蕃坊(ばんぼう)とは、唐代より中国で形成された外国商人の居留地。
8世紀半ば、広州に市舶司が設置され、ムスリム商人が頻繁に来訪するようになった。これに応じて外国商人の居留地域が形成されたことが起源とされる。9世紀後半の黄巣の乱では、広州の蕃坊に居住していた多くのムスリムが殺害された記録[1]が残されている。