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象潟駅(きさかたえき)は、秋田県にかほ市象潟町字家の後にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線の駅である。
特急「いなほ」が停車する。かつては寝台特急「あけぼの」・「日本海」、臨時快速「きらきらうえつ」が停車していた。
歴史
- 1921年(大正10年)11月15日 - 国鉄陸羽西線・吹浦 - 象潟間開通の際、由利郡象潟町に新設。
- 1922年(大正11年)6月30日 - 陸羽西線・象潟 - 羽後本荘間が開通。
- 1924年(大正13年)4月20日 - 羽越線(後の羽越本線)に所属線を変更。
- 1966年(昭和41年)11月 - 駅舎を改築する。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 専用線発着の貨物取り扱い廃止。当駅からの貨物輸送終了。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2006年(平成18年)3月24日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」稼働開始。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 本楯駅 - 上浜駅間各駅管理権限を羽後本荘駅に委譲、自駅のみの管理となる。
- 2012年(平成24年)3月9日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」に代わり指定席券売機設置。
- 2012年(平成24年)10月1日 - プレ秋田デスティネーションキャンペーン開催にともない駅舎リニューアル[2]。
- 2015年(平成27年)3月14日 - 駅員の泊まり勤務がなくなり、早朝夜間駅員不在となる。それに伴い、指定席券売機の営業時間が短縮となる(従前は5:50-22:25)。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のプラットホームを有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
2013年(平成25年)に開催される秋田デスティネーションキャンペーンと、それに向けて2012年(平成24年)に開催されたプレデスティネーションキャンペーンを見据えて、秋田を訪れる観光客を綺麗な駅舎で迎えることを目指した駅舎の整備が行われた。俳人松尾芭蕉が「おくのほそ道」への旅で訪れた景勝地であることにちなんで和風を意識したコンセプト設定が行われている。アルミ材がむき出しであった入口には木製防風スクリーンが設置され、民家の屋根に似せた形状としてある。待合室の天井は格子状となり、また鳥海山、かつては海に浮かぶ景勝地であった九十九島、芭蕉の句にちなんだ「雨に濡れたねむの花」などを飾り障子で表現している[2]。
直営駅(駅長、助役配置)。当駅は管理駅で、自駅のみの単駅管理となっている[3]。駅舎には自動券売機、指定席券売機(営業時間8:00 - 19:10)(集改札時間8:20 - 19:15)、待合室、伯養軒跡地→JR関連会社食堂→観光案内所兼売店、キオスク跡地→自動販売機などがある。
のりば
1 | ■羽越本線(下り) | 羽後本荘・秋田方面 |
2 | ■羽越本線(上り) | 酒田・新潟方面 |
3 | ■羽越本線 | (待避線) |
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 496 |
2001 | 436 |
2002 | 395 |
2003 | 369 |
2004 | 340 |
2005 | 326 |
2006 | 308 |
2007 | 311 |
2008 | 288 |
2009 | 275 |
2010 | 265 |
2011 | 257 |
2012 | 271 |
2013 | 287 |
2014 | 247 |
2015 | 224 |
2016 | 204 |
2017 | 188 |
駅周辺
駅周辺は、にかほ市の中心地である。
バス路線
- 羽後交通象潟案内所
- 本荘・象潟線(本荘営業所 - 象潟駅前)
- 小砂川線(象潟駅前 - 三崎公園前)
- にかほ市コミュニティバス
- 上郷線(市役所 - 長岡 - 湯の台 - 小滝 - 市役所:循環バス)
- 鳥海ブルーライナー(6 - 9月までの毎日と10月の第1・2の土曜・日曜・祝日運行)
その他
隣の駅
※特急「いなほ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。