「荒海山」の版間の差分

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'''荒海山'''(あらかいさん、あらかいざん、あらかいやま)は、[[福島県]][[南会津郡]][[南会津町]]と[[栃木県]][[日光市]]の境界に位置する[[標高]]1,581 mの山である。二等[[三角点]]「太郎岳」(標高1,580.4 m)は山頂の東北東約90 mに位置するピーク東峰にある。福島県側では荒海山、栃木県側では'''太郎岳'''(たろうだけ)と呼ばれる。江戸時代の文献『[[新編会津風土記]]』では'''荒貝嶽'''(あらかいがだけ)と表記されている。
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'''荒海山'''(あらかいさん、あらかいざん、あらかいやま)
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[[日本三百名山]]に選定されている。
 
[[日本三百名山]]に選定されている。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
福島県と栃木県両県の境界を画する[[帝釈山地]]の東側に位置する。[[日本海]]側と[[太平洋]]側を分ける[[中央分水嶺]]上に位置し、南側は太平洋に注ぐ[[利根川]]支流[[鬼怒川]]水系の支流群、北東側は日本海に注ぐ[[阿賀川]]、北西側は阿賀川支流の[[伊南川]]の支流群の、それぞれの源流部となっている。山頂部は緩やかな三角錐状をなしており、山頂の南西約800 mには、次郎岳とも呼ばれる1,560 mの[[峰]]がある。
 
福島県と栃木県両県の境界を画する[[帝釈山地]]の東側に位置する。[[日本海]]側と[[太平洋]]側を分ける[[中央分水嶺]]上に位置し、南側は太平洋に注ぐ[[利根川]]支流[[鬼怒川]]水系の支流群、北東側は日本海に注ぐ[[阿賀川]]、北西側は阿賀川支流の[[伊南川]]の支流群の、それぞれの源流部となっている。山頂部は緩やかな三角錐状をなしており、山頂の南西約800 mには、次郎岳とも呼ばれる1,560 mの[[峰]]がある。
 
== 地質 ==
 
山頂の東側は[[古生代]]に形成された[[砂岩]]と[[粘板岩]]の互層から成り、西側は[[花崗岩]]が露出している。福島県側山麓には[[八総鉱山]]跡があり、[[銅]]、[[亜鉛]]、[[鉛]]、[[硫化鉄]]を産出していた。
 
 
== 登山 ==
 
=== ルート ===
 
一般登山道は福島県側からつけられており、福島県側から登られることが多い。[[国道352号]]を[[国道121号]]からの分岐点より4.2 kmでさらに林道へ分岐し、八総鉱山跡前の駐車場まで4.2 km進む。[[会津鉄道]][[会津高原尾瀬口駅]]からは駐車場まで5.5 kmである。
 
 
駐車場から川沿いの旧鉱山の採鉱用だった道路を30分ほど歩き、赤テープを目印に川を渡り急な沢を登ると40分ほどで尾根に出る。そこから展望のきかない尾根道をアップダウンし、山頂直下の急坂を登りきれば1時間50分ほどで山頂につく。山頂から東峰の三角点までは多少の[[藪漕ぎ]]を要する。
 
 
=== 山頂付近の花 ===
 
山頂付近および尾根道は春から初夏にかけて、[[ショウジョウバカマ]]、[[イワカガミ]]、[[アズマシャクナゲ]]、[[ヤマグルマ]]が咲く。
 
 
=== 山頂からの眺望 ===
 
山頂は360度の眺望がきき、南東に[[高原山]]、東に[[大佐飛山]]、[[男鹿岳]]、[[那須連峰]]、北に[[七ヶ岳]]、北西に[[浅草岳]]、西に[[会津駒ヶ岳]]、[[燧ヶ岳]]、[[田代山 (帝釈山脈)|田代山]]、[[帝釈山]]、南西に[[日光白根山]]、[[男体山]]、[[女峰山]]が見渡せる。
 
 
== ギャラリー ==
 
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ファイル:Mt. Arakai-san 2.JPG|山頂
 
ファイル:Mt. Arakai-san 3.JPG|山頂直下の避難小屋
 
ファイル:Mt. Arakai-san 4.JPG|東峰にある三角点と[[七ヶ岳]](奥)
 
ファイル:Mt. Arakai-san 5.JPG|東峰から山頂と次郎岳(左)
 
ファイル:20081129阿賀野川源流域Tagged.jpg|[[阿賀野川]](阿賀川)源流域の荒海山とその周辺空撮
 
</gallery>
 
 
== 参考文献 ==
 
{{commons|Category:Mount Arakai}}
 
* 『角川日本地名大辞典』7 福島県、角川書店、1981年
 
* 奥田博、渡辺徳仁『福島県の山』〈新・分県登山ガイド6〉、山と渓谷社、2004年
 
  
 
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[[Category:福島県の山]]
 
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2018/10/12/ (金) 11:50時点における最新版

荒海山(あらかいさん、あらかいざん、あらかいやま)

福島県南会津郡南会津町栃木県日光市の境界に位置する標高1,581 mの山である。二等三角点「太郎岳」(標高1,580.4 m)は山頂の東北東約90 mに位置するピーク東峰にある。福島県側では荒海山、栃木県側では太郎岳(たろうだけ)と呼ばれる。江戸時代の文献『新編会津風土記』では荒貝嶽(あらかいがだけ)と表記されている。

日本三百名山に選定されている。

概要

福島県と栃木県両県の境界を画する帝釈山地の東側に位置する。日本海側と太平洋側を分ける中央分水嶺上に位置し、南側は太平洋に注ぐ利根川支流鬼怒川水系の支流群、北東側は日本海に注ぐ阿賀川、北西側は阿賀川支流の伊南川の支流群の、それぞれの源流部となっている。山頂部は緩やかな三角錐状をなしており、山頂の南西約800 mには、次郎岳とも呼ばれる1,560 mのがある。




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