ブルーノ数

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数学において、ブルーノ数(ブルーノすう、: Brjuno number)とは、連分数展開の近似分数を pn/qn とする無理数 α で、次を満たすもののことを言う:

[math]\sum_{n=0}^\infty \frac{\log q_{n+1}}{q_n} \lt \infty.[/math]

この数は、線型部分が eiα である正則函数が線型化可能であるための十分条件は α がブルーノ数であることを示した Brjuno (1971) によって導入された。この条件はまた1987年に Yoccoz (1995) によって、二次多項式に対しては必要条件であることも示された。その他の芽に対しては依然として未解決問題となっている。

ブルーノ函数

無理数 x に対して実ブルーノ函数 B(x) は定義され、次を満たす:

[math] B(x) =B(x+1)[/math]
0 と 1 の間のすべての無理数 x に対して [math] B(x) = - \log x +xB(1/x)[/math].

参考文献