チュクチ・カムチャツカ語族
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チュクチ・カムチャツカ語族 | |
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話される地域: | ロシア東端部 |
言語系統: | 古アジア諸語の一つ |
下位言語: |
チュクチ語派
カムチャツカ語派
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チュクチ・カムチャツカ語族の分布。斜線が17世紀、赤塗りが20世紀末の分布 |
チュクチ・カムチャツカ語族はシベリア北東端部のチュコト半島からカムチャツカ半島にかけて話されている、いわゆる古シベリア諸語(古アジア諸語)に含まれる言語からなる語族。ルオラヴェトラン諸語とも[1]。
概要
北部のチュクチ語派と南部のカムチャツカ語派に分けられ、いずれも現在、民族としては存続していても話者は少なく消滅の危機(または既に死語)にある。
共通の性質としては、抱合語(複統合語)で能格言語であり、破裂音・破擦音には無声音しかない点などがある。チュクチ語派では特に子音の種類が少なく、摩擦音には有声音系列しかない。ほとんどの言語が母音調和をしめす。
下位分類
- チュクチ語派(チュコト語派) - 北部
- カムチャツカ語派 - 南部
- イテリメン語(別名カムチャダール語。現在残るのはカムチャツカ半島西部の西部方言のみ。かつては東部・南部の各方言もあった。チュコト語派とは大きく異なり、別の語族と考える説もある。)