佐々部清
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佐々部 清(ささべ きよし、1958年1月8日 - )は、日本の映画監督。山口県下関市出身。山口県立豊浦高等学校、明治大学文学部演劇科、横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)卒業。
来歴
1983年より映画およびテレビドラマの助監督となる。主に和泉聖治、降旗康男などの監督に師事した。
2002年に『陽はまた昇る』で監督デビュー。以降、2003年『チルソクの夏』、2004年『半落ち』、2006年『カーテンコール』、2007年『夕凪の街 桜の国』、2011年『ツレがうつになりまして。』などを監督。『チルソクの夏』『四日間の奇蹟』『カーテンコール』は下関三部作と呼ばれている。
エピソード
- 映画現場デビューは、戸塚ヨットスクールを描いた青春ドラマ『スパルタの海』(1983年)。しかし公開前に生徒死亡事故が発生し、戸塚宏校長が逮捕される事態となったため、あえなくお蔵入りとなった。
- 吉田拓郎の大ファンで、2008年に全編に拓郎の音楽しか流れない映画『結婚しようよ』を作った[1][2]。
映画
- 『陽はまた昇る』監督/共同脚本(2002年6月12日公開・東映)
(日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎賞、日本アカデミー賞優秀作品賞)
- 『チルソクの夏』監督/脚本(2003年5月24日下関先行 2004年4月17日公開・プレノンアッシュ)
(日本映画監督協会新人賞、新藤兼人賞金賞)
- 『半落ち』監督/共同脚本(2004年1月10日公開・東映)
(日本アカデミー賞 最優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎賞 日本映画復興奨励賞)
(日本映画批評家大賞作品賞)
(日本映画批評家大賞作品賞)
- 『結婚しようよ』監督/共同脚本(2008年2月2日公開・葵プロモーション)
- 『三本木農業高校、馬術部』監督/共同脚本(2008年10月4日公開・東北新社)
- 『日輪の遺産』監督のみ(2011年8月27日公開・角川映画)
- 『ツレがうつになりまして。』監督のみ(2011年10月8日公開・セントラル・アーツ)
(中国金鶏百花映画祭最優秀作品賞)
- 『六月燈の三姉妹』監督のみ(2013年11月9日鹿児島先行 2014年5月31日公開)
- 『東京難民』監督のみ(2014年2月22日公開・キングレコード)
- 『群青色の、とおり道』監督/共同脚本(2015年3月28日群馬先行・同年7月11日公開・クリーク&リバー)
- 『種まく旅人 夢のつぎ木』監督のみ(2016年10月22日岡山先行公開・アークエンタテインメント)
- 『八重子のハミング』監督/脚本/プロデューサー(2016年10月29日山口先行公開・チーム「八重子のハミング」)
- 『ゾウを撫でる』監督のみ(2017年1月公開)
テレビドラマ
- ドラマW『心の砕ける音〜運命の女〜』(2005年、WOWOW)
- 『告知せず』(2008年、テレビ朝日)
- 月曜ゴールデン『看取りの医者 バイク母さんの往診日誌』(2011年、TBS)
- 松本清張没後20年特別企画 ドラマスペシャル『波の塔』(2012年、テレビ朝日)
- 連続ドラマ D×TOWN 『痕跡や』(2012年、テレビ東京)
- 連続ドラマW『本日は、お日柄も良く』(2017年、WOWOW)
- 2018春の開局記念ドラマ『ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実』(2018年、テレビ東京)
舞台
主な助監督参加作品
- 『スパルタの海』(1983年)
- 『コミック雑誌なんていらない!』(1985年)
- 『黒いドレスの女』(1986年)
- 『優駿 ORACION』(1987年)
- 『Aサインデイズ』(1989年)
- 『さらば愛しのやくざ』(1990年)
- 『フィレンツェの風に抱かれて』(1991年)
- 『C・ジャック』(1992年)
- 『その木戸を通って』(1993年)
- 『北の国から'95秘密』(1995年、CX)
- 『お日柄もよくご愁傷様』(1996年)
- 『ユキエ』(1998年)
- 『北の国から'98時代』(1998年、CX)
- 『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年)
- 『あ・うん』(2000年、TBS)
- 『すずらん 少女萌の物語』(2000年)
- 『ホタル』(2001年)
脚注
- ↑ 日刊スポーツ、2008年2月2日17面
- ↑ ほぼ日刊イトイ新聞 - あのひとの本棚。
関連文献
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 佐々部清 - allcinema
- | sub | s=0000000765767 | -7 }}/ Kiyoshi Sasabe - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- 「大和田廣樹のアンパカBAR」インタビュー anpaca.tv
典拠レコード: