ニヤーヤ学派(ニヤーヤがくは、梵: Naiyāyika[1])
インドの正統バラモン哲学派の一つ。ニヤーヤは理論,あるいは論理学的考察を意味する。ガウタマを開祖とし,根本聖典は『ニヤーヤ・スートラ』。この学派の特徴は,認識方法と論証方法で,特にその論証は,いわゆる五分作法によってなされる。バーツヤーヤナ,ウッディヨータカラ (6世紀後半頃) ,ジャヤンタ (10世紀頃) ,バーサルバジニャ (10世紀頃) らのすぐれた学匠が出た。