パトライト
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テンプレート:加筆依頼 パトライトは、
- 主にパトカー・救急車・消防車などの緊急車両に装備され、また救急対応可能な病院の専用入り口に設置されている回転灯などに利用されるパトライト社の登録商標。機材自体はパトランプと呼ばれる(同社では「警光灯」と呼称)。赤・青・黄・緑・紫がある。またそれ以外にもパチスロ機のボーナス告知、コンビニエンスストアの緊急事態などの告知、あるいは工場内の設備などにタワー状にパトランプ複数個を一体にしたもの(シグナルタワー)で設備の稼働状況(例えば、緑黄赤3灯式で、緑灯なら正常稼働、黄灯なら材料待ち、赤灯なら故障など)など、ある事態を告知するためのランプとして広く使われている。英語ではRotary Beacon Light。日本では緊急車両の緊急走行時サイレンの吹鳴とともに目にする機会が多いことからサイレンと混同されることがある。
- 1.を製造する日本の企業。以下で述べる。
株式会社パトライト(英: PATLITE Corporation)は、回転灯などを主に製造している、大阪府大阪市中央区に本社を置く会社である。因幡電機産業株式会社の完全子会社。
沿革
- 1947年1月 佐々木寛一が自分の名から取った「ササ電機研究所」として、大阪市阿倍野区にて創業。
- 1963年1月10日 「株式会社佐々木電機製作所」として設立される。
- 1965年 ブレーキを踏むことで光る、赤色の回転灯を開発。自動車の後部に搭載し、ヒットする。
- 1977年 海外の製品を参考に、警察車両向けに大型化してサイレン用スピーカを一体化した「散光式警光灯」を製品化。後に、警察に採用される。
- 1981年 大阪府八尾市に本社移転。
- 1985年 創業当初から続けていた、松下電器産業からの下請けをやめる。
- 1994年7月 商号を(旧)株式会社パトライトに変更。
- 1996年 ブーメラン型回転灯を開発し、特許を取得。
- 2000年6月2日 大阪証券取引所2部に上場。
- 2001年4月5日 東京証券取引所2部に重複上場。
- 2005年3月1日 大阪証券取引所1部、東京証券取引所1部に上場。
- 2007年 大阪市中央区に本社移転。
- 2007年11月14日 創業家一族の資産管理会社である株式会社福寅がTOBを実施し、完全子会社化をめざすと発表。
- 2008年3月21日 上場廃止。
- 2012年2月1日 株式会社福寅が株式会社パトライトを吸収合併し、(新)株式会社パトライトに商号変更。
- 2013年5月13日 因幡電機産業株式会社が全株式を取得し、同社の完全子会社となる。
- 2017年10月1日 春日電機株式会社を吸収合併。
主な製品
- パトカー、救急車、非常停止表示、病院入り口表示などの回転灯(同社では「警光灯」と呼称)
(近年のシェアは、ほぼ100%。他のメーカーとしては、消防車を中心に使用される「大阪サイレン」、旧型や民間の車両では「小糸製作所」製、前方集中型点滅灯には「スタンレー電気」、店舗の宣伝用には直流12・24ボルトではなく商用電源で作動する「東京メタル工業」の物も使用される また最近、消防車両にウィレン社やフェデラルシグナル社のストロボ式警告灯、モーターサイレンに「東京サイレン」の物を導入する消防本部が見られる) - 電子サイレンアンプ
- 工場用シグナルタワー(アメリカ・シリコンバレーの半導体工場で使われている製品のシェアは、約70%)
- 工事現場、道路の液晶表示板
- マイクロモーター
- ネットワーク監視表示灯
など他
音声合成
パトライト製音声合成装置による音声合成アナウンスは、一部は秀平真由美が担当している。 また、パトライト製音声合成装置は、一部のエレベーターアナウンスなどに使われている(近鉄竹田駅、大和郡山市三の丸駐車場エレベーター、大阪駅円形エレベーター(大阪環状線乗り場))。