日本書籍出版協会
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一般社団法人日本書籍出版協会(にほんしょせきしゅっぱんきょうかい、Japan Book Publishers Association)は、書籍を刊行する出版社による業界団体。略称は「書協」、「JBPA」。会員出版社462社。
会員出版社のみならず、非会員出版社に対しても、データベース「日本書籍総目録」の出版物の登録や「東京国際ブックフェア」への共同出展を受け入れるなど日本の出版文化に貢献する公益的な事業を展開している。
2017年12月現在の理事長は小学館の代表取締役である相賀昌宏で、役員も講談社社長の野間省伸など出版関係者が名を連ねている[1]。
加盟している出版社は423社[2]。
沿革
- 1957年3月、181社で設立[3]。
- 1958年3月、「日本総合図書目録」の刊行開始。
- 1965年4月、文部省より社団法人許可。
- 1976年5月、「これから出る本」創刊[4]。
- 1977年10月、「日本書籍総目録」刊行。
- 1984年5月、第1回「日本の本展」(「東京国際ブックフェア」の前身)開催。
- 1990年12月7日、他の出版関係6団体とともに「出版者著作権協議会」(出著協、現在の「出版者著作権管理機構」)を設立[5]。
- 2007年3月、創立50年。
事業
- 「日本総合図書目録」のデータベース
- 出版情報のインフラ整備の一環として出版物の版元・発行元が提供するデータを登録している。会員出版社以外からのデータを積極的に受け入れている。版元・発行元は、刊行予定の段階から電子データを送り、品切れ情報なども逐次更新する。版元ドットコムなど版元の団体ではまとめて送るシステムを確立している。出版情報の提供先は、書籍検索サイトBooks.or.jp、各種のインターネット書店、取次会社4社[6]。
- 『これから出る本』発行
- 近刊情報誌「これから出る本」は1976年5月創刊。月2回(1日・16日)の発行。書店で無料配布される。掲載される書籍は、会員社の発行物に限定[7]。
- 出版契約書の頒布
- 各種の出版契約書のフォーマットをインターネットで無料ダウンロードできるようにしている[8]。
- 出版に関わる専門知識の提供
- 出版営業、出版社の用語、翻訳出版、外国語版出版・国際共同出版、特有の税務会計、出版契約に関した専門知識を扱った書籍を発行している[9]。
- 東京国際ブックフェア(TIBF)
- 読書推進運動の事業として、1984年以降「日本の本展」を隔年で開催。1992年から東京国際ブックフェアと名称・内容を変更、1994年から現在まで毎年開催[10]。
注
外部リンク
典拠レコード: