1978年中華民国総統選挙

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テンプレート:台湾の政治 1978年中華民国総統選挙(ちゅうかみんこくそうとうせんきょ)は1978年3月21日に実施された中華民国の総統選挙。

概要

選挙方式は選挙により選出された中華民国国民大会代表(国大代表)を通して投票される間接選挙であった。投票は台北陽明山の中山楼で行われ、副総統選挙も同時に実施された。副総統選挙は総統選挙と独立集計され、現在のように総統と副総統の候補者が一括して選挙戦を行うものではなかった。

投票の結果、中国国民党候補者である蒋経国が1,308票を獲得し第3代中華民国総統に就任した。翌日に行われた副総統選挙では国民党の謝東閔が台湾出身者として初めて当選している。

時代背景

1978年、蒋介石の死去に伴い臨時総統に就任した厳家淦の強い推薦により蒋介石の息子である蒋経国が総統選挙に立候補した。蒋経国は既に行政院院長国民党主席を兼任しており蒋介石からの権力継承としての性格を強く出している。この権力継承にあたり、外省人である蒋経国は、本省人の感情を緩和すべく台湾出身で当時台湾省省主席であった謝東閔を副総統候補に指名し、台湾出身者の政治参加の契機を創出している[1][2]

選挙情勢

候補者 政党 得票数 当選
得票数 得票率
総統 蒋経国 中国国民党 1,184 94.87% 當選
副総統 謝東閔 中国国民党 941 75.4% 當選


備考

関連項目

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