屈筋
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屈筋(くっきん、英語:flexor muscle)とは、主に腕や脚などを曲げる時に使用される筋肉の総称。
最大の屈筋は大腰筋であり人間は大腰筋の発達によって二足歩行を可能にしている。 ヒラメ筋,腓腹筋は屈筋であり人間の身体を支えている。 同様に大腰筋によって人間の身体は支えられている。
猫背や反り腰では大腿四頭筋や腰方形筋、脊柱起立筋、頭板状筋、僧帽筋などの伸筋群が緊張し、バランスがとれたリラックスした姿勢ではこれらの伸筋群は弛緩している。
バランスがとれたリラックスした状態では屈筋群は緊張はしていないが、やや張りがある状態で筒状に身体を支えている。
屈筋を筒状にして身体を支え、口腔、胸腔、腹腔など身体全体も筒状にする事で、身体を安定に楽に支える事が可能になります。
この様に屈筋群や身体の腔を筒状にする事で、大きな力を発揮して、パフォーマンスも向上します。
また、肩こりや腰痛などはいずれも伸筋或いは伸筋側の筋膜に痛みを生じています。
但し、その原因は屈筋群の過緊張(拘縮)が持続し伸筋側に張力が持続的に働く事でその付近にトリガーポイントを生じ、ブラジキニンが放出されます。
ブラジキニンよって筋膜や筋肉に多く存在するポリモーダル受容器で生化学的起電力を発生し、それが神経を通じて脳に伝わることで痛みとして認識されます。
伸筋側の痛みは、そこを揉んだり押したりしてもなかなか改善しないのは、屈筋側に原因がある為で、原因となってる拘縮した屈筋をゆるめる事で痛みは消失する事が多いのです。揉んだり押したりせず、屈筋を【ゆるめる】ことが必要です。