「風が強く吹いている」の版間の差分
(→寛政大学) |
細 (1版 をインポートしました) |
(相違点なし)
|
2018/12/28/ (金) 19:35時点における最新版
風が強く吹いている | |
---|---|
ジャンル | スポーツ(駅伝) |
漫画 | |
原作・原案など | 三浦しをん |
作画 | 海野そら太 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊ヤングジャンプ 月刊ヤングジャンプ |
レーベル | ヤングジャンプ・コミックス |
発表号 | 週刊:2007年46号 - 2008年32号 月刊:2008年9月号 - 2009年12月号 |
巻数 | 全6巻 |
アニメ | |
原作 | 三浦しをん |
監督 | 野村和也 |
シリーズ構成 | 喜安浩平 |
脚本 | 喜安浩平 |
キャラクターデザイン | 千葉崇洋 |
音楽 | 林ゆうき |
アニメーション制作 | Production I.G |
製作 | 寛政大学陸上競技部後援会 |
放送局 | 日本テレビほか |
放送期間 | 2018年10月 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 映画・漫画・アニメ |
ポータル | 文学・映画・漫画・アニメ |
『風が強く吹いている』(かぜがつよくふいている)は、三浦しをんによる、箱根駅伝を舞台にした日本の小説。2006年9月22日に新潮社より刊行。新潮文庫より文庫版も刊行されている。
2007年の漫画化、ラジオドラマ化を皮切りに、2009年1月に舞台化、同年10月31日に実写映画化、2018年にテレビアニメ化されるなど、各メディアで取り上げられている。
2010年、第1回ブクログ大賞文庫本部門大賞を受賞。
Contents
ストーリー
- 自らが引き起こした不祥事により、部活を辞めることを余儀なくされた、天才ランナー・蔵原走(カケル)は、夜道を走っていた。自らの脚を万引きの道具として活かし、逃れるために。そこに偶然通りかかった、かつて強豪校で走っていた手負いのランナー・清瀬灰二(ハイジ)は、その走りに魅了され、自転車でカケルを追いかけ、こう問う。「走るの好きか」と――。
- その問いに脚を止めたカケルに対し、ハイジは、自らが学生の食事を作り生活面を管理している、格安学生寮の竹青荘(通称・アオタケ)に勧誘する。他に行くあてもなく、カケルが向かったアオタケでは、漫画オタクの美形、運動経験のない黒人、モテることを夢見る瓜二つの双子、争いごととは無縁な好青年、司法試験合格済みの秀才、ヘビースモーカーな25歳、就活に勤しむクイズ王と、個性豊かな面々がそれぞれの大学生活を謳歌していた。
- そんな彼らが集う、カケルの歓迎会で、ハイジは高らかに宣言する。「ここにいる10人で箱根駅伝を目指す」と。実はアオタケは、ハイジが箱根駅伝を目指すための「寛政大学・陸上競技部錬成所」であったのだ。騙された、と抗議をする住人に対し、ハイジは彼らの心理を、時に巧みに、時に強引に掌握し、箱根駅伝を本気で目指すために突き進んでいった。
- アオタケの住人は、大半が陸上素人ではあったが、トレーニングをしていくうちに各々の長所を伸ばし徐々に力をつけていく。それに対し、カケルは当初なし崩しに付き合ってはいたものの、箱根駅伝出場については本気に捉えておらず、住人との温度差を埋めきれずにいた。
- そして初めての予選会で、大学陸上長距離界のトップ・藤岡一真の走りを見せつけられた上、箱根への道のりの険しさを突きつけられ、焦って住人と衝突するカケル。そんなカケルに対し、ハイジはある言葉を投げかける。
- こうして幾多の衝突を繰り返しながらも、住人たちは絆を育み成長していく。果たしてアオタケの10人は、箱根駅伝に出場し、天下の険に辿り着くことはできるのか――。
登場人物
寛政大学
架空の大学で、小田急線・祖師ヶ谷大蔵駅と成城学園前駅、京王線・千歳烏山駅が最寄り駅という設定。
- ハイジ(清瀬灰二・キヨセハイジ)
- 声 - 野島健児(ラジオ)、豊永利行(アニメ)[1] / 演 - 黄川田将也(舞台)、小出恵介(映画)
- 文学部4年生。第10区走者。本作の主人公であり駅伝チームの主将。陸上競技部の寮である「竹青荘(ちくせいそう、通称:アオタケ)」での食事や掃除、その他の雑用をはじめ、陸上部員の健康管理やトレーニングメニューなどを仕切っている。人の心を操るのが上手で、アオタケの住人からは「鬼」「詐欺師」と形容されることも。基本穏やかな性格であるが、時に厳しく部員を鼓舞するリーダーシップの持ち主。誰よりも部員達の事考え、チームとしてのバランスを取ろうとする。また、大家である田崎の飼い犬であるニラの世話もハイジがしている。
- かつては強豪・出雲中央高校(漫画では出雲一高)の高校1年生で、5000mを14分10秒台で走る、エリートランナーだった。しかし練習中に脚に違和感を覚えるようになり、監督であった父に相談することもできず、結果右膝を剥離骨折し手術を経験している。
- カケルの走りを偶然目にし、その走りに魅せられたことによりアオタケに勧誘し、揃った住人を率いて、たった10人で箱根駅伝を目指そうとする。
- カケル(蔵原走・クラハラカケル)
- 声 - 今井翼(ラジオ)、大塚剛央(アニメ)[1] / 演 - 和田正人(舞台)[2]、林遣都(映画)
- 社会学部1年生。第9区走者。本作のもう1人の主人公。アニメ版では主人公となっている。かっとなりやすい性格で、口下手で走ること以外は不器用。
- 仙台城西高校出身で、高校2年生で5000mを13分50秒台という驚異的な速さで走る天才ランナーだったが、所属していた陸上部の勝利至上主義の監督とそりが合わず、問題を起こす。その結果、陸上部は出場停止処分、本人は退部。大学に進学してからも走ることは捨てることができず、当初は陸上部に所属することなく一人で走り続けていたが、ハイジとの出会いで運命が大きく変わる事となる。ハイジに勧誘されたことで、当初はなし崩しのような形で陸上部に入部し箱根を目指す。
- 走ることについては文句なしのエースだが、人間的に未熟な点が多く部員とは幾度も衝突を重ねた。しかし、ハイジらとの日々を過ごす中で、人間的にも大きく成長してゆく。
- ニコチャン(平田彰宏・ヒラタアキヒロ)
- 声 - 田中一成(ラジオ)、星野貴紀(アニメ)[1] / 演 - 鍛治直人(舞台)、川村陽介(映画)
- 理工学部3年生。第7区走者。ハイジら4年生よりも1学年下だが2年間浪人をして入学、その後も取得単位不足で2年留年しているため、年齢はハイジよりも3歳年上。一方でパソコン技術には精通しており、卒業できなくても食べていけるほどの腕の持ち主。大学の学費と生活費は、全てソフト制作のアルバイトで自ら賄っている。
- 高校時代は陸上部に所属していたが、骨太の体格から記録が伸びず挫折を味わい、大学入学を機に陸上から離れた。常に寮の自室を煙草の煙で充満させているようなヘビースモーカーだったが、駅伝参加へ向けて本格的な練習が始められたのを機に禁煙した。あだ名の「ニコチャン」はニコチンにちなんだもの。かつての挫折から走ることに抵抗を感じていたが、箱根を目指すことで走りへの愛を取り戻す。
- ユキ(岩倉雪彦・イワクラユキヒコ)
- 声 - 三宅淳一(ラジオ)、興津和幸(アニメ)[1] / 演 - 粕谷吉洋(舞台)、森廉(映画)
- 法学部4年生。第6区走者。色白で眼鏡をかけている。大学3年の時、司法試験に一発合格した秀才。しかしその反動でタガが外れ、クラブ遊びに興じていた。
- 父親は幼い頃に事故で亡くなり、母子家庭という環境で育った。女手一つで育ててくれた母親を幸せにしたい一心で弁護士を志し、高校生の時から独自に対策を行い努力を惜しまなかった。しかし母親が再婚したことで、目標を見失ってしまい、東京出身でありながら実家から遠ざかるためにアオタケで暮らす。
- 高校時代は剣道部に所属していたため、柔軟性に秀でている。その頭脳通りペース配分に優れ、走りに活かされる。知的で冷静な議論を好むが、ニコチャンの煙害には度々激昂していた。その一方で、ニコチャンのことを案じ、とりわけ気にかけていることも多い。
- キング(坂口洋平・サカグチヨウヘイ)
- 声 - 西脇保(ラジオ)、北沢力(アニメ)[1] / 演 - 瀧川英次(舞台)、内野謙太(映画)
- 社会学部4年生。第8区走者。クイズ番組が大好きで、そこで得た知識は多才である。しかし小心者のため、今まで一回もクイズ番組に出場したことはない。
- 高校時代はサッカー部に所属していたが、走力は戦力として数えられるレベルにはあるものの、王子を除いた部員の中では最も遅い。
- 就活に苦戦しており、当初箱根は就職のために志していた。また本来は暗い性格であり、仲の良いアオタケの住人に対しても疎外感を感じながらも、周囲に馴染むために無理やり明るく振舞っていた。しかし、走りを通じて、その意識が徐々に変化していくことに気づいてゆく。
- 漫画版では関西出身で関西弁で話す、女友達の多いチャラ男になっている。
- 漫画、映画、舞台、アニメ等で、容姿や境遇に大きく違いが現れてるキャラクターでもある。
- 神童(杉山高志・スギヤマタカシ)
- 声 - 沼田祐介(ラジオ)、内山昂輝(アニメ)[1] / 演 - 渋江譲二(舞台)、橋本淳(映画)
- 商学部3年生。第5区走者。地方出身で往復10kmの山道を歩いて学校に通っていた。映画版では秋田県、アニメでは山形県出身の設定。素朴な好青年だが、人口の少ない田舎では何をやっても一番だったことから「神童」というあだ名がついた。しかし東京に出ることで、自分がただの凡人ということを悟る。
- 穏やかかつ協調性のある性格で、自分のことよりも他人を優先しがち。前述の背景から、山道への適性を見出され"山登り"と呼ばれる急坂が続く5区に抜擢される。しかしその性格上、対外交渉を一手に担ってしまい、箱根当日に体調を崩してしまう。最悪なコンディションの状態でも走り続け、走る上で最も大切なことだとハイジが称する「強さ」を体現する。
- ムサ(ムサ・カマラ)
- 声 - 山本圭一郎(ラジオ)、株元英彰(アニメ)[1] / 演 - 矢野デイビット(舞台)、ダンテ・カーヴァー(映画)
- 理工学部2年生。第2区走者。流暢な日本語を操り、丁寧な話し方をする黒人留学生。ただし普通の留学生(国費留学生)であり、陸上経験はない。ハイジの計画に「黒人の足が速いというのは偏見です」と反論し、自分では戦力にならないと訴えた。しかしアオタケの居心地の良さと、ハイジの人望もありすぐに翻意し箱根を目指す。 直前の記録会では14分台でフィニッシュするまでに成長する。
- 心穏やかで優しい性格。神童には度々分からない言葉について尋ね、難しい言葉を教えてもらっている。
- 王子(柏崎茜・カシワザキアカネ)
- 声 - 坂熊孝彦(ラジオ)、入野自由(アニメ)[1] / 演 - 松本慎也(舞台)、中村優一(映画)
- 文学部2年生。第1区走者。極度の漫画オタクで、部屋は漫画で埋め尽くされている。大学内では漫画研究会に入部している。端整な顔立ちをしていることから「王子」というあだ名がついたが、その美しい容姿は何の役にも立っていない。
- メンバーの中では一番足が遅く、運動神経も鈍いため、練習でもその克服がチーム内での課題となっていた。最初の頃はウォーミングアップにすら苦心し、箱根駅伝に出場するための標準タイムの倍以上の時間を要するほどであった。しかし、ハイジに見込まれた生来の粘り強い精神もあり、走ることを途中で断念することはなかった。当初は、あまりの運動音痴ぶりから、走ることそのものを悲観的に捉えていたが、次第にアオタケの住人と走ることに対し愛着を感じ始める。
- ジョータ(城太郎・ジョウタロウ)
- 声 - 根本幸多(ラジオ)、榎木淳弥(アニメ)[1] / 演 - 高木万平(舞台)、斉藤慶太(映画)
- 1年生。第3区走者。ジョージの双子の兄。高校時代はサッカー部に所属していた。ジョージのことを一番よく知っており、弟よりも自らがしっかりしていると思っている。一方で天真爛漫に振る舞いながらも、実は計算して行動することもあり、本心から純粋に振る舞うジョージと自らは違うと感じている。女の子が大好きで彼女募集中であるが、葉菜子の好意には気づいていなかった。
- 実は弟のジョージの方が、自らよりも走りに秀でていることに気づいており、ジョージの独り立ちを予感しはなむけをするつもりでいる。
- ジョージ(城次郎・ジョウジロウ)
- 声 - 菅沼久義(ラジオ)、上村祐翔(アニメ)[1] / 演 - 高木心平(舞台)、斉藤祥太(映画)
- 1年生。第4区走者。ジョータの双子の弟。高校時代はサッカー部に所属していた。裏表も計算もない、天真爛漫で無邪気な性格。同級生であるカケルとは良く衝突するものの、純粋にカケルの走りに憧れている。女の子が大好きで彼女募集中であるが、葉菜子の好意には気づいていなかった。
- 自分と似た外見の兄がいること、間違えられやすいことに不満は感じず、子供の頃は友人を混乱させることを楽しんでいた節もあるが、実は自分自身を認めて欲しいと思っている。
- 勝田葉菜子(カツタハナコ)
- 声 - 吉田仁美(ラジオ)、木村珠莉(アニメ)[3] / 演 - 近野成美(舞台)、水沢エレナ(映画)
- 文学部1年生。駅伝チームのマネージャー。本作のヒロイン的ポジションである。黒髪ロングの美人でチームのマドンナ的存在。竹青荘近所の八百屋「八百勝」の娘で、時々野菜を差し入れしている。双子(ジョータ・ジョージ)の両方に想いを寄せているが、カケルからの好意には気づいていない。
- 漫画版の設定ではマネージャーになるまでは茶道部だったことになっている。 また、カケルのことも意識している描写がある。
- 映画版では「勝田食堂」という定食屋の娘となっており、登場当初からハイジと知り合いだった。勝田家秘伝のカレーもハイジが熱心に通って習得したらしい。
- テレビアニメ版では高校3年生に変更されており、髪型も栗色の髪のショートボブヘアになっている。料理の腕前は双子以上に壊滅的で、カケルと王子以外は食べた直後腹を下していた。
その他の登場人物
- 藤岡一真(フジオカカズマ)
- 声 - 竹本英史(ラジオ)、日野聡(アニメ)[3] / 演 - 伊藤高史(舞台)、渡辺大(映画)
- 名門・六道大学陸上部4年生。同大学第9区走者。3年生のときには2区で区間賞をとった、大学長距離界のトップに君臨する男。ハイジとは高校時代、陸上部のチームメイトだった。
- 元チームメイトであるハイジやカケルのことも気にかける人格者である。カケルがタイムを伸ばしてからは、彼のライバルとして立ちはだかる。
- 榊浩介(サカキコウスケ)
- 声 - 松本考平(ラジオ)、河西健吾(アニメ)[3] / 演 - 荒木宏文(舞台)、五十嵐隼士(映画)
- 東京体育大学1年生。カケルのライバルであり、強く執着している。小柄ながら実力者で、同大学第8区走者。映画版では第10区走者に変更されている。
- カケルとは高校時代の同級生で同じ陸上部だった。しかしカケルが部内で問題を起こしたことで、高校最後の試合に出場できなかったため、それ以来カケルに辛くあたる。
- 漫画版及びアニメ版では、カケルの元チームメイトとしての面が強調されており、性格のきつさが緩和されている。
- 田崎源一郎(タザキゲンイチロウ)
- 声 - 矢田耕司(ラジオ)、中村浩太郎(アニメ)[3] / 演 - 花王おさむ(舞台)、津川雅彦(映画)
- 竹青荘の大家。寛政大学のOBで、駅伝チームの監督。ハイジ曰く過去は寛政大の名コーチとして知られていた。ニラの本来の飼い主でもあるが、ニラの世話は主にハイジにさせている。
- 勝田慎吾(カツタシンゴ)
- 声 - 龍田直樹(ラジオ)、荻野晴朗(アニメ)、 / 演 - 樋渡真司(舞台)
- 八百屋「八百勝」の店主で葉菜子の父親。後援会代表。 映画版では「八百勝」が定食屋に変更されており登場しない。
- ニラ
- 大家の田崎の飼ってる犬で、竹青荘(アオタケ)のマスコット的存在でもある。名前の由来は沖縄・奄美地方に伝わる『ニライカナイ』から。
- 映画版とアニメ版では共に柴犬だが性別は不明。漫画版は白の雑種。映画ではアオタケのメンバーと共に走る事も。
書誌情報
映画
風が強く吹いている | |
---|---|
監督 | 大森寿美男 |
脚本 | 大森寿美男 |
原作 | 三浦しをん |
出演者 |
小出恵介 林遣都 中村優一 川村陽介 橋本淳 森廉 内野謙太 ダンテ・カーヴァー 斉藤慶太 斉藤祥太 |
音楽 | 千住明 |
撮影 | 佐光朗 |
編集 | 田中愼二 |
配給 | 松竹 |
公開 | 2009年10月31日 |
上映時間 | 133分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 4.5億円[4] |
2009年10月31日公開。配給は松竹。主演は小出恵介、林遣都。
出演
主要なキャストは、上記の登場人物の項を参照のこと。
- 神童の母:和久井映見(声の出演 / 友情出演)
- 寛政大学事務局員:高橋ひとみ(友情出演)
- 東京体育大学陸上部コーチ:近藤芳正(友情出演)
- カケルの高校時代の陸上部監督:寺脇康文(特別出演)
- ハイジの主治医:鈴木京香(特別出演)
スタッフ
- 原作:三浦しをん
- 企画:鈴木光
- プロデューサー:坂本忠久
- 脚本・監督:大森寿美男
- 音楽:千住明
- 音楽プロデューサー:長崎行男
- 撮影:佐光朗
- 照明:加瀬弘行
- 美術:小澤秀高
- 装飾:西渕浩祐
- 録音:林大輔
- 音響効果:伊藤進一
- 編集:田中愼二
- スクリプター:湯澤ゆき
- 衣装:川崎健二
- ヘアメイク:井川成子
- ラインプロデューサー:森太郎
- キャスティングプロデューサー:名須川伸吾
- VFXプロデューサー:石井教雄
- 監督補:中西健二
- 助監督:猪腰弘之
- 制作担当:関浩紀、松井聡子
- 競技指導:日隈広至
- 監督助手:清水勇気、渡邊祐示
- 撮影補:原田幸治
- 撮影助手:平林利徳、眞田慧子、田村ゆう子
- 特機:小窪美佳
- カースタント:野呂真治、永田崇明
- 照明助手:高橋幸司、石井久友、鈴木祐介、児玉淳、三浦大輔
- 録音助手:田中博信、三木雄次郎、清水雄一郎、鈴木綾磨、田辺正晴(夏期)、山田美穂(夏期)
- 選曲:浅梨なおこ
- 編集助手:山添典子
- ネガ編集:渡辺顕一郎
- 美術助手:渡邉由利、朝倉麻理子
- 装飾助手:飯沼明広
- 持道具:山下千尋
- 衣裳:新井正人、松山さと子
- ヘアメイク助手:秋山直子
- コンテ:相馬宏充
- スチール:松木修
- 俳優担当:高屋隆太
- 演技事務:渡辺理恵
- エキストラ担当:村山和之、土屋圭
- 車両:荻島正雄、藤井英二
- 照明機材車オペレーター:鈴木英士
- 制作主任:大田康一
- 制作進行:池田南、後藤一郎、湯澤布由子
- 制作経理:澤美知子、木村聖、渡辺正子
- 制作デスク:川崎いづみ
- 製作:「風が強く吹いている」製作委員会(松竹、光和インターナショナル、バンダイビジュアル、キノシタ・マネージメント、博報堂DYメディアパートナーズ、読売新聞、京王エージェンシー、衛星劇場)
ロケ地
埼玉県越谷市
テレビ放映
- 2012年8月にはチャンネルNECOで放送された。
- 2013年1月2日深夜にはテレビ新潟[5]で放送された。
- 2013年1月3日深夜には青森テレビ[6]で放送された。
- 2013年1月4日にはTOKYO MXで19:30から放送された。
漫画
海野そら太の作画により、2007年から『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載された後、『月刊ヤングジャンプ』(集英社)に移行して2008年9月号から2009年12月号まで連載が続けられた。
ストーリーは原作小説にほぼ沿っている形だが、高校時代のシーンや駅伝シーンは新たに設定をしなおされていたり、寛政大学とシード権を争う東京体育大学の面々の設定・登場人物の背景なども掘り下げられて描かれている。単行本は全6巻(集英社ヤングジャンプコミックス)。
ラジオドラマ
箱根駅伝応援スペシャルとして、2007年12月24日から28日まで5日連続で文化放送にて放送された。
舞台劇
アトリエ・ダンカンプロデュースで 2009年1月から 2月にかけて、東京、富山、名古屋、仙台、大阪、福岡で公演された。公演の模様はWOWOWで2009年7月27日に放送され、2009年10月28日にDVDとして発売された。
スタッフ(舞台)
テレビアニメ
2018年10月より日本テレビ、BS日テレ、読売テレビほかにて放送中[7]。
ストーリーは原作の小説に準拠しているが、漫画版同様オリジナルストーリーも多数描かれており、登場人物の掘り下げがなされている。
スタッフ(TV)
- 原作 - 三浦しをん[7]
- 監督 - 野村和也[7]
- シリーズ構成・脚本 - 喜安浩平[7]
- キャラクターデザイン - 千葉崇洋[7]
- キーアニメーター - 高橋英樹、向田隆[1]
- プロップデザイン - 岸田隆宏
- 美術設定 - 立田一郎
- 美術監督 - 針﨑義士
- 色彩設計 - 野田採芳子
- 撮影監督 - 野上大地
- CG監督 - 佐々木俊宏
- 編集 - 植松淳一
- 音響監督 - 菊田浩巳[1]
- 音楽 - 林ゆうき[1]
- プロデューサー - 岡村和佳菜、塩出正樹、稲毛弘之、森廣扶美、吹野史斉
- アニメーションプロデューサー - 松下慶子
- アニメーション制作 - Production I.G[7]
- 企画協力 - 新潮社[7]
- 製作 - 寛政大学陸上競技部後援会
主題歌
第7話より、オープニング・エンディング共に歌詞が表示されている。
- オープニングテーマ
-
- 「Catch up, latency」[8](第1話 - )
- 作詞・作曲 - 田淵智也 / 編曲・歌 - UNISON SQUARE GARDEN
- 「風強く、君熱く。」[9]
- 歌 - Q-MHz feat. 日高光啓 a.k.a. SKY-HI
- エンディングテーマ
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|
第一話 | 10人目の男 | 野村和也 | 千葉崇洋 | |
第二話 | 鬼が来りて | 野村和也 | いとがしんたろー | 名倉智史 |
第三話 | 花、一輪 | 江副仁美 | 高橋英樹 | |
第四話 | 消えない影 | 町谷俊輔 | 鎌田祐輔 | 木村敦子 |
第五話 | 選ばれざる者たち | 澤井幸次 | いとがしんたろー | テンプレート:Hlist-comma |
第六話 | 裸の王様 | 鎌倉由美 | テンプレート:Hlist-comma | |
第七話 | 頂きに牙を剥け | テンプレート:Hlist-comma | 江副仁美 | テンプレート:Hlist-comma |
第八話 | 危険人物 | 那由多十三 | テンプレート:Hlist-comma | |
第九話 | ふぞろいの選手たち | 笹木信作 | 中谷亜沙美 | テンプレート:Hlist-comma |
第十話 | 僕たちの速度 | 那由多十三 | 鎌田祐輔 | テンプレート:Hlist-comma |
第十一話 | こぼれる雫 | テンプレート:Hlist-comma | いとがしんたろー | テンプレート:Hlist-comma |
放送局
BD / DVD
巻 | 発売日[11] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD限定版 | DVD限定版 | |||
1 | 2019年1月16日予定 | 第1話 - 第3話 | TBR-28401D | TDV-28410D |
2 | 2019年2月13日予定 | 第4話 - 第6話 | TBR-28401D | TDV-28410D |
3 | 2019年3月13日予定 | 第7話 - 第9話 | TBR-28401D | TDV-28410D |
4 | 2019年4月17日予定 | 第10話 - 第12話 | TBR-28401D | TDV-28410D |
5 | 2019年5月22日予定 | 第13話 - 第15話 | TBR-28401D | TDV-28410D |
6 | 2019年6月19日予定 | 第16話 - 第17話 | TBR-28401D | TDV-28410D |
7 | 2019年7月17日予定 | 第18話 - 第19話 | TBR-28401D | TDV-28410D |
8 | 2019年8月21日予定 | 第20話 - 第21話 | TBR-28401D | TDV-28410D |
9 | 2019年9月18日予定 | 第22話 - 第23話 | TBR-28401D | TDV-28410D |
Webラジオ
蔵原走役の大塚剛央と清瀬灰二役の豊永利行によるWebラジオ『風が強く吹いている 〜ラジオで走るの好きか?〜』が、音泉にて2018年8月27日にプレ配信後、2018年9月24日より本配信中[12]。
日本テレビ 『AnichU』前半枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
風が強く吹いている
|
-
|
脚注
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 “『風が強く吹いている』主要キャスト(声優)一挙解禁!”. アニメイトタイムズ (2018年6月20日). . 2018閲覧.
- ↑ 日本大学の選手として、実際に9区を走った経歴を持つ(第76回(2000年)、第78回(2002年))
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 “「風が強く吹いている」木村珠莉や河西健吾ら追加キャスト発表、ビジュアルも”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2018年9月1日) . 2018閲覧.
- ↑ 「2009年 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」、『キネマ旬報』2010年(平成22年)2月下旬号、キネマ旬報社、2010年、 173頁。
- ↑ 本番の駅伝の合間に放送
- ↑ 同日日中にはライバル局の青森放送で「本番の駅伝」が放送されていた。また、協力にTBS系列外のキー局が入ったことから、エンディングのスタッフロールは、「日テレ・読売グループ」を削除した最低限のものしか流さなかった。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 “風が強く吹いている:三浦しをんの駅伝小説が10月にテレビアニメ化 プロダクションI.G制作”. MANTANWEB. (2018年5月31日) . 2018閲覧.
- ↑ “UNISON SQUARE GARDEN、アニメ『風が強く吹いている』OP曲シングル発売 ツアー追加発表も”. リアルサウンド. (2018年9月3日) . 2018閲覧.
- ↑ 9.0 9.1 “風が強く吹いている:テレビアニメ第2クールのビジュアル公開 寛政大陸上競技部が疾走”. MANTANWEB. (2018年12月20日) . 2018閲覧.
- ↑ “11月14日発売2ndアルバム『PURE』からの先行配信シングル第二弾”リセット”を9月26日に配信。“リセット”は10月から放送のアニメ「風が強く吹いている」EDテーマに決定!!”. 向井太一|TOY'S FACTORY (2018年9月3日). . 2018閲覧.
- ↑ “BD&DVD”. TVアニメ「風が強く吹いている」公式サイト. . 2018閲覧.
- ↑ “風が強く吹いている 〜ラジオで走るの好きか?〜”. 音泉. . 2018閲覧.
外部リンク
- 文学関連のスタブ
- 日本のスポーツ小説
- 2006年の小説
- 大学を舞台とした小説
- 陸上競技を題材とした作品
- 漫画作品 か
- 週刊ヤングジャンプの漫画作品
- 月刊ヤングジャンプ
- 陸上競技を題材とした漫画作品
- 大学を舞台とした漫画作品
- 2007年のラジオドラマ
- 文化放送のラジオドラマ
- 日本の舞台作品
- 2009年の舞台作品
- 小説を原作とする舞台作品
- 2009年の映画
- 日本の青春映画
- 日本のスポーツ映画
- 小説を原作とする映画
- 陸上競技を題材とした映画作品
- 大学を舞台とした映画作品
- 松竹製作の映画作品
- バンダイビジュアルの映画作品
- 木下グループの映画作品
- 千住明の作曲映画
- アニメ作品 か
- 2018年のテレビアニメ
- 日本テレビの深夜アニメ
- Production I.G
- 東宝製作のアニメ作品
- ムービックのアニメ作品
- トイズファクトリーのアニメ作品
- Cygamesのアニメ作品
- 新潮社のアニメ作品
- 小説を原作とするアニメ作品
- 大学を舞台としたアニメ作品
- 箱根駅伝
- スポーツアニメ
- 継続中の作品