時田則雄
提供: miniwiki
時田 則雄(ときた のりお、1946年9月24日 - )は、歌人。北海道帯広市生まれ。北海道帯広農業高等学校、帯広畜産大学別科草地畜産専攻修了。歌誌『辛夷』主宰を長く務めた。野原水嶺に師事。十勝にて農業を経営しながら文芸活動を行っている農民歌人。佐佐木幸綱の男歌の影響のもとに北海道の風土を描いた、躍動的でスケールの大きな歌風が特徴。道新歌壇選者。特定非営利活動法人十勝文化会議理事。
経歴
- 1980年『一片の雲』で角川短歌賞受賞
- 1982年『北方論』で現代歌人協会賞受賞
- 1986年『凍土漂泊』で第2回北海道新聞短歌賞受賞
- 1992年「辛夷」発行人
- 1999年『巴旦杏』で第35回短歌研究賞受賞
- 2009年歌集『ポロシリ』で読売文学賞および芸術選奨文部科学大臣賞受賞
- 2012年北海道文化賞受賞
- 2014年地域文化功労者表彰
著書
- 北方論 歌集 雁書館 1982
- 緑野疾走 歌集 雁書館 1985
- 凍土漂泊 歌集 雁書館 1986
- 十勝劇場 歌集 雁書館 1991
- 時田則雄歌集 砂子屋書房 1993(現代短歌文庫)
- 夢のつづき 歌集 砂子屋書房 1997
- ペルシュロン 歌集 ながらみ書房 1999
- 北の家族 エッセイ 家の光協会 1999
- 石の歳月 歌集 雁書館 2003
- 野男の短歌流儀 エッセイ 本阿弥書店 2005
- 歌の鬼・野原水嶺秀歌鑑賞 短歌研究社 2005
- 野男伝 歌集 本阿弥書店 2006
- ポロシリ 歌集 角川書店 2008(角川短歌叢書)
- 続時田則雄歌集 砂子屋書房 2008(現代短歌文庫)
- オペリペリケプ百姓譚 短歌研究社 2012
- みどりの卵 ながらみ書房 2015
- 陽を翔るトラクター 農文一体 角川書店 2016
- 樹のように石のように ポロシリ庵雑記帖 十勝毎日新聞社 2017