でも使用されていた。なお、当駅開業前に当時営団地下鉄の各駅に設置された大型路線図には「箱崎」の駅名が記されていた(その上にテープでマスクされていて実際には剥がれてない限り見れない)が、当駅開業後に「水天宮前」のテープを貼付し対応した(現在はすべて新型に更新されている)。
隣の駅
脚注
出典
- 東京都統計年鑑
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成28年)