党官僚

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党官僚(とうかんりょう、ロシア語: аппара́тчик)とは、共産主義政党幹部で、特権的な地位を得た者を指す。

執権すべきプロレタリアートの不在

マルクス主義の理論では、ブルジョワジーから権力を奪い取ったプロレタリアートが執権すべきものとされた。しかし、かつて第一インターナショナルにおいてマルクスのプロレタリア独裁論を、革命指導者である共産主義者によるプロレタリアートに対する独裁にすぎないと批判したミハイル・バクーニンの予告や、カール・マルクス先進国革命論とは異なり、世界で最初の社会主義革命(ロシア革命)が、経済発展が遅かった農業国・ロシアで成功したことによって、資本主義の発達の結果生まれるはずだったプロレタリアートが存在しない事態が起こり、プロレタリアートが育つまでの間、共産党幹部がプロレタリアートの役割を「代行」することとなった。これが党官僚専制支配の起源である。

関連項目