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{{韓国の大学
+
そうるだいがっこう
|大学名      = ソウル大学校
 
|ふりがな    = ソウルだいがっこう
 
|英称        = Seoul National University
 
|ロゴ        =
 
|画像        = SNU gate.jpg
 
|画像説明    = ソウル大学校正門
 
|韓国語表記  = 서울대학교
 
|漢字表記    = 서울大學校
 
|平仮名表記=そうるだいがっこう
 
|片仮名表記  = ソウルデハッキョ
 
|英語表記    = Seoul National University
 
|大学設置年  = 1946年
 
|創立年      = 1946年
 
|学校種別    = 国立
 
|設置者      = 国立大学法人ソウル大学校
 
|本部所在地  = [[ソウル特別市|ソウル市]][[冠岳区]]冠岳路1
 
|キャンパス  = 冠岳([[ソウル特別市|ソウル]][[冠岳区]])<br />蓮建([[ソウル特別市|ソウル]][[鍾路区]])
 
|学部        = 人文大学<br />社会科学大学<br />自然科学大学<br />工科大学<br />看護大学<br />経営大学<br />農業生命科学大学<br />美術大学<br />法科大学<br />師範大学<br />生活科学大学<br />獣医科大学<br />薬学大学<br />音楽大学<br />医科大学
 
|大学院      = 人文社会大学院<br />自然科学大学院<br />工科大学院<br />芸体能大学院<br />保健大学院<br />行政大学院<br />環境大学院<br />国際大学院<br />歯医学大学院<br />経営専門大学院<br />協同課程科
 
|大学の略称  = ソウル大(ソウルデ、{{lang|ko|서울대}})、'''SNU'''
 
|ウェブサイト = https://web.archive.org/web/20160205165457/http://en.snu.ac.kr/
 
}}
 
  
== 沿革 ==
+
韓国(大韓民国)、ソウルにある同国でもっとも権威ある国立大学。日本統治から解放された1946年、アメリカ軍統治下に、京城帝国大学(1926年創立)、官立専門学校9校、私立専門学校1校を統合して設立された。1970年から10か年計画でソウル郊外の新キャンパスに移転し、教育研究体制も刷新された。その際、伝統ある文理科カレッジは人文、社会、自然の3カレッジに分割され、商科カレッジは経営カレッジに改組された(「カレッジ」とは、日本でいう「学部」にあたる)。これらに既存の医学、歯学、農業生命科学、獣医学、看護学、薬学、工学、法学、師範、生活科学、美術、音楽の各カレッジを加えた16カレッジから構成されている。大学院は各カレッジにあるが、環境、行政、保健の分野には専門大学院(プロフェッショナル・スクール)がある。このほか、本部直轄研究所26、各カレッジ付設研究所40が設置されている。2006年現在、教員数約1900人、学生数約3万人を数える。
[[1924年]](大正13年)に日本が'''[[京城帝国大学]]'''を創設。戦後の[[1945年]][[10月17日]]に京城大学と改称されたが、米軍法令102号により[[1946年]][[8月22日]]に閉鎖された。
 
 
 
1946年[[10月15日]]、当時の[[在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁|アメリカ軍政庁]]の指示・指導のもと、9つの[[旧制専門学校|専門学校]](京城医学専門学校、京城法学専門学校、京城歯科医学専門学校、京城工業専門学校、京城鉱山専門学校、水原農林専門学校、[[京城高等商業学校|京城経済専門学校]]、京城師範学校、京城女子師範学校)を統合して一つの国立大学を開設しようとする「国立ソウル大学校案」(国大案)によって開設された。
 
 
 
初代学長はアメリカ人の{{仮リンク|ハリー・B・アンステッド|en|Harry Bidwell Ansted}}。韓国人の学長は[[1947年]]に就任した{{仮リンク|李春昊|ko|이춘호}}が最初。[[1950年]]9月に京城薬学専門学校がソウル大学校へ移管され、ソウル大学校薬学大学となった。
 
 
 
[[朝鮮戦争]]では、一時[[釜山広域市|釜山]]に避難していたことがある。
 
 
 
法的には旧京城帝大とソウル大学校との連続性はないため、ソウル大学校の公式見解では京城帝大を起源とはしていない。しかし、[[理事会]]や一部の施設等は旧京城帝大関連のものを流用しており、学部によっては日本統治時代の学校を前身としているところもある。[[同窓会]]組織においても、旧京城帝大卒業者は正会員として認められており、また日本の旧帝国大学の卒業生団体[[学士会|『学士会』]]は京城帝大の学士号および博士号、修士号の取得者に入会資格を与えている<ref>[http://www.gakushikai.or.jp/gakushikai/about/intro2.html 社団法人学士会「学士会について」]</ref>。
 
 
 
なお、韓国の大学は大学内の専攻組織の構成が日本と異なっている。ソウル大学校の場合も同様で、「ソウル大学校―○○大学―××学部/△△学科」という入れ子構造になっている。もともとは学科制であり、学部はなかったが、1990年代末から学科を統合して学部を設ける傾向も見られる。ただし、その場合でも、学部はソウル大学校の下にすぐ属するのではなく、大学(分科大学)の下に属している。しかし自由専攻学部のように、大学校のすぐ下に属する学部もある。
 
 
 
== キャンパス ==
 
[[Image:SNU worldwind.gif|thumb|right|上空から見た冠岳キャンパス]]
 
ソウル大学校は、[[ソウル特別市]][[冠岳区]]新林洞にある冠岳キャンパスと、同市鍾路区蓮建洞にある蓮建キャンパスによって成り立っている。以前は、旧・京城帝国大学が創立された鍾路区[[大学路]](文理科大学、法科大学、美術大学)、外に鍾路区蓮建洞(医科大学、歯科大学、薬学大学)、[[蘆原区]][[孔陵洞]](工科大学)、[[城北区 (ソウル特別市)|城北区]][[鍾岩洞]](商科大学)、[[中区 (ソウル特別市)|中区]][[乙支路]]5街(師範大学)、中区[[南山洞]](音楽大学)、[[京畿道]][[水原市]](農業大学、獣医科大学)に立地していたが、[[1975年]]にソウル大学校総合化計画として、冠岳移転することになった。
 
 
 
よって医科大学・附属病院、歯科大学、農科大学、獣医科大学を除く全学部がソウル郊外の冠岳区に移転した。
 
 
 
現在、大学本部がある冠岳キャンパスは、元々駐留米軍のゴルフ場であった敷地を利用して建てられた。正門近くには経営大学、反対側である山中腹には工科大学、後門の側には冠岳舎(学生寮)と教授会館が位置している。キャンパス内の古い教授会館は昔のクラブハウスであり、付近にはティーグラウンドと思われる場所が点在している。ソウルでは、[[汝矣島]]と並ぶ桜の名所である。冠岳の冠岳山の山肌に沿ってキャンパスをつくり外部との出入りは門が作られている道路を通る、山越えをするか崖から川に飛び降りるしか市内に出る方法がない。そのためデモを阻止したい政府・治安維持隊にとって封鎖するには都合がよかった。その理由で、当時の韓国政府がソウル大学校の学生の反[[朴正煕]]闘争に対する統制手段としてキャンパスを冠岳に移転したという疑いもある。
 
 
 
現在冠岳キャンパスにある約200棟の建物の中で半分は、1990年以後に建設されたものになり、特にここ数年、新校舎建設ラッシュとなっており、一部では山林や樹木を所轄官庁の許可なく倒し、[[市民団体]]から抗議を受けたこともある。最寄り駅は[[落星垈駅]]もしくは[[ソウル大入口駅]]になる。
 
 
 
かつての京城帝国大学医学部跡に位置する蓮建キャンパスには、医科大学・歯科大学・看護大学があり、ソウル大学校付属病院本院もこのキャンパスに位置している。場所は大学路と昌慶宮路の間にあり、[[恵化駅]]が最寄り駅になる。病院本館がキャンパスの中心にあり、医大本館等が大学路、歯科大学が昌慶宮路に位置している。
 
 
 
過去に農業生命科学大学、獣医科大学があった水原キャンパスは、これら単科大学が2003年に冠岳キャンパスに移転する事に伴い売却される事となったが、未だに成立していない。他にも、[[全羅南道]][[求礼郡]]と[[光陽市]]等に約200[[平方キロメートル|km<sup>2</sup>]]の演習林を所有している。現在では、仁川経済自由区域の青羅地区に[[韓国科学技術院]]の新校舎と国際科学複合研究団地、[[京畿道]][[水原市]]に次世代融合技術研究院、[[江原道 (南)|江原道]][[平昌郡]]にグリーンバイオ先端研究団地を造成する計画が進行している。
 
 
 
== 教育および研究 ==
 
=== 設置大学 ===
 
現在はソウル大学校は16の単科大学(英名ではcollege)から成る。殆どの場合はこれらの下に各学科が置かれているが、1990年代以降に韓国で進んでいる学部制導入により、たとえば経済学部が社会科学大学の下に存在するなど、学部が単科大学の下に存在する場合もある。単科大学別の開設学科は下記の通り。
 
 
 
歯医予科及び歯医学科は、2002年を最後に募集を停止し、“歯医学専門大学院”制度によって大学院に統合された。2008年度以降の新入生には、主専攻以外に、複数専攻や連合専攻、連携専攻などといった、他の学科の単位を必ず履修しなければならない第2専攻制義務化が適用される事となった。
 
 
 
法科大学も法学専門大学院制度によって2009年以後新入生の募集を停止した。
 
 
 
2014年からは歯医学大学院が新入生募集制度を変更し、歯医学学士・修士統合過程を新設し、2002年以前のように高校から歯医学科へ進学できるようになった。
 
 
 
==== 冠岳キャンパス ====
 
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
 
;文科大学
 
*人文大学
 
**国語国文学科
 
**中国語中国文学科
 
**英語英文学科
 
**フランス語フランス文学科
 
**ドイツ語ドイツ文学科
 
**ロシア語ロシア文学科
 
**スペイン語スペイン文学科
 
**言語学科
 
**国史学科
 
**東洋史学科
 
**西洋史学科
 
**考古美術史学科
 
***考古学専攻
 
***美術史学専攻
 
**宗教学科
 
**美学科
 
**哲学科
 
*社会科学大学
 
**政治外交学部
 
***政治学専攻
 
***外交学専攻
 
**経済学部
 
**言論情報学科
 
**人類学科
 
**心理学科
 
**地理学科
 
**社会福祉学科
 
**社会学科
 
*法科大学
 
**法学部
 
*経営大学
 
**経営学科
 
*師範大学
 
**教育学科
 
**国語教育科
 
**英語教育科
 
**フランス語教育科
 
**ドイツ語教育科
 
**社会教育科
 
**歴史教育科
 
**地理教育科
 
**倫理教育科
 
**数学教育科
 
**物理教育科
 
**化学教育科
 
**生物教育科
 
**地球科学教育科
 
**体育教育科
 
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
 
*自然科学大学
 
**数理科学部
 
**統計学科
 
**物理・天文学部
 
***物理学専攻
 
***天文学専攻
 
**化学部
 
**生命科学部
 
**地球環境科学部
 
*医科大学
 
**医予科
 
*獣医科大学
 
**獣医予科
 
**獣医学科
 
*工科大学
 
**機械航空工学部
 
**材料工学部
 
**電気・情報工学部
 
**コンピューター工学部
 
**化学生物工学部
 
**原子核工学科
 
**造船海洋工学科
 
**建築学科
 
***建築学専攻
 
***建築工学専攻
 
**産業工学科
 
**エネルギー資源工学科
 
**建設環境工学部
 
*農業生命科学大学
 
**植物生産科学部
 
***作物生命科学専攻
 
***園芸生命科学専攻
 
***産業人力開発学専攻
 
**山林科学部
 
***山林環境学専攻
 
***環境材料科学専攻
 
**応用生物化学部
 
***応用生命化学専攻
 
***応用生物学専攻
 
**バイオシステム・素材学部
 
***バイオシステム工学専攻
 
***バイオ素材工学専攻
 
**造景・地域システム工学部
 
***生態造景学専攻
 
***地域システム工学専攻
 
**食品・動物生命工学部
 
***動物生命工学専攻
 
***食品生命工学専攻
 
**農経済社会学部
 
***農業資源経済学専攻
 
***地域情報専攻
 
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
 
*薬学大学
 
**薬学科
 
**製薬学科
 
*生活科学大学
 
**衣類学科
 
**食品栄養学科
 
**消費者児童学部
 
***消費者学専攻
 
***児童学専攻
 
*美術大学
 
**東洋画科
 
**西洋画科
 
**彫塑科
 
**デザイン学部
 
***陶磁工芸専攻
 
***金属工芸専攻
 
***工業デザイン専攻
 
***視覚デザイン専攻
 
*音楽大学
 
**声楽科
 
**作曲科
 
***作曲専攻
 
***理論専攻
 
**器楽科
 
***ピアノ専攻
 
***弦楽専攻
 
***管楽専攻
 
**国楽科
 
*自由専攻学部
 
</div>{{clear|left}}
 
 
 
==== 蓮建キャンパス ====
 
*医科大学
 
**医学科
 
*看護大学
 
**看護学科
 
 
 
=== 大学院 ===
 
一般大学院と専門大学院が設置されている。一般大学院には、修士課程に5系列・71学科(部)・27協同課程が、博士課程に5系列・72学科(部)・26協同課程が設置されている。専門大学院には、現在6系列が設置されており、博士課程は国際学科にだけ存在する。2008年には法学専門大学院の誘致に成功して、法学専門大学院の認可及び定員に関する審議機関である法学教育委員会によって、定員を150名とする事が決定された。開院は2009年3月。専門大学院の一覧は下記の通り。
 
 
 
==== 冠岳キャンパス ====
 
*保健大学院
 
**保健学科
 
**環境保健学科
 
*環境大学院
 
**環境計画学科
 
**環境造景学科
 
*行政大学院
 
**行政学科
 
*国際大学院
 
**国際学科
 
*経営専門大学院
 
**国際認証MBA(経営学修士)
 
**ソウル大学MBA
 
*法学専門大学院
 
 
 
==== 蓮建キャンパス ====
 
*歯医学大学院
 
**歯医学科
 
 
 
== 付属施設 ==
 
=== 記録館 ===
 
[[1997年]]7月に、ソウル大学校の記録及び歴史保存のために設置された大学資料室として発足した。[[2001年]]9月に現在の名称に改称された。ソウル大学校と係わる歴史記録及び行政文書を多く収集している。記録館に所蔵された記録物は、ソウル大学校の歴史的発展と移り変わりを窺うことができる学校史の資料や[[学生運動]]に関連する資料、教授及び同窓生等が寄贈した個人コレクション等である。一般人も閲覧及びコピーが可能。(但し、個人情報の含まれた資料は部分閲覧だけ可能)。現在では、約5万件のソウル大学校関連記録を保存している。
 
 
 
=== 図書館 ===
 
[[Image:SNU library night.jpg|thumb|right|200px|中央図書館連結トンネルの夜景]]
 
[[1946年]]の開校と同時に、[[京城帝国大学]]の建物と書籍を受け継いで“国立ソウル大学校中央図書館”として開館し、[[1949年]]に名称が“ソウル大学校付属図書館”に変更された。[[1975年]]1月に、本館が冠岳キャンパスに移転された事に伴い、名称が“ソウル大学校図書館”となり、[[1992年]]に再び“ソウル大学校中央図書館”に変更された。水原キャンパスにあった農業生命科学大学が、冠岳キャンパスに移転した事に伴い、[[2005年]]に農学図書館も水原キャンパスから冠岳キャンパスに移転した。[[2006年]]以降は、分館として社会科学図書館、経営学図書館、農学図書館、法学図書館、医学図書館、歯医学図書館、国際学図書館の7館が設置される様になった。現在では、分館を含んだすべて蔵書量は約400万冊となっている。
 
 
 
=== 美術館 ===
 
[[Image:SNUMoA2007.jpg|thumb|left|200px|ソウル大学校美術館]]
 
[[1995年]]に、美術大学東洋画科のイ・ジョンサン教授が美術館の建立建議案を出し、[[サムスングループ|三星]]文化財団の寄贈で作られた。設計は[[オランダ]]の[[建築家]]である[[レム・コールハース]]が引き受け、地上3階・地下3階、延べ面積1357坪の規模で、三星物産が施工を引き受けた。[[2003年]]に、冠岳キャンパス正門の隣に着工し、2005年に完成、2006年6月8日に開館した。[[2007年]]10月9日には、[[デンマーク]]女王の[[マルグレーテ2世 (デンマーク女王)|マルグレーテ2世]]が訪問した。
 
 
 
=== 博物館 ===
 
1946年の大学設立とともに、[[1941年]]に建てられた京城帝国大学時代の建物と遺物をそのまま受け継ぎ“ソウル大学校付属博物館”として開館した。1975年に、中央図書館6階に移転された事に伴い、名称も“ソウル大学校博物館”に変更された。[[1993年]]に、現在の建物に移転された。
 
 
 
1階では[[考古学|考古]]歴史と[[近代美術と現代美術|現代美術]]及び企画物、2階では人類[[民俗学|民俗]]と伝統美術に関する物品をそれぞれ展示している。主要常設展示物では、各種考古[[遺跡]]出土物及び自然史に関連する標本等がある。
 
 
 
=== 言語教育院 ===
 
[[1963年]]1月に“語学研究所”として設立され、[[2001年]]に現在の名称に変更された。ソウル大学校の関係者に[[英語]]を含めた[[外国語]]教育を実施したり、外国人に[[朝鮮語]]及び[[韓国文化]]を教授する業務を担っている。これ以外にも、英語能力検証試験である[[TEPS]]や[[SNULT]]等多くの言語能力測定試験を研究開発する業務を引き受けている。
 
ちなみにここの外国語コースには日本語教育のコースも開設されており、現在2名の日本人専任講師が教育に携わっている。
 
 
 
== 学内における言論 ==
 
[[Image:SNU 75.jpg|thumb|right|200px|大学新聞社]]
 
朝鮮戦争によって釜山に避難している間の[[1952年]]2月4日に、“大学新聞”の第一版が発行された。[[1953年]]の休戦に伴い、出版局はソウルの東崇洞の方へ移転し、[[1958年]]からは高校生向けの版も発表される様になった。1960年の財政難により、長期間発行が中止されたが、1975年に冠岳キャンパスへ移転して以降は、現在まで休刊する事無く発行され続けている。発行された当初は、週2回・1部500ウォンで発売されていたが、現在では毎週月曜日に無料で配布されている。因みに、休暇中やテスト期間の発行は禁止されている。
 
 
 
月刊誌“ソウル大ジャーナル”は、[[1995年]]に総学生会で“私達の世代”というタイトルで創刊した。[[1997年]]に総学生会から独立し、[[2001年]]に“ソウル大ジャーナル”に名称を変更した。“校誌冠岳”は、[[1990年]]創刊され、季刊誌として発行されている。“ソウル大ジャーナル”と同様に、本来は総学生会傘下にあったが、[[2006年]]に総学生会会則から該当条項が削除された。
 
 
 
また、[[2002年]]からは女子学生向けの自治言論誌“ジュイサンス”も出版されており、[[2000年]]に開設された学内[[インターネットコミュニティ|コミュニティサイト]]“スヌライプ”も、学内ニュースや学生と教授との対話を掲載する等、言論としての機能も一部担当している。
 
 
 
==その他==
 
イギリスの国際高等教育情報機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds)社によるアジア大学評価ランキングでは、2014年調査で4位<ref>[http://www.topuniversities.com/university-rankings/asian-university-rankings/2014#.VPLGGX8cS00 QS University Rankings: Asia 2014 ]</ref>。(日本の最高位は東京大学で10位。)
 
 
 
なお、[[2008年]]8月6日の[[韓国放送公社|KBS]](韓国放送公社)の報道によれば、ソウル大学校は将来的に法人化の道を選んでいると同校のスポークスマンが発表した。これによれば、大学全体の国際競争力を高めるためには、国立であることで受ける制限や干渉を脱することが不可欠であり、近年中に会計システムや運営戦略における大学運営陣の裁量を高めるべく、進んで法人化に向かうのだという<ref>大学総長の以下の声明でも確認できる。http://www.snu.ac.kr/withsnu/with0101_view.jsp?idx=128931</ref>。そして法人化のための法律である「国立大学法人ソウル大学校の設立や運営に関する法律公布案(국립대학법인 서울대학교 설립ㆍ운영에 관한 법률 공포안)
 
」が2010年12月8日韓国国会の本議会で可決され、2011年12月28日正式に「国立大学法人ソウル大学校」として出帆した。しかし一部の学生や教授の反発が法人化推進当時からあって、一時本部が法人化を反対する学生らによって占拠されたことがあるなど、今も反発は続いている。
 
 
 
大学の[[標語]]は『真理は我が光』で、主に欧米大学の[[モットー]]のように[[ラテン語]]で『Veritas lux mea』と書くときが多い。それが大学のバッジなどでも見られる。
 
 
 
漢字文化圏ではヨーロッパの「University」を「大学」と翻訳してきた。これは日本統治時期の朝鮮でも同じであった。しかし現在の韓国では「University」の翻訳語として「大学校」を使い、「大学」は日本で大学校の下部単位を意味する「学部」、もしくは「短期大学」を意味する言葉として使われている。ソウル大学校は韓国で「大学校」を称した最初の大学であり、これはアメリカ軍政庁の「国立ソウル大学校案」(国大案)から由来したとみなされている。
 
== 卒業生 ==
 
{{main|ソウル大学校の人物一覧}}
 
 
 
== 日本における協定校 ==
 
* [[青山学院大学]]
 
* [[大阪大学]]
 
* [[九州大学]]
 
* [[群馬大学]]
 
* [[慶應義塾大学]]
 
* [[国際教養大学]]
 
* [[国際連合大学]]
 
* [[神戸大学]]
 
* [[京都大学]]
 
* [[湘南工科大学]]
 
* [[千葉大学]]
 
* [[中央大学]]
 
* [[筑波大学]]
 
* [[東京大学]]
 
* [[東京外国語大学]]
 
* [[東京工業大学]]
 
* [[東北大学]]
 
* [[徳島大学]]
 
* [[同志社大学]]
 
* [[長崎大学]]
 
* [[名古屋大学]]
 
* [[一橋大学]]
 
* [[北海道大学]]
 
* [[山口大学]]
 
* [[法政大学]]
 
* [[山梨大学]]
 
* [[理化学研究所]]
 
* [[立命館大学]]
 
* [[早稲田大学]]
 
* [[藤田保健衛生大学]]
 
* [[北海道大学]]
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
<references/>
 
 
 
== 関連項目 ==
 
*[[京城帝国大学]]
 
*[[東アジア4大学フォーラム]]
 
*[[ヒュンダイ・ソナタ]] - 同車のエンブレムの"S"を持てばソウル大に合格できる、と言う[[都市伝説]]があった。([[メルセデス・ベンツ・Sクラス]]の場合もある。)
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
{{Commonscat|Seoul National University}}
 
 
* [https://web.archive.org/web/20060820035854/http://www.snu.ac.kr/ ソウル大学公式サイト(韓国語)]
 
* [https://web.archive.org/web/20060820035854/http://www.snu.ac.kr/ ソウル大学公式サイト(韓国語)]
 
* [https://web.archive.org/web/20060428025956/http://www.useoul.edu/ ソウル大学公式サイト(英語)]
 
* [https://web.archive.org/web/20060428025956/http://www.useoul.edu/ ソウル大学公式サイト(英語)]
* [http://www.kpedia.jp/p/237-2 ソウル大学など韓国大学辞書]
 
<!--*[http://plaza.snu.ac.kr/~linguist/ ソウル大學校言語学科]
 
* [http://gsis.snu.ac.kr/ ソウル大学校国際大学院(旧協同課程国際地域院)英語を主とする大学院(韓国学専攻を除く)]
 
* [http://mae.snu.ac.kr/ School of Mechanical and Aerospace Engineering, Seoul National University, Korea]
 
* [http://web.cse.snu.ac.kr/ School of Computer Science and Engineering, Seoul National University, Korea]
 
* [http://gong.snu.ac.kr/ ソウル大學校工科大學]
 
* [http://cug.snu.ac.kr/ ソウル大學校工科大學地球環境システム工学部(都市,資源,土木工学科群)]-->
 
 
{{東アジア研究型大学協会}}
 
{{環太平洋大学協会}}
 
{{東アジア4大学フォーラム}}
 
{{国際関係大学院協会}}
 
{{アジアリベラルアーツ大学連合}}
 
{{Normdaten}}
 
  
 +
{{テンプレート:20180815sk}} 
 
{{DEFAULTSORT:そうるたいかつこう}}
 
{{DEFAULTSORT:そうるたいかつこう}}
 
[[Category:韓国の国立大学]]
 
[[Category:韓国の国立大学]]

2019/6/19/ (水) 12:01時点における版

座標: 東経126度57分7秒北緯37.460139度 東経126.95194度37.460139; 126.95194 そうるだいがっこう

韓国(大韓民国)、ソウルにある同国でもっとも権威ある国立大学。日本統治から解放された1946年、アメリカ軍統治下に、京城帝国大学(1926年創立)、官立専門学校9校、私立専門学校1校を統合して設立された。1970年から10か年計画でソウル郊外の新キャンパスに移転し、教育研究体制も刷新された。その際、伝統ある文理科カレッジは人文、社会、自然の3カレッジに分割され、商科カレッジは経営カレッジに改組された(「カレッジ」とは、日本でいう「学部」にあたる)。これらに既存の医学、歯学、農業生命科学、獣医学、看護学、薬学、工学、法学、師範、生活科学、美術、音楽の各カレッジを加えた16カレッジから構成されている。大学院は各カレッジにあるが、環境、行政、保健の分野には専門大学院(プロフェッショナル・スクール)がある。このほか、本部直轄研究所26、各カレッジ付設研究所40が設置されている。2006年現在、教員数約1900人、学生数約3万人を数える。

外部リンク



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