「ケラタン硫酸」の版間の差分

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(構造: GlcNAcが「N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)」となっていたため「N-アセチルグルコサミン(GlcNAc)」へリンクを張り替えました。)
 
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2018/8/19/ (日) 21:33時点における最新版

ケラタン硫酸(ケラタンりゅうさん、Keratan sulfate、KS)またはケラト硫酸(Keratosulfate)は、動物体の角膜軟骨に見られる硫酸グリコサミノグリカンである。他のグリコサミノグリカンと違い、ウロン酸を含んでおらず代わりにD-ガラクトースが含まれている。カール・メイヤーらのグループによっての角膜から1953年に初めて単離されたが、そのときはケラト硫酸と名付けられた。タンパク質との結合様式によってKS-IとKS-IIに分けられる。

構造

ケラタン硫酸は通常、-3Galβ1-4GlcNAcβ1-の二糖の繰り返しで構成され、硫酸基はGalとGlcNAcの両方または片方の6位炭素に結合した構造をしている。

一般に、髄核、軟骨に見られるケラタン硫酸(KS-II)は、角膜のケラタン硫酸(KS-I)に比べて硫酸基の含量が多く、ガラクトサミンを含む。また、タンパク質との結合様式については、KS-IIはO-グリコシド結合、KS-IはN-グリコシド結合である。

関連項目