御復活のラウレンシオ
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御復活のラウレンシオ | |
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生誕 |
1614年?月?日 フランス・ロレーヌ州 ヘリメニル |
死没 |
1691年2月12日 フランス・パリ |
職業 | カルメル会修道士 |
御復活のラウレンシオ(Laurent de la Résurrection、1614年-1691年2月12日)は、カルメル会の修道士。英名はブラザー・ローレンス(Brother Lawrence)。神の臨在の中に生きた。『神の臨在の実践』『神の現存の体験』の著書で知られる。本名は、ニコラ・ヘルマン(Nicolas Herman)[1]。
来歴
1614年、ニコラ・ヘルマンはフランスのロレーヌ州、ヘリメニルに生まれる。当時ロレーヌ州は戦時下であったためヘルマンも軍人となる。21歳の時、30年戦争でのスウェーデンとの戦いで負傷し、軍職を退く。(1635年8月10日から10月17日の間とされる。)この出来事により、ヘルマンは神に身を捧げることを考えるようになる。1640年にパリにある跣足カルメル修道会に入会する。2年間の修練期を経て、1642年8月14日に修道誓願を立てる。ラウレンシオは、料理や靴製造など身分が低い仕事をしながら神の現存を体験した。1691年2月12日の午前9時、フランスのパリで死去(77歳)[2]。
ラウレンシオの死去後、彼の信仰に感銘を受けたノアイユ枢機卿代理ヨセフ・ド・ボーフォールが談話と手紙を集めて『神の臨在の実践』を出版した[3]。プロテスタントにも影響を与え、ジョン・ウェスレーとエイデン・トウザーが紹介した。『神の現存の体験』は複数の言語で出版されている[4]。
訳書
- 『敬虔な生涯(ふだんの生活の中におられる神)』 栗原督枝訳、CLC出版、ISBN 9784879374011。
- ラウレンシオ修士『神の現存の体験』 東京女子跣足カルメル会訳、ドン・ボスコ社、新装版第2刷、2016年10月1日。151頁。ISBN 978-4-88626-045-1。
- ブラザー・ローレンス『神の聖前に在る修練』小原妙子訳、教養文庫
- 『神とともなる霊的生活』
脚注
- ↑ Brother Lawrence of the Resurrection (1614-1691) Boston Carmel
- ↑ 『神の現存の体験』東京女子跣足カルメル会訳、2016年。3-10頁。
- ↑ Frère Laurent, sa vie Le Carmel en France
- ↑ 『神の現存の体験』東京女子跣足カルメル会訳、2016年。11頁。