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新京成電鉄株式会社(しんけいせいでんてつ、英語: Shinkeisei Electric Railway Co., Ltd.)は、千葉県東葛地域に1路線(新京成線)を有する鉄道会社。京成グループの会社(持分法適用関連会社)であり、京成グループ共通の「K'SEI」ロゴを使用している[1]。また、自社のロゴは「ステップマーク」と称する曲線のシンボルマークと小文字で「shin-kei-sei」と記されたロゴタイプである[2](かつては「SHIN-KEISEI」だった)。東京証券取引所一部上場。関東地方では唯一の準大手私鉄に分類される。パスネットの符丁はSK。
鉄道事業のほか、不動産業なども行っている。なお、バス事業については2003年10月1日に全て分社し、当初船橋新京成バス・習志野新京成バス・松戸新京成バスの3社で営業していたが、そのうち習志野新京成バスが2014年4月16日をもって船橋新京成バスに吸収されて以降、船橋と松戸の2社で営業している。詳細については各社の記事および新京成バスを参照のこと。
Contents
歴史
- 1946年(昭和21年)
- 1947年(昭和22年)12月27日 - 新津田沼駅(初代) - 薬園台駅間営業開始[4]。
- 1948年(昭和23年)8月6日 - 薬園台駅 - 滝不動駅間開業。
- 1949年(昭和24年)
- 1953年(昭和28年)
- 1955年(昭和30年)4月21日 - 鎌ヶ谷初富駅 - 松戸駅間が開業し、全線開業(単線)。京成千葉線への直通運転実施(8月31日まで)。
- 1959年(昭和34年)11月30日 - 全線で軌道を1372mmから1435mmに改軌。
- 1961年(昭和36年)
- 1968年(昭和43年)5月14日 - 新津田沼駅を現在地に移転(4代目)。同駅(4代目) - 京成津田沼駅間開業。前原駅 - 藤崎台駅 - 京成津田沼駅間廃止。
- 1971年(昭和46年) - 800形電車営業運転開始。
- 1975年(昭和50年)2月7日 - 京成津田沼 - 新津田沼間1.2kmをのぞく全線複線化完成。
- 1978年(昭和53年)12月1日 - 8000形電車営業運転開始。
- 1979年(昭和54年)3月9日 - 北総開発鉄道線(当時)と相互直通運転を開始。
- 1984年(昭和59年)3月19日 - 住宅・都市整備公団線(当時)と相互直通運転を開始。
- 1985年(昭和60年)7月1日 - 定期券発行機の使用を開始(係員操作型)。
- 1986年(昭和61年)2月26日 - 8800形電車営業運転開始。
- 1987年(昭和62年)4月5日 - 三咲駅を橋上化。同駅で自動改札機を導入。
- 1990年(平成2年)6月1日 - 相模鉄道の大手私鉄昇格に伴い、関東唯一の準大手私鉄となる。
- 1992年(平成4年)7月8日 - 新鎌ヶ谷駅開業に伴い、北総開発鉄道線、住宅・都市整備公団線(当時)との相互直通運転を廃止。
- 1993年(平成5年)9月26日 - 8900形電車営業運転開始。
- 1994年(平成6年)4月1日 - ダイヤ改正。データイムは12分間隔のパターンダイヤとなる。新京成初の冊子型有料時刻表(税込200円)を発売。
- 1995年(平成7年)4月1日 - SKカード(ストアードフェアシステム)を導入。
- 1996年(平成8年)4月1日 - ダイヤ改正。最高速度を従来の75km/hから85km/hに向上。データイムは10分間隔となる。2回目の冊子型有料時刻表(税込200円)を発売。スピードアップ記念SKカードも発売された。
- 1999年(平成11年)8月2日 - 公式サイトを開設。
- 2000年(平成12年)10月14日 - 共通乗車カードパスネットの運用を開始。
- 2002年(平成14年)
- 3月1日 - 東証一部に上場。
- 7月26日 - 車両部門でISO9001:2000認証取得(登録日)。
- 11月1日 - 忘れ物検索システムを導入(鉄道)。
- 2003年(平成15年)
- 2005年(平成17年)5月29日 - N800形電車営業運転開始。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)4月1日 - 8800形で英語での自動車内放送を開始。
- 2010年(平成22年)7月17日 - ダイヤ修正に伴い800形が定期運用を離脱。7月24日・25日にさよなら運転実施。この時も5回目の冊子型時刻表が無料配布された。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
新京成電鉄グループ会社の歴史
- 1974年(昭和49年)3月20日 - 下総緑地(後の下総興業→スタシオン・セルビス、現在の新京成リテーリングネット)設立。
- 1979年(昭和54年)7月25日 - 大成輸送より現・船橋グリーンハイツ線の営業権と車両を譲受され、船橋バス株式会社を設立。
- 1981年(昭和56年)8月11日 - 下総緑地が下総興業に社名変更。
- 2003年(平成15年)
- 2005年(平成17年)4月22日 - フロンティア企画が新京成フロンティア企画に社名変更。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)10月1日 - 船橋バスを吸収合併。路線及び車両は船橋新京成バスが継承。
- 2008年(平成20年)
- 9月27日 - 船橋新京成バス・習志野新京成バスの2社がPASMOを導入。
- 10月25日 - 松戸新京成バスがPASMOを導入し、新京成バス3社とも導入を完了。
- 2009年(平成21年)2月 - 京成車両工業豊富工場(元・新京成車輌工業豊富工場)が閉鎖される。
- 2011年(平成23年)
- 3月20日 - 船橋新京成バス・習志野新京成バスの2社が乗降方式を中乗り・前降り・運賃後払いに統一。ただし、コミュニティバスをのぞく。
- 12月23日 - 松戸新京成バスが乗降方式を中乗り・前降り・運賃後払いに統一し、新京成バス3社とも同じ乗降方式に変更完了。
- 2012年(平成24年)4月8日 - 新京成鉄道模型館が閉館。
- 2013年(平成25年)4月16日 - 船橋新京成バスが新京成バスグループとして初めて深夜急行バスの運行に参入。
- 2014年(平成26年)4月16日 - 習志野新京成バスが船橋新京成バスに吸収され同社の習志野営業所となる。
- 2018年(平成30年)5月10日 - スタシオン・セルビスが新京成リテーリングネットに社名変更。
路線
車両
自社車両
現有車両
2013年2月8日から、在籍する全編成の電動車がVVVFインバータ制御車両となった[5]。
現有車両の形式はすべて縁起が良い数字とされる「8」から始まる[4]。800形を上回る車両として8000形と命名され、800形と8000形の長所を併せ持った車両として8800形と命名されたという説がある。その後、8900形、N800形と続く。また、都営浅草線・京急線直通の北総開発鉄道(当時)と同社が以前に直通運転を行い、現在は京成とも直通する関係上、車番重複を避けるための関係各社の協定による割り当て(千位が1・2は京急(この他特例で「600形」を使用)、3・4は京成(4は不使用)、5・6は都営(6は浅草線において不使用)、7は北総、8は新京成、9は千葉ニュータウン鉄道〈旧・都市公団〉)が存在する。
完全新造車両はすべて日本車輌製造が製造を担当する。また、電動機や制御装置などの電気機器は三菱電機製(避雷器と8000形・800形の車内扇風機など一部機器は東芝製)を採用するが、これは1955年の全線開業に際して三菱電機の協力があったためである[9][10]。ただし、N800形のみ京成3000形をベースにしているため、電動機のみが三菱電機製で、制御装置は東洋電機製造製、冷房装置および補助電源装置(SIV)は東芝製である。ただしN838、N848編成の冷房装置は三菱電機製である。また、8000形のインバータ制御改造編成のインバータ装置は三菱電機製であるが、主電動機は東芝製となっている[11]。
伝統的な車内装備品として客用扉脇に備えられた鏡がある。日本の他事業者では名古屋市営地下鉄、江ノ島電鉄、相模鉄道(20000系および9000系以前に竣工した車両のみ)の車両に見られる程度である。設置理由は「視線がそこへ向く」ということで「鏡を見ることで広告に目が行くだろうと考えて設置された」、「副次的に痴漢防止効果も有ると考えたから」だという[12]。
2011年からVVVFインバータ制御に改造されていない8000形を順次廃車、8800形の全編成を6両編成とし、一部編成が京成千葉線へ乗り入れている。
後述するコーポレートカラーを採用したデザインの展開を2014年8月29日より始めた[8]。4年間かけて全形式全編成に展開するとしている。
主に8両と6両の交互で運転されていたが、8800形から順に6両化、車番変更を行い、8900形の3編成にも6両化が行われた。8900形は中間付随車を抜き取っただけで車番の改番はされず、2014年9月30日より全編成が6両で運行されている。
- N800形(全編成6両編成。「京成・新京成直通車両規格」および「一号線直通車両規格」に準拠し、京成千葉線直通対応)
- 8900形(全編成6両編成。ため、京成千葉線直通には使用されない)
- 8800形(全編成6両編成。「京成・新京成直通車両規格」に準拠。一部編成は京成千葉線直通対応)
- 8000形(全編成6両編成。「京成・新京成直通車両規格」に準拠。京成千葉線直通対応)
- Shinkeisei-n800pink.jpg
N800形新塗装車
- Shinkeisei8900pink.jpg
8900形新塗装車
- Shinkeisei8800pink-wiki.jpg
8800形新塗装車
- Shinkeisei8000pink-wiki.jpg
8000形新塗装車
- ShinKeisei N831.jpg
N800形旧塗装車
- ShinKeisei 8900 old color.jpg
8900形旧塗装車
- ShinKeisei 8809-1.jpg
8800形旧塗装車
- Shin-Keisei-8518.jpg
8000形旧塗装車
過去の車両
800形以前の過去の車両(吊り掛け駆動方式)については京成電鉄の「1988年以前消滅形式」の項目を参照。
- Shin-Keisei Type 800.jpg
800形
乗り入れ車両
新京成は京成千葉線に乗り入れているが、片乗り入れであるため他社から乗り入れてくる車両は存在しない。
過去の乗り入れ車両
- Model 7300-7308F of Hokuso Railway.jpg
7300形7308編成電車
- Hokuso-railway-7318-20140526.jpg
7300形7318編成電車
- Hokuso 7000.jpg
7000形電車
- 住宅・都市整備公団(当時、現・千葉ニュータウン鉄道)
- 2000形(当時、現・9000形)
- URA-2101.jpg
2000形電車
列車番号
新京成では運行番号と関係なく下り列車では1から奇数を、上り列車では2から偶数を初列車から順に振っていく付番方法となっている。
ちなみに、親会社の京成電鉄やその乗り入れ先である北総鉄道・都営浅草線・京浜急行電鉄では始発駅の発車時刻の「時」の数字と運行番号2桁(南行(京成・北総の上り、京急の下り)列車では1を引いた偶数、京成では線内のみの列車の一部でその前に(例:aayxx)、京成の直通列車やそれ以外の事業者では後にアルファベット1文字(例:aaxxy、京急のみ2文字の場合あり)が加わる場合もある。)とを組み合わせた付番法であり、新京成のそれとは全く異なる(「列車番号の付番方法」を参照)。
運転区間によって百位の数字が区別されており、それぞれの種類ごとに始発駅発車順の付番となっている。
- 松戸 - 京成津田沼(新津田沼)間:1列車および2列車から順に**、1**を経て2**まで
- 松戸 - (京成津田沼経由) - 千葉中央間の京成千葉線直通列車:3**
- ただし新京成側の付番方法の都合上京成線内で01F運用に相当する上り300列車(京成線内**00F列車)を設定できない関係で下り301列車(京成線内**01F列車)は欠番。
- また、300番台の列車に限り京成側の付番方法の都合上始発駅発車順になるのは303列車から始まる奇数の列車番号のみである(偶数は京成線から直通してくる上り列車が列車番号としては1つ若くなって戻ってくるため)。
- そのうえ新京成側の付番方法の関係で松戸で折り返す度に列車番号が16増えるため京成に直通するたびに京成線内でも毎回違う運行番号になる。
- くぬぎ山 - 京成津田沼(新津田沼)間の区間列車:5**
- 松戸 - くぬぎ山間の区間列車:7**
- 新津田沼 - 京成津田沼間の区間列車:8**
- 現行ダイヤでは早朝の下り801列車のみ。
なお、千葉線直通列車では3xx列車が直通した場合、京成ではaaxxF(aaは始発駅発車時刻の「時」、Fは新京成所属車を表すアルファベット)という列車番号になる(例:8時台に松戸を出発する303列車は京成線内では803F列車)。京成線内での運行番号は下り列車ではxx、上り列車ではxx+1の奇数となる(例:303→803F→1002F→302列車の場合の運行番号は03F)。
運賃
大人普通旅客運賃(小児半額・端数は1円単位で切り捨て)。2014年(平成26年)4月1日改定。
キロ程 | 運賃(円) |
---|---|
初乗り5km | 144 |
6 - 9 | 174 |
10 - 13 | 195 |
14 - 17 | 216 |
18 - 22 | 237 |
23 - 27 | 258 |
京成津田沼駅 - 北習志野駅間は特定運賃で165円(切符は170円)。
乗継割引
乗車券・カードの取り扱い
- パスネットが2008年(平成20年)1月10日で発売終了、同年3月14日で自動改札機での使用終了を受け、翌15日から残額の払い戻しと自動券売機で残額をPASMOに移し替えるサービスを行っている。
- 2008年(平成20年)3月15日から連絡定期券の発売範囲が一部拡大され、八柱駅連絡・東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線経由の定期券や、北習志野駅連絡・東葉高速線経由東京地下鉄(東京メトロ)東西線各駅、松戸駅連絡・常磐線経由千代田線各駅までの定期券も購入することが可能となった。
旅客案内・駅施設
- 各駅で流れる自動アナウンスは、声優の萩原えみこによるものである。この放送は2004年2月に導入された。
- 2010年7月17日に実施された京成グループ各線(京成電鉄・北総鉄道・芝山鉄道)のダイヤ改正で導入された駅ナンバリングは、新京成線では導入されていなかったが、2014年2月23日に導入されることとなった[7]。
- 駅名標に関してはほぼ全駅新しいコーポレーションロゴの導入と同時に桃色調のものに更新された。京成電鉄に準拠したものとなるが、京成では記載のある中国語・韓国語は、新京成の駅名標では採用されていないが一部の駅では出入口案内に中国語・韓国語が表記されている。
- 2012年(平成24年)7月現在、LED式発車案内表示器が松戸・八柱・常盤平・五香・くぬぎ山・新鎌ヶ谷・鎌ヶ谷大仏・二和向台・高根公団・北習志野・薬園台・新津田沼・京成津田沼の各駅に設置されており、これらの駅では電車到着時のアナウンスも流れている。また、松戸新田・みのり台・三咲・滝不動・高根木戸・習志野・前原の各駅(後述の遠隔監視システム導入駅)には簡易式の列車接近案内表示が設置されている。
- 2012年(平成24年)7月現在、松戸・八柱・五香・新鎌ヶ谷・高根公団・北習志野・新津田沼・京成津田沼の各駅に自動体外式除細動器(AED)を設置している。
- 2015年(平成27年)9月現在、上本郷・松戸新田・みのり台・三咲・滝不動・高根木戸・習志野・前原の各駅は遠隔監視システム導入駅となっており、夜22時から翌朝7時まで無人駅となる。ほかの時間も係員がいるだけで事実上の無人駅となった。このことに関しては2012年7月8日放映の「噂の!東京マガジン」(TBS)のコーナー「噂の現場」で、「首都圏の駅で無人化!朝と夜駅員がいない」と題されて取り上げられた。
- 日本テレビの番組『笑神様は突然に…』の企画で録音した、松井玲奈(当時SKE48)や中川家の中川礼二、宮川大輔などによる車内放送(マナー放送)が2014年11月8日から11月22日まで放送された[13]。
関連会社
- 子会社
- 船橋新京成バス
- 松戸新京成バス
- 新京成リテーリングネット(下総興業→スタシオン・セルビスから改称)
- エスピー産業
- エスケーサービス
- 新京成エステート
- 新京成フロンティア企画
- 持分法適用会社 - 下記2社は、いずれも京成電鉄の連結子会社である。
- かつて存在した子会社
- ※船橋新京成バス・習志野新京成バス・松戸新京成バスの3社は、2003年10月1日に新京成電鉄から分社して独立した会社である。
- ※「船橋新京成バス」と「船橋バス」は別の会社であった。なお、「船橋バス」は2007年10月1日に新京成電鉄に吸収合併され、また路線と車両を船橋新京成バスが引き継いだ(日本経済新聞社ウェブサイトより)。
労働組合
新京成電鉄の労働組合は、「新京成交通労働組合」という名称で私鉄総連に加盟している。同組合の下部組織として「新京成電鉄労働組合」と「新京成バス労働組合」があり、ユニオンショップ制であるので、社員は一部管理職などをのぞきそれらに所属することになる。また、バス事業は2社に分社しているが、組合は1つになっている。
沿革
1947年(昭和22年)10月25日に「新京成電鉄電鉄労働組合」を結成した。鉄道の営業開始は同年12月27日なので開業より2か月早い。1997年(平成9年)10月30日には関係者により組合結成50周年の祝賀会が開催されるとともに組合50年史も出版され、関係者に配布された。その後、2003年(平成15年)10月1日のバス事業分社化に伴い「新京成交通労働組合」となり、交通労組の下部組織として「電鉄労組」と「バス労組」がある現在の状態になった。
現在の概要
新京成電鉄の組合員は「新京成電鉄労働組合」に、船橋・松戸の各新京成バスの組合員は「新京成バス労働組合」に所属する。その他の子会社には労働組合はない。バス会社の社員は分社前新京成電鉄労働組合に所属していたが、分社時に移籍した。2003年(平成15年)のバス事業分社前は「新京成電鉄労働組合」という1つの組織で、私鉄総連への加盟も「新京成電鉄労働組合」という名称で行っていた。船橋バスは元々別会社(大成輸送)であったという経緯から新京成交通労組には属していなかったが、独自の労働組合があった。組合結成時には新京成労組から組合旗を贈っている。長年にわたって独自に活動していたが、2006年(平成18年)秋に新京成交通労組に加盟した。その後、翌2007年(平成19年)10月1日の新京成電鉄への吸収合併に伴いバス労組に合流した。
事務所は以前新津田沼駅付近の線路沿いにあったが、現在は五香駅付近の線路沿いに移転しているので、電車の車窓から建物が見える。同駅ホームの松戸側先端付近の線路脇にある。
旧電鉄系組合で行うボウリング大会・野球大会・サマーキャンプなどの交流行事は交通労組で行う(従って交通労組に属していなかった船橋バスは参加していない)。そのほか、職場ごとの支部で交流行事を行うこともある。
広報誌の名称は「新路」(しんろ)で、新聞版で発行される。そのほか、冊子版で発行されることもあり、組合員から寄せられた原稿が掲載される(内容は家族の話題や趣味の話題など)。
新京成電鉄の社員(労働組合員)が子会社に出向した場合、組合員資格は停止される。組合費は納入しない。電鉄本体に戻って組合員資格が復活した場合、また組合費を納入する。組合費は給料から天引きされる(これをチェックオフ制度という)。
シンボルマーク
- 現在のシンボルマークは「ステップマーク」(Step Mark)と称する曲線であり、「カーブの多い路線の特徴から着想」したもの[2]。
- タテ組とヨコ組があり、状況によって使い分けられる(主に前者は運賃表や駅名標及び現行デザインでの車体の側面、後者はホームページやニュースリリースの先頭、新デザインでの車体の前面及び側面で用いられる)。
コーポレートカラー
この節では色を扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。 |
- メインカラーとサブカラーがあり、それぞれ「ジェントルピンク」「ニューマルーン」と称する。
- メインカラー(ジェントルピンク)はコーポレートカラー制定後駅名標を含めた駅のサイン類のほか、ラインカラーとしても用いられている。
- サブカラー(ニューマルーン)はそれまでの「新京成マルーン」を「継承しながら新しくし」たもの。ロゴタイプの文字のほか、シンボルマークや駅名標のワンポイントとして用いられている。
マスコットキャラクター
- しんちゃん
CiaO
ラーメンスタンプラリー
沿線のラーメン店でスタンプを集める「ラーメン得々スタンプラリー」を、2009年から毎年10月〜12月に実施している。新京成沿線の厳選の人気ラーメン店12店舗が対象で、すべての降車駅が異なる。 7回目の2015年は、キン肉マンと初めてタイアップし、ポスターや応募用紙にラーメンマンが描かれている。12店舗とその最寄り駅すべてのスタンプを集めると、応募者全員にオリジナルの「ラーメンマンどんぶり」がプレゼントされ、さらに抽選で1名に作者のゆでたまご直筆サインがプレゼントされる。
その他
- 開業当初の沿線は未開発地域が多く、雨や霜解けでぬかるんだ道路を駅まで歩いて革靴やハイヒールに履き替える乗客が多かったため松戸延伸開業時には各駅に下駄箱が置かれたという。
- 比較的早くからVVVFインバータ制御方式や純電気ブレーキ、シングルアームパンタグラフを装備する電車を投入したり、ストアードフェアカード(SKカード)の導入を行うなど、意欲的な面がある。ただしステンレス車両の導入は会社の方針もあって関東大手・準大手としては遅い方であった(アルミニウム合金車両は試作車両が入線したことがある)。バス部門も、深夜バスの運行とノンステップバスの導入は千葉県内の事業者で初めてのことであった。
- 動力車操縦者(運転士)の養成は、社内に動力車操縦者養成所がないため、京成電鉄に委託している。そのため、新京成の運転士になるためには京成電鉄の車両と路線で訓練を受ける。免許取得後、改めて新京成線内で訓練を受ける。
- 鉄道施設をテレビや映画の撮影用などに積極的に提供し、その使用料を収入とする営業活動が行われている。これは親会社の京成電鉄でも積極的に行っている。
脚注
- ↑ ただし、現在の公式サイトには「K'SEI」ロゴはなく、「新京成グループ」以外の京成電鉄など京成グループ他社へのリンクもない。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 「シンボルマーク」と「スローガン」が新しくなります(6/1) (PDF) - 新京成電鉄、2014年5月30日
- ↑ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成28年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.93
- ↑ 4.0 4.1 “鉄道で行く千葉 第34回 新京成電鉄 (PDF)”. 京葉銀行. pp. 2-4 (2012年7月). . 2017閲覧.
- ↑ 5.0 5.1 全営業列車が「VVVFインバータ制御電車」になります(2/8〜) (PDF) - 新京成電鉄、2013年2月4日
- ↑ 6.0 6.1 “駅売店をセブンイレブンに 14年度までに8店 新京成”. 千葉日報(千葉日報社). (2013年10月31日)
- ↑ 7.0 7.1 新京成線に駅ナンバリングを導入します(2/23〜) (PDF) - 新京成電鉄、2014年2月3日
- ↑ 8.0 8.1 新京成線の「車両デザイン」が新しくなります(8/29〜) (PDF) - 新京成電鉄、2014年7月14日
- ↑ 『新京成電鉄50年史』より。
- ↑ 『ちばの鉄道一世紀』より。
- ↑ 環境に優しい鉄道車両用 全閉自冷式主電動機 (PDF) - 東芝レビュー Vol. 63 No. 12 (2008)
- ↑ なぜ電車内に鏡? 実は合理的なその効果 - 乗りものニュース、2015年10月11日
- ↑ 日本テレビ「笑神様は突然に…」出演者が車内放送(11/8〜11/22) - 新京成電鉄、2014年11月7日
関連項目
外部リンク