寿不動産

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寿不動産株式会社(ことぶきふどうさん)は、大阪府大阪市北区堂島浜に本社を置く、サントリー関係会社株式の管理、不動産賃貸業および保険代理業を行う日本の企業

概要

1956年(昭和31年)9月設立。社名は、サントリーホールディングスの旧社名である株式会社壽屋に由来する。サブリース方式の賃貸マンションを経営し、サントリーグループ各社への保険代理店業務を行う一方、サントリーホールディングスの発行済み株式の89.32%[1]を保有しており、実質的な持株会社ともされる[2]

株式は非公開で、佐治信忠鳥井信吾が各4.97%など、サントリーの創業家一族18人で72.36%を保有している。また、佐治信忠が社長、鳥井信吾が副社長を務めるなど、サントリーの創業家一族が経営陣にも多数名を連ねている。

従業員は9名で、子会社配当金収益などの営業収益は44億29百万円、剰余金の配当は総額24億96百万円(2009年12月期)。

2009年7月に明らかになり、2010年2月に打ち切りが発表されたサントリーホールディングスとキリンホールディングスとの経営統合交渉に際して、統合比率によっては当社が3分1以上の株式を保有し、株主総会において重要議案に対する拒否権を持ち、経営統合後の会社の実質的な支配権を握ることから注目を集めた。

脚注

  1. サントリーホールディングス『半期報告書(第8期)』2016年6月
  2. キリン、サントリー統合の最大の難関 鳥井・佐治家の資産管理会社が筆頭株主になる衝撃(下) Net-IB 九州企業特報 データ・マックス

外部リンク

  • 『サントリー&キリン経営統合の闇 ─ 謎の会社「寿不動産」』(上) (下) Net-IB 九州企業特報 データ・マックス