高遠藩(たかとおはん)
江戸時代,信濃国 (長野県) 伊那地方を領有した藩。慶長5 (1600) 年保科氏が毛利氏のあとをうけて下総多古 (千葉県) から2万 5000石で入封,元和4 (18) 年に 5000石を加増されたが,寛永 13 (36) 年保科氏が出羽山形へ転出。次いで,同年鳥居氏が3万 2000石,元禄4 (91) 年内藤清枚 (きよかず) が3万 3000石で入封して廃藩置県にいたった。内藤氏は譜代,江戸城雁間詰。