「日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲」の版間の差分
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2018/8/10/ (金) 21:48時点における版
日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲 | |
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ジャンル | 音楽番組・トーク番組 |
放送方式 |
生放送 (但し12月31日 - 1月3日深夜放送分を除く) |
放送期間 | 1968年11月19日 - |
放送時間 | 平日 27:00 - 29:00(火曜 - 土曜深夜 3:00 - 5:00、120分) |
放送局 | 文化放送 |
ネットワーク |
静岡放送、東海ラジオ 北日本放送、福井放送 ラジオ大阪、中国放送 |
パーソナリティ |
山田真以(火曜) 室照美(水曜) 佐藤千晶(木曜) 遠海まりこ(金曜) 小林奈々絵(土曜) |
提供 | 日野自動車 |
公式サイト | 公式サイト |
特記事項: 静岡放送・福井放送は4:00に飛び降り。 |
日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲(ひのミッドナイトグラフィティ はしれ!かようきょく)は、1968年11月19日に放送を開始した文化放送のラジオ番組である。2013年に放送開始45周年を迎えた長寿番組。
Contents
概要
現在の基本放送時間は火 - 土曜3:00 - 5:00(月 - 金曜27:00 - 29:00)となっている(2006年4月3日から)。 日曜未明(土曜深夜)に放送のあった2006年4月1日までは 火 - 日曜未明(月 - 土曜深夜)3:00 - 5:00に放送していた。放送上や実際の時間軸上では早朝番組扱いとなっているが、番組表(タイムテーブルやラ・テ欄)上は前日の深夜番組扱いとなっている。番組開始当初から1991年3月まで、オープニングのアナウンスは「深夜の国道 歌と話題で綴る…」と述べていた。
スポンサーは日野自動車(2001年にトヨタグループ入り)の一社提供である。深夜から早朝にかけて働く長距離運行トラック及び夜行高速バスの運転手(日野ファミリー)をメインターゲットに据えて、演歌を中心とした音楽のリクエストに応え、最新の曲が流れることも少なくない。
番組開始当初から1991年3月までは「日野ダイナミックスコープ」(ひのダイナミックスコープ)のサブ タイトルで、1991年4月より現行の「日野ミッドナイトグラフィティ」となった。
TBSラジオが同様のコンセプトで、1974年から2001年まで「いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ〜」[1]を制作した。ネット局はNRN単独局のうち、東名阪3局ネット[2]だった当番組に対し、JRN系列(クロスネット局を含む)の「歌うヘッドライト」の方が多かったが、放送時間短縮を経て先に終了している。日野自動車は元々、いすゞ自動車の前身であるヂーゼル自動車工業の日野工場から分離独立した同門企業である。
当初は週刊誌等に「演歌専門番組」と紹介される程にほぼ全編、演歌しか流さず、スタンダード・ナンバーから新譜、有名歌手から無名歌手まで演歌の見本市的な番組であったが、1990年頃から日曜日を中心にJ-POPを含めた歌謡曲全般がかかるようになる。入れ替わるように「歌うヘッドライト」はJ-POPと演歌を満遍なくかけていたジャンルを演歌に絞り込む。
出演者
当初は文化放送のアナウンサー、フリーアナウンサーが出演していたが、1980年に川中美幸が出演して以来、週1回程度(2回のときもある)演歌歌手がパーソナリティを務め、以後は松原のぶえ、村上幸子、坂本冬美、香西かおり、城之内早苗、大石円(まどか)、Gパン娘。(上杉香緒里、水田竜子、渡辺ひろ美(後の鹿島ひろ美))、市川由紀乃、大黒裕貴、南かなこ、杜このみが担当してきた。コーナー担当としては田川寿美(たがわ としみ)、多岐川舞子、瀬口侑希(せぐち ゆうき)、井上由美子も出演[3]。
近年は演歌歌手だけでなく、あさみちゆきや伊藤美裕などのようなポップス系歌謡曲の歌手がパーソナリティを務めるケースもある。
現在の出演者
- 火曜日 山田真以 (2014年4月1日 - )
- 「あなたのお耳の恋人」
- 水曜日 室照美 (2016年9月28日 - )
- 「早起きマーメイド」
- 木曜日 佐藤千晶 (2017年6月1日 - )
- 金曜日 遠海まりこ (2015年4月3日 - )
- 「夜明けのマリリン」
- 土曜日 小林奈々絵 (2010年4月10日 - )
- 「夜明けのプリティーウーマン」
ちなみに、木曜日担当だった杜このみが降板した2017年5月末以降、演歌・歌謡曲歌手は登板しておらず、同年6月に杜から引き継いだ佐藤以降のパーソナリティは、舞台を中心に活動する女優の遠海を除き、フリーアナウンサーである。
主な歴代パーソナリティ(演歌・歌謡曲歌手以外)
- 成田敦子
- 美川玲子
- 乾瑞恵 (いぬいみずえ・元文化放送アナウンサー)
- 落合恵子 (1968年番組開始から1970年3月まで。元・文化放送アナウンサー、退社後作家に専心)
- 兼田みえ子
- 小向真里子(元文化放送アナウンサー。1993年4月から9月まで担当。現在は西貝真里子の名前でQVCナビゲーターとして活躍)
- 芝尚子 (1989年4月から1993年9月まで 現在は『QVC』のナビゲーターで活躍)
- 丹羽孝子(元文化放送アナウンサー)
- 佐々木なほ子(元文化放送アナウンサー。土曜日深夜担当)
- 西条ゆり子
- 相馬宏美 (1993年10月から1999年3月まで『パネルクイズ アタック25』(朝日放送)の問題出題を担当)
- 神田陽子 (女流講談師)
- 長谷由子
- 竹谷英子 (1979年4月から1984年3月まで『おはようスタジオ』(テレビ東京)の司会。現・悪役商会社長)
- きうち玲子
- 山沢じゅん
- 山加朱美 (現・東京都議会議員)
- 細野早苗
- 平野文(1978年4月から1981年3月まで。ドライバーはもとより受験生に圧倒的人気があった。その後、同年10月テレビアニメうる星やつら』(フジテレビ)のラム役で声優デビュー)
- 筒井たか子 (一時期『ルックルックこんにちは』(日本テレビ)に出演していた)
- 戸田恵子
- 冨永みーな
- 渋谷琴乃
- 鈴木淑子 (競馬ジャーナリスト)
- 水谷加奈 (文化放送アナウンサー)
- 紀平真理
- 金子ひとみ
- 村上麻衣子(謎の美女『麻衣子』として開始当初はプロフィールなどを伏せていた。他日本テレビ系ルックルックこんにちは暮らしとエネルギーコーナー、テレビ朝日系ANNニュースレーダーなどに出演)
- 新山志保
- 尾崎由美
- 白沢みき (2000年 - 2003年3月まで「白沢みきのモーニングTOKYO」 (TOKYO MX) を担当。)
- 水井久美
- 大鹿貞子
- 宮内理恵
- 内山久美子
- 寺瀬めぐみ (現:寺瀬今日子)
- 松坂順子
- 鈴木純子 (文化放送アナウンサー 2006年3月に廃止された日曜版の最終パーソナリティ)
- 岩波理恵 (2003年4月 - 2010年3月31日)
- あさみちゆき (2008年4月 - 2010年4月1日)
- 中尾美穂 (2001年4月 - 2010年4月2日)
- 松井陽子 (2010年4月6日 - 2011年2月1日)
- 伊藤美裕 (2011年3月8日 - 2014年3月25日)
- 柚月美穂 (2010年4月9日 - 2014年3月28日)
- 神谷美伽 (2014年4月4日 - 2015年3月27日)
- 小池可奈 (1987年4月 - 1990年3月・1993年10月6日 - 2016年9月21日)
- マンスリー・パーソナリティ
- 2002年4月 - 9月には番組開始35周年記念企画と題して毎週木曜日(水曜日深夜)に「マンスリー・パーソナリティ」として、過去に担当したパーソナリティが1ヵ月ごとの交代出演で番組を担当した。自らのパーソナリティ時代のエピソードや番組の歴史などについて触れていた。
- 4月 水井久美
- 5月 神田陽子
- 6月 大石まどか
- 7月 寺瀬今日子
- 8月 金子ひとみ
- 9月 鈴木淑子
- 番組開始40周年記念スペシャル パーソナリティ
- 番組開始から40年目を迎えた2007年11月は番組開始40周年記念企画と題して、11月19日深夜から5日間、過去に同番組を担当したパーソナリティが日替わりで出演。出演当時の思い出を語ったり、放送開始からの39年間を当時の楽曲と出来事などで振り返ったりした。
- 11月20日(19日深夜) 大石まどか
- 11月21日(20日深夜) 紀平真理
- 11月22日(21日深夜) 筒井たか子
- 11月23日(22日深夜) 松原のぶえ
- 11月24日(23日深夜) 尾崎由美
1990年の村上幸子(同年7月没)、1997年の寺瀬めぐみ(現:寺瀬今日子)、1998年の新山志保(降板後の2000年2月没)、2004年の南かなこ がそれぞれ病気療養中で長期離脱中だったとき、あるいは現在のパーソナリティがドライブイン レポートやその他の所用などで出演できない場合、歴代パーソナリティや番組ゆかりの歌手がピンチヒッターとして、番組を担当した。レギュラーパーソナリティと一緒に歌手が「スペシャル パーソナリティ」として出演することもある。
- 番組開始50周年記念スペシャル パーソナリティ
- 番組開始から50年目を迎えた2018年は番組開始50周年記念企画と題して、毎月1回に有名芸能人がスペシャルパーソナリティを担当している。
番組内容
交通情報・天気予報
2005年4月以降は、3:20頃に交通情報と天気予報、4:03頃に交通情報を放送している。この時のジングルは、文化放送で使用しているものが、そのまま全国送出されている[4]。2015年12月5日までは交通情報は「No regret/スティーヴ・バラカット」、天気予報は「I'm sorry/スティーヴ・バラカット」を使用していたが12月8日分より文化放送で汎用されている新しいステーション・ソングのアレンジ版がそのまま使用されている。
突発の事故・事件が入った場合、スタジオに文化放送報道部(現:報道制作部)のキャスターが登場することがある。
交通情報は「主なハイウェイ情報」として、日本道路交通情報センターが各情報の10分前までにまとめたものを読み上げている。天気予報は、日本気象協会の協力で、全国の天気概況と番組ネット局(東京・静岡・愛知・富山・福井・大阪・広島)と札幌・仙台・新潟・高知・福岡・那覇の天気と気温・降水確率を読み上げている。
この番組での交通情報は、1991年以前は3時台、4時台に放送していたが、1991年から2005年3月以前は、交通情報は3時台のみだった。
以前は3時台にニュース・3時台と4時台にスポーツニュース[5]を放送したこともあった。
2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生したときは、この日のパーソナリティは登場せず番組自体も休止し、報道特番として放送した(ただし、番組内のCMはいつも通りだった)。さらに、東日本大震災が発生した2011年3月11日の深夜(3月12日早朝。担当は小林奈々絵)も休止し、報道特番となった(こちらは、番組内CMもカット)。
この交通情報と天気予報は、通常担当パーソナリティが伝えるが、杜このみが担当していた放送では、フリーアナウンサーの須藤悟(元FM青森アナウンサー)が交通情報と天気予報を伝えていた。
企画コーナー
- 1980年代には、当時のネット局である東海ラジオ、ラジオ大阪から入中の地域の話題をレポートするコーナーがあった。
- ドライブインレポート(随時実施) 各パーソナリティーや番組縁の歌手が全国各地の高速道路のドライブインやパーキングエリア、また各地の日野自動車販売店・支店などを訪れてその地域の特性豊かな情報を届けるとともにインタビューを受けたドライブインなどのスタッフの方からのリクエスト音楽をかける。ただし、諸般の事情によりここ数年はドライブインレポートは実施されていない。
- ドラパラ(放送全曜日3:30ごろ 2005年5月スタート) タイトルは「ドライバーズ・パラダイス」の略。内容は週ごとによって異なるが、番組のリスナーへの役に立つ情報や豆知識、番組推薦の新譜情報、また番組を聴いているドライバーからのリクエスト音楽や伝言メッセージの紹介、ドライブイン情報やそれに関連したクイズなどを放送している。なお2013年には、11月12日から12月7日まで、『あさひるばん ビギニング』(11月29日公開の松竹映画『あさひるばん』からのスピンオフドラマ、文化放送のみ再放送扱い)をこの時間に編成。放送日のパーソナリティが、本編(5分間)の前後にストーリーや設定を紹介していた。
- パーソナリティ企画(放送全曜日) 各曜日ごとにパーソナリティーの個性を活かした様々な企画を展開している。代表的なものには以下のものが挙げられる。
- 生歌コーナー(Gパン娘、大黒)
- 歌声喫茶「四ツ谷あかつき」(岩波、瀬口=隔週)
- 2006年7月の新社屋移転に伴い、「浜松町あかつき」に変更。
- 究極のエンタ道(南かなこ)
- 毎週1人(もしくは1組)のアーティスト等をピックアップし、エピソードとともに紹介するコーナー。
- 新譜ダイジェスト(小池 毎月1回・第1、または第2土曜日)
- 基本的には、新聞番組表掲載上の曜日で第1金曜日深夜に相当する日に行うため、1日が土曜日となった場合は8日未明(7日深夜)に放送する形となる
- 現在は「ドラパラ」内で毎月第1週目の各曜日毎に2曲〜4曲の割合で放送している
- ちゆきのポロロン宝石箱(あさみ)
- あさみちゆきに影響を与えた詩人や童話作家の作品を、彼女自身の朗読で届けるコーナー
- いつでも青春!探検隊(あさみ 毎月最終木曜日)
- 毎月異なるテーマをリスナーから募集し、紹介していくコーナー。上位入選作(いつでも青春大賞)は番組内で紹介する他、佳作などは彼女が所属するテイチクエンタテインメントHP内の「こぶしdeねっと」などに掲載されている。「走れ歌謡曲」・雑誌「歌の手帖」・テイチクエンタテインメントによる連動企画である。
- ラジオドラマ
- 「男と女歌謡人生模様」(新山→内山、大黒=隔週、この時は「黒木梨花」として)
- 「サタデーロマン→歌謡ロマン」(寺瀬 当初は毎週だったがのちに隔週に)
- 「演歌の風景」(寺瀬 隔週)
- 「連続ドラマ」(大石)
- 「宮内理恵のひとりごと」
- 「大阪ラジオ芝居」(井上)
- 「ものまねショートドラマ」(伊藤) - 伊藤美裕が、『サザエさん』、『巨人の星』、『魔法使いサリー』、『ドラえもん』、『ムーミン』、『仮面ライダー』などといったアニメ作品や特撮ドラマ作品の登場キャラクターの物真似をショートドラマ形式で披露する。
- 「連続ショートドラマ」(柚月)
- ZUN子シリーズ(鈴木純子)
- 「気象予報士ZUN子のお悩み相談」
- 「ZUN子先生の恋愛ホームルーム」
- 「実況ゲーム」
- 岩本勉のプロ野球+日本人メジャー予想&公表トーク
- 岩本の名調子とも言えるまいど!の一言を岩本と司会の松島茂が言ってスタートするこのコーナー。その年の 日本のプロ野球のセ・リーグとパ・リーグの両リーグと アメリカ合衆国の大リーグの両方を開幕前の3月には予想をトークする。順番は前年のパ・リーグの上位3チームから始まりセ・リーグの上位3チーム、パ・リーグの下位3チーム+予想、セ・リーグの下位3チーム+予想ときて最後はメジャー日本人と来て終わる(奇数年の場合/偶数年はセ上・パ上・セ下+セ予・パ下+パ予・メジャーの順となる)。ペナントレース中盤のオールスター前(7月)にも『中間検証』と称して行われる事もある。司会は松島茂が担当している。
- 文化放送・北日本放送で放送されている、岩本勉のまいどスポーツの告知も兼ねられている。
インフォマーシャル
中田譲治のナレーションによるインフォマーシャルが名物となっている[6]。あらゆる分野の雑学を月単位で語りかけて、必ず「〜なんですね」で終わるDJ風のナレーションが、リスナー&日野ファミリーの虜になっている。
インフォマーシャルは、3時台冒頭・4時すぎ・4時台終盤に3度放送しており、『歌うヘッドライト』とは違い3時台冒頭・4時台終盤のみ提供クレジットも兼ねている。(4時過ぎのインフォマーシャルは、最近『ドラパラ』の直後に放送時間が変更している)
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災[7])以降はこれが大幅に変化した。提供読みは切り離されて別のナレーションに変更された(後述)。
日野のコマーシャルが再開されて以降の提供読みは、各曜日のパーソナリティー、後に太田英明(文化放送アナウンサー)が担当し、コメントも「日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲 この番組は日野自動車がお送りします(しました)」に簡約化されていた。
2012年10月まで、インフォマーシャルは4時すぎの1回となり、エコドライブと整備点検を呼びかける内容が長期間放送され、中田が出演する頻度は激減した。同年11月から前項の各時間帯でインフォマーシャルを再開している。
2013年4月、3時台冒頭・4時台終盤の提供クレジット込みのインフォマーシャルが復活した。かつては、文化放送アナウンサーであったみのもんたもインフォマーシャルを行っていた。
年末の提供クレジット込みのインフォマーシャルは、最後に中田譲治が「今年1年『走れ!歌謡曲』をお聴きいただき、ありがとうございました。」と言っている年もある。
このインフォマーシャル、中田譲治のナレーションに加え、2006年頃から日野自動車の社員のコメントも折り込まれるようになっている。
3時台冒頭と4時台終盤のインフォマーシャルについて
中田譲治の「日野自動車は今、トータルサポート宣言」とナレーションした後、ダカールラリーに参加した各地の日野自動車ディーラーのメカニックが「○○日野、××のトータルサポート宣言です」から始まり、コメント終了後、中田譲治の「私たち日野自動車は……」から始まるナレーションをした後、3時台冒頭は「これから朝までの2時間は……この番組は……(中略)……トータルサポート日野の日野自動車がお送りします。」を流し、ジングルを挟んで1曲目に流れ、4時台終盤(4:50頃)は「さて、午前3時からお届けしてきた『走れ!歌謡曲』もそろそろお別れの時間です……この番組は……(中略)……トータルサポート日野の日野自動車がお送りしました。」で締め、エンディングにつながっている。
番組テーマ曲
番組テーマ曲は口笛ジャックの「口笛天国」[8]が使用されている。 1991年のサブタイトル変更時から2002年10月6日放送分までは、ポール・モーリア・グランドオーケストラ「(青春に乾杯)」が用いられたが、2002年10月6日以降は、再び「口笛天国」が使われ、現在に至る。ただ、生放送の「目指せ○○曲!オールリクエストウィーク」や、前年12月下旬に事前収録して放送する年始編成などの場合は、時間調整などのため、「青春に乾杯」がエンディングテーマに用いられる場合がある(後述)。
ネット局
全て火曜 - 土曜(月曜 - 金曜未明)に放送。
放送対象地域 | 放送局 | 放送時間 | 放送開始期間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | 文化放送(QR) | 3:00 - 5:00 (27:00 - 29:00) |
1968年11月19日 - | |
中京広域圏 | 東海ラジオ(SF) | 不明 - | ||
近畿広域圏 | ラジオ大阪(OBC)[9] | 1969年5月5日 - [10] | ||
広島県 | 中国放送(RCC)[9] | 1976年12月6日 - | ||
富山県 | 北日本放送(KNB) | 1989年1月2日 - | ||
静岡県 | 静岡放送(SBS) | 3:00 - 4:00 (27:00 - 28:00) |
2003年3月31日 - | |
福井県 | 福井放送(FBC) | 2007年4月2日 - |
地域局ごとのネット調整
- 2000年12月 - 2006年3月まで、BSデジタルラジオ・BSQR489で日曜未明(土曜深夜)以外の放送のディレイ放送が、平日19:00 - 21:00までの時間帯に行われていた。
- 東海ラジオでは、現在、旧走れ歌謡曲日曜未明(土曜深夜)枠にて自社制作の「松原敬生のシャレアップ歌謡曲」を2006年9月30日より放送している(2007年10月からは4:00開始となり、3時台は別番組となった)。
- 北日本放送(富山県)で番組ネットされるようになったのは、スポンサーである日野自動車と縁が深い大手運送会社・トナミ運輸の本社が富山県内にあることが理由だといわれている。
- 日曜日の放送が廃止されてから、NRN単独のQR、SF、OBCはそれぞれ2時間とも自社制作に、またクロスネットのKNB、SBS、RCCはそれぞれTBSラジオ&コミュニケーションズ(以下「TBSラジオ」と略)からのネット受けに切り替えられた。2013年3月のTBSラジオ番組終了後はRCCは自社制作へ切り替えた。なお、KNBは現在放送休止枠[いつから?]を設けている。
ラジオ大阪での放送
- 放送当初より東海ラジオとともに文化放送のネット受けをしており(ネット受けする前のローカル番組については前述)、現在もキー局と同様に、火 - 土曜未明(月 - 金曜深夜)3:00 - 5:00に放送している(但し前述の通り、ラジオ・チャリティー・ミュージックソンを始めた1976年より12月25日未明はローカル編成に差し替え)。
- 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災のため、翌18日より22日未明まで文化放送及びスポンサーの了解のもと、OBCのみ「がんばれ!神戸」に差し替えていた。このときのパーソナリティは当番組のOGである紀平真理だった。
- 2001年10月2日未明より2013年3月31日まで、ラジオ大阪(OBC)ではTBSラジオ制作、創価学会提供の「あなたへモーニングコール(通称「あなモニ」)」を、他のネット局より1時間遅れ(全曜日5:00 - 6:00)で放送していた。これは、JRN加盟局で2001年9月まで放送されていた、いすゞ自動車提供の『歌うヘッドライト』をネットしていた毎日放送(MBS)は創価学会(聖教新聞を含む)がスポンサーを担っている番組・CMを一切流さない方針を打ち出していた[11]ため、同じくJRN加盟局である朝日放送 (ABC) は番組編成上によりネットされていないことにより、TBSラジオがJRN非加盟局のOBCに(番組セールスという形で)ネットを打診したものと思われる[12]。これによりラジオ大阪は、他地域では「走れ-」の裏番組であり、しかもかつて同種の番組を流していた枠の番組を、「走れ-」直後に放送することとなった。なお、MBSは2008年9月30日より、火 - 金曜日の3時台に(新聞上では前日深夜扱い)JRNの「JUNK ZERO」[13]をネット受けをしている。「あなモニ」終了によりラジオ大阪では自社制作番組を5時台からの放送に拡大している。"「大阪放送#JRN・RFとのネット」および「MBSラジオ#番組編成の特徴」"
- また、旧日曜日枠の3時台に「テイチク・ミッドナイト歌謡曲」を2006年4月16日から、4時台に「まもなく夜明け 米朝事務所です」を同年5月28日から放送していたが、「まもなく-」は2008年、「テイチク-」は2011年の共に3月で放送を終了した。次番組は3時台が「中村こずえのサウンドピクチャー」(ニッポン放送制作)、4時台が「ソングトレイン1314」→「OBCミュージック・アベニュー」(フィラー番組)である。
静岡放送と福井放送の番組ネット
- 静岡放送(SBS)は2003年4月1日放送分から、福井放送(FBC)は2007年4月3日放送分から、それぞれ3:00から4:00までの1時間に限りネットを開始した。なお2社ともにこの番組のネット開始前までは、JRNの同時刻の番組を同時またはテープネットにて放送していた(SBSは『JUNK』(TBSラジオの24時台)終了まで、FBCは『JUNK2』放送途中の2007年3月まで)。
- この2社では『あなモニ』のネットスポンサー(創価学会)との契約上の都合もあり、4時までに放送を切り上げる。そのため、番組では3:55頃から1曲音楽をかけ、それをバックに「静岡放送、福井放送でお聞きの方とはこの曲でお別れになります…」という主旨のアナウンスを、各曜日のパーソナリティが行うようになっている。また、静岡・福井のリスナーからのメッセージはなるべくこれまでに扱うようにしている。
- 放送を終える方法として典型的な【飛び降り】が用いられており、3時59分に曲の途中でフェードアウトして終了する。この際、放送局から告知や提供アナウンスは挿入されず、そのままスポットCM・時報ののち『あなモニ』へ接続する。
- なおSBSは“日曜版”のみ、『あなモニ』を日曜に限りネットせず、2006年3月の放送終了まで2時間フルネットしていた。
- 『あなモニ』が2013年3月31日をもって放送終了し、2013年4月 - 2015年3月は、両局とも『ラジオ・パープル』[14]、『東京ポッド許可局』[15]をそれぞれ放送していた。2015年3月31日から両局ともに『Fine!!』の4時台に飛び乗っている。
年始の特別編成
2003年まで毎年1月1日(元日)放送は全曜日パーソナリティーと番組に縁の深い歌手、レコード会社、スポンサーの日野自動車の関係者らが総出演し生放送で歌手の歌を披露する特別版として放送されていた。また、関東地区のみこの日だけ2:00から放送していた。また、2001年のように、元日が月曜日の時はネット局では放送がなかった。
年始(2003年までは1月2日、2004年以降は1月1日から4日頃まで)放送分は、原則として撮って出し(前年末に予め通常放送時間の118分に合わせて収録したものをそのまま生放送に準じた形式でオンエアする)という形で放送される。1月5日(5日が土曜日の場合は翌週火曜の8日)より通常の生放送になる。ただし、2013年は、1月5日が土曜日であったものの、翌週火曜の8日よりではなく、5日より通常の生放送となっている。
当該日の放送は録音放送のため、3時台の交通情報と天気予報、4時台の交通情報、スポーツニュース並びに番組内でのメールによるリクエスト告知がない。エンディングが前述のとおり放送時間を調整するため、「青春に乾杯」になっている。
- 2003年以降の録音放送日
- 2003年 1月 2日(木) - 5日(日)
- 前年12月31日(火)まで通常放送、1月1日(水)は前述の生放送特番、1月7日(火)より通常放送。
- 2004年 1月 1日(木) - 4日(日)
- 前年12月31日(水)まで通常放送、1月6日(火)より通常放送。
- 2005年 1月 1日(土)・2日(日)・4日(火)
- 前年12月31日(金)まで通常放送、1月5日(水)より通常放送。
- 2006年 1月 1日(日)・3日(火) - 8日(日)
- 前年12月31日(土)まで通常放送、1月10日(火)より通常放送、日曜は2回分録音で最初の生放送は15日。
- 2007年 1月 2日(火) - 6日(土)
- 前年12月30日(土)まで通常放送、1月9日(火)より通常放送。
- 2008年 1月 1日(火) - 5日(土)
- 前年12月29日(土)まで通常放送、1月8日(火)より通常放送。
- 2009年・2015年 1月 1日(木) - 3日(土)
- 前年12月31日(水)まで通常放送、1月6日(火)より通常放送。
- 2010年・2016年 1月 1日(金)・2日(土)
- 前年12月31日(木)まで通常放送、1月5日(火)より通常放送。
- 2011年 1月 1日(土)・4日(火)
- 前年12月31日(金)まで通常放送、1月5日(水)より通常放送。
- 2012年・2017年 1月 3日(火)・4日(水)
- 前年12月31日(土)まで通常放送、1月5日(木)より通常放送。
- 2013年 1月 1日(火) - 4日(金)
- 前年12月29日(土)まで通常放送、1月5日(土)より通常放送。
- 2014年 1月 1日(水) - 4日(土)
- 前年12月31日(火)まで通常放送、1月7日(火)より通常放送。
- 2017年5月11日 (木)
- パーソナリティの杜このみの体調を考慮しての前日の収録。但し、交通情報と天気予報は生放送。
- 2018年1月2日(火)・3日(水)
- 前年12月30日(土)まで通常放送、1月4日(木)より通常放送。
番組発のCD・歌手
- 2002年に放送開始35周年を記念した企画としてこの34年間のヒット曲を収録したアルバム「走れ!!歌謡曲〜プラチナ編〜」「同〜シルバー編〜」を発売した。これは小池、水井、金子、鈴木(淑)の4人の歴代パーソナリティーが当時の世相背景や番組の歴史を描きながら当時のヒット曲を収録した。更にその中から要望の多かった演歌に特化したアルバム「走れ!!歌謡曲・演歌スペシャル編〜あなたの十八番〜」がその後発売された。
- また、番組35周年記念ヴォーカリストオーディションでグランプリを獲得した井上が2003年1月に演歌歌手としてデビューを果たした。その後、毎週火曜日未明のコーナーレギュラーを経て、2006年4月4日早朝放送分から火曜日(のちに木曜日担当にスライド)のメインパーソナリティーとして出演中である(2007年3月27日放送分までは鈴木(純)と二人で担当)。
- 2004年11月には「夜明けの惑女。(マドンナ)」と題した4人組のユニット(番組メインパーソナリティーの中尾、岩波、小池、鈴木(純)で結成)が「キツネとタヌキ」(岩波を除く3人が歌唱)、カップリング「振りむかないわ」(岩波のソロ歌唱)で歌手デビューしている[16][17]。
- 2007年に放送開始40周年を記念した企画として、過去39年間のヒット曲を収録したアルバム「走れ!歌謡曲〜スーパーデラックス〜」「同〜ベスト・トラックス〜」を発売。前述の「プラチナ編」「シルバー編」同様、筒井・尾崎・小池・紀平の歴代パーソナリティー4人が、放送当時の時代背景や番組の歴史などを織り交ぜながら、番組に寄せられたリクエストの中から最も多く寄せられたリクエスト頻度の高い70曲以上を選曲・収録している。
- 番組発の歌手とは違うが、2011年3月8日早朝放送分から火曜日早朝のレギュラーパーソナリティーを担当している伊藤は、本番組のパーソナリティー就任から約1ヶ月半後の同年4月20日に、「六本木星屑(スターダスト)」で歌手(日本コロムビア創立100周年記念歌謡曲アーティスト)として正式デビューしている[18]。
脚注
- ↑ 「歌うヘッドライト」の前番組は「パック・イン・ミュージック」の第2部である。
- ↑ 1974年時点のネット局は文化放送、東海ラジオ、ラジオ大阪のみである。
- ↑ 井上由美子はこの中では唯一、火曜日のパーソナリティに昇格している。井上は後に曜日変更で、木曜日のパーソナリティにスライドしている
- ↑ みのもんたのウィークエンドをつかまえろも同様の送出をしている。
- ↑ 最初はパーソナリティーが担当したが、その後は報道記者・アナウンサーが担当した。
- ↑ かつての『歌うヘッドライト』でも3時台冒頭・4時台終盤にインフォマーシャルを流していた。
- ↑ 日野自動車は同年4月22日まで提供を自粛した
- ↑ 日野自動車テレビCMの他に2011年2月からキリンビール「キリン濃い味」CMソング、「柳原可奈子のワンダフルナイト(ニッポン放送)」エンディングテーマなどに使用される。
- ↑ 9.0 9.1 ラジオ大阪と中国放送は、ラジオ・チャリティー・ミュージックソン(ニッポン放送)のある12月25日朝(12月24日深夜)の放送は無い。
- ↑ 『上岡龍太郎 話芸一代』青土社、2013年 25項に、1968年11月4日 - 1969年5月3日 月 - 土 26:30 - 29:00(火 - 日 2:30 - 5:00)の記述あり。
- ↑ この方針は2009年春の番組改編を機に改められたようだが、MBSの番組編成上(4:55からカトリック教会の番組「心のともしび」を放送しているため)、放送されていない。なお、毎日放送(テレビ、ラジオともに)が創価学会(聖教新聞を含む)がスポンサーを担っている番組とCMの一切を流さなかった時期であっても、公明党と創価学会系列の学校教育機関(創価大学など)に関しては、CMの出稿(放送)の受け入れを認めている。特に、国政選挙運動期間中の公明党のCMは法解釈上政見放送や選挙公報と同様の扱いを受け、局側の都合だけでは事実上拒否できないこともあって一般企業と同じ有償扱いで受け入れを認めている。
- ↑ このために番組そのものは、同時パッケージ方式の録音番組となっている。
- ↑ 現在(2010年4月 - )はミュージックナビ〜昨日と今日との交差点〜
- ↑ 『ラジオ・パープル』は、月曜 - 金曜の全曜日に放送していたが、2015年3月30日をもって終了した。
- ↑ 『東京ポッド許可局』は土曜日にそれぞれ放送していたが、福井放送は2015年3月28日をもって終了し、静岡放送は土曜日深夜3時に枠移動した。
- ↑ 「振りむかないわ」は岩波による再録音版が2010年3月に発売されている
- ↑ また、岩波は、本番組のレギュラーパーソナリティー卒業後の2012年2月に、「こころ、こわれそう」でメジャー歌手としてデビューしている
- ↑ なお、伊藤は、歌手デビュー、ならびに、本番組のパーソナリティー就任前の2010年10月から、NRN加盟各局でプロ野球のオフシーズンの平日の21時台に放送されている日替わりの帯番組『ラジオアミューズメントパーク』枠のうち、北日本放送と北陸放送のみで放送される月曜日の番組において、初めてラジオのレギュラー番組(「伊藤美裕のジユウケンキュウ」)のパーソナリティーを(翌2011年3月まで)務め、歌手デビューから約半年後の2011年10月から2012年3月までの半年間についても、本番組のレギュラーパーソナリティーを担当しつつ、同じく『ラジオアミューズメントパーク』枠の北日本放送と北陸放送のみで放送される月曜日の番組(「伊藤美裕のミユラボ」)のレギュラーパーソナリティーを務めた。
関連項目
- 新世紀歌謡大行進 (BSQR489 2000年12月 - 2004年9月)
- いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ〜
外部リンク
文化放送 火曜 - 土曜3:00 - 5:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
26:10 - 28:30:東京ミッドナイト
28:30 - 29:00:モーニングポップス |
走れ!歌謡曲
|
-
|
文化放送 日曜3:00 - 5:00枠 | ||
27:00 - 28:00:ダンディコーナー
28:00 - 29:00:モーニングジョッキー |
走れ!歌謡曲
(1968.11.23 - 2006.4.1) |