冷凍技術の年表
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冷凍技術の年表は、冷凍技術、低温に関するトピックスの年表である。
- 1748年:ウィリアム・カレンがジエチルエーテルを減圧沸騰させ、その気化熱で周囲を冷却し、少量の氷を生じさせた。
- 1810年:ジョン・レスリー(en)が人工的な水の固化に成功する。
- 1850年頃:マイケル・ファラデーが塩素などの気体の液化に成功する。
- 1860年代:トーマス・アンドリューズが炭酸ガスの圧力と温度、体積の関係について調査し、炭酸ガスが液化する臨界の圧力、温度のあることを(臨界点)見出した。
- 1877年:ラウール・ピクテとルイ・ポール・カイユテが酸素の液化に成功する。
- 1881年:エミール・ワールブルクが断熱消磁による冷却法につながる純鉄の、消磁による冷却現象を発見した。
- 1883年:ジグムント・ヴルブレフスキが実用的な量の液体酸素の製造する技術を開発する。
- 1888年:ロフタス・パーキンズ(Loftus Perkins)が食物保存用の冷蔵室"Arktos"を開発。アンモニア吸収システムを利用した、最も初期の冷凍技術の例である。
- 1892年:ジェイムズ・デュワーがデュワー瓶を発明する。
- 1895年頃:カール・フォン・リンデが冷凍機に関する特許を取得。
- 1898年:ジェイムズ・デュワーが水素の液化に成功する。
- 1905年:カール・フォン・リンデが純粋な液化酸素と液化窒素を製造する。
- 1908年:ヘイケ・カメルリング・オネスがヘリウム4の液化に成功する。
- 1911年:ヘイケ・カメルリング・オネスが金属の超電導を発見する。
- 1926年:ウィレム・ヘンドリック・ケーソンがヘリウム3の液化に成功する。
- 1933年: ウィリアム・フランシス・ジオークらが断熱消磁による冷却で0.25 Kの温度を得た。
- 1937年:ピョートル・カピッツァ、ジョン・F・アレン、ドン・マイスナーが2.2 Kでのヘリウム4の超流動を発見する。
- 1951年:ハインツ・ロンドンが希釈冷凍器の原理を発明する。
- 1963年:W. Gifford と R. Longsworthがパルス管冷凍機(Pulse tube refrigeratorを発明する。
- 1972年:デビッド・リー、ロバート・リチャードソン、ダグラス・D・オシェロフが0.002 Kでヘリウム3の超流動を発見する。
- 1985年:スティーブン・チューがレーザー冷却の技術を開発する。
- 1986年:カール・アレクサンダー・ミュラーとヨハネス・ベドノルツが高温超電導を発見する。
- 1995年:エリック・コーネルとカール・ワイマンがボース=アインシュタイン凝縮を確認した。
- 2000年:Peter Toenniesが0.15 Kでの水素の超流動を示す。