思親山
提供: miniwiki
思親山(ししんさん)は、山梨県南巨摩郡南部町にある標高1,030.9mの山である。天子山地に属する。山梨百名山の1つ。
概要
天子山地の南部に位置する。東側には柿元ダムを有する天子湖があり、佐野川が南北に流れ、西側には富士川が南北に流れる。佐野峠からの登山道は東海自然歩道に組み込まれている。山頂からは富士山南西面を望むことができ、駿河湾までの眺望が得られる。
思親山山頂および佐野峠は関東の富士見百景に選定[1]されており、毎年5月中旬及び7月下旬頃にダイヤモンド富士を観測することができる。
山容が牛が寝ているようにも見えるため、牛山ともいわれる。
歴史
日蓮聖人が身延山で修行した折、この峰越しに故郷房州の父母を偲んだという伝説から、思親山の呼び名が付いたといわれている。
登山
- JR内船駅から登り約2時間40分、下り約2時間10分。JR内船駅から徒歩約1時間余りで水呑沢に到着、そこから約1時間弱で「南無妙法蓮華経」の碑がある佐野峠に到着する。佐野峠から東海自然歩道を約45分歩くと思親山山頂に到着。佐野峠から思親山山頂までの登山道は、富士宮市までの広大な景色を見下ろすことができる。
- 佐野峠まではタクシーで行くこともできる(約30分弱)。
- 下山には相之山(970m)を経由する周回コースもあり、水呑沢で合流する。
周辺の山
脚注
- ↑ 国土交通省関東地方整備局. “関東富士見百景 115 南部町からの富士”. . 2014/02/27閲覧.
関連項目
外部リンク
- 南部町観光情報 - 南部町役場
- ダイヤモンド富士 - 富士の国やまなし
- 思親山 - JR東海
- ダム便覧「柿元ダム(山梨県)」 - 日本ダム協会