津守氏(つもりうじ)は、「津守」を氏の名とする氏族。
住吉大社(大阪府大阪市住吉区)の歴代宮司の一族で、古代以来の系譜を持つ氏族である。
津守氏は、天火明命の流れをくむ一族であり、摂津国住吉郡の豪族の田蓑宿禰の子孫である。田蓑宿禰が「七道の浜」(大阪府堺市七道)(当時は住吉郡)において200年に新羅征伐から帰還した神功皇后を迎えた時、神功皇后が住吉三神の神功があったことから、田蓑宿禰に住吉三神を祀(まつ)るように言い、田蓑宿禰の子の豊吾団(とよ・の・ごだん)に津守の姓を与えたのが始まり。津守とは「津(港)」を「守る」という意味。