「目時駅」の版間の差分
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2018/8/6/ (月) 09:40時点における版
目時駅(めときえき)は、青森県三戸郡三戸町大字目時字村中にある、青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道の駅。
乗り入れ路線
青い森鉄道の青い森鉄道線と、IGRいわて銀河鉄道のいわて銀河鉄道線が乗り入れる。会社境界駅であり、当駅から八戸・青森方面が青い森鉄道線、盛岡方面がいわて銀河鉄道線となっている。当駅は両社の共同使用駅で、青い森鉄道の管轄駅である。IGRいわて銀河鉄道で唯一、青森県に所在する駅でもある(ただし、前述の内容によりIGRいわて銀河鉄道の管轄駅は全駅が岩手県に所在することになる)。当駅のすぐ南を流れる馬淵川が岩手県・青森県の両県境である。鉄道資産上では県境付近が両社の境界となっているが、営業上では当駅が境界(分界駅)となり、運賃体系も変わる。
元々は八戸・青森方面、盛岡方面とも東日本旅客鉄道(JR東日本)の東北本線であったが、2002年12月1日の東北新幹線延伸に伴う並行在来線の経営分離により、当駅を境に八戸方は青い森鉄道、盛岡方はIGRいわて銀河鉄道へ承継され、駅施設もJR東日本から青い森鉄道に承継された。
そのような経緯もあり、青い森鉄道の八戸駅以南といわて銀河鉄道線は現在も一体運用されており、当駅に乗り入れる全列車が相互直通運転を行う。そのため、当駅を始発・終着とする列車はない(ただし、両隣の金田一温泉駅(IGR)と三戸駅(青い森鉄道)を始発・終着とする両線内列車は存在する)。ワンマン列車の場合、当駅到着時に「目時から先は、青い森鉄道(またはIGRいわて銀河鉄道)になります」と会社線変更の案内が行われる。当駅に停車する列車の運転士と車掌(案内車掌を含む)は八戸駅および盛岡駅まで通しで乗務する。当駅を通過するJR東日本からの直通列車は、JR東日本の運転士・車掌が担当している。
歴史
- 1924年(大正13年)12月20日 - 国有鉄道の目時信号場として開設。
- 1948年(昭和23年)10月1日 - 旅客・貨物扱い開始[1]。駅に昇格[1]。
- 1962年(昭和37年)4月1日 - 貨物扱い廃止。
- 1967年(昭和42年)12月14日 - 金田一 - 目時間複線化に際して路線変更が行われ、合わせて当駅も移転。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2002年(平成14年)12月1日 - 東北新幹線八戸延長に伴い、JR東日本より分離されたIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道の駅となる。
- 2017年(平成29年)2月28日 - 12時をもって、自動券売機の営業を終了。
駅構造
築堤上に相対式ホーム2面2線のホームを持つ。駅舎へは上下線とも階段を下りる。なお、上り線ホームには 、屋根付き待合室があるが、下り線ホームには、階段を昇ったところにいすが4席分あるのみである。
八戸駅管理の無人駅。かつては有人駅だったので、駅舎が大きい。
トイレは、駅舎にあるが、入り口が別となっている。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■青い森鉄道線 | 三戸・八戸方面 |
2 | ■いわて銀河鉄道線 | 二戸・盛岡方面 |
利用状況
- 2017年度の1日平均乗降人員は439人である。ただし、寝台列車を含めたIGRいわて銀河鉄道線 - 青い森鉄道線通過連絡旅客を含むため、実際の利用者はこれよりも大幅に少ない。
乗降人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人員 |
2002 | 816 |
2003 | 1,053 |
2004 | 1,059 |
2005 | 1,034 |
2006 | 1,039 |
2007 | 1,051 |
2008 | 842 |
2009 | 772 |
2010 | 722 |
2011 | 716 |
2012 | 801 |
2013 | 798 |
2014 | 830 |
2015 | 623 |
2016 | 455 |
2017 | 439 |
駅周辺
- 青森県道149号目時停車場線
- 馬淵川
- 三八五オートスクール三戸校
- 目時簡易郵便局
隣の駅
- 20px 青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道 IGRいわて銀河鉄道
- ■青い森鉄道線・■いわて銀河鉄道線
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
- 並行在来線問題 - かつてはJR東北本線の単独駅であった。
- 倶利伽羅駅
- 市振駅