エチゴビール
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『エチゴビール』とは、新潟県新潟市西蒲区のエチゴビール株式会社が製造・販売している地ビールのブランド名である。日本の地ビールの第1号。
Contents
概要
元は日本酒の越後鶴亀[1]で有名な上原酒造株式会社[2]が1994年の酒税法改正を受け、ビール醸造免許を取得して製造し始めた日本で第1号[3]。の地ビール。
製造会社の変遷
2000年、上原酒造がビール部門を分社化し、同じ新潟県の大手菓子メーカーであるブルボンの支援を受けエチゴビール株式会社を設立。
2007年10月1日、エチゴビール株式会社はキリンビール株式会社の企業内ベンチャーで地ビール醸造を手掛ける株式会社ビアスタイル21(2002年7月設立)の全株式をキリンホールディングスより取得。ビアスタイル21の主力商品である「GARGERY」の製造を委託されている[4]。
2010年3月、ブルボンが経営破綻直前の上原酒造からエチゴビール株式会社の全株式を取得[5]、完全子会社化し現在に至る。
ビール
無濾過ビール
濾過ビール
- ピルスナー
- チェコスロバキアを原点とするピルスナースタイルオリジナルとされるザーツ地方産ザーツ種のホップを使用したビール。
- レッド・エール
- スタウト
- アイリッシュスタイルの原点であるスタウトスタイルのビール。
- 有機栽培プレミアムビール
- 有機栽培の麦芽とホップのみを原料とする。
- こしひかり越後ビール
かつて販売されていたビール
- ビアブロンド(濾過)
- 90デイズ・スタウト(濾過)
- 45~90日熟成させたスタウトビール。通常の1.3倍の麦芽を使用している。
- プレミアムレッドエール(濾過)
- アンバーエール(無濾過)
ロゴ
ビールグラスを持つヤギは、上原酒造の五代目・上原誠一郎の妻であるドイツ人画家アンティエ・グメルスによってデザインされた。
ドイツ発祥のボックビールには雄ヤギがラベルデザインにデザインされている事が多く、飲むと雄ヤギのように元気になる、と言われている。
関連施設
エチゴビール ブルーパブ
新潟県新潟市西蒲区福井にかつて存在し、醸造プラントとパブが複合した、出来たてのビールが飲めるビアレストラン。飲み放題のコースもあった。冬季(10~3月)は休業となっていた。
最盛期には観光バスが立ち寄るほどの観光名所であったが[6]、上原酒造の経営破綻、ブルボンの完全子会社化後に閉鎖された。
エチゴビール 新潟万代店 Blume(ブルーメ)
新潟市万代のコズミックスビルにかつて存在したプルーパブの姉妹店[7]。
脚注
- ↑ “越後鶴亀”. . 2016閲覧.
- ↑ 2010年7月29日に経営破綻。詳細は「越後鶴亀の上原酒造㈱/民事再生申請」参照。
- ↑ ビールの図鑑((株式会社マイナビ)2013p148
- ↑ “FAQ|プレミアムビール「GARGERY」”. 株式会社ビアスタイル21. . 2016閲覧.
- ↑ “エチゴビール、自社ブランド商品を強化 ブルボン通じ販売”. 日本経済新聞. (2010年10月15日) . 2016閲覧.
- ↑ “エチゴビール民事再生 県内地ビール淘汰進”. 上越タウンジャーナル(株式会社デジコロ) (2010年5月30日). . 2016閲覧.
- ↑ “エチゴビールブルーパブ(施設案内)”. 日本マイクロブルーワーズ協会. . 2016閲覧.