兵庫県立図書館
兵庫県立図書館 | |
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施設情報 | |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 兵庫県 |
開館 | 1974年(昭和49年)10月 |
所在地 |
〒673-8533 兵庫県明石市大明石町2-1-29 ※仮設 |
位置 | 東経134度59分16秒北緯34.65028度 東経134.98778度 |
ISIL | JP-1002299 |
統計・組織情報 | |
蔵書数 | 61万9438冊 (2015年時点) |
貸出数 | 5万5615冊 (2015年) |
来館者数 | 17万7394人 (2015年) |
条例 | 兵庫県立図書館の設置及び管理に関する条例(昭和49年3月27日条例第31号) |
公式サイト | 兵庫県立図書館 |
備考 | 本館所在地は明石市明石公園1-27、耐震補強工事のため2016年から仮本館に移転中 |
兵庫県立図書館(ひょうごけんりつとしょかん)は、日本の都道府県立図書館の1館として兵庫県が設置している公立図書館である。
本館所在地は県庁所在地の神戸市でなく明石市の兵庫県立明石公園(明石城跡)内で、同時に開館した明石市立図書館旧本館と一体の建物になっている。もっとも、運営主体が県と市でそれぞれ異なる事情から、通路を経由して両館を互いに行き来することはできなかった。明石市立図書館は2017年(平成29年)1月から南へ約700メートル離れた明石駅前の複合商業施設「パピオスあかし」内へ移転してあかし市民図書館となっており、旧本館は2019年から市の郷土資料展示施設へ転用される予定である。
耐震補強工事のため休館中の県立図書館は地上3階、地下1階。北側の2階部分が、一般図書閲覧を行う調査相談室になっている。2015年(平成27年)時点での蔵書数は約62万冊[1]。
沿革
全国の都道府県立図書館本館としては最も遅く、1974年(昭和49年)10月に開館した図書館である。その背景には明治末に県庁所在地で開館し、今なお全国屈指の規模を誇る公立図書館である神戸市立図書館の存在が大きいと言われており、明石市の市立図書館開館に合わせて県市一体で施設を整備して開館に至った経緯がある。そのため全国の都道府県立図書館としては唯一、開館から一度も県庁所在地に本館を置いたことがない特異な歴史を持つ。開館の時点で本館が都道府県庁所在地以外の都市にある図書館は他に北海道立図書館(1967年に札幌市から江別市へ移転)のみであったが、後に機能分散の観点から大阪府立図書館、埼玉県立図書館などが都道府県庁所在地以外の都市へ本館を移しており、2018年には長崎県立長崎図書館も長崎市から大村市へ移転する予定である。
開館当初は隣接する明石市立図書館との役割分担もあり、東京都立図書館と同様に一般への直接貸し出しを実施せず県内の市町が設置する公立図書館への協力貸し出しのみを行っていたが、2001年(平成13年)から一般貸し出しを開始した[2]。
明石市立図書館が移転したのと同時期の2016年(平成28年)、本館が老朽化し耐震補強工事が必要になったことから明石公園の近郊にあるビルを借り上げて仮本館とし、神戸市西区の民間倉庫を仮設書庫として運営されている。
サービス
蔵書の閲覧は自由だが、貸し出しには登録が必要。登録要件は、兵庫県内在住・在勤・在学であること。貸し出し期間は3週間(貸出日から22日以内)。国立国会図書館や他の図書館等の所蔵資料についても、借り受けて館内閲覧が可能。インターネット貸し出しサービスが提供されており、県内在住であれば、近くの図書館での貸し出し、返却も可能。
休館日
- 毎週月曜日
- 毎月第3木曜日
- 年末年始(12月29日 - 1月3日)
- 特別図書整理期間(春季に2週間以内)
立地
- 周辺環境
- 兵庫県立明石公園
- 明石市立図書館旧本館
- 兵庫県立明石公園球技場兼自転車競技場(1961年まで明石競輪場)
- 明石市立文化博物館
- 明石市立明石小学校
- アクセス
参考文献
- 『平成27年度要覧』(兵庫県立図書館)
脚注
- ↑ 県立, p10「9 平成26年度運営状況」
- ↑ 県立, p7「7 沿革」