岡山新幹線運転所

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岡山新幹線運転所(おかやましんかんせんうんてんしょ)は、かつて岡山県岡山市北長瀬本町(現在の北区)にあった西日本旅客鉄道(JR西日本)福岡支社博多総合車両所管轄の山陽新幹線車両基地である。現在は、博多総合車両所岡山支所になっている。

概要

1972年3月の山陽新幹線新大阪駅 - 岡山駅間の開業にあわせて新設された。電留線4線、仕業検査線1線の設備を整えていた[1]が、岡山開業時には既に岡山駅 - 博多駅間の建設も始まっていたので、当時の岡山着のすべての車両を収容できるほどの容量はなく、一部は大阪方面へ折り返して対応していた。1973年2月に電留線2線、仕業検査線1線、7月に電留線5線を増強した[1]

2006年に博多総合車両所と組織統合され、博多総合車両所岡山支所になった[2]。設備は全17線。現在、車両の配置はなく、主な業務は新幹線車両の仕業検査・臨時検査などである。現在、乗務員も所属していない。

イベント

「おかやま新幹線まつり」として一般公開が行われていたが、2005年4月25日に発生したJR福知山線脱線事故の影響で、その後の一般公開は中止されていた。しかし、2010年11月7日に「山陽新幹線ふれあいデー」として復活した[3]

沿革

  • 1971年昭和46年)9月10日:大阪運転所岡山支所として発足[4]
  • 1975年(昭和50年)1月20日:大阪第一運転所岡山支所に変更される[4]
  • 1987年(昭和62年)3月1日:岡山新幹線運転所に改称される。[5]
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)新幹線運行本部の管轄となる。
  • 1988年(昭和63年)4月1日:組織改正に伴い、新幹線運行本部から岡山支社に移管される。
  • 1997年平成9年)5月6日:この日の未明に入換中の車両が車止めに衝突し脱線、付近の市道へはみ出した。運転士の居眠り運転による信号冒進が原因とされる[6]。負傷者なし。
  • 2006年(平成18年)6月23日:組織改正に伴い、岡山支社から福岡支社に移管され、博多総合車両所岡山支所になる[2]

脚注

  1. 1.0 1.1 『新幹線10年誌』日本国有鉄道新幹線総局、1975年、p.469。
  2. 2.0 2.1 『JR気動車客車編成表 2011』交通新聞社、2011年。ISBN 978-4-330-22011-6。
  3. 「山陽新幹線ふれあいデー」の開催についてインターネットアーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年10月15日
  4. 4.0 4.1 『国鉄気動車客車情報 61.11.1改正号』ジェー・アール・アール、1986年。
  5. 『JR気動車客車情報 87年版』ジェー・アール・アール、1987年。
  6. 鉄道ジャーナル』第31巻第8号、鉄道ジャーナル社、1997年8月、 104頁。

関連項目