「バクテリオクロロフィル」の版間の差分

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'''バクテリオクロロフィル'''(Bacteriochlorophyll)は、[[紅色細菌]]・[[紅色硫黄細菌]]に含まれる[[青緑色色素]]である。'''細菌葉緑素'''、'''細菌クロロフィル'''ともいう。[[化学]]的にはきわめて[[クロロフィル]]に似ており、[[マグネシウム]]を含む[[ポルフィリン]]で、クロロフィル同様[[光]]の[[エネルギー]]を捕えて、これら[[細菌]]の[[光合成]]に関与する。[[緑色細菌]]は、[[バクテリオビリジン]]というクロロフィルおよび'''バクテリオクロロフィル'''に似た[[色素]]を含む。
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'''バクテリオクロロフィル'''(Bacteriochlorophyll)
  
== 関連項目 ==
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光合成細菌である紅色硫黄細菌 (クロマチウム属など) ,紅色無硫黄細菌 (ロドスピリルム属やロドシュードモナス属など) に含まれるクロロフィル (葉緑素) 。同じ光合成細菌でも緑色硫黄細菌 (クロロビウム属など) には別種のクロロビウムクロロフィルがあるが,しばしばこれら全体をバクテリオクロロフィルという。その構造はいずれも緑色植物のクロロフィルと似て,マグネシウムポルフィリン誘導体であって,バクテリオクロロフィルaでは,緑色植物のクロロフィルaのポルフィリン核を構成する4個のピロール核のうちの1つが還元されているだけの違いである。細胞に共存する他の光合成補助色素が吸収した光も含めて,近赤外部の波長の光を吸収して半光合成のエネルギーとする。
* [[クロロフィル]]
 
  
 
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[[de:Chlorophylle#Chemische Struktur bei anoxygenen Phototrophen: Bakteriochlorophylle (Bchl)]]
 

2019/4/27/ (土) 23:18時点における最新版

バクテリオクロロフィル(Bacteriochlorophyll)

光合成細菌である紅色硫黄細菌 (クロマチウム属など) ,紅色無硫黄細菌 (ロドスピリルム属やロドシュードモナス属など) に含まれるクロロフィル (葉緑素) 。同じ光合成細菌でも緑色硫黄細菌 (クロロビウム属など) には別種のクロロビウムクロロフィルがあるが,しばしばこれら全体をバクテリオクロロフィルという。その構造はいずれも緑色植物のクロロフィルと似て,マグネシウムポルフィリン誘導体であって,バクテリオクロロフィルaでは,緑色植物のクロロフィルaのポルフィリン核を構成する4個のピロール核のうちの1つが還元されているだけの違いである。細胞に共存する他の光合成補助色素が吸収した光も含めて,近赤外部の波長の光を吸収して半光合成のエネルギーとする。



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