大分三好ヴァイセアドラー
大分三好ヴァイセアドラー | |
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原語表記 | 大分三好ヴァイセアドラー |
ホームタウン | 大分県 |
クラブカラー | 黒、白 |
創設年 | 1996年 |
所属リーグ | V.LEAGUE Division1 |
チーム所在地 | 大分県大分市 |
体育館所在地 | 大分県大分市 |
代表者 | 三好博 |
監督 | 小川貴史 |
ホームページ | 公式サイト |
大分三好ヴァイセアドラー(おおいたみよしヴァイセアドラー、Ohita Miyoshi Weisse Adler)は、大分県大分市を本拠地とする男子バレーボールチーム。2018年7月現在、V.LEAGUE Division1(V1リーグ)に所属している。
Contents
概要
母体は三好内科・循環器科医院であり、1996年開業と同時に創部[1]。2004年V1リーグ(現・Vチャレンジリーグ)昇格。2006年V・プレミアリーグ初昇格。
チーム名は、地域から愛されるチームを目指し、大分がつけられている。また、「ヴァイセアドラー(Weisse Adler)」とはドイツ語で「白いワシ」の複数形であり、「鷲」は威厳と力強さの象徴。日本の医学発展においてドイツから学んだことが多く、チーム名にドイツ語を入れることは医療チームならではである[1][2]。
練習場は大分市内のTOTO体育館。一部練習見学可能になっている。
サポーターズクラブ(ファンクラブ)が設立されている[3]。また、地元企業を中心に多くの企業もオフィシャルサポーターとなっている[4]。
沿革
発足からプレミアリーグ昇格まで
1996年、現在は部長兼チームドクターも務める三好博が大分市に三好内科・循環器科医院を開業した際に、バレーボール部「三好循環器科EKG」を発足。「EKG」は「エーカーゲー」と読み、心電図を意味する。のちに「三好循環器科EKG大分」に変更。発足当初は9人制であり、准看護師を目指していた津曲勝利が在籍していた時期もあった(1999年サントリーサンバーズに移籍)[5]。のちに6人制となった。
看護師や病院受付事務等の選手がほとんどを占め、練習時間が限られる中、2004年に地域リーグに初参戦し、いきなり初優勝を果たす。V1リーグ(現・Vチャレンジリーグ)出場決定入替戦でも連勝し、同年にV1リーグ昇格。2004/05シーズンの第7回V1リーグでは7勝7敗の5位。しかし、2005/06シーズンの第8回V1リーグで初優勝。入れ替え戦に敗れ自力でのVリーグ(現・Vプレミアリーグ)への昇格はならなかったが、入れ替え戦の相手だった旭化成スパーキッズの休部を受け、2006年7月24日に繰り上げ昇格。九州からのトップリーグ男子参戦は1997年に廃部となった住友金属ギラソール以来9年ぶり。プレミアリーグ(Vリーグから名称変更)昇格に伴い、チーム名を現チーム名に変更。プレミアリーグ参戦にあたり、休部した旭化成スパーキッズから、選手兼任監督の増成一志、南克幸ら3選手を迎え強化を図った。
プレミアリーグ参戦(2006/07シーズン〜)
初参戦した2006/07プレミアリーグでは、開幕以来連敗を喫していたが、2月11日にパナソニック・パンサーズから念願の初勝利を挙げ、連敗を12で止めた。結果的に2勝26敗の最下位で終わったが、入れ替え戦でチャレンジリーグ1位のFC東京に連勝し、プレミア残留を決めた。2007/08プレミアリーグも2勝止まりの最下位で終わったが、またしても入れ替え戦でFC東京に連勝しプレミア残留を決めた。
2008/09プレミアリーグでもなかなか勝てず、3勝25敗と最下位を抜け出せなかった。2009年4月、チャレンジマッチ(入れ替え戦)でFC東京と対戦。第1戦にストレートで敗れ、第2戦で第1セットを落としたため、この時点でセット率でチャレンジリーグ降格が決まった(第2戦は3-1で勝利)。しかし、NECブルーロケッツの休部を受け2009年7月8日に繰り上げ再昇格した。
2009/10プレミアリーグは4勝24敗で自己最高の7位となったものの、チャレンジマッチ出場となったが、富士通を破り残留。2010/11シーズンは3勝止まりの最下位だったが、東日本大震災の影響でチャレンジマッチが中止となり、そのままプレミア残留となった。
2011/12シーズンも最下位となり、チャレンジマッチでつくばユナイテッドSun GAIAと対戦。第1戦をセットカウント1-3で落として追い込まれる。しかし、第2戦をストレートで勝利し、セット率でチャレンジリーグ降格を逃れた。
チャレンジリーグ降格(2012/13シーズン〜)
2012/13シーズンは自己最高の5勝を挙げるものの最下位で終わり、チャレンジマッチ出場でジェイテクトSTINGSと対戦。第1戦をストレートで勝利し優位に立つも、第2戦でストレート負けを喫し、得点率でかわされてチャレンジリーグ降格となった[6][7]。
2013/14シーズンはチャレンジリーグ準優勝[8]。2014/15シーズンはチャレンジリーグで優勝し[9]、FC東京とのチャレンジマッチに臨んだが、2敗に終わりプレミアリーグ昇格はならなかった[10]。また、2016/17シーズンもV・チャレンジリーグIで優勝し、再びFC東京とのチャレンジマッチに臨んだが、またしても2敗に終わり昇格はならなかった[11]。
成績
主な成績
- 優勝 なし
- 準優勝 なし
- チャレンジリーグ、チャレンジリーグI(実業団リーグ/V1リーグ)
- 優勝 なし
- 準優勝 なし
- 国民体育大会成年男子(6人制)
- 優勝 1回(2008年)
年度別成績
大会名 | 順位 | 参加チーム数 | 試合数 | 勝 | 敗 | 勝率 | |
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V1リーグ | 第7回 (2004/05) | 5位 | 8チーム | 14 | 7 | 7 | 0.500 |
第8回 (2005/06) | 優勝 | 8チーム | 14 | 11 | 3 | 0.786 | |
V・プレミアリーグ | 2006/07シーズン | 8位 | 8チーム | 28 | 2 | 26 | 0.071 |
2007/08シーズン | 8位 | 8チーム | 28 | 2 | 26 | 0.071 | |
2008/09シーズン | 8位 | 8チーム | 28 | 3 | 25 | 0.107 | |
2009/10シーズン | 7位 | 8チーム | 28 | 4 | 24 | 0.143 | |
2010/11シーズン | 8位 | 8チーム | 24 | 3 | 21 | 0.125 | |
2011/12シーズン | 8位 | 8チーム | 21 | 3 | 18 | 0.143 | |
2012/13シーズン | 8位 | 8チーム | 28 | 5 | 23 | 0.179 | |
V・チャレンジリーグ | 2013/14シーズン | 準優勝 | 11チーム | 20 | 17 | 3 | 0.850 |
2014/15シーズン | 優勝 | 12チーム | 22 | 19 | 3 | 0.864 | |
V・チャレンジリーグI | 2015/16シーズン | 準優勝 | 8チーム | 21 | 18 | 3 | 0.857 |
2016/17シーズン | 優勝 | 8チーム | 21 | 18 | 3 | 0.857 | |
2017/18シーズン | 準優勝 | 8チーム | 21 | 15 | 6 | 0.714 | |
V・LEAGUE Division1 | 2018/19シーズン |
選手・スタッフ
選手
バレーボールの ポジション |
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表・話・[ 編]・[ 歴] |
背番号 | 名前 | シャツネーム | 国籍 | P | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2 | 小松柾 | KOMATSU | 日本 | S | |
3 | 阿部領太 | ABE | 日本 | WS | |
4 | 勝将哉 | KATSU | 日本 | WS | |
6 | 上前仁 | UEMAE | 日本 | L | |
7 | 松尾敬介 | MATSUO | 日本 | L | |
8 | 石垣公也 | ISHIGAKI | 日本 | WS | |
9 | 林一壽 | HAYASHI | 日本 | MB | |
10 | 浜崎勇矢 | HAMASAKI | 日本 | S | |
11 | 辻口智也 | TSUJIGUCHI | 日本 | L | |
12 | 石橋克哉 | ISHIBASHI | 日本 | WS | |
16 | 濱本豊 | HAMAMOTO | 日本 | WS | |
17 | 島崎征士郎 | SHIMASAKI | 日本 | WS | |
18 | 高山伸悟 | TAKAYAMA | 日本 | MB | 主将 |
19 | 辻口泰地 | T.TSUJIGUCHI | 日本 | WS | |
22 | 藤岡諒馬 | FUJIOKA | 日本 | S | |
23 | 藤田裕城 | FUJITA | 日本 | MB | |
24 | 米田亘希 | KOMEDA | 日本 | WS |
スタッフ
役職 | 名前 | 国籍 |
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部長 | 三好博 | 日本 |
副部長 | 坂口嘉彦 | 日本 |
監督 | 小川貴史 | 日本 |
コーチ | ポール・ムレイ | ジンバブエの旗 ジンバブエ |
コーチ | 小林尚登 | 日本 |
トレーナー兼通訳 | 永田雅彦 | 日本 |
広報兼マネージャー | 井上幸子 | 日本 |
応援団長 | 清水淳一 | 日本 |
在籍していた主な選手
- 南克幸
- 前村直樹
- 井上裕介
- 神田聖馬
- 増成一志
- 小西健太郎
- 森岡晃太郎
- 高橋和人
- 浜崎勇矢
- 橘裕也
- 中島悠樹
- 舩越満
- フィリップ・マイヨ
- デニス・オンソム
- ジェームス・オンテレ
- マイケル・キロリオ・チェモス
- ヤカン・グマ
関連項目
脚注
- ↑ 1.0 1.1 “沿革”. 大分三好ヴァイセアドラー. . 2013閲覧.
- ↑ “チーム概要”. Vリーグ機構. . 2013閲覧.
- ↑ “ファンクラブ入会のご案内”. 大分三好ヴァイセアドラー. . 2013閲覧.
- ↑ “オフィシャルサポーター”. 大分三好ヴァイセアドラー. . 2013閲覧.
- ↑ “2004アテネオリンピック・バレーボール世界最終予選 インタビュー”. フジテレビ (2004年4月19日). . 2013閲覧.
- ↑ “2012/13V・チャレンジマッチ(入替戦) 試合結果のお知らせ”. Vリーグ機構 (2013年4月7日). . 2013閲覧.
- ↑ “男子・ジェイテクトSTINGS、女子・日立リヴァーレ V・プレミアリーグ昇格決定”. Vリーグ機構 (2013年4月25日). . 2013閲覧.
- ↑ 2013/14V・チャレンジリーグ男子 最終結果 Vリーグ機構、2014年3月30日
- ↑ 2014/15V・チャレンジリーグ男子大会 最終結果のお知らせ Vリーグ機構、2015年3月15日
- ↑ 連敗昇格逃す 果敢な攻撃、無念 大分合同新聞、2015年3月30日
- ↑ 連敗、昇格逃す ヴァイセアドラー 大分合同新聞、2017年3月13日
- ↑ 12.0 12.1 “チーム登録選手”. Vリーグ機構. . 2017閲覧.
- ↑ 13.0 13.1 “プロフィール”. 大分三好ヴァイセアドラー. . 2017閲覧.