イエメン人民民主共和国
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イエメン人民民主共和国(イエメンじんみんみんしゅきょうわこく、العربية: جمهورية اليمن الديمقراطية الشعبية, ラテン文字転写: Jumhūrīyyat al-Yaman ad-Dīmuqrāţīyyah ash-Sha'bīyyah)、通称南イエメン(みなみイエメン)は、1967年にイギリスから独立した国。独立当初の国名は南イエメン人民共和国(みなみイエメンじんみんきょうわこく、العربية: جمهورية اليمن الجنوبية الشعبية, ラテン文字転写: Jumhuriyat al-Yaman al-Janubiya al-Sha`biya)。首都はアデン。
イエメン全土のうち東部を領有していたが首都のアデンがもう一つのイエメンであるイエメン・アラブ共和国の首都サナアのほぼ真南に位置したことから南イエメンを当初の国号としていた。
イエメン社会党の一党独裁体制によるアラブ世界初の社会主義国で、中東やインド洋におけるソビエト連邦の足場だったが、冷戦終結で経済的に行き詰まり、1990年5月22日に北イエメンと統合して現在のイエメン共和国となった。
1994年に南側の再分離独立を求めるイエメン内戦が起きたが鎮圧された。
関連項目
- ハドラミー
- イエメン・アラブ共和国(北イエメン)
- 分断国家