丸の内駅
丸の内駅(まるのうちえき)は、愛知県名古屋市中区丸の内2丁目にある、名古屋市営地下鉄の駅である。
鶴舞線と桜通線が乗り入れる。鶴舞線にはT06、桜通線にはS04の駅番号が付与されている。
Contents
歴史
- 1981年(昭和56年)11月27日 - 鶴舞線の延伸に伴い開業する。
- 1989年(平成元年)9月10日 - 桜通線の開業に伴い駅を開設し、乗換駅となる。
- 2011年(平成23年)2月11日 - 乗車カード「manaca」の供用を開始する。
- 2011年(平成23年)3月5日 - 桜通線の可動式ホーム柵の供用を開始する。
駅構造
鶴舞線は伏見通(国道22号・国道19号)の下を南北に、桜通線は桜通(愛知県道68号名古屋津島線・国道19号)の下を東西に走り、駅はその交点である日銀前交差点付近に位置している。、両線のホームはそれぞれ離れた場所に位置し、乗り換えには5分ほどの時間を要する。また改札内の乗り換え連絡通路にはエレベーターが設置されていないが、2017年から設置工事が行なわれている。
当駅は、桜通線駅務区今池管区駅が管轄している。
両線ともに島式ホーム1面2線を有する地下駅で、いずれも有効長は20m車8両編成分である。桜通線のホームには可動式ホーム柵が設置されており、青色のアクセントカラーが配されている。なお、同ホームは地上から約24mの深さに設置されており、名古屋市営地下鉄では最も深い位置にある駅である。
両線の間には連絡線が設置されており、桜通線(西方向行き)の駅東側にて本線の南側にある側線からスイッチバックする線形をとり、鶴舞線(南方向行き)の駅南側とを結んでいる[1]。桜通線の車両は検査(月検査以上)や整備の際、この連絡線を経由して日進工場へ回送される(日常検査は徳重車庫で行う)。また、両線の駅を結ぶ連絡通路のうち、改札外連絡通路はこの連絡線の直上を沿うように設けられており、線路と同じ緩やかなカーブとなっている。
また、この連絡線から鶴舞線ホームをはさんだ反対側にあたる北側(赤池方面行列車が鶴舞線ホームに入る直前)には、構想されていた7号線と接続するためトンネルの分岐が用意されており[2]、保線用の資材置き場として利用されている。
鶴舞線北改札外にコンビニエンスストア「サークルKミニ鶴舞丸の内店」がある[3]。また、桜通線ホームには2017年7月18日より、「ローソン名古屋地下鉄丸の内駅店」が設置されている[4][5](かつては「サークルKミニ名古屋丸の内店」が出店していたが、契約満了のため2017年3月2日に閉店した[6])。
のりば
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 15px 鶴舞線 | 伏見・赤池・豊田市方面 |
2 | 浄心・上小田井・犬山方面 | |
3 | 15px 桜通線 | 今池・新瑞橋・徳重方面 |
4 | 名古屋・中村区役所方面 |
- Marunouchi station map Nagoya subway's Tsurumai line 2014.png
- Marunouchi station map Nagoya subway's Sakura-dori line 2014.png
- Nagoya Subway Marunouchi Station Connecting Passageway.JPG
鶴舞線と桜通線をつなぐ連絡通路
- Nagoya Subway Marunouchi Station Ticket Gate.JPG
桜通線改札口
配線図
↑ 桜通線 今池・野並・徳重方面 |
||
← 鶴舞線 上小田井 ・犬山方面 |
名古屋市営地下鉄 丸の内駅 構内配線略図 | → 鶴舞線 赤池・日進工場 ・豊田市方面 |
↓ 桜通線 名古屋・中村区役所方面 |
||
凡例 出典:[7][8] |
利用状況
利用客数は、鶴舞線の駅の中では伏見駅・上前津駅・八事駅に次ぎ4番目に多く、桜通線の駅の中では名古屋駅・久屋大通駅・今池駅に次いで4番目に多い(2010年度までは5番目であったが、野並駅 - 徳重駅間が延伸開業した翌年度である2011年度以降は野並駅の利用客が減少したため順位が繰り上がった)。
以下は、乗り換え人員は含まない。
年度 | 鶴舞線乗車人員(人/日) | 桜通線乗車人員(人/日) | 乗車人員合計(人/日) |
---|---|---|---|
2004年(平成16年) | 5,960 | 9,226 | 15,186 |
2005年(平成17年) | 6,289 | 9,106 | 15,305 |
2006年(平成18年) | 6,656 | 9,161 | 15,817 |
2007年(平成19年) | 6,761 | 9,565 | 16,326 |
2008年(平成20年) | 6,800 | 8,944 | 15,774 |
2009年(平成21年) | 6,275 | 8,517 | 14,792 |
2010年(平成22年) | 6,414 | 8,502 | 14,916 |
2011年(平成23年) | 5,705 | 9,133 | 14,838 |
駅周辺
周辺は、桜通(国道19号)や伏見通(国道22号)沿いを中心に中高層のオフィス・ビル等が建ち並ぶ業務高度商業地区である[10]。
名勝・旧跡・道路
公共施設・官公庁など
- 名古屋高地裁合同庁舎(名古屋高等裁判所・名古屋地方裁判所)、名古屋家庭・簡易裁判所庁舎(名古屋家庭裁判所・名古屋簡易裁判所)
- 愛知芸術文化センター
- 愛知県産業貿易館
- 名古屋市交通局 市営交通資料センター
- 中小企業基盤整備機構中部支部
- 在名古屋ブラジル総領事館
主な文教施設
丸の内駅周辺に本社を置く主な企業
- アトム
- アルペン
- エムジーホーム
- オージェイティー・ソリューションズ(トヨタ自動車子会社)
- CMC Solutions(シイエム・シイの子会社)
- スガキコシステムズ
- 東建コーポレーション
- トラスト
- 中日新聞社
- ナスラック
- ヤガミ
丸の内駅周辺に事業所を置く主な企業
- 旭情報サービス 中部支社
- アステラス製薬 名古屋支店
- いい生活 名古屋支店
- 伊藤忠商事 中部支社
- エレコム 名古屋支社
- カンロ 名古屋支店
- 共栄火災 名古屋支社
- シモジマ 名古屋店
- 大日本住友製薬 名古屋支店
- 竹中工務店 名古屋支店
- 東京海上日動火災保険 愛知北支店・愛知南支店
- 日新火災海上保険 名古屋サービスセンター
- 日本アイ・ビー・エム 名古屋事業所
- パスコ 中部事業部
- VTホールディングス 名古屋事務所
- 富国生命 名古屋支社
- プルデンシャル生命保険 名古屋南支社
- 丸紅 名古屋支社
- モリリン 名古屋支店
- ライオン名古屋オフィス
金融機関など
- 日本郵政グループ名古屋ビル
- 名古屋丸の内三郵便局
- 日本郵政 中部ファシリティセンター
- 日本郵便 東海支社
- かんぽ生命保険 名古屋支店
- ゆうちょ銀行 名古屋貯金事務センター
- 名古屋西郵便局名古屋貯金事務センター内分室
- 名古屋丸の内郵便局
- 名古屋景雲橋郵便局
- 日本銀行 名古屋支店
- 十六銀行 名古屋支店
- 中京銀行 名古屋中央支店
- 滋賀銀行 名古屋支店
- 八十二銀行 名古屋支店
- 福井銀行 名古屋支店
- 広島銀行 名古屋支店
- 伊予銀行 名古屋支店
- 福岡銀行 名古屋支店
- ブラジル銀行 名古屋支店
主な宿泊施設
路線バス
最寄りのバス停は名古屋市営バスの桜通伏見と桜通本町である。地下鉄と並行しているため経由する路線は少ない。
- 基幹2 : 名古屋駅 - 桜通伏見 - 桜通本町 - 猪高車庫
- 栄13 : 栄 - 桜通本町 - 安井町西
その他
当駅から北へ約500mほど進んだ場所にはかつて名鉄瀬戸線堀川駅が存在した(1976年2月15日廃止)。
隣の駅
脚注
- ↑ 東海テレビ『スタイルプラス』(2007年10月14日放送)
- ↑ プロジェクト紀行 地下鉄が変えた街 平成24年4月号 池田 誠一(一般社団法人日本電気協会中部支部発行)
- ↑ “駅構内店舗 鶴舞線”. 名古屋市交通局. . 2017閲覧.
- ↑ “高畑駅はじめ8駅にローソンがオープン”. 名古屋市交通局 (2017年7月12日). . 2017閲覧.
- ↑ “名古屋市営地下鉄内に新たな駅ナカコンビニが誕生 7月18日(火)に「ローソン」8店舗オープン”. ローソン (2017年7月10日). . 2017閲覧.
- ↑ “閉店のお知らせ”. 株式会社ビーエスエス (2017年3月29日). . 2017閲覧.
- ↑ 「特集 短絡線ミステリー6」 『鉄道ファン』、第43巻2号 通巻第502号 2003年2月号、交友社、2003、10頁
- ↑ 井上孝司 『配線略図で広がる鉄の世界 - 路線を読み解く&作る本』 ISBN 978-4-7980-2200-0、秀和システム、2009、178頁
- ↑ 名古屋市統計年鑑より。
- ↑ 国土交通省土地・建設産業局 (2010-02). 主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~ 【第9回】 平成21年第4四半期 (Report) .