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塗装は大型車はピンク色地の車体が特徴。中型・小型車は白地に青帯が中心だが、最近の導入車には、小型車でもピンク色地の車体が登場している。
 
塗装は大型車はピンク色地の車体が特徴。中型・小型車は白地に青帯が中心だが、最近の導入車には、小型車でもピンク色地の車体が登場している。
 
また、福岡地区の中型車は[[福岡昭和タクシー]]に移管された車もあるほか、唐津地区では[[玄海原子力発電所]]の特定輸送も引き受けている。
 
また、福岡地区の中型車は[[福岡昭和タクシー]]に移管された車もあるほか、唐津地区では[[玄海原子力発電所]]の特定輸送も引き受けている。
 
== 車両 ==
 
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<!--この節の記述に根拠があるならば、出典を示してください。-->
 
路線バスや高速バス・観光バス共に国産大型4メーカー([[いすゞ自動車|いすゞ]]・[[日野自動車|日野]]・[[三菱ふそうトラック・バス|三菱ふそう]]・[[UDトラックス|日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)]])をすべて揃えている。車体もメーカー純正・[[富士重工業|富士重工]]・[[西日本車体工業|西工]]など様々である。昭和バスはサンプル車(メーカーがサンプルとして製造した車両)の譲受車などの異色車や他社からの移籍車が多いため、一見同一形式と思われる車両でも細部が異なるなど車両のバリエーションが豊かなことでも知られている。新車は高速バスや観光バスが大半で、路線バスの新車は滅多に入らない。
 
 
高速バス・観光バスは日野や日産ディーゼル製の比率が高い。
 
路線バスは九州大学線や西の浦線・マリノアシティ線の大多数や唐津市内の一部便を除いて中型車での運行である。
 
 
九州初の[[オートマチックトランスミッション]]の日産ディーゼルの観光バスを所有している。
 
 
[[2012年]]には昭和バスでは初の[[韓国]]製の車となる[[ヒュンダイ・ユニバース]]を導入しており、2014年1月現在前原営業所に4台、唐津営業所に2台の計6台がいと・しま号、からつ号、いまり号で運行している。
 
 
[[2014年]]にはユニバースに代わって当社の貸切車では実績のある[[いすゞ・ガーラ|いすゞガーラ]]と[[日野・セレガ|日野セレガ]]を初めて高速路線車として採用した。以降、高速路線車はこの2車種を投入している。
 
 
路線車では、2013年に初めて中型路線車の[[日野・レインボー|日野レインボーⅡ]]を佐賀県内に投入、2014年にもノンステップ車として追加投入,また初の[[日野・ポンチョ|日野ポンチョ]]も狭隘の七山線などに投入されている。
 
 
福岡地区へは昭和バスで初めての大型ノンステップバスである[[いすゞ・エルガ|いすゞエルガ]]が投入され、九大線などで活躍する。
 
 
[[トヨタ自動車]]系販売店を系列下に持つため、市内循環線では[[トヨタ・コースター]]が使用されている。
 
 
現在は、毎年一般路線車の新車が投入されており、福岡地区原だけでなく唐津地区にも新型レインボーなどのノンステップ車が経年車を置き換えている。
 
 
=== 塗装 ===
 
現行の塗装は1989年以降に採用されたものである(詳細は上記各項参照)。この新塗装採用において、中距離路線用車両は一般路線車と同じ帯の色で車体上半部は黄色、下半部は白色の塗装とされたが、2003年までに塗り替えもしくは廃車によりこの塗装は消滅している。
 
 
海沿いの路線が多いことから1970年頃から一部の車両は車体外板をステンレスとしていた。ステンレス車採用開始とともに一般路線車は銀色地に赤帯、貸切車は銀色地に赤色・青色の帯(いずれもステンレス車は地色は無塗装)の塗装としたが、ステンレス車は1979年以降導入は打ち切られている。
 
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ファイル:Showa bus02.jpg|かつて存在したステンレス車
 
ファイル:Showa bus03.jpg|1989年から2003年まで存在した中距離路線塗色
 
ファイル:Showazidosya fuzizyuu.jpg|旧貸切車(塗色はそのまま路線へ転用後のもの、ステンレス車)
 
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== 郵便物輸送業務 ==
 
== 郵便物輸送業務 ==
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
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* [http://www.showa-bus.jp/ 昭和自動車株式会社 公式ホームページ]
 
* [http://www.showa-bus.jp/ 昭和自動車株式会社 公式ホームページ]
 
* [http://www.seed-holdings.co.jp/ 昭和グループ]
 
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2018/8/5/ (日) 12:48時点における最新版


昭和自動車株式会社(しょうわじどうしゃ、: Showa Bus Co., Ltd.)は、佐賀県中・北部と福岡県西部・および長崎県松浦市鷹島町路線バス貸切バスを運行するバス事業者である。設立は1937年昭和12年)9月11日。本社所在地は佐賀県唐津市千代田町2565番5号。通称は昭和バス

歴史

  • 1937年(昭和12年)9月11日 - 設立。
  • 1941年(昭和16年) - 福岡市内へ路線進出。
  • 1983年(昭和58年)2月10日 - 佐賀昭和観光福岡昭和観光を設立し、中・小型貸切バス事業を分離。
  • 1987年(昭和62年)
    • 4月10日 - 佐賀昭和交通を設立し、佐賀市周辺の不採算バス路線を同社に移管。
    • 7月17日 - 多久昭和交通を設立し、多久市周辺の不採算バス路線を同社に移管。
  • 1992年平成4年)4月1日 - 伊万里昭和交通を設立し、伊万里営業所担当のバス路線を同社に移管。
  • 1995年(平成7年)4月1日 - 佐賀昭和交通が多久昭和交通を吸収合併する。
  • 1997年(平成9年)2月1日 - 佐賀昭和交通・佐賀昭和観光・福岡昭和観光を吸収合併。
  • 1998年(平成10年)8月21日 - フリー降車制度を導入。
  • 2000年(平成12年)12月20日 - 佐賀駅近くにあった佐賀営業所を佐賀郡大和町(現・佐賀市)へ移転。
  • 2003年(平成15年)10月1日 - 伊万里昭和交通を吸収合併し唐津営業所伊万里支所とした。これによりバス事業は全て昭和自動車の本体直営に戻る。
  • 2004年(平成16年)6月20日 - 福岡地区の営業所の集約を実施。前原営業所が路線バス、福岡営業所は貸切バスのみとなる。
  • 2006年(平成18年)11月1日 - 福岡・前原地区の乗合バス事業再編計画に伴って福岡地区で大規模な路線再編を実施。福岡市中心部に直通する一般道のみを通る路線を全廃。
  • 2007年(平成19年)8月30日 - 前原営業所が前原市神在から糸島郡志摩町吉田(現在は糸島市)に移転。
  • 2010年(平成22年)2月27日 - 福岡・前原地区の一般路線バスと一部の高速バスにおいて IC乗車券nimocaを導入。
  • 2012年(平成24年)
  • 2017年(平成29年)4月1日 - 全路線で精神障害者保健福祉手帳所持者への運賃割引を導入(これまでは佐賀県内発着の路線のみ導入されていた)[1]
  • 2018年(平成30年)3月12日 - 佐賀地区でもnimocaを導入[2]

営業所所在地

高速・特急バス

高速・特急バスの車体色は緑・青・赤などの斜め模様で構成された大胆なデザインである。

現行路線

廃止路線

高速バス
特急・急行バス
  • 博多駅 - 天神 - 前原 - 唐津 - 呼子 - 呼子フェリー発着所・波戸岬
  • 博多駅 - 天神 - 前原 - 唐津 - 伊万里 - 佐世保
  • 博多駅 - 天神 - 前原 - 唐津 - 伊万里 - 平戸口
  • 博多駅 - 天神 - 前原 - 唐津
  • 唐津 - 多久 - 佐賀
  • 呼子 - 唐津 - 多久 - 武雄

かつては旧国道202号線を通って福岡市と前原市(現・糸島市)、佐賀県唐津市などを結ぶ急行・特急バスを多数運行していたが、1983年に並行する国鉄(※当時)筑肥線が電化されて大幅なスピードアップを実現し、運行本数も増発されたために大打撃を受け、これらの長距離バスは減便からやがて全廃に追い込まれた。しかし2001年福岡都市高速が延長されて西九州自動車道と直結したことから、西九州道を通る特急バス網の拡充を進め、JR筑肥線に対して再び対抗力を持つようになっている。

高速バス路線開設ブームの際には、夜行高速バスの運行も行なったが、いずれも短期間で廃止された。

コミュニティバス

脊振コミュニティバス

神埼市脊振村域で運行。3路線があり、地元児童のスクールバスも兼ねている。日曜、祝日は運行されない。

乗合タクシー

佐賀県内・福岡県内ともに、一部の過疎地域の路線や利用客の少ない時間の便は、タクシー事業部にて乗合タクシーによる運行としている。これらの乗合タクシー路線は、定期券、回数券などもすべて昭和バスと共通で、乗合タクシーではあるが実質的にはバス路線に限りなく近い。事業者自身がバス路線を維持する方法として自社系の乗合タクシーを運行する例は全国的にも数が少ない。

貸切バス

福岡営業所内に貸切事業本部を持っており、福岡県内外に配車が行われているほか、佐賀県内の唐津・佐賀営業所にも貸切車が在籍していて、最近は日野・セレガや、いすゞ・ガーラの新車が導入が行われているほか、三菱ふそう・エアロバスなどの中古車も導入されている。 塗装は大型車はピンク色地の車体が特徴。中型・小型車は白地に青帯が中心だが、最近の導入車には、小型車でもピンク色地の車体が登場している。 また、福岡地区の中型車は福岡昭和タクシーに移管された車もあるほか、唐津地区では玄海原子力発電所の特定輸送も引き受けている。

郵便物輸送業務

郵便車仕様の軽1BOXバン(ダイハツ・ハイゼット)及び2t~4tトラック(アルミバンタイプ。2t車がいすゞ・エルフ、4t車がいすゞ・フォワード)を保有しており、唐津郵便局所管区域の郵便ポスト収集業務及び同局と他の郵便局との間の郵便物逓送業務を行っている[3]

タクシー

唐津市・玄海町・多久市・糸島市に営業所を持つ。2012年12月1日に子会社の昭和タクシーを合併し、2015年4月1日に同じく子会社の福岡昭和タクシーの糸島市でのタクシー事業を移管したことで自社でタクシー事業を行うようになった。

なお、福岡昭和タクシーの事業のうち、福岡市でのタクシー・ハイヤー事業は同社運営のままである。

グループ会社

自社バス事業の分離による子会社が数社あったが、再合併により全て消滅した。系列下のバス事業者としてはほかに壱岐交通長崎県壱岐市)があった。そのほか福岡昭和タクシートヨタレンタリース福岡福岡トヨタ自動車トヨタカローラ福岡ネッツトヨタ福岡、西九州トヨタ自動車、ネッツトヨタ佐賀、トヨタレンタリース佐賀、トヨタL&F福岡、昭和商事石油、壱岐海運、昭和トラベラーズクラブ、唐津シーサイドホテル、昭和幼稚園、九州西濃運輸(旧・昭和西濃運輸)などのグループ会社・団体があった。また、日本マクドナルドのフランチャイジーとして運営する昭和フードや、同社企画開発事業部において、TSUTAYAのフランチャイジーとしてレンタル店事業、前原セントラルホテルの運営を行っている。

2010年代頃から事業の見直しを進めており、上記のうち長崎県壱岐市の事業からは撤退し、これにより壱岐交通・壱岐海運は2015年現在昭和自動車グループを離れている。また、唐津シーサイドホテル・昭和商事石油についても経営譲渡を行っている[4]

なお、昭和自動車グループはグループ会社を含め、基本的に金子一族(創業者:金子道雄⇒現:金子宜嗣オーナー他)の同族経営で運営されている。また九州朝日放送の大株主でもある。

脚注

  1. 障がい者割引 - 昭和自動車
  2. 昭和バスは佐賀県内一般路線に交通系ICカード「nimoca(ニモカ)」を導入します (PDF) - 昭和自動車、2018年3月5日
  3. バスラマ・インターナショナル』NO.71(ぽると出版、2002年)p.67には、2002年当時、佐賀・唐津両営業所に郵便車が配置されていることが記載されている。
  4. 2015年2月26日付佐賀新聞記事「昭和グループ・唐津シーサイドホテルをDHCに経営譲渡へ」(2015年4月21日閲覧)

外部リンク