日本ユピカ
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日本ユピカ株式会社(にほんユピカ)は、三菱ガス化学と東洋紡の合弁による合成樹脂メーカーである。1977年に、両社の不飽和ポリエステル樹脂事業を統合して設立された。
主な製品
- 不飽和ポリエステル樹脂 - 同樹脂のブランド名であり、社名ともなっている「ユピカ(U-Pica)」は、事業統合前の東洋紡績の不飽和ポリエステル樹脂の商標であり[1]、UPは不飽和ポリエステルの英語表記 (Unsaturated Polyester) から採られている[2]。
- 飽和ポリエステル樹脂 - 「ユピカコート」の商品名で、粉体塗料原料などとして使用される。
- エポキシアクリレート樹脂
- ウレタンアクリレート樹脂
- 炭素繊維強化プラスチック用高機能熱硬化性樹脂[3]
事業所
- 本社 - 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-13
- 湘南工場・技術研究所 - 〒254-0016 神奈川県平塚市東八幡5-3-3
- 美祢工場 - 〒759-2212 山口県美祢市大嶺町東分字池尻3058-21
沿革
- 1977年(昭和52年)10月 - 三菱ガス化学と東洋紡績の不飽和ポリエステル樹脂販売部門を統合、日本ユピカ株式会社を設立。三菱ガス化学(神奈川県平塚市、1972年1月開設)と東洋紡績(愛知県犬山市、1973年2月開設)の不飽和ポリエステル樹脂製造部門は、それぞれ平塚ユピカ株式会社、犬山ユピカ株式会社として独立。
- 1982年(昭和57年)4月 - 三菱油化(現 三菱化学)の不飽和ポリエステル樹脂部門を日本ユピカに統合。
- 1986年(昭和61年)12月 - メタクリル酸エステル製造設備を平塚ユピカに新設。
- 1988年(昭和63年)4月 - 岐阜県可児郡に、シート状成形材料の製造を行う子会社日本プレミックス株式会社を設立。
- 1990年(平成2年)8月 - 山口県美祢市に美祢工場を新設。不飽和ポリエステル樹脂及び粉体塗料用樹脂の製造を行う。
- 1991年(平成3年)4月 - 平塚ユピカ株式会社及び犬山ユピカ株式会社を吸収合併。平塚ユピカを日本ユピカ湘南工場、犬山ユピカを同犬山工場とする。
- 1993年(平成5年)10月 - 湘南工場隣接地に技術研究所を新設。
- 1994年(平成6年)11月 - 株式を店頭公開(現 ジャスダック市場)。
- 2003年(平成15年)11月 - 犬山工場を閉鎖[4]。
脚注
- ↑ 由来.jp
- ↑ 社長メッセージ(日本ユピカ株式会社)
- ↑ 日本ユピカ、脱オートクレーブ対応、CFRP用樹脂を開発(2013年2月26日、化学工業日報記者ブログ)
- ↑ 2004年3月期有価証券報告書