水平分枝

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水平分枝[1](horizontal branch[1])とは、恒星進化論の段階において、恒星の質量が太陽質量と同じくらいになる巨星分枝の直後にくる段階である。水平分枝にある恒星は、核でのトリプルアルファ反応によるヘリウム原子核の核融合と核の周りの外殻での陽子-陽子連鎖反応をエネルギー源とする。「水平分枝」という名前は、ヘルツシュプルング・ラッセル図においておおよそ水平線上に位置しているためである。多くの水平分枝の恒星は脈動し、こと座RR型変光星として知られている。

HB星が種族IIに属しているのに対して、比較的若い種族Iのカウンターパートをレッドクランプという。

出典

  1. 1.0 1.1 『オックスフォード天文学辞典』 朝倉書店、初版第1刷。ISBN 4-254-15017-2。

関連項目

cs:Hertzsprungův-Russellův diagram#Horizontální větev