カイナン
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2013/4/10/ (水) 23:31時点におけるja>櫻井貫大による版 (→ルカによる福音書での記述: 引用文、詳しく加筆)
カイナン(ヘブライ語: קֵינָן, 現代ヘブライ語: Qeinan)は、旧約聖書の『創世記』にその名前が現れる人物。創世記5章9節から14節によると、カイナンはセトの孫で、父エノスが90歳のときに生まれ、自身が70歳のときに子マハラレルが生まれ、910歳で死んだとされる。
Contents
訳による表記の違い
日本語訳聖書では訳本によって表記が異なる。
ルカによる福音書での記述
文語訳聖書と口語訳聖書、新世界訳聖書ではルカによる福音書に述べられているイエス・キリストの系譜内にカイナンが2度登場する。一つは創世記5章9節同様に「エノスの子、マハラレルの父」として[1]。もう一つは「シェラの父、アルパクシャドの子」とされている[2]。しかし、創世記におけるセムの系図に関する記述では「アルパクシャドは35歳になってシェラを生んだ」とされており[3]カイナンは登場しない。
新共同訳聖書でのルカによる福音書では、「エノスの子」として「ケナン」が登場し、「アルパクシャドの子」として「カイナム」が登場している[4]。しかし、創世記におけるセムの系図の記述ではアルパクシャドは35歳になってシェラを生んだ」とあり、どちらも登場しない。