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{{Infobox 国軍
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{{テンプレート:20180815sk}}
| 国 = {{ISR}}
 
| 名前 = イスラエル国防軍
 
| 各国語表記 = {{Lang|he|צבא הגנה לישראל}}<br />
 
{{lang|en|Israel Defence Force(IDF)}}
 
| 画像 = [[ファイル:Flag of the Israel Defense Forces.svg|150px]][[ファイル:Badge of the Israel Defense Forces.svg|150px]]
 
| 画像説明 = 上:軍旗 下:シンボルマーク
 
| 画像2 = [[File:איזנקוט חתוך.jpg|150px]]
 
| 画像説明2 = 2015年現在の参謀総長(第21代)であるガディ・エイゼンコット中将。
 
| 創設 = [[1948年]][[5月26日]]
 
| 再組織 =
 
| 解散 =
 
| 派生組織 =
 
| 本部 = [[テルアビブ地区]][[テルアビブ]]
 
<!-- 指揮官 -->
 
| 司令官 =
 
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| title =
 
| titlestyle = center
 
| liststyle  =
 
| [[File:Flag of Israel Prime Minister.svg|30px]] [[イスラエルの首相|首相]]:<br />
 
[[ベンヤミン・ネタニヤフ]]<br />
 
[[File:Flag of Israel Minister of Defence.svg|30px]] [[イスラエルの国防相|国防相]]:<br />
 
[[モーシェ・ヤアロン]]<br />
 
[[File:Flag of IDF Chief of Staff.svg|30px]] [[参謀総長 (イスラエル国防軍)|参謀総長]]:<br />
 
{{仮リンク|ガディ・エイゼンコット|en|Gadi Eizenkot}}中将
 
}}
 
<!-- 総人員 -->
 
| 徴兵制度 =
 
{{Collapsible list
 
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| title =
 
| titlestyle = center
 
| liststyle  =
 
| 兵役適齢:17歳<br />
 
徴兵適齢:18歳<br />
 
徴兵制度:男性 - 36ヶ月の訓練と普遍的徴兵<br />
 
女性 - 21ヶ月の訓練と普遍的徴兵<br />
 
情報年度:2000年度<br />
 
適用年齢:15歳-49歳<br />
 
適齢総数:1,226,903<br />
 
女性適齢総数:1,192,319<br />
 
現役人員数:176,500(順位:34位)<br />
 
予備役人員数:445,000
 
}}
 
| 国内活動 =
 
| 国外活動 =
 
<!-- 財政 -->
 
| 軍事費 = 577億[[新シェケル]]<br />
 
(165億[[アメリカ合衆国ドル|ドル]])
 
| 軍事費/対GDP = 9.4%
 
<!-- 産業 -->
 
| 国内供給 =
 
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| title =
 
| titlestyle = center
 
| liststyle  =
 
| [[イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ|イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ(IMI)]]<br />
 
[[イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ|イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)]]<br />
 
[[イスラエル・ウェポン・インダストリーズ|イスラエル・ウェポン・インダストリーズ(IWI)]]<br />
 
{{仮リンク|エルビット・システムズ|en|Elbit Systems}}<br />
 
{{仮リンク|エリスラ・グループ|en|Elisra}}<br />
 
{{仮リンク|エルタ・システムズ|en|Elta}}<br />
 
[[ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズ]]<br />
 
{{仮リンク|イスラエル造船所|en|Israel Shipyards}}
 
}}
 
| 国外供給 =
 
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| titlestyle = center
 
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| {{USA}}(1968~)<br />
 
[[マクドネル・ダグラス]](現[[ボーイング]])<br />
 
{{DEU}}(1998~)<br />
 
{{CSK}}(1948)<br />
 
{{FRA}}(1955〜1966)
 
}}
 
| 輸入 =
 
| 輸出 =
 
<!-- 関連リンク -->
 
| 歴史 =
 
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| titlestyle = center
 
| liststyle  =
 
| [[:en:History of the Israel Defense Forces<!-- [[:ja:イスラエル国防軍の歴史]] とリンク -->]]<br />
 
[[第一次中東戦争]]<br />
 
[[第二次中東戦争]]<br />
 
[[第三次中東戦争]]<br />
 
[[消耗戦争]]<br />
 
[[第四次中東戦争]]<br />
 
[[レバノン内戦]]<br />
 
[[第二次インティファーダ]]<br />
 
[[対テロ戦争]]<br />
 
[[レバノン侵攻 (2006年)]]<br />
 
[[ガザ侵攻 (2009年)]]<br />
 
[[ガザ侵攻 (2014年)]]
 
}}
 
| 順位 =
 
}}
 
'''イスラエル国防軍'''(イスラエルこくぼうぐん、{{Lang-he|צבא הגנה לישראל}}<small>({{Audio|He-Israeli Defense Forces.ogg|''ツヴァ・ハ=ハガナ・レイスラエル''}})</small>、{{Lang-en|Israel Defense Forces(IDF)}}<small>(''イスラエル・ディフェンス・フォーセス、アイディーエフ'')</small>)は、[[イスラエル]]の保有する[[軍隊]]である。[[陸軍]]([[イスラエル陸軍|陸軍指揮本部]])、[[海軍]]([[イスラエル海軍]])、[[空軍]]([[イスラエル航空宇宙軍]])の3軍と各軍管区により構成される。
 
 
 
イスラエル国内では一般的に頭文字をとって「'''ツァハル'''」(צה"ל)と呼ばれる。英語表記の頭文字をとって「'''IDF'''」と表記されることも多い。
 
 
 
== 概要 ==
 
[[1948年]]に設立されたIDFは5度にわたる大規模な[[戦争]]を経験しており、世界で最も練度の高い軍隊の一つだと評価されている。[[2004年]]8月時点では10万7,500人の[[徴兵制度|徴集兵]]を含む16万8,000人の人員を有しており、[[イスラエル陸軍|陸軍]]は12万5,000人、[[イスラエル海軍|海軍]]は8,000人、[[イスラエル航空宇宙軍|空軍]]は3万5,000人で構成されている。この他に40万8,000人の[[役種|予備役]]がおり、[[総動員]]時の兵力は57万6,000人に達する。[[士官]]は一般兵の中から優秀な者を選抜して[[士官学校]]で育成する方式が採られている。
 
 
 
[[File:Flickr - Israel Defense Forces - Female Soldiers Unload their Weapons.jpg|250px|thumb|left|イスラエルでは女性にも兵役義務があり、教官であることが多い。]]
 
イスラエルでは女性にも兵役義務があることなどから"全国民に兵役義務がある"と誤解されている例もあるが、実際には兵役義務を持つのはイスラエル在住の[[ユダヤ人]]([[ユダヤ教徒]])と、[[イスラム教]][[ドゥルーズ派]]の教徒のみである。キリスト教徒やその他のムスリムなどは兵役義務を有しない(志願することは可能)。また、ユダヤ教徒やドゥルーズ派教徒であれば、イスラエルの国籍を有していなくても、イスラエルに在住しているだけで兵役義務が発生する事も特徴的である。
 
 
 
自らの信条(平和主義など)に基づいて兵役を拒否する権利([[良心的兵役拒否]])はイスラエルの法律で認められているが、実際に審査によって許可される例は少ないとされる。良心的兵役拒否が認められずに兵役を拒否した場合、1〜4週間程度の禁固刑となる例が一般的であるとされる<ref>http://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/regional/conscientious_objection.html</ref>。
 
{{-}}
 
 
 
== 歴史 ==
 
{{See also|イスラエル国防軍の歴史|イスラエル国防軍の軍事行動一覧}}
 
[[File:05 10 05 soldiers in old city 1.jpg|thumb|250px|ヘブロンの旧市街で子供に銃を向けるイスラエル国防軍兵士]]
 
イスラエル国防軍は第一次中東戦争最中の1948年5月26日に設立された。独立前からユダヤ人コミュニティの防衛を担っていた自主防衛組織[[ハガナー]]、特にその常備部隊[[パルマッハ]]が基盤となった。さらに、[[第二次世界大戦]]を英国指揮下で戦った[[ユダヤ旅団]]の出身者の多くも参加している。地下組織[[エツェル]]および[[レヒ]]は国防軍との協力を約束したが、自身の独立性は1948年の[[第一次中東戦争]]終結まで保持していた。戦後にこれらの地下組織の構成員は国防軍に参加している。1949年から1956年にかけてイスラエル国防軍はアラブ諸国との戦争をとおして近代化と効率化を押し進めた。
 
 
 
その後の十年間は少数精鋭主義の職業軍化を目指すとともに、[[核兵器]]開発にも力を入れた。1970年代後半に行われた[[第四次中東戦争]]以後は大規模な戦争を経験していないが、周辺諸国との対立により散発的な紛争を経験している。
 
 
 
== 構成 ==
 
=== 方面軍 ===
 
* [[北部軍 (イスラエル国防軍)|北部軍]]
 
* [[中央軍 (イスラエル国防軍)|中央軍]]
 
* [[南部軍 (イスラエル国防軍)|南部軍]]
 
* [[民間防衛軍 (イスラエル国防軍)|民間防衛軍]]
 
 
 
=== 三軍 ===
 
* [[ファイル:Flag of the Israeli Army (Land Arm).svg|24px]] [[イスラエル陸軍]]
 
* [[ファイル:Naval Ensign of Israel.svg|22px]] [[イスラエル海軍]]
 
* [[ファイル:Israel Air Force Flag.svg|22px]] [[イスラエル航空宇宙軍]]
 
 
 
=== 準軍事組織 ===
 
* 国境警察隊
 
* 沿岸警備隊
 
 
 
== 装備および軍事技術 ==
 
現在イスラエル国防軍は世界でも有数の戦争遂行能力を保持していると評価されている。装備品には[[M4カービン|M4カービン銃]]、[[F-15 (戦闘機)|F-15戦闘機]]、[[F-16 (戦闘機)|F-16戦闘機]]、[[AH-64 アパッチ|AH-64攻撃ヘリコプター]]など[[アメリカ合衆国]]から供与、購入した製品が多く使用される。イスラエルはアメリカ合衆国から毎年20億ドル相当の軍事援助を受けており、その多くはアメリカ製の軍事装備を購入することに費やされる。兵器の実戦モニターとしても知られており、F-15やF-16など同軍で初陣を経験、改良に生かされた物も多い。
 
 
 
これらとは別にイスラエル独自に開発および製造した兵器も多く存在する。初国産にもかかわらず独特の設計コンセプトで優秀さを示した主力戦車[[メルカバ (戦車)|メルカバ]]シリーズが有名である他、[[クフィル_(航空機)|クフィル戦闘機]]、[[IMI ガリル|ガリル アサルトライフル]]、[[UZI (SMG)|UZI サブマシンガン]]などは輸出の上でも成功をおさめた。また[[タングステン]]合金単体弾頭の[[APFSDS]]戦車砲弾や[[RWS|OWS]] (Overhead Weapon Station) など、世界に先駆けて実用化された軍事技術も多い。
 
 
 
また、さほど人口が多いわけではないイスラエルでは、人的資源の損耗を防ぐために無人兵器を積極的に研究している<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090422-OYT1T00260.htm イスラエル軍の最先端「無人兵器」、ガザ紛争で次々投入] - 読売新聞 2009年4月22日{{リンク切れ|date=2017年10月}}</ref>。
 
 
 
=== 兵器開発 ===
 
イスラエル軍が持つ兵器の中で有名なものは、小火器、[[戦車]]およびAPC、戦闘機などである。その他にはアメリカと共同で開発した対弾道ミサイル防衛システム、[[偵察衛星]]なども保有している。核兵器をはじめとする[[大量破壊兵器]]の開発および保有が報道されているが、政府が公式にこれを認めたことはない([[#核兵器の保有について]]参照)。
 
 
 
=== 軍用車輌 ===
 
イスラエル国防軍の[[機甲師団]]の歴史は、各国から中古やスクラップで入手した[[M4中戦車|M4シャーマン戦車]]の再生・改良に始っており([[スーパーシャーマン]]参照)、そうした経緯からか、同軍の軍用車輌の改良や使い回しの上手さはつとに知られている。海外から導入した車輌にも必ず周辺地域での戦闘に特化した独自の改良や装備が施され、既に二線級となった[[戦車]]のアップグレード、退役した戦車の[[装甲兵員輸送車]]や支援車輌への転用、アラブ側から[[鹵獲|捕獲]]した車輌の改良・転用など、多くの成功例がある。また限られた戦力を有効活用するため、メンテナンスや点検を頻繁に行い稼働率を上げる努力が払われており、長距離移動には[[戦車トランスポーター|トランスポーター]]や乗員輸送バスなどが活用されている。
 
 
 
同軍は「敵戦車の射程外からの遠距離射撃による撃破」を主な[[戦術]]として採用しており、以前はそれを反映して[[戦車砲]]の威力や射撃能力の向上に対して装甲防御力を軽視する傾向が見られたが、[[第四次中東戦争]]にてエジプト・シリア軍の[[対戦車ミサイル]]や[[RPG-7]]により甚大な被害を受けて以降は一転して装甲防御力の強化が図られる事となり、乗員の生存性を第一に考えた独自の設計で知られる国産戦車[[メルカバ (戦車)|メルカバ]]や、[[爆発反応装甲]](ERA)や[[装甲#空間装甲|中空装甲]](スペースドアーマー)、[[アクティブ防護システム]](APS)などの開発・導入が積極的に進められている。
 
 
 
車体は原則として「シナイグレイ」と呼ばれる単色塗装で、当初はやや[[黄土色]]かかったグレーだったが、1970年頃からは[[オリーブドラブ]]に近い色に切り替えられている。全ての車体には固有の車輌番号が記されており、近年は番号をプレスしたプレートにする事で、撃破炎上した車輌でも確認可能な様に配慮されている。
 
 
 
=== 武器体系 ===
 
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em">
 
; 小火器
 
[[画像:Garil.JPG|250px|thumb|ガリル]]
 
* [[ジェリコ941]] "ベビー・イーグル" - ハンドガン
 
* [[UZI (SMG)|UZI]] - サブマシンガン
 
** マイクロ・ウージー
 
** パラ・マイクロ・ウージー
 
** ミニ・ウージー
 
** ウージー・ピストル
 
* [[IMI ガリル]] - [[アサルトライフル]]
 
** ガリルAR
 
** ガリルSAR
 
** マイクロ・ガリル
 
* [[M16自動小銃|M16]] - アサルトライフル
 
** M16A1
 
** M16A2
 
** CAR15
 
** [[M4カービン]]
 
* [[IMI タボールAR21]] - [[ブルパップ方式]]アサルトライフル
 
** CTAR-21
 
** GTAR-21
 
** X95
 
* [[AK-47]] - 鹵獲品、特殊部隊が使用
 
* [[ミニミ軽機関銃]]
 
* [[IMI ネゲヴ]] - 軽機関銃
 
* [[FN MAG]] - 汎用機関銃
 
* [[PK (機関銃)|PKM]] - 鹵獲品、特殊部隊が使用
 
* [[スプリングフィールドM14#M21|M21]] - 半自動ブルバップ方式[[狙撃銃]]
 
** [[スプリングフィールドM14#TEI M89SR|TCI M89SR]] - 半自動ブルバップ方式狙撃銃
 
* [[IMI ガリル#7.62×51mm弾対応型|SR-99]] - 口径7.62×51mm仕様ガリルARMを改良した半自動狙撃銃
 
* [[M24 SWS]] - ボルトアクション狙撃銃
 
* RCWS - 遠隔操作式武器操作システム
 
* [[コーナーショット]] - フロリダに本拠を有するアメリカ・イスラエルの合弁会社
 
 
 
; 戦車
 
[[File:Armoured_Corps_operate_near_the_Gaza_Border-1.jpg|250px|thumb|メルカバ Mk.4]]
 
* [[スーパーシャーマン]] - アメリカ製の[[M4中戦車|M4シャーマン]]から独自改修された戦車。
 
* [[マガフ]] - アメリカ製の[[M48パットン]]、[[M60パットン]]から独自改修された戦車。
 
* [[ショット (戦車)|ショット]] - イギリス製の[[センチュリオン (戦車)|センチュリオン]]から独自改修された戦車。
 
* [[チラン (戦車)|チラン]] - アラブ諸国から捕獲した旧ソ連製の[[T-54]]、[[T-55]]、[[T-62]]から独自改修された戦車。
 
* [[メルカバ (戦車)|メルカバ]] - イスラエル国産の[[主力戦車]]。
 
**  [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 1|メルカバ Mk 1]]
 
**  [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 2|メルカバ Mk 2]]
 
**  [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 3|メルカバ Mk 3]]
 
**  [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 4|メルカバ Mk 4]]
 
 
 
; 多目的装甲車両 [[IFV]]/[[CEV]]
 
* [[サンドイッチ装甲車]] - 独立戦争([[第一次中東戦争]])で使用された即製装甲車。
 
* [[M3ハーフトラック#イスラエル軍での派生型|M3ハーフトラック]] - アメリカ製の[[M3ハーフトラック]]系の車両に独自改修。
 
* [[M113装甲兵員輸送車#イスラエル|M113 ZELDA / Bardelas APC]]  - アメリカ製の[[M113装甲兵員輸送車|M113 APC]]系の車両に独自改修。
 
* [[プーマ戦闘工兵車|プーマ]] - [[ショット (戦車)|ショット]]をベースにした[[戦闘工兵車]]。
 
* [[ナグマショット]] - [[ショット (戦車)|ショット]]をベースにした[[装甲兵員輸送車|APC]]。
 
* [[ナグマホン]] - [[ショット (戦車)|ショット]]をベースにしたAPC。
 
* [[ナクパドン]] - [[ショット (戦車)|ショット]]をベースにしたAPC。
 
* [[アチザリット]] - [[チラン (戦車)|チラン]]をベースにしたAPC。
 
* [[ナメル]]ARV/APC - [[メルカバ (戦車)|メルカバ]]をベースにした[[装甲回収車]]及び[[装甲兵員輸送車|APC]]。
 
* [[Nimda Shoet装輪装甲車]] - 装輪式のAPC。
 
* [[Zeev装輪装甲車]] - 装輪式のAPC。
 
* [[Safaron装輪装甲車]] - 装輪式のAPC。
 
* [[プラサン サンドキャット]] - 装輪式の軽装甲車。イスラエル警察に配備された。
 
* [[キャタピラーD9]] - 米国製[[ブルドーザー]]D9に装甲キャビンと銃火器を追加
 
 
 
; 自走砲
 
* [[M113装甲兵員輸送車#イスラエル|Machbet]] - 自走対空砲。[[M113]]ベースの[[M163対空自走砲]]に[[スティンガーミサイル|スティンガー]]対空ミサイル発射機を追加。
 
* [[M109 155mm自走榴弾砲|M109 Rochev/Doher 155mm自走榴弾砲]]
 
* [[M110 203mm自走榴弾砲]]
 
* [[MLRS#運用国|M270 MLRS Menatezz]]
 
* [[ペレフ]] - [[マガフ|マガフ5]]の車体に12基の[[スパイク (ミサイル)|スパイク-NLOS]]ミサイルランチャーを搭載した自走ミサイルランチャー。
 
 
 
; 非装甲車両、[[全地形対応車]]など
 
* [[ジープ]] - 小型軍用車。
 
* [[ウィリス M38|M38A1]] - 小型軍用車。
 
* [[M151]] - 小型軍用車。
 
* [[AIL ストーム]] - [[ジープ・ラングラー]]をベースにした小型軍用車。
 
* [[MDT ダビデ]] - [[ランドローバー・ディフェンダー]]をベースにした小型軍用車。
 
* [[ダッジ WC]] - 小型〜中型軍用車。
 
* [[M325 (軍用車両)|M325 ヌンヌン]] - 小型〜中型軍用車。
 
* [[M462 Abir]] - 小型〜中型軍用車。
 
* [[ハンヴィー]] - 小型〜中型軍用車。
 
* [[AIL デザートレイダー]] - 小型の軍用バギー
 
 
 
; ロケットおよびミサイル
 
* [[スパイク (ミサイル)|Gil/Spike]] - [[対戦車ミサイル]]
 
* [[B-300 (ミサイル)|Shipon]] - [[対戦車ミサイル]]
 
* [[エリコ (ミサイル)|エリコ]]  - [[弾道ミサイル]]
 
* [[シャヴィト]] - 人工衛星打ち上げロケット
 
* [[パイソン (ミサイル)|パイソン]] - [[空対空ミサイル]]
 
* [[ポップアイ (ミサイル)|ポップアイ]]) - [[空対地ミサイル]]
 
* [[ガブリエル (ミサイル)|ガブリエル]] - [[対艦ミサイル]]
 
* Hetz ([[アロー (ミサイル)|アロー]]) - [[弾道弾迎撃ミサイル|弾道弾迎撃ミサイルシステム]]
 
* [[LAR-160]] 多連装ロケット砲
 
 
 
; その他
 
* Oren Yarok ([[Green Pine]]) - レーダー・システム
 
* [[Phalcon]] - [[早期警戒管制機|AEW&C機]]用のレーダー・システム
 
* [[軍事衛星]]
 
** [[オフェク|Ofeq]] - [[偵察衛星]]
 
** [[AMOS (人工衛星)|Amos]] - [[通信衛星]] (軍民共用)
 
* Katbam - 無人艦船
 
* [[ガーディアム|ガーディアム UGV]] - 無人地上車両
 
* [[ライトニング (照準ポッド)|LITENING]] - 軍用機用統合航行・照準ポッド
 
* [[マクドネル・ダグラス]] [[F-4_(戦闘機)|F-4ファントムII]]、[[マクドネル・ダグラス]] [[F-15_(戦闘機)|F-15イーグル]]、[[F-15E (航空機)|F-15Iラーム]]、[[ジェネラル・ダイナミクス]] [[F-16_(戦闘機)|F-16ファイティング・ファルコン]] 戦闘機
 
* [[トロフィー (兵器)|トロフィー]] - 車輌用APS([[アクティブ防護システム]])
 
* [[アイアンフィスト (兵器)|アイアンフィスト]] - 車輌用APS(アクティブ防護システム)
 
* ドロイド - 車輌用APS([[アクティブ防護システム]])
 
* Barak Zoher - [[メルカバ (戦車)|メルカバ]]に搭載されている先進火器管制システム
 
 
 
; 国産航空機
 
[[File:IAI-Kfir-hatzerim-1.jpg|250px|thumb|クフィル]]
 
* [[ネシェル_(航空機)|IAI ネシェル]] 戦闘機 ([[ミラージュIII (戦闘機)|ミラージュIII]]から改良された派生機)
 
* [[クフィル_(航空機)|IAI クフィル]] 戦闘機 ([[ネシェル_(航空機)|ネシェル]] から改良された派生機)
 
* [[ナメル_(航空機)|IAI ナメル(Nammer)]] 戦闘機 (ミラージュIIIの輸出向け改修型)
 
* [[ラビ_(航空機)|IAI ラビ]] 戦闘機、開発中止
 
* [[IAI アラバ]] - [[航空機の離着陸方法#STOL機|STOL]]中距離輸送機
 
* [[IAI ウェストウィンド|IAI シースキャン]] - エアロコマンダー社製ジェット・コマンダーを改修した[[IAI ウェストウィンド]]の海上警戒機型。
 
* [[フーガ・マジステール#派生型|IAI ツヅキット]] - フランス製の練習機[[フーガ・マジステール]]をライセンス生産し、改修した型。
 
* [[マスティフ (航空機)|タディラン マスティフ]] - [[無人航空機|UAV]]
 
* [[スカウト (航空機・イスラエル)|IAI スカウト]] - [[無人航空機|UAV]]
 
* [[IAI Searcher]] - [[無人航空機|UAV]]
 
* [[マスティフ (航空機)|IAI/MZLAT マスティフIII]] - [[無人航空機|UAV]]
 
 
 
; 艦船
 
* Dabur型/Dvora型/Tsir'a型/Yatush型 - [[哨戒艦艇|哨戒艦]]
 
* サール型(Sa'ar-class) - [[ミサイル艇]]
 
** [[サール2型ミサイル艇]]
 
** [[サール3型ミサイル艇]]
 
** [[サール4型ミサイル艇]]
 
** [[サール4.5型ミサイル艇]]
 
** [[サール5型コルベット]]
 
* [[ドルフィン級潜水艦]]
 
* [[プロテクター USV]] - 無人水上艇(USV)
 
</div>{{clear|left}}
 
 
 
=== 核兵器の保有について ===
 
{{See also|イスラエルの大量破壊兵器}}
 
世界のメディアの多くはイスラエルが[[核兵器]]を保有していることを有力視している。核兵器は1960年代からネガフ核開発センターにおいて開発が開始され、最初の実戦配備は[[第三次中東戦争]]中に当時の首相レヴィ・エシュコルの命令により行われたと報道されている。1973年の第四次中東戦争においては、開戦当初の劣勢を懸念して13個の20キロトン級核爆弾が配備されたとされるが、この当時は投射手段が無く、核地雷として自国領土内で侵攻側機甲部隊を目標に使用される予定であったという。
 
 
 
イスラエルは[[NPT]]への加盟を拒否し続けているが、周囲のアラブ諸国すべてが加盟しているNPT体制の崩壊は望んでいない。人口が圧倒的に少ないイスラエルにとって、核兵器はアラブ陣営との全面対決においては切り札となるが、その一方で保有を認めた場合にはアラブ諸国の核兵器開発、あるいはNPT脱退の理由となってしまう。そのために[[曖昧戦略]]と呼ばれる「保有を認めも否定もしない」方針を採っている。
 
 
 
現在イスラエル国防軍が保有する核兵器の種類およびその数については複数の説が存在する。FASでは100から200個の核弾頭が存在し、航空機([[A-4_(航空機)|A-4スカイホーク]]、[[F-4_(戦闘機)|F-4ファントムII]])および弾道ミサイル(ランス、[[エリコ (ミサイル)|ジェリコー・ミサイル]])によって運用されるとしている。ジェリコーIIミサイルは1,500から4,000 kmの射程を有しており、[[ロシア]]の一部、[[イラン]]、[[リビア]]を射程におさめている。
 
 
 
更にイスラエル海軍の保有する3隻の[[ドルフィン級潜水艦]]が、[[魚雷発射管]]から発射される方式の核装備[[巡航ミサイル]]を搭載しているとの憶測が飛び交った。このミサイルは1,500kmの射程を持つとされ、2000年5月に[[スリランカ]]沖で発射テストが行われたと言われている。これは同潜水艦が異常に大口径の魚雷発射管(既知の[[西側諸国]]のいかなる魚雷よりも大きい)を持つ事から生じた憶測であると思われるが、一部の軍事アナリストは潜水艦のロジックからしてそうした運用は不可能であると否定しており、前述の発射テストの具体的な証拠も示されていない。
 
 
 
前述の通り、イスラエル政府は公式に核兵器保有を認めたことは無い。しかし[[1986年]]、同国の元核技術者[[モルデハイ・ヴァヌヌ]]により、イスラエルの核開発計画の詳細が英国にて公にされた。ヴァヌヌはその後[[イスラエル諜報特務庁]](モサド)に拘束され、イスラエルで反逆罪の有罪判決を受け服役、[[2004年]]に釈放された後イスラエルで監視下にありながら生存している。この暴露事件自体、非公式な形で核保有を公にして周辺アラブ諸国に対する[[核抑止力]]を発揮させる目的で、イスラエル当局が仕組んだ物であるとする意見もある。
 
 
 
[[2007年]]には、首相[[エフード・オルメルト]]がドイツのテレビ局とのインタビューにおいて核保有を一度認め、直後に撤回する椿事が起きている。また[[2008年]]5月、在任中に[[キャンプデービッド合意]]締結など同国と[[エジプト]]との和平に尽力した元米大統領[[ジミー・カーター]]が、[[イギリス]]での記者会見でイスラエルの150発以上の核保有を認める発言を行ったと報じられている。核兵器廃絶路線に舵を切った米国の[[バラク・オバマ]]政権は[[アメリカ合衆国国務省|国務省]]の[[ローズ・ゴットミューラー]]次官補を通して[[2009年]]5月にイスラエルへ[[核拡散防止条約]]加盟を呼びかけたが、イスラエルはこの提案を拒否した。これは在職中の米国高官が公にイスラエルの核保有に言及した初めての例である<ref>[http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090512_143531.pdf "米国が初めてイスラエルにNPT加盟を呼びかけるも、イスラエルは拒否"], アル・アハラーム紙, 2009-05-07</ref><ref>{{cite web|url=http://www.guardian.co.uk/world/2009/may/06/israel-us-nuclear-non-proliferation|title=Washington negotiator calls on Israel to sign nuclear Non Proliferation Treaty|publisher=[[ガーディアン]]|author=Julian Borger|accessdate=2009-11-03}}</ref>。
 
 
 
== 戦歴 ==
 
{{Main|イスラエルの作戦一覧}}
 
* [[中東戦争]]
 
** [[第一次中東戦争]]
 
** [[第二次中東戦争]]
 
** [[第三次中東戦争]]
 
** [[第四次中東戦争]]
 
* [[レバノン内戦]]
 
* [[レバノン侵攻 (2006年)|レバノン侵攻]]
 
* [[ガザ侵攻 (2009年)]]
 
*[[ガザ侵攻 (2014年)]]
 
 
 
== 宗教との関わり ==
 
イスラエル国防軍は建軍当初から、[[宗教]]との分離を誇ってきた。しかし、英国BBCの取材リポートによると<ref>[[NHK衛星第1テレビジョン|NHK-BS1]] [[おはよう世界]] [[2009年]][[11月11日]]放送 「世界の扉」</ref>、ここ近年は[[ユダヤ教]]の[[聖職者]]である[[ラビ]]が、兵士たちに影響を与えているとイスラエル国内外で懸念されている。イスラエル国防軍の従軍ラビは、国防軍の新規則により、軍部隊の指揮官と連携して兵の士気を高める行為も担っている。従軍ラビは、軍の士官学校において軍事教練の他、ユダヤ人国家の兵士の精神を守ることを教えられ、いざとなれば一般の兵士と共に戦闘に参加する。これについて、聖職者であるラビと軍隊を一緒にすることに批判もある。
 
 
 
2008年末から始まった[[ガザ侵攻 (2009年)|ガザ戦争]]では、「この戦いは神のための戦いである」と書かれた冊子や[[旧約聖書]]が配られたと、ガザ戦争に従軍した退役将校ガル・エイナブが証言している。エイナブによれば、戦闘前には民間のラビと従軍ラビが同行し、まるで自分が[[十字軍]]の一員になったかのようで違和感を覚えたという。ガザ戦争では、従軍ラビは、数多くの宗教的な冊子を配った。冊子には「イスラエルは光の子供、[[パレスチナ人]]は暗黒の子供」などと記され、パレスチナ人を[[ペリシテ人]]になぞらえるものもあった。
 
 
 
イスラエル軍は、冊子と軍のスタンスは関係は無く、従軍ラビも任務にのみ専念しているとしているが、冊子には軍のスタンプが押され、退役兵士のNPO団体「沈黙を破って」によれば、ガザ戦争中、従軍ラビは兵士に対して「残酷になれ。残酷になることは必ずしも悪いことではない」と説く者もいれば、今度の戦争の敵は、パレスチナ人だけではなく、[[イラン人]]やイスラエル国内に住む[[アラブ人]]も敵だと教える従軍ラビも居たと主張している。
 
 
 
こうしたラビの教えに影響を受けたイスラエル兵が、任務地である[[ヨルダン川西岸地区]]においてパレスチナ住民に対する人権侵害を行ったり、ガザ戦争における過剰な武力行使に繋がったとの見方もある。
 
 
 
イスラエル陸軍の元教育担当将校だったネヘミア・ダガンは、この事態を放置すれば、イスラエル国防軍が「神の軍隊」になってしまい、戦場にラビが行けば、その戦争は[[イスラーム過激派]]が掲げる[[ジハード]]と同じになってしまうとしている。
 
 
 
また、ヨルダン川西岸や[[ガザ地区]]を神から与えられた土地だと神学校で教えられている[[ユダヤ教正統派]]の兵士たちが、もし政府が西岸入植地からの撤退を決断した際にその命令に従うのかという問題もある。
 
 
 
ガザ戦争でのイスラエル兵の士気向上に積極的な役割を果たしたのは当時従軍ラビ総長であった[[アビハイ・ロンツキ]]である。ガザ戦争の折、ロンツキは戦時の合間に兵士や士官たちに[[トーラー]]を毎日学習させるための教科書をつくった。批判的な立場の人々からは前述のように「これではイスラム過激派が毎日[[クルアーン]]を暗記するほど熱心に学んで、ジハードを遂行していることとなんら違いがない」などの旨の指摘がある。
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[マサダ要塞]] - イスラエル国防軍の新兵入隊式がここで行われる。
 
* [[クラヴ・マガ]] - イスラエル国防軍の[[近接格闘術]]。
 
* [[イスラエルの大量破壊兵器]]
 
* [[ISIL]]
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{reflist}}
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://dover.idf.il/IDF/English/ Israel Defense Forces] - イスラエル国防軍(公式サイト){{en icon}}
 
* [http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/israel-sai-axx.htm イスラエル国防軍(IDF)] - ユナイテッド・ディフェンス 世界軍隊総覧
 
* [http://ehistory.korea.kr/pop/movie_pop.jsp?srcgbn=KV&mediaid=11395&mediadtl=25549&gbn=MH&quality=W イスラエル女軍(1971年)]{{ko icon}}
 
* [http://www.opoccuu.com/israel-rank-insignia.htm ランクとIDFの記章]
 
 
 
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[[Category:アメリカ合衆国・イスラエル関係]]
 
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