コハク酸ナトリウム
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コハク酸ナトリウム(コハクさんナトリウム、英: Sodium succinate)は、コハク酸のナトリウム塩である。コハク酸はジカルボン酸であり、コハク酸一ナトリウム(英: Monosodium succinate)とコハク酸二ナトリウム(英: Disodium succinate)が存在する。いずれも白色の結晶または粉末で、コハク酸二ナトリウムは六水和物で安定する[1]。
用途
コハク酸二ナトリウムは貝類のうま味を呈し、シーフード風味のインスタントラーメンや漬物、ソーセージ、醤油、合成酢などの調味料として、グルタミン酸ナトリウムと併用される[2]。pH調整剤や酸味料[3]、平板培養試薬の原料[1]としての用途もある。日本における年間生産量は約3000トンである[1]。日本では食品添加物として広く使われているが、アメリカ合衆国ではコハク酸二ナトリウム、EUではコハク酸一ナトリウムが、使用許可の要望がなく、2000年時点で未承認である[4]。