「ゴルゴタの丘」の版間の差分
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ゴルゴタの丘(ゴルゴタのおか、ヘブライ語: גבעת הגולגולתא、ギリシア語: Κρανίου Τόπος、ラテン語: Calvariae Locus)は、エルサレムの丘。
新約聖書においてイエス・キリストが十字架に磔にされたとされる。
概要
新約聖書には、ここで弟子のイスカリオテのユダの裏切りを受けたイエス・キリストが十字架に磔にされたと書かれている。
場所については諸説あり、はっきりとは分かっていないが、城内の聖墳墓教会のある場所がゴルゴタの丘だといわれている。コンスタンティヌス帝の母ヘレナが326年にエルサレムを訪れた際、この地にあったウェヌス神殿で磔刑に使われた聖十字架と聖釘などの聖遺物を発見したとされ、この地がゴルゴタとされ現在の聖墳墓教会が建てられたとされている。他に城外の「園の墓」付近をゴルゴタの丘とする説もある。
日本のカトリック教会ではラテン語から派生した「カルワリオ」の丘と呼ばれることがあり、ラテン語より派生した英語の「カルヴァリー(カルバリー、(Calvary)」 はプロテスタントの教会の名前によく用いられるが、「ゴルゴタ」も「カルワリオ」も「カルヴァリー」も、すべて「髑髏」の意味である。日本ハリストス正教会では教会スラヴ語から「ゴルゴファ」と転写される。
一説には人祖アダムの墓がここにあったといもいわれ、磔刑を表した絵画にはしばしばイエスの十字架の下に髑髏が描かれる。
日本語では、ゴルゴタはゴルゴダと最後の音が濁音となって流布している。