アリアケヒメシラウオ

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アリアケヒメシラウオNeosalanx reganius、有明姫白魚)は、条鰭綱キュウリウオ目シラウオ科に属する魚。

分布

日本の有明海へ流入する河川の下流域に生息する。[1]

形態

体は無色透明で、体長は40-55mmになる。産卵期のオスは、尻びれの基部の中央部に黒色胞がいくつかあらわれる。[1]

生態

産卵期は3-6月で4月に産卵活動が盛んになる。川の水草や底の砂粒に産卵するとされ、約0.9mmの球形の卵を産む。体内卵数は、300-700個である。約1年で成熟する。[1]

人間の利用

食用としての利用はされていないが、味はシラウオと変わりがないとされる[1]

保全状況評価

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 原色日本淡水魚類図鑑(1976)
  2. 日本のレッドデータ検索システム(アリアケヒメシラウオ)”. エンビジョン環境保全事務所. . 2012閲覧.

参考文献

  • 宮地傳三郎・川那部浩哉・水野信彦 『原色日本淡水魚類図鑑』 保育社、1976年、全改訂新版、118。ISBN 978-4-586-30032-7。