リライアンス・インダストリーズ
提供: miniwiki
リライアンス・インダストリーズ(英語:Reliance Industries Limited、略称:RIL)は、インドマハーラーシュトラ州ムンバイに本社を置く、石油化学を中心に、石油・ガス開発、小売、インフラ、バイオテクノロジーなどの事業を手がけるインド最大のコングロマリットである。筆頭株主は、インド一の富豪であるムケシュ・アンバニ。
概要
インド民間部門では最大規模を誇り、リライアンス財閥の中核事業体である。主要事業は石油探索・生産・精製、ポリエステル、アクリル、ポリマー、プラスチック、化学繊維原料、洗剤原料の製造に従事している。1980年代までは繊維業専業であったが、国内の経済成長に合わせて石油化学分野に進出している。
グループ分割
創業者であるディルバイ・アンバニの死後、長男ムケシュ・アンバニと次男アニル・アンバニが経営権をめぐり対立し、母親の仲介によりグループを2分割した。
兄のムケシュ・アンバニは、グループの中核企業であったリライアンス・インダストリーズを、弟のアニル・アンバニは、金融、通信、電力、インフラ、メディアなどの事業を引き継ぎ、リライアンス・ADA・グループを設立した。
しかし、グループ分割後も、アニルによる南アフリカの通信企業MTNへの買収提案や、天然ガス田の権益などをめぐって、対立を繰り返している。
参考文献
- 新華ファイナンスジャパン:編『中国・インド企業データ 2006-2007』毎日新聞社、2006年
外部リンク
- リライアンス・インダストリーズ公式サイト (英語)